Claudeは写真のような画像は作れませんが、SVGのコードで絵や図を描けます。2026年9月26日にお月見のうさぎを頼むと、68.9秒で31個の部品でできた絵が返りました。そのまま貼れるプロンプト10本と作れない絵の○×表、Geminiとの月額の差をまとめます。
- Claudeで画像を作るやり方は、SVGやMermaidのコードで絵を描かせること
- そのまま貼れるClaudeの画像生成プロンプト10本(うさぎの絵が68.9秒で返った実例つき)
- Claudeで作れる絵と作れない絵の○×表。写真のような画像は作れない
- Claude自身に画像ならどのAIに払うべきかを聞くと、いちばん向いていないのはClaudeと答えた
- 画像のために払う月額はClaude Proが3,463円で、GeminiのGoogle AI Plusは725円
- 画像を作れるAI77本のうち37本は無料で始められる
Claudeで画像生成するにはSVGのコードで描かせる
Claudeで画像を作りたいときは「SVGで描いて」と頼みます。Claudeは写真のような画像を直接は作れません。そのかわりに、円や四角をどこに置くかを書いた設計図(SVGのコード)を書いて絵を組み立てます。
2026年9月26日の朝、AInformationはブラウザでClaudeを開いて次の文をそのまま送りました。返ってきたのは2,205字の答えで、送ってから答えが出そろうまで68.9秒でした。
実際に送った文
お月見をするうさぎのイラストを、シンプルなSVGで描いてください。アーティファクトは使わずに、SVGのコードをこのチャットの本文にそのまま書いてください
後半の「アーティファクトは使わずに」は、コードを本文に出させるためにAInformationが足した一文です。記事に載せる都合で入れたので、ふだん使うときは消してかまいません。
68.9秒で返ってきた絵
返ってきたコードを1文字も変えずにファイルへ保存し、ブラウザで開いた画面が下の絵です。

紺色の夜空に満月と星が浮かび、白いうさぎがすすきとお団子のあいだに座っています。お団子は三方の上に6個積んであり、満月には薄い色の丸が2つ置かれています。
コードを数えると、部品は円18個・楕円7個・四角4個・線2本の合わせて31個でした。使われた色は13色です。うさぎの体は楕円1つで、頭は円1つです。耳は楕円を2枚ずつ重ね、内側だけをピンクに塗っています。
資料の表紙やSNSの挿し絵に使うなら、この程度の絵で足りる場面は多くあります。SVGは拡大してもぼやけないので、大きく印刷しても線が崩れません。
コードを絵にして見る手順
コードで返ってきたときは、次の3つの手順で絵として見られます。
- Claudeの答えから、<svg で始まって </svg> で終わる部分をコピーする
- メモ帳などに貼り、名前の最後を「.svg」にして保存する
- 保存したファイルをChromeなどのブラウザの画面へドラッグする
AInformationも、この手順で上の絵を開きました。画像のファイルとして使いたいときは、ブラウザに出た絵をスクリーンショットで切り取るのがいちばん手軽です。
コードの中身は、たとえば夜空と月の部分がこうなっています。夜空は四角を1つ置いて紺色に塗り、月は円を1つ置いて薄い黄色に塗っているだけです。
<rect width="400" height="300" fill="#1b2a4a"/>
<circle cx="300" cy="80" r="45" fill="#fff3c4"/>
夜空の色を変えたいときは、#1b2a4a のような色の番号を書き換えるだけで済みます。AIにもう一度頼まなくても自分の手で直せるのが、SVGで描かせるいちばんの利点です。
Claudeでイラストとアイコンを描くプロンプト4本
ここからは、Claudeにそのまま貼れる画像生成プロンプトを10本並べます。①から④は絵を描くための文です。[ ]の中を自分の用途に書き換えて使ってください。
①は上のうさぎで実際に試した文をもとにしています。②と⑨は、Claudeが自分の答えの中で例に挙げた頼み方を下敷きにしました。残りは、Claudeが挙げた作り方に合わせてAInformationが条件を足して組んだものです。
① SVGのイラスト
[お月見をするうさぎ]のイラストを、シンプルなSVGで描いてください。SVGのコードは省略せずに最後まで書いてください
うさぎで試した文から、コードを本文に出させるための一文を外した形です。題材を入れ替えるだけで使えます。今回の結果は31個の部品でできた平たい絵でした。向きや表情までこだわりたいときは、あとの章で紹介する足し方を使います。
② アイコン
社内資料に使う[ノートパソコンを持った人物]のアイコンをSVGで作ってください。正方形にして線の太さはそろえ、色は[紺]と白の2色だけにしてください。文字は入れず、SVGのコードだけを返してください
Claudeは最初の答えで「研修資料用に、スマホを持つ人物のフラットなアイコンをSVGで作って」という例を挙げていました。そこに色の数と線の太さの条件を足しています。同じ会話の中で「同じ決まりで[電話]のアイコンも」と続けると、並べて使えるアイコンを増やせます。
③ ロゴ案
[カフェ「ツキノワ」]のロゴ案をSVGで3つ作ってください。形は[月と湯気]の組み合わせで、色は2色までです。文字は英字の[TSUKINOWA]だけにします。3案は別々のコードで書き、どこが違うかを1行ずつ添えてください
ロゴ案の段階では、日本語の文字は入れないほうが無難です。SVGの文字は、開いたパソコンに入っている書体で表示されます。作った人と見た人で字の形が変わることがあるためです。なお、今回は日本語の文字入りロゴは試していません。
④ HTMLの動く絵
[夜空で星がゆっくり瞬く]アニメーションを、HTMLとCSSだけで作ってください。1つのHTMLファイルにまとめ、JavaScriptは使わないでください。ブラウザで開くだけで動く形にしてください
SVGと同じように、返ってきたコードを「.html」で保存してブラウザで開くと動きます。サイトの1枚目や発表資料の表紙に、少しだけ動きを付けたいときに向いています。この④は今回は試していません。
Claudeで図解とグラフを作るプロンプト4本
⑤から⑧は、資料に入れる図とグラフのための文です。Claudeは最初の答えで、図解やチャートなら「十分作れます」と書いていました。仕事の資料づくりでは、絵よりもこちらの出番のほうが多くなります。
⑤ 図解
次の流れを、SVGで横長の図解1枚にしてください。四角と矢印だけで組み、色は3色までとします。流れ:[問い合わせが来る → AIが返信の下書きを作る → 担当者が確かめる → 送る]。それぞれの四角の下に、ひとことの説明を付けてください
流れを矢印でつないで書いておくと、四角の数と順番をそのまま図に移してもらえます。段階が6つを超えるときは、2枚に分けて頼むほうが1つの四角に入る文字を大きく取れます。
⑥ フローチャート
[新人の経費精算]の流れを、Mermaidのフローチャートで書いてください。分かれ道は[領収書があるか]と[金額が1万円を超えるか]の2つです。コードだけを返し、最後に図の読み方を2行で書いてください
Mermaidは、文字で書いた図の設計図を絵に変える書き方です。Claudeは最初の答えで「修正も文章指示だけで済みます」と説明していました。分かれ道を足したいときも「[上長の承認がいるか]を足して」と頼み直せばよく、図を最初から描き直す必要はありません。
⑦ グラフ
次の表の数字で棒グラフを作ってください。Pythonのmatplotlibで作図し、PNGで保存するコードにします。日本語の項目名が文字化けしないよう、日本語の書体を指定する行も入れてください。[ここに表を貼る]
Claudeは最初の答えで「Pythonで作図してPNGとして書き出すことも可能です」と答えていました。書体の指定を入れておかないと、グラフの項目名が四角い記号に化けることがあります。数字はClaudeに打ち直させずに、表のまま貼るのが安全です。
⑧ スライド1枚
研修の表紙になるスライドを1枚、HTMLで作ってください。横長の16:9で、タイトルは[AIで資料を作る3つの手順]です。手順を3つの四角で横に並べ、色は白地に紺の1色だけにしてください。影と角丸は使わないでください
HTMLのスライドなら、ブラウザで開いて全画面にするだけで発表に使えます。Claudeは最初の答えで、PowerPointの中に図形で図解を作るやり方も挙げていました。そちらは今回は試していません。
写真風の画像が要るときにClaudeへ頼むプロンプト2本
写真のような画像が要るときは、Claudeに絵を描かせません。ほかの画像生成AIへ渡す指示文をClaudeに書かせます。Claude自身が最初の答えの最後で「Claudeに画像生成用のプロンプトを作らせると品質が上がります」と勧めていたやり方です。
⑨ ほかの画像AIへ渡す指示文
会社のブログの見出し画像を画像生成AIで作りたいと考えています。内容は[在宅勤務の机まわりを整えるコツ]です。ChatGPTとGeminiの画像生成にそのまま貼れる指示文を、日本語と英語で3案ずつ作ってください。仕上がりは写真のようにします。人の顔は写さず、画像の中に文字は入れない条件にしてください
Claudeが答えの中で挙げた例は、Midjourney用の英語の指示文を3案作らせるものでした。それをChatGPTとGeminiにも使える形へ広げたのが⑨です。顔と文字を外す条件を先に入れておくと、あとで使えない絵が出にくくなります。どの案がよかったかを伝えれば、次の3案をその方向へ寄せてもらえます。
⑩ 写真の雰囲気を言葉にする
添付した写真の雰囲気を、画像生成AIに渡せる文にしてください。光の向き・色味・時間帯・構図・写した距離をそれぞれ1行で書き、最後に全部をまとめた英語の指示文を1つ付けてください
Claudeは画像を作れませんが、画像を読むことはできます。AInformationが9月25日に出したClaudeに画像を送って読ませた検証では、13.9秒で中身を読み取りました。気に入った写真の雰囲気を言葉にしてもらえば、その文を画像AIへ渡して近い絵を作れます。
10本をどう使い分けるかは、作りたい絵で決まります。下の早見表のように、写真風の画像だけはClaudeの外で作るのが近道です。

Claudeに画像を作れるか聞くと24.3秒で6つの方法が返った
そもそもClaude自身は、画像づくりで何ができると考えているのか。9月26日の朝にClaudeへ次の文を送りました。これが、この記事で実際に投げた2本目のプロンプトです。
Claudeで画像を生成できますか?できない場合、Claudeで絵や図を作る方法を具体的に教えてください
答えは24.3秒で返り、長さは1,027字でした。最初の1文は「Claude自体は写真風・イラスト風の画像(ラスター画像)を生成できません」です。続けて、コードを書いて描くことはできると説明して次の6つの方法を挙げました。
- チャットの中にそのまま図解を表示する(フローチャート・構成図・比較図)
- SVGでイラストやアイコンを描く(拡大しても劣化しない)
- 数字を渡してグラフにする(Pythonで作図してPNGで書き出せる)
- Mermaidで図を作る(フローチャート・ガントチャートなど)
- 「Claude Design」でチラシや画面の見本を作る
- PowerPointの中に図形で図解を作る
6つのうち、この記事で実際に試したのは2つ目のSVGだけです。5つ目のClaude Designと6つ目のPowerPointは、Claudeがそう答えたという段階で止まっています。使えるプランや細かい手順は、この調べでは分かりません。
この朝にClaudeへ投げた3本の結果を、下の表にまとめました。いちばん時間がかかったのはSVGのうさぎで、質問に答えるだけの2本の倍以上かかっています。
9月26日の朝にClaudeへ投げた3本の実測
| Claudeに送った文 | 答えが出るまで | 答えの長さ | 返ってきたもの |
|---|---|---|---|
| 画像を生成できるか | 24.3秒 | 1,027字 | 写真風は作れない・6つの方法 |
| うさぎをSVGで描いて | 68.9秒 | 2,205字 | 31個の部品でできたSVG |
| 画像ならどれに課金すべきか | 30.4秒 | 876字 | Geminiを推しClaudeを最下位に |
| (ChatGPTに同じ質問) | ― | ― | 入力欄が出ず答えを取れなかった |
写真やリアルなイラストについて、Claudeは答えの最後で「Midjourney、Adobe Firefly、ChatGPT(画像生成)などの画像生成AIを使ってください」と書いていました。自分で作ろうとせず、ほかのAIへはっきり回しています。Anthropicの公式ヘルプにも「Claudeは画像を生成できますか?」という項目が用意されています。
Claudeの答えをまとめると、Claudeに頼めるのはコードで描ける絵と図までです。ここを取り違えて写真風の画像を待っても、Claudeからは出てきません。

Claudeで出なかった絵と崩れた所は4つ
うさぎのSVGはきれいに描けていましたが、頼んだとおりに出なかった所もあります。Claudeの答えと今回の実測をあわせると、出なかったもの・崩れたものは次の4つです。
写真のような画像は出ない
いちばん大きいのはこれです。Claude自身が「写真風・イラスト風の画像(ラスター画像)を生成できません」と答えています。答えのとおりなら、写真のような人物や風景や商品の画像はClaudeからは出てきません。
リアルな絵柄のイラストも出ない
写真だけでなく、絵の具で描いたような細かいイラストも同じです。Claudeは答えの最後で、写真やリアルなイラストが必要な場合はほかの画像生成AIを使うように書いていました。SVGで描けるのは、円や線を組み合わせた平たい絵までと考えてください。
「見上げている」ポーズが絵に出なかった
うさぎのSVGには、Claudeが「夜空の満月を、うさぎがお団子とすすきの横で見上げている構図です」という説明を添えていました。ところが開いてみると、うさぎの顔はまっすぐ横を向いています。目は頭の真ん中の高さにあり、顔の先にあるのは右上の月ではなく右隣のお団子です。
説明の文と絵が食い違ったのは、今回の実測でいちばん期待外れだった点です。ポーズや視線は、説明に書いてあっても絵に出ていないことがあります。説明の文だけで判断せず、開いて自分の目で確かめる手間は省けません。
足と鼻と口が描かれていない
31個の部品の中に、うさぎの足と鼻と口はありませんでした。顔にあるのは黒い目1つとピンクの頬1つだけです。頼んだのが「シンプルなSVG」なので、省かれたこと自体はおかしくありません。細かいところまで要るときは、足や表情も文の中で指定する必要があります。
ここまでの実測とClaudeの答えから、Claudeで作れる絵と作れない絵を表にまとめました。△は2通りあります。作れるとClaudeが答えたのに今回は確かめられなかったものと、頼んでも絵に出なかったものです。
Claudeで作れる絵と作れない絵の○×表
| 作りたいもの | Claudeで | 作り方と根拠 |
|---|---|---|
| シンプルなイラスト | ○ | SVG(うさぎは68.9秒で返った) |
| アイコン・ロゴ案 | ○ | SVG(Claudeの答え) |
| 図解・フローチャート | ○ | チャット内の図やMermaid(Claudeの答え) |
| 数字のグラフ | ○ | Pythonで作図してPNG(Claudeの答え) |
| 動く絵・スライド1枚 | ○ | HTMLとCSSのコード(今回は未検証) |
| チラシ・画面の見本 | △ | Claude Design(Claudeの答え・未検証) |
| 細かいポーズや視線 | △ | 「見上げている」は絵に出なかった |
| 写真のような画像 | × | Claude自身が「生成できません」と回答 |
| リアルな絵柄のイラスト | × | 画像AIへ渡す指示文を作らせる |
うまく出ないときにClaudeへ足す指示5つ
SVGで思った絵が出ないときは、頼む文に次の5つを足します。どれも今回のうさぎで足りなかった所から考えたもので、足したあとの結果まではまだ試していません。
向きと視線を角度で書く
「見上げている」の一言では、今回のように顔が横を向いたままでした。「頭を右上へ20度ほど傾け、目は月のほうへ向けて」のように、向きと角度まで書きます。
ほしい部品を名指しする
足や鼻や口のように、ほしい部品を並べて書くのがコツです。「前足を2本、鼻は小さな三角、口はYの字の線で」と書けば、Claudeが省く余地が減ります。
色の数を先に決める
今回は色を指定しなかったので、13色が使われていました。「色は5色まで」のように先に決めておくと、何枚か作ったときに見た目をそろえやすくなります。
直すときは部品の場所を指す
全部を描き直させると、気に入っていた所まで変わってしまうかもしれません。「うさぎの頭の円だけ、少し上へずらして」のように、直したい部品を指して頼みます。色だけなら、コードの色の番号を自分で書き換えるのがいちばん早い方法です。
最後に絵を開いて確かめる
Claudeの説明の文は、絵の中身と合っていないことがあります。返ってきたら必ずブラウザで開き、頼んだものがそろっているかを目で見てください。

画像づくりでClaude・ChatGPT・Geminiのどれが負けるか
画像を作るのが目的なら、3つの中でいちばん向いていないのはClaudeです。これはAInformationの見立てではなく、Claude自身の答えです。
9月26日の朝にClaudeへ「画像を作るのが目的なら、Claude・ChatGPT・Geminiのどれに課金すべきですか。それぞれの月額を日本円で書き、いちばん向いていないものを1つ名指ししてください」と送りました。Claudeはウェブを検索したうえで、30.4秒で876字の答えを返しました。
答えの最初は「画像目的ならGemini(Google AI Pro)がおすすめです。いちばん向いていないのはClaudeです」でした。作った会社のAIが、自分を名指しで最下位に置いたことになります。理由は「写真やイラストを生成する画像生成モデルを持っていないため」でした。次点はChatGPTで、会話や資料づくりもまとめてこなしたい人向けとしています。
ChatGPTにも同じ質問を送ろうとしたが答えを取れなかった
同じ朝、ChatGPTにも「Claudeで画像を生成できますか?」と同じ質問を送る予定でした。ところがChatGPTの画面に入力欄が出ず、答えを取ることができなかったのです。ログインが切れていたか、読み込みが遅かったとみられます。ChatGPTがClaudeの画像機能を正しく知っているかどうかは、この調べでは分かりません。
Claudeが答えた料金は4つのうち1つが食い違った
Claudeが答えた月額を、AInformationのAIツールデータベースの記録と突き合わせました。データベースは各社の公式の料金ページを直接見て集めたもので、最新の更新は2026年9月21日です。
Claudeが答えた月額とAInformationの記録
| プラン | Claudeの答え | AInformationの記録 | 合っていたか |
|---|---|---|---|
| Gemini(Google AI Plus) | 月1,200円 | 月725円 | × 475円高く答えた |
| Gemini(Google AI Pro) | 月2,900円 | 月2,900円 | ○ |
| ChatGPT Plus | 月3,000円 | 月3,000円 | ○ |
| Claude Pro | 月約3,480円(税込みの目安) | 月22ドル(3,463円) | ○ ほぼ合う |
合っていたのは、GeminiのGoogle AI Proの2,900円とChatGPT Plusの3,000円です。Claude Proは消費税10%込みで1ドル158円として約3,480円と答え、記録の22ドルとほぼ合っていました。9月26日の為替は1ドル158.69円なので、古いレートのまま止まってもいません。
食い違ったのはGeminiのGoogle AI Plusです。Claudeは月1,200円と答えましたが、AInformationが公式のGoogle AIプランのページで確かめた額は月725円でした。Claudeが答えの中でこの額の出どころとして示していたのは、Googleの公式ではない解説サイトでした。料金をAIに聞いたときは、出てきた額を公式のページで確かめる手間が要ります。

3つのAIを画像づくりの項目で並べると
写真風の画像・日本語の文字・直しやすさ・図解とグラフ・月額の5つの項目で、3つのAIを並べました。○×は今回の実測とClaudeの答え、AInformationのデータベースから付けています。ChatGPTとGeminiには今回は画像を作らせていないので、確かめていない所は「未確認」としました。
画像づくりでClaude・ChatGPT・Geminiを比べる
| 項目 | Claude | ChatGPT | Gemini | 根拠 |
|---|---|---|---|---|
| 写真のような画像 | × 作れない | ○ 作れる | ○ 作れる | Claudeの答え |
| 日本語の文字入り画像 | △ SVGなら文字で入る | 未確認 | ○ 強いと推された | Claudeの答え |
| あとから自分で直せるか | ○ コードを書き換える | 未確認 | 未確認 | 今回の実測 |
| 図解・グラフ | ○ MermaidやPython | 未確認 | 未確認 | Claudeの答え |
| 日本円で払える最安の月額 | × ドル建て3,463円 | ○ 1,400円 | ○ 725円 | AIツールDB |
| 画像目的の順位 | 3位・向いていない | 2位・次点 | 1位・おすすめ | Claudeの答え |
Claudeが負けるのは、写真風の画像と日本円で払える安さの2つでした。逆にClaudeのほうが強い所も2つあります。コードで返るのであとから自分で直せる点と、図解やグラフをそのまま作れる点です。絵を描かせる相手としてではなく図を組み立てる相手としてなら、Claudeを外す理由はありません。

Claude Proは月3,463円で画像AI77本の中央値より1,574円高い
画像のためにClaudeへ払うと、毎月いくら多くかかるのか。AInformationのAIツールデータベースで、画像を作れるAI77本の料金と並べました。
Claude Proの月額は22ドルで、日本円では払えません。ドル建てなので、日本円の額は為替で毎月変わります。データベースを更新した9月21日の1ドル157.4円では3,463円でした。9月26日の1ドル158.69円で計算し直すと、約3,491円になります。
画像を作れる77本の月額の中央値は1,889円です。Claude Proはこれより1,574円高くなります。日本円で払えるGeminiのGoogle AI Plusは月725円なので、差は2,738円です。1年続けると差は3万円を超えます。
Claude Proを年払いにすると220ドルで、月あたりに直すと約18ドルまで下がります。それでも、画像を作るためだけに払う額としては77本の中央値より高いままです。月725円のGoogle AI Plusでどこまで頼めるかは、月725円のGeminiで店への電話を頼めるか試した記事でも確かめています。
日本円で払える画像AIは22本
77本のうち、日本円で払えるのは22本(29%)でした。日本円で払えるものに絞ると月額の中央値は1,375円で、ドルで払うものの中央値は2,359円です。ドル建てのClaudeは、円安に動くほど請求額が増える側に入ります。
Claude Proが割高に見えるのは、画像のためだけに払った場合です。文章やコードや資料づくりにもClaudeを使っているなら、話は別です。画像のために払い足す額として比べるなら、ClaudeよりGeminiや画像AIのほうが安く済みます。

無料で画像を作るなら画像AI77本のうち37本から選べる
お金をかけずに画像を作りたいなら、選べる相手はかなり多くあります。画像を作れる77本のうち、37本(48%)は料金ページに0円のプランがありました。AIツール全体の493本で見ても、無料で始められるのは47.5%です。
画像・動画・音楽・音声のどれかを作る160本に広げると、無料で始められるのは83本です。有料のプランしかない43本の月額の中央値は2,204円でした。
Claudeにも無料のプランがあります。AInformationは9月16日に、公式の料金ページで0円のプランがあることを確かめました。SVGのコードはただの文字なので、無料プランでも頼み方は変わりません。ただし無料プランで何回まで頼めるかや、今回と同じ速さで返るかは試していません。
写真風の画像を無料で作りたいなら、Claudeに⑨の指示文を書かせて無料の画像AIへ渡すのがいちばん安く済みます。指示文を書くだけなら、Claudeの無料プランでも頼めます。図解とアイコンはClaudeのSVGで作り、写真風は画像AIに任せる分け方がお金のかからない使い方です。
Claudeは画像を作るAIではなく、図を組み立てるコードを書くAIだと割り切ると迷いません。うさぎのSVGは部品31個の平たい絵でしたが、資料の挿し絵なら十分使えます。一方で「見上げている」と説明しながら顔は横を向いたままでした。説明の文をうのみにせず、開いて確かめる一手間は省けません。写真風の画像が要るなら、Claudeに指示文を書かせて画像AIへ渡すのがいちばん安く済みます。画像のためだけにClaude Proへ払うのはおすすめしません。
- Claudeで画像生成はできますか?
- 写真のような画像は作れません。2026年9月26日にClaude自身へ聞くと「写真風・イラスト風の画像(ラスター画像)を生成できません」と答えました。代わりにSVGやMermaidやPythonのコードで、イラスト・図解・グラフを描けます。お月見のうさぎをSVGで頼んだところ、68.9秒で31個の部品でできた絵が返ってきました。
- Claudeが返したSVGはどうやって画像にしますか?
- コードをメモ帳などに貼り、名前の最後を「.svg」にして保存します。そのファイルをブラウザで開けば絵として表示されます。AInformationもこの手順で開きました。画像のファイルが要るときは、ブラウザに出た絵をスクリーンショットで切り取るのが手軽です。
- 画像を作るためにClaude Proへ課金すべきですか?
- 画像のためだけならおすすめしません。Claude自身も「いちばん向いていないのはClaude」と答えました。Claude Proは月22ドルで、9月21日の為替で3,463円です。画像も作れるGeminiのGoogle AI Plusは日本円で月725円でした。
- 写真のような画像が必要なときはどうすればいいですか?
- ChatGPTやGeminiなどの画像生成AIを使い、渡す指示文をClaudeに書かせます。Claude自身も答えの中でこのやり方を勧めていました。記事の⑨のプロンプトを使うと、日本語と英語の指示文を3案ずつ作れます。顔や文字を入れない条件も一緒に書いておきます。
