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Claude APIの上限は128MBへ 前の32MBの4倍になった
Anthropicは10月30日、Claude APIで1回に送れるデータの上限を32MBから128MBに上げた。広がったのはMessages APIとToken Counting APIの2つで、送れる量は前の4倍になる。
これまでは中身の量に余裕があっても、ファイルの大きさで先に止まることがあった。当たりやすかったのは長く続けるComputer Useの作業や、ページ数の多いPDFのように画像を多く含む送信だ。Anthropicは「コンテキストウィンドウに十分な余裕を残したまま32MBに達していた」と説明している(PC Watchが伝えた同社の投稿より)。

- 10/30Anthropicが最大リクエストを128MBに引き上げ
- 11/2公式の説明書でクラウド経由が20〜32MBのままと確認
画像21枚以上は1枚3,000ピクセルまで 前は2,000だった
画像の大きさの決まりも緩んだ。1回に20枚を超える画像を送るとき、1枚あたりの上限は2,000ピクセルから3,000ピクセルに上がった。
20枚以下なら、この厳しいほうの決まりはかからない。AInformationが11月2日に公式の説明書(Vision)を開くと、画像1枚の縦横は最大8,000ピクセルと書かれていた。20枚を超えたときだけ3,000ピクセルの枠に入る作りだ。
説明書には、画像1枚の大きさはClaude APIで10MBまでとも書かれている。枚数が多いときは送信全体の上限に先に当たるので、今回の128MBが効いてくる。

Bedrockなどクラウド経由は対象外 20〜32MBのまま
128MBが使えるのは、Anthropicが直接出しているClaude APIだけだ。クラウドの基盤を通して使っている場合は、これまでどおり20〜32MBの上限がかかる。
AInformationは11月2日に公式の説明書(API overview)を開いて、呼び出す経路ごとの上限を確かめた。
| 呼び出す経路 | 1回に送れる上限 |
|---|---|
| Claude API(Anthropic直)のMessages・Token Counting | 128MB |
| Claude API(Anthropic直)のMessage Batches | 256MB |
| Claude API(Anthropic直)のFiles API | 500MB |
| Amazon Bedrock | 20MB |
| Google Cloud(Googleが管理する版) | 30MB |
| Claude Platform on AWS・Microsoft Foundryなど | 32MB |
同じClaudeでも、Bedrockの20MBとAnthropic直の128MBでは送れる量がまるで違う。社内の決まりでクラウド経由に限っている会社は、今回の拡大を受けられない。説明書を読む限り、クラウド経由で128MBを送る手立ては出てこなかった。

大きいPDFは送る前に経路を確かめる 超えると413で返る
上限を超えると、APIは「413 request_too_large」の誤りを返すと説明書に書かれている。今まで分けて送っていた処理は、経路しだいでまとめられる。
あすから確かめたいのは次の3つだ。
- 自社の呼び出し先がAnthropic直か、クラウド経由か
- 1回の送信で画像やPDFが何MBになっているか
- 20枚を超える画像の処理に、2,000ピクセルへ縮める手順が残っていないか
画像を数多く渡す場合、説明書はFiles APIで先に上げてfile_idで指す方法を勧めている。送る中身そのものを軽くできるので、128MBの枠を待たずに済む処理もありそうだ。なおAInformationは128MBの送信そのものは試していない。
10月30日に変わったClaude APIの上限
| 項目 | これまで | 10月30日から |
|---|---|---|
| 1回の最大リクエスト(Messages・Token Counting) | 32MB | 128MB |
| 20枚超の画像1枚の上限 | 2,000ピクセル | 3,000ピクセル |
| クラウド経由の上限 | 20〜32MB | 20〜32MB(変わらない) |
導入の現場で多いのは、情報システム部門の決まりでAWSやGoogle Cloudの契約の中からClaudeを呼ぶ形だ。この形だと今回の128MBは届かず、Bedrockなら20MBのまま残る。契約書の束や図面入りの資料をまとめて読ませる仕事では、送る前にファイルを分ける手間が当面そのまま残りそうだ。経路を選び直すほどの差かどうかは、1回に送る資料の大きさを実際に数えてから決めるのがよいとみている。
- Amazon Bedrock経由のClaudeでも128MBまで送れる?
- 送れない。128MBに広がったのはAnthropicが直接出しているClaude APIだけだ。クラウド経由は20〜32MBの上限がそのまま残る。AInformationが11月2日に公式の説明書を開くと、Amazon Bedrockは20MBでGoogle Cloud(Googleが管理する版)は30MBだった。Claude Platform on AWSやMicrosoft Foundryは32MBまでと書かれていた。
- Claude APIで画像を21枚以上送るときの大きさの上限は?
- 1枚あたり3,000ピクセルまでになった。10月30日より前は2,000ピクセルだった。この決まりは1回に20枚を超える画像を送るときだけかかる。20枚以下なら公式の説明書にある縦横8,000ピクセルまでの枠で送れる。枚数が多いと送信全体の128MBに先に当たることもある。
- 128MBになったのはClaude APIのどの機能?
- Messages APIとToken Counting APIの2つだ。どちらも上限は32MBから128MBへ4倍になった。公式の説明書を見るとMessage Batchesは256MBでFiles APIは500MBと別の上限がある。超えると413 request_too_largeの誤りが返る。
この記事の出典
補助資料
- [1]PC Watchこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年11月2日
