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【調査】AIアフィリエイトで報酬が出るAIは5本に1本でChatGPTは無い

読了 約20分
紹介報酬の入口があるAIは468本中94本。AIアフィリエイトでChatGPTの入口は見当たらない
この記事の要点

AIツールの料金ページ468本を2026年10月6日に読むと、紹介報酬の入口があったのは94本でした。ChatGPTやClaudeには入口が無く、報酬は1件15ドルから売上の30%まで開きます。AIで書くこと自体はGoogleの違反ではなく、問題は価値を足さない大量生成です。

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藤井俊太のアバター

AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AInformationは、AIツールの料金や求人、資格を自分で調べて数えているAIのデータメディアです。個人のAI選びにも、企業のAI導入にも使える数字を出しています。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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AIツールの料金ページ468本を2026年10月6日に読むと、紹介報酬の入口があったのは94本でした。ChatGPTやClaudeには入口が無く、報酬は1件15ドルから売上の30%まで開きます。AIで書くこと自体はGoogleの違反ではなく、問題は価値を足さない大量生成です。

94本料金ページ468本のうち紹介報酬の入口があったAIツール
51%文章を書くAIで入口があった割合(37本中19本)
10月31日HeyGenの紹介報酬50%の上乗せが終わる日
この記事で分かること
  • AIで書いた記事にアフィリエイトを貼ること自体を、Googleは禁じていない。違反になるのは価値を足さない大量生成と販売元の説明を写しただけのページ
  • AIツールを紹介して報酬をもらえる入口は、料金ページの控え468本のうち94本(20.1%)に載っていた
  • ChatGPT・Claude・Gemini・Microsoft Copilot・Perplexityの控えに入口は無く、Claudeは有料会員が配るゲストパスだけ
  • 10社の公式の条件は、1件15ドルから売上の30%が利用の続く限り入るものまで開きがある
  • 報酬の受け取りはドルかユーロが中心で、円で受け取れると確かめられたのはAIブログくんとラクリンだけ
  • HeyGenの報酬の上乗せ(50%)は10月31日まで。いまから動ける順に、やることを最後にまとめた

「AIアフィリエイト」で調べる人の知りたいことは、大きく2つに分かれます。1つはAIで書いた記事にアフィリエイトを貼ってよいのかです。もう1つはAIツールそのものを紹介して、開発元から報酬をもらえるのかです。

急ぐ理由は日付にあります。動画AIのHeyGenは紹介報酬を8月1日から10月31日まで50%に上げていて、通常は35%です。上乗せの期間は残り25日しかありません。検索も伸びています。キーワードプランナーで測ると、AIアフィリエイトの月間検索数は2025年9月の480回から2026年5月〜8月の毎月1,000回へ増えました。

上位に並ぶ記事は始め方やコツの紹介が中心で、各社の規約を並べたものは見当たりません。そこでAInformationは2026年10月6日に、料金ページの控え468本と10社の紹介報酬のページを読みました。Googleと消費者庁の公式文書も読み比べています。

AIアフィリエイトのやり方は3つのプロンプトで条件と下書きを先に確かめることだ

AIで書く人もAIツールを紹介する人も、最初に何をすればいいのか。答えは申し込む前に規約を表に直すことと、書いた下書きをGoogleの線に当てることです。どちらもAIに頼めます。

根拠は10社の規約の違いです。10月6日に読んだ10社は、報酬の率も禁止事項もばらばらでした。会社名だけをAIに聞いて済ませず、公式ページの本文を貼って表にさせるのが近道です。

プロンプト1:紹介報酬の規約を6項目の表に直す

紹介報酬(アフィリエイト)のページを開いて本文をすべてコピーし、下の文の後ろに貼ります。本文を貼るのは、条件の出どころを公式の1ページに絞るためです。

次の文章は、あるAIツールの紹介報酬(アフィリエイト)プログラムの公式ページの本文です。報酬の率か金額/報酬が続く期間/追跡の日数/最低支払額と受け取り方/禁止されていること/参加できる国の6項目を表にしてください。ページに書かれていない項目は推測せず「記載なし」と書くこと。最後に、ブログ記事だけで紹介してよいかを原文を引用して答えてください。
(ここに公式ページの本文を貼る)

「記載なし」と書かせるのは、空欄をAIがそれらしい数字で埋めないようにするためです。

プロンプト2:下書きをGoogleの2つの線に当てる

AIで書いた下書きは、公開する前にこの文で点検します。

次の記事の下書きを、Google検索のスパムに関するポリシーにある「大量生成されたコンテンツの不正使用」と「内容の薄いアフィリエイト サイト」の2つに照らして点検してください。販売元の説明やレビューを写しただけの段落があれば挙げること。そのうえで、私が自分で試した結果や数字を足すべき場所を段落ごとに1つずつ示してください。合否の判断はいりません。
(ここに下書きを貼る)

プロンプト3:自分で試さないと書けない項目を出させる

3つ目は自分だけの中身を足すための文です。AIには事実を書かせず、確かめる項目だけを出させます。

私は(ツール名)を紹介するブログ記事を書きます。読者が契約する前に知りたいことのうち、公式ページを読むだけでは分からず実際に使わないと書けない項目を10個挙げてください。各項目に、何をどれだけ試せば分かるかを1行で添えること。料金や仕様の数字は書かず、確かめる項目だけを出してください。

出てきた表と項目は、そのまま記事の骨組みになります。プロンプト3の項目を自分で試し、その数字を足してください。

紹介報酬の入口があるAIは468本中94本でChatGPTとClaudeには無い

どのAIツールなら紹介して報酬をもらえるのか。AInformationのAIツールデータベースで数えると、料金ページに紹介報酬の入口が載っていたのは468本中94本(20.1%)でした。5本に1本の割合です。

数え方を書いておきます。データベースには497本のAIツールが入っていて、最後に料金を取り直したのは2026年9月30日です。そのうち料金ページの控えが手元にある468本を、10月6日に1本ずつ読みました。探したのは「Affiliate Program」「Become an Affiliate」「アフィリエイトプログラム」「アフィリエイトパートナー」といった入口の言葉です。著作権表記の「or its affiliates」のような、紹介報酬と関係の無い言い回しは数えていません。

こんな検証をしました。468本の料金ページの控えを読んだ。対象。AIツールDBの料金ページの控え468本。方法。紹介報酬の入口の言葉を探した。時点。2026年10月6日。入口があったのは94本・20.1%。ChatGPTとClaudeの控えには無い。AInformation編集部が作ったイラスト図解(「こんな検証をしました」の場面)
468本の料金ページの控えを読んだ

ChatGPT・Claude・Gemini・Microsoft Copilot・Perplexityの料金ページの控えには、入口が1つもありませんでした。Notion・Midjourney・Sunoも同じです。「ChatGPT アフィリエイト」で調べる人は月70回ほどいますが、OpenAIの公式に個人向けの紹介報酬の案内は見当たりませんでした。

Claudeにはゲストパスという仕組みがあります。ただし配れるのは有料のProとMaxの利用者だけで、受け取った人がProを7日無料で試せるものです。パスに現金の価値は無いとヘルプに書かれていて、紹介した側はクレジットを受け取ることがあるとだけ説明されています。その額は書かれていません。法人向けの紹介制度のページ(anthropic.com/referral)は、10月6日の時点でトップページへ戻されて条件を読めませんでした。

紹介報酬の入口が載っていたAIと無いAI。入口が載っていた。HeyGen。Runway。Descript。Synthesia。入口が見当たらない。ChatGPT。Claude。Gemini。Perplexity。入口があったのは468本中94本。AInformation編集部が作ったイラスト図解(2グループのロゴ群)
紹介報酬の入口が載っていたAIと無いAI

94本の顔ぶれも見ました。利用者が日本円で払えるのは18本です。日本語対応の印が最上位のものは19本で、無料プランがあるのは57本でした。日本の会社はAIブログくん・ラクリン・SOUNDRAWの3社だけです。ただし94本は「料金ページに入口が載っていた本数」です。ElevenLabsのように入口をフッターに載せない会社もあるので、紹介制度を持つツールはこれより多いかもしれません。

文章を書くAIは37本中19本に入口がありチャットのAIは26本中1本だけだ

分野で分けると差がはっきり出ます。いちばん多いのは文章を書くAIで、37本中19本(51%)に入口がありました。次が資料づくりのAIの20本中8本(40%)で、動画のAIの54本中20本(37%)が続きます。

分野別・紹介報酬の入口があるAIの割合

文章 37本中19本(51%)
資料 20本中8本(40%)
動画 54本中20本(37%)
画像 37本中10本(27%)
音楽 14本中3本(21%)
文字起こし 33本中6本(18%)
顧客対応 17本中3本(18%)
音声 18本中3本(17%)
開発 45本中7本(16%)
自動化 21本中3本(14%)
業務 117本中9本(8%)
分析 28本中2本(7%)
チャット 26本中1本(4%)
データ:AInformation調べ(2026年10月6日・料金ページの控え468本) / 制作:AInformation

反対に少ないのはチャットのAIです。26本のうち入口があったのはMonicaの1本(4%)だけでした。仕事の管理に使う業務のAIも117本中9本(8%)にとどまります。データ分析のAIは28本中2本(7%)です。

中ほどの分野も並べておきます。画像は37本中10本(27%)で、音楽は14本中3本(21%)でした。文字起こしは33本中6本(18%)です。顧客対応は17本中3本(18%)で、音声は18本中3本(17%)でした。開発は45本中7本(16%)で、自動化は21本中3本(14%)です。

文章と動画のAIは使う人と紹介する人が重なる

なぜ文章のAIに多いのかは、各社とも書いていません。うちの見方では、文章や動画のAIを使う人にはブログや動画で発信している人が多くいます。使い手がそのまま紹介役になれる分野なので、制度を置く意味が大きいのだと考えています。

読者にとっての意味は単純です。AIライティングや動画づくりの副業でツールを使っているなら、そのツールに紹介制度がある見込みは高めです。逆にチャットのAIを紹介して報酬を得る道は、94本の中ではほぼ閉じています。

10社の紹介報酬は1件15ドルから売上の30%が続くものまで開きがある

報酬はいくらで、いつまでもらえるのか。10月6日に10社の公式ページを読むと、報酬の形は2つに分かれました。売上の何%かを決まった期間もらう型と、新しい契約1件ごとに決まった額をもらう型です。

AIツール10社の紹介報酬の条件

会社 報酬 続く期間・追跡 最低支払額・受け取り 禁止・条件
HeyGen 35%(10月31日まで50%) 3か月 100ドル・PayPal ブログやSEOだけは不可・フォロワー5,000人以上が目安
Fliki 30% 利用が続く限り 50ドル・WiseかPayPal 有料広告とクーポンサイトは禁止
Zebracat 30% 利用が続く限り・追跡60日 50ドル・PayPal 有料広告と割引サイトは禁止
Writesonic 20% 最長12か月・追跡60日 未確認 未確認
n8n 30% 12か月 100ユーロ・PayPalのみ 有料広告は禁止
Descript 1件25ドル 新規の有料契約ごと 未確認・PayPalで毎月 未確認
Runway 1人15ドル 新規の有料契約ごと Stripeで毎月1日 最初は3か月の試行・紹介相手は25%引き
Synthesia 25%(税抜き) 追跡60日 未確認 StarterとCreatorのプランが対象
Surfer 初月の75%〜125% 初回の支払いだけ・追跡90日 未確認 アフィリエイトの開示は必須
AIブログくん 1件4,100円〜8,250円 再訪問の有効期間7日 4,000円から毎月 未確認
データ:各社の公式ページ(AInformationが2026年10月6日に確認) / 制作:AInformation

率で払う7社は続く期間で差がつく

率で払う会社のうち、FlikiとZebracatは30%を利用者が払い続ける限りもらえます。n8nも30%ですが期間は12か月で、Writesonicは20%を最長12か月です。HeyGenは35%を3か月で、10月31日までは50%に上がっています。Synthesiaは客の支払い(税抜き)の25%で、対象はStarterとCreatorのプランです。

SEOツールのSurferは形が違い、初回の支払いだけが対象です。月払いなら初月の75%から125%で、紹介した数が増えると段が上がります。最初の段では年払いの15%です。

追跡の日数も見ておきます。リンクを踏んだ人が何日以内に契約すれば報酬になるかの期限です。ZebracatとWritesonicとSynthesiaは60日で、Surferは90日でした。AIブログくんは再訪問の有効期間が7日と短めです。

1件いくらの3社は金額が先に分かる

Descriptは新しい有料契約1件につき25ドルを毎月払います。Runwayは紹介コードで有料プランを買った新規1人につき15ドルで、紹介された側はどのプランも25%引きになります。日本のAIブログくんは有料会員の登録1件でLiteの月額プランなら4,100円です。Starterの月額プランなら8,250円になります。

率で払う型は契約が続くほど積み上がり、1件いくらの型は契約1件ごとの額が先に分かります。どちらが得かは紹介する相手しだいです。長く使われる仕事の道具なら率の型が合い、試しに入る人が多い道具なら1件いくらの型が合います。

HeyGenはブログだけの紹介を受け付けずフォロワー5,000人以上が目安だ

ブログしか持っていなくても参加できるのか。10社の中でいちばん条件がはっきりしていたのはHeyGenです。公式ページには「Original video content only」とあり、SEOやブログだけの紹介と検索広告と自分で自分を紹介することは対象外と書かれています。参加の目安は、少なくとも1つの発信先でフォロワー5,000人以上です。

ほかの社も広告の出し方に線を引いています。FlikiとZebracatは有料広告と、クーポンや割引のサイトへの掲載を禁じています。n8nも紹介の活動として有料広告を出すことを認めていません。10社のうち、禁止事項を公式ページではっきり読み取れたのはHeyGenを含めた4社でした。

紹介報酬の規約で禁じられた4つの使い方。ブログだけで紹介する。有料広告で集客する。クーポンサイトに載せる。自分で自分を紹介する。自分の動画や記事で使い方を見せる。申し込む前に規約の禁止事項を読む。AInformation編集部が作ったイラスト図解(やってはいけない×の並び)
紹介報酬の規約で禁じられた4つの使い方

開示の決まりもあります。SurferはFAQで、アフィリエイトであることを開示する必要があるかという問いに「Yes」と答えています。国の条件は、HeyGen・Fliki・Zebracat・n8nのページに書かれていませんでした。Runwayは支払いにStripeを使うので、自分の国がStripeの対象かを確かめるよう案内しています。日本に住む人が参加できるかは、申し込みの画面で確かめるしかありません。

円で受け取れるのはAIブログくんとラクリンでほかはドルかユーロだ

報酬はどうやって受け取るのか。海外の社はPayPal・Wise・Stripeでドルかユーロを送る形が中心でした。HeyGenは最低100ドルからPayPalで、Flikiは最低50ドルからWiseかPayPalで毎月払います。Zebracatは最低50ドルでPayPal払いです。n8nは100ユーロ以上でPayPalだけでした。DescriptはPayPalで毎月払い、RunwayはStripeで毎月1日に払います。

最低支払額に届くまでは受け取れないので、紹介の件数が少ないうちは手元に入りません。ドル建ての報酬は、為替しだいで円にしたときの額が変わります。海外の社に申し込むなら、PayPalかWiseの口座を先に用意しておくと受け取りで止まりません。

円で受け取れると確かめられたのは2つだけです。AIブログくんは自社のパートナー制度で、4,000円からの支払いを毎月行います。ブログやアフィリエイトの記事づくりに絞ったAIのラクリンは、公式のFAQで「もしもアフィリエイト」で紹介できると答えています。国内のアフィリエイトの仕組みを通す形です。

AIブログくんのパートナー募集ページ。契約期間ごとの報酬金額の表で、月額プランの場合は4,100円(税込)と大きく書かれている
AIブログくんのパートナー制度の報酬額 出典:ai-blogkun.com(2026年10月6日時点の画面)

Googleが違反とするのはAIで書くことではなく価値を足さない大量生成だ

AIで書いた記事でアフィリエイトをすると、検索で不利になるのか。Googleの公式文書を読む限り、AIを使ったこと自体は違反の条件ではありません。違反とされるのは、利用者への価値を足さずに大量のページを作ることです。

2026年9月2日に更新されたGoogleのスパムポリシーは「大量生成されたコンテンツの不正使用」の例を挙げています。その1つが「生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること」です。同じページは、作り方を問わずこの行為を違反としています。

Google検索セントラルのスパムに関するポリシーのページ。生成AIツールなどで利用者にとっての価値を足さずに大量のページを作ることが、大量生成されたコンテンツの不正使用の例として箇条書きで並んでいる
Googleのスパムポリシーにある大量生成の例 出典:developers.google.com(2026年10月6日時点の画面)

アフィリエイトに直接かかわるのは「内容の薄いアフィリエイト サイト」の項目です。商品の説明やレビューを販売元からそのまま写して、独自の中身を足さずにアフィリエイトリンクを貼る行為のことです。AIツールの紹介記事で公式の機能説明を並べ替えただけなら、ここに当たるおそれがあります。

もう1つの手がかりは、2025年12月31日に更新された生成AIコンテンツのガイダンスです。自動でコンテンツを作っている場合は、どんな自動化を使ったかの背景情報を出すよう勧めています。量産した動画が収益化の対象から外れた例は、MoneyPrinterTurboの記事で取り上げました。

ステマ規制は2023年10月1日から広告主が対象で紹介する側は対象外だ

アフィリエイトの記事に「広告」と書かないと、紹介した自分が罰せられるのか。消費者庁のページによると、ステルスマーケティングは2023年10月1日から景品表示法の違反になりました。規制の対象は商品やサービスを売る事業者(広告主)です。企業から広告の依頼を受けたインフルエンサーなどの第三者は、規制の対象になりません。

消費者庁のステルスマーケティングのページ。景品表示法の対象となるのは事業者だけで、広告の依頼を受けたインフルエンサーなどの第三者は規制の対象にならないと書かれている
消費者庁のステルスマーケティング規制のページ 出典:caa.go.jp(2026年10月6日時点の画面)

だからといって表記を外してよいわけではありません。広告主の側が規約で開示を求めることがあり、Surferはアフィリエイトであることの開示を必須にしています。記事の頭に1行入れておくのが手堅いやり方です。表記の文はたとえば次のとおりです。

この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。リンクから申し込みがあると、運営者が紹介報酬を受け取ります。紹介する内容は運営者が自分で使って確かめたものです。

AIで記事を書いたなら、作り方も1行添えると親切です。Googleのガイダンスが勧める背景情報にあたります。たとえば「下書きにAIを使い、数字は運営者が公式ページで確かめた」と書けます。読者がいちばん知りたいのも、どこまでを人が確かめたかです。

Claudeに規制を聞くと4点中2点が公式どおりだった

AIに聞けば済む話なのか。10月6日の夜、ChatGPTとClaudeに4つの質問を投げました。答えが取れたのは、Claudeへの「AIで書いたブログ記事にアフィリエイトリンクを貼って収益化しても、Googleの検索順位やステマ規制で問題になりませんか?」の1問だけです。ChatGPTへの2問は入力欄が出ず、Claudeへのもう1問は答えが空でした。報酬の高いAIツールを聞いて公式との食い違いを数える予定でしたが、今回は数えられていません。

Claudeは66.5秒で1,607字を返しました。結論は「AI記事そのものは問題にならないが、アフィリエイトの広告明示を怠るとステマ規制違反になる」です。この答えを、10月6日に読んだ公式の文書と1点ずつ突き合わせました。

合っていた2点

1点目は、AIで書いたこと自体はペナルティの対象ではないという説明です。Googleのスパムポリシーは作り方を問わずに行為を見るので、公式と合います。2点目は価値を足さずに大量に作るとスパムポリシーの違反になるという説明で、大量生成の項目と同じ中身でした。

ずれた1点と確かめられなかった1点

ずれたのはステマ規制の説明です。Claudeは「規制の名宛人は原則事業者(広告主)」と書いたうえで、自分でアフィリエイト記事を書いて稼ぐ人は事業者の立場になり得ると続けました。消費者庁のページは、広告の依頼を受けた第三者は規制の対象にならないと書いています。Claudeの説明は公式ページより対象を広く取っています。法的にどちらが当たるかの判断はここではしません。Claude自身も弁護士ではないと断っていました。

確かめられなかったのは「2026年5月にスパムポリシーが更新され、AIによる概要やAIモードにも適用される」という説明です。Claudeが出典に挙げたのは報道の記事で、今回読んだGoogleの公式文書ではこの点を確かめていません。Claudeが最後に並べた出典6本のうち3本はGoogleの公式で、残りの3本は報道や法律事務所などの解説でした。

AIの答えは入口として役に立ちますが、規制の線は公式のページを自分で読むのが確実です。

AIライティングの副業はSEO記事の執筆代行62件が1案件5,000円までだ

AIで書く力をアフィリエイト以外でお金に換える道もあります。AInformationの副業データベースは90種類の副業と1,616件の募集を集めていて、募集は2026年10月6日に取り直しました。AIライティングの副業に近いのは「SEO記事の執筆代行」と「自分のブログを育てる」の2つです。

SEO記事の執筆代行の募集は62件で、金額が分かる49件の目安は1案件あたり5,000円までです。自分のブログを育てる仕事の募集は36件で、こちらも1案件あたり5,000円までが目安でした。AIで下書きを作れば本数はこなせますが、単価の目安は高くありません。

データベースの注意書きも同じ方向を指しています。執筆代行の項目には「AIの下書きをそのまま出すと数字と固有名詞がずれます」とあり、出どころを1つずつ見て直すところが仕事の中身だとしています。ブログの項目には、AIで量産しただけの記事はGoogleに評価されないと書きました。AInformationの実測で更新を止めた4か月に自然検索が97%減ったことも載せています。

文章を書く用途のAIツールはデータベースに115本あり、うち51本は無料で始められます。道具の数に困ることはありません。差がつくのは、AIの下書きに自分で確かめた事実を足せるかどうかです。AIくさい文の直し方はyomiyasuの記事で扱いました。

10月31日までにやることは規約の表と表記の1行と自分の検証の1本だ

検索の動きから先に書きます。キーワードプランナーで測ったAIアフィリエイトの月間検索数は、2025年9月〜12月は毎月480回でした。2026年は1月と2月が720回で、3月と4月が880回です。5月からは8月まで毎月1,000回で、一度も下がっていません。前年比は108%増です。

AIアフィリエイトの月間検索数。25年9月。26年1月。26年3月。26年5月。26年8月。月間検索数。480回。720回。880回。1000回。1000回。1年で倍になった。前年比108%増・キーワードプランナー調べ。AInformation編集部が作ったイラスト図解(折れ線の推移+人物)
AIアフィリエイトの月間検索数

Googleトレンドでは10月6日に、「AI 副業」と一緒に調べられる語として「アフィリエイト とは」が急上昇に入りました(+35,450%)。矢野経済研究所は2025年度の国内アフィリエイト市場を4,598億円(前年度比5.0%増)と見込んでいます。同じ発表は、AIの要約が広がって検索からの流入が減っているとも書いています。調べる人は増え、検索から人を呼ぶのは難しくなる。この2つが同時に起きています。

いまから動ける順番

  • 今日:使っているAIツールの料金ページをいちばん下まで見て、「Affiliate」や「アフィリエイト」の入口を探す。無ければヘルプで「affiliate」と検索する
  • 申し込む前:プロンプト1で規約を6項目の表に直し、禁止事項と国の条件を確かめる。ブログだけで参加できるかもここで見る
  • HeyGenを考えている人:上乗せの50%は10月31日まで。少なくとも1つの発信先にフォロワー5,000人以上がいるかを先に確かめる
  • 受け取りの準備:海外の社ならPayPalかWiseの口座を用意する。最低支払額は50ドルから100ユーロまで社ごとに違う
  • 書くとき:プロンプト3で自分で試す項目を出し、実際に試した数字を1つ以上入れる。公開前にプロンプト2で点検する
  • 公開するとき:記事の頭に広告の表記を1行入れ、AIを使ったなら作り方も添える

チャットのAIを紹介して稼ぐ道は細く、文章や動画のAIには入口が多くあります。そしてどの道でも、Googleと広告主が見ているのは自分で足した中身です。まずは毎日使っているツールの入口を1つ探すところから始めてください。

藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

AIツールの紹介報酬は、仕事でAIを使っている人ほど始めやすい副業です。ただ今回数えてみて、ChatGPTやClaudeのような毎日使う道具ほど入口が無いことに驚きました。紹介で稼ぐなら、文章や動画のように成果物を見せられる分野のツールを選ぶのが近道です。使った結果は数字で出してください。AIで書くこと自体は問題になりません。問題になるのは誰が書いても同じ記事を並べることです。

よくある質問
AIで書いた記事でアフィリエイトをしても大丈夫ですか?
AIを使ったこと自体は、Googleのスパムポリシーで違反の条件になっていません。違反とされるのは、生成AIなどで利用者への価値を足さずに大量のページを作ることです。販売元の説明やレビューを写しただけでアフィリエイトリンクを貼るページも違反の例に入っています。自分で試した結果や数字を足し、公開前に下書きを点検してください。
ChatGPTを紹介してアフィリエイト報酬をもらえますか?
2026年10月6日の時点で、OpenAIの公式に個人向けの紹介報酬の案内は見当たりませんでした。ChatGPTの料金ページの控えにも入口はありません。Claudeには有料のProとMaxの利用者が配れるゲストパスがあり、受け取った人はProを7日無料で試せます。ただしパスに現金の価値はありません。
AIツールの紹介報酬はどれくらいもらえますか?
10社の公式ページでは、1人15ドルのRunwayから売上の30%を利用が続く限りもらえるFlikiとZebracatまで幅がありました。HeyGenは35%を3か月で、10月31日までは50%です。日本のAIブログくんは有料会員の登録1件で4,100円から8,250円です。最低支払額は海外の社で50ドルから100ユーロでした。
ブログだけでもAIツールのアフィリエイトに参加できますか?
会社によって違います。HeyGenは自分で作った動画などでの紹介に限り、SEOやブログだけの紹介を対象外にしています。参加の目安もフォロワー5,000人以上です。FlikiとZebracatは有料広告とクーポンサイトへの掲載を禁じています。申し込む前に規約の禁止事項を読んでください。
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