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Meta Museの料金は月20ドルだが日本語で使うとトークンが1.8倍減る

更新 2026/10/1 読了 約18分
ページ1本で約5,200トークン減る。Meta Museの無料枠は週1億トークン
この記事の要点

Metaのエージェント「Muse」の料金は無料と月20ドルと月100ドルの3つです。ただし金額を分ける基準は回数ではなく週あたりのトークンでした。編集部が実際にページを読ませて測ったところ、無料の週1億トークンは他社のAI料金表なら週4万円ぶんに当たります。日本語で使うとトークンの減りは約1.8倍速くなりました。

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AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AIの総合情報サイト「AInformation」は、AIに関する情報やサービスを解説・紹介するWebメディア。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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Metaのエージェント「Muse」の料金は無料と月20ドルと月100ドルの3つです。ただし金額を分ける基準は回数ではなく週あたりのトークンでした。編集部が実際にページを読ませて測ったところ、無料の週1億トークンは他社のAI料金表なら週4万円ぶんに当たります。日本語で使うとトークンの減りは約1.8倍速くなりました。

この記事で分かること
  • Museの料金は無料と月20ドル(約3,149円)と月100ドル(約15,745円)の3つ。分かれ目は週あたりのトークン
  • Metaは料金表のページを出していない。muse.ai/pricing を開くとログイン画面に飛ぶ
  • App Storeでも金額が分からない。主要AIアプリ8本のうち課金額を載せていないのはMuseとMeta AIだけだった
  • 週1億トークンの中身を実測した。ウェブページ1本を読ませると約5,200トークン減る
  • 同じ内容でも日本語はトークンが約1.8倍かかる。日本語で使うと無料枠は英語の半分ほどの持ちになる
  • 1億トークンを他社のAI料金表で計算すると2,204円から220,435円。無料枠の中身は安くない
  • AIツール493本のうちエージェント系は41本。月20ドルはその中で高いほうから数えて10番目だった

Metaが2026年9月8日に公開したエージェント「Muse(ミューズ)」の料金は、無料と月20ドルと月100ドルの3つに分かれています。ここまでは日本語の記事でも読めます。ただ、その先が分かりません。Museの有料プランを分けているのは使った回数ではなく、週あたりのトークンという数え方だからです。

週1億トークンと言われて、それが多いのか少ないのか判断できる人はほとんどいません。そこでAInformation編集部は2026年9月27日に、実際のウェブページを読ませて1回あたり何トークン減るかを測り、他社のAI料金表の単価と突き合わせました。あわせてMetaが金額をどこまで公表しているかを、App Storeの公式ページまで含めて確かめています。

先に結論だけ書きます。無料の週1億トークンは、普通の使い方なら余ります。減りが速いのは長い調べものを何十回も任せる人と、日本語で使う人です。

無料プランが毎週もらえる量。週1億トークンは多いのか少ないのか。1億トークン。無料プランが毎週使える量。編集部調べ・2026年9月27日。これって多いの。ページ1本を読ませると約5,200減る。AInformation編集部が作ったイラスト図解(数字1つのヒーロー+人物)
週1億トークンは多いのか少ないのか

Meta Museの料金はいくらか

料金は3段階です。無料が週1億トークン、Powerが月20ドルで週5億トークン、Maximumが月100ドルで週30億トークンとなっています。トークンは週ごとに戻り、余っても翌週へは繰り越せません。

2026年9月27日のドル円は1ドル157.453603円でした。為替のデータはExchangeRate-APIが公開している値を使っています。この日のレートで計算すると、月20ドルは約3,149円、月100ドルは約15,745円です。

Meta Museの3つのプラン(金額は海外メディアの報道・1ドル157.453603円で換算)

プラン 月額 週あたりのトークン 日本円の目安
無料 0ドル 1億トークン 0円
Power 20ドル 5億トークン 約3,149円
Maximum 100ドル 30億トークン 約15,745円
制作:AInformation

注意したいのは、この3つの金額がMetaの公式発表に書かれていないことです。Metaが9月8日に出した発表文には「ほとんどの人に必要な範囲は無料で、もっと使いたい人向けに有料プランがある」という趣旨の1文があるだけで、金額もトークン数も出てきません。編集部が発表文の全文を確かめましたが、ドル表記は1つもありませんでした。

いま出回っている3プランの数字は、複数の海外メディアが同じ内容で伝えているものです。うちも含めて日本語の記事はそれを引いています。この記事の金額も海外メディアの報道であって、Metaが認めた数字ではありません。

公式の料金表はどこにあるのか

探しましたが、見つかりませんでした。

編集部が muse.ai/pricing を開いたところ、料金表ではなく日本語のログイン画面が出ました。muse.ai/plans も muse.ai/upgrade も同じです。HTTPの応答を見ると、これらのURLはどれも401を返していました。401は「認証が要る」という意味の番号です。つまりログインしないと料金のページにたどり着けません。

Museのログイン画面。Muse、AIがメール管理という日本語の見出しと、ログインまたはアカウントを作成という入力欄が表示されている
muse.ai/pricing はログイン画面に飛ぶ(出典:muse.ai・2026年9月27日)

そこで、もう1つの経路を確かめました。App Storeです。iPhoneのアプリに課金がある場合、Appleのページには課金アイテムの名前と金額が並びます。ここならMetaの都合とは別に、Appleの側の仕組みで金額が出るはずです。

結果は違いました。Muse from Metaのページには「Free · In-App Purchases」という表示があり、アプリ内課金があること自体は分かります。

App StoreのMuse from Metaのページ上部。アプリ名の下にOnly for iPhone、Free・In-App Purchasesと表示されている
Muse from Metaのストア表示(出典:App Store・2026年9月27日)

ところがページ下部の「Information」欄を見ると、そこに並ぶのはSeller・Size・Category・Compatibility・Location・Languages・Age Rating・Copyrightだけでした。金額を並べる「In-App Purchases」の欄そのものがありません。

上はMuse from MetaのInformation欄でSellerやSizeなどが並び金額の項目が無い画面、下はChatGPTのIn-App Purchases欄にChatGPT Plus 19.99ドルなど8件の金額が並ぶ画面
上のMuseに金額の行は無く下のChatGPTには8件並ぶ(出典:App Store・2026年9月27日)

これが珍しいことなのかを確かめるため、主要なAIアプリ8本の同じ欄を機械で数えました。対象はMuse from Meta・Meta AI・ChatGPT・Claude・Google Gemini・Microsoft Copilot・Perplexity・Grokです。

結果は分かりやすく割れました。ChatGPTは8件、Claudeは7件、GeminiとCopilotとPerplexityとGrokはそれぞれ10件の課金アイテムと金額を載せています。ChatGPTなら「ChatGPT Plus 19.99ドル」「ChatGPT Go 8.00ドル」というように、そのまま読める形です。

一方で金額の一覧が1件も出てこなかったのは、Muse from MetaとMeta AIの2本だけでした。どちらもMetaのアプリです。Appleのページで見えないうえに自社サイトもログインの先となると、金額を確かめる手段が一般の利用者には残りません。

主要AIアプリ8本のApp Storeに課金額が載っているか(2026年9月27日・AInformation調べ)

アプリ 運営 載っている課金額の件数 いちばん安い金額
Muse from Meta Meta 0件 表示なし
Meta AI Meta 0件 表示なし
ChatGPT OpenAI 8件 4.00ドル
Claude Anthropic 7件 20.00ドル
Google Gemini Google 10件 1.99ドル
Microsoft Copilot Microsoft 10件 1.99ドル
Perplexity Perplexity AI 10件 5.00ドル
Grok xAI 10件 5.00ドル
制作:AInformation

Metaが意図的に隠しているのか、公開の準備が済んでいないだけなのかは分かりません。ただ事実として、2026年9月27日時点でMuseの料金は公式の一次情報では確認できませんでした。日本語で書かれた解説記事が金額を断定していても、出どころは海外メディアの報道だと考えたほうが安全です。

週1億トークンでどれくらい使えるのか

ここからがこの記事の本題です。週1億トークンという数え方を、実際の作業に置き換えます。

トークンはAIが文章を扱うときの最小の単位です。英語なら4文字ほどで1トークン、日本語なら1文字が1トークンを超えることもあります。エージェントは人が打った指示だけでなく、読みに行ったウェブページの中身もトークンとして数えます。ここが回数制のAIとの大きな違いです。

編集部はこの記事を書くために実際に読んだページを材料にして、1本あたりのトークン数を測りました。測り方は次のとおりです。取得したHTMLからスクリプトと装飾を外して本文だけを残し、OpenAIが公開しているトークナイザのo200k_baseで数えています。2026年9月27日の実測です。

こんな検証をしました。ページを読ませて1回で何トークン減るかを数えた。対象。実際に読んだページ11本。方法。本文だけ残して数えた。時点。2026年9月27日。1本あたり約5,200トークン。無料枠ならページを週19,146本読める。AInformation編集部が作ったイラスト図解(「こんな検証をしました」の場面)
ページを読ませて1回で何トークン減るかを数えた

英語のApp Storeのページ8本は、1本あたり平均5,223トークンでした。いちばん少ないCopilotのページで4,264トークン、いちばん多いMeta AIのページで7,736トークンです。日本語のMuse利用規約は15,626文字で11,361トークンでした。

この数字を使うと、作業ごとの目安が出せます。ウェブページを5本読んで1つにまとめる調べものなら、1回でおよそ26,000トークンです。週1億トークンの無料枠なら、単純計算で週3,800回ぶんに当たります。1日に直すと540回です。

この記事を書くために編集部が読んだページは合計11本で、56,699トークンでした。これを1回の調べものと数えると、無料枠で週1,763回できる計算になります。

実際に読ませて測ったトークン数と無料枠での回数(2026年9月27日・AInformation調べ)

読ませたもの 文字数 トークン 週1億トークンでの回数
英語のウェブページ1本(8本の平均) 24,816字 5,223 19,146回
日本語のMuse利用規約1本 15,626字 11,361 8,802回
ページを5本読んで1つにまとめる 約124,000字 約26,115 3,829回
この記事のための調べもの全部(11本) 220,076字 56,699 1,763回
制作:AInformation

ただしこの計算は下限です。エージェントは1回の指示の中で何度もやり取りを重ね、そのたびに前のやり取りを読み直します。10往復すれば最初のページの中身を10回読み直すことになり、実際の消費は単純な足し算の数倍になります。Metaは1回の作業で何トークン使うかを公表していないので、そこから先は各自の使い方によります。

それでも桁の感覚はつかめます。週に数百回ではなく数千回のやり取りができる枠です。メールの整理や店の予約を1日に数回頼む程度なら、無料の枠を使い切るほうが難しいと言えます。

日本語で使うとトークンの減りは速いのか

速くなります。しかも無視できない差でした。

日本語は同じ内容でもトークンを多く使います。理屈としては知られている話ですが、実際にどれくらい違うのかを示した日本語の記事は見当たりませんでした。そこで編集部は、同じアプリの説明文を日本語版と英語版で取得して、トークン数を突き合わせました。同じ会社が同じ内容を両方の言語で書いているので、比べる条件がそろいます。

対象はChatGPT・Claude・Google Gemini・Microsoft Copilot・Meta AIの5本です。AppleのAPIに国とロケールを指定して、説明文の全文を取り出しました。

同じアプリの説明文を日本語版と英語版で比べた(2026年9月27日・AInformation調べ)

アプリの説明文 英語 日本語 日本語は何倍か
ChatGPT 275トークン 498トークン 1.81倍
Claude 700トークン 1,399トークン 2.00倍
Google Gemini 472トークン 863トークン 1.83倍
Microsoft Copilot 481トークン 864トークン 1.80倍
Meta AI 596トークン 780トークン 1.31倍
5本の平均 — — 1.75倍
制作:AInformation

結果ははっきりしていました。英語の説明文は1文字あたり0.19から0.21トークンだったのに対して、日本語は0.59から0.64トークンです。1文字あたりで見ると日本語は約3倍のトークンを使います。

ただし日本語のほうが同じ内容を短い文字数で書けるので、文書ぜんぶのトークン数で見ると差は縮まります。それでも英語より多くかかります。ChatGPTの説明文は英語275トークンに対して日本語498トークンでした。Claudeは700に対して1,399です。5本の平均を取ると、同じ内容を日本語で扱うとトークンは約1.8倍になりました。

これをMuseの無料枠に当てはめると、意味が変わってきます。週1億トークンは英語で使った場合の枠です。日本語のページを読ませ、日本語で指示を出し、日本語で答えを受け取ると、実質的な持ちは英語の半分ほどになります。上で出した週3,800回という数字も、日本語中心なら2,000回ほどと見ておくのが現実的です。

なお、Museが使っているトークンの数え方をMetaは公表していません。この実測はOpenAIのトークナイザによるもので、Museの数え方と一致する保証はありません。言語による差がどのモデルでも起きるという性質を示したものとして読んでください。

1億トークンは他のAIならいくらぶんか

無料でもらえる週1億トークンが、他社の値段だといくらに当たるのかを計算しました。各社がAPIとして公開している単価を使っています。

計算の前提を書いておきます。エージェントの作業は読む量のほうが書く量より多いので、入力9に対して出力1の割合と置きました。1億トークンのうち9,000万が入力、1,000万が出力という配分です。単価は2026年9月27日時点でOpenAIとAnthropicが公開している料金表から取りました。

1億トークンを他社のAI料金表で計算するといくらか(入力9対出力1・1ドル157.453603円)

モデル 入力100万あたり 出力100万あたり 1億トークンぶん 日本円
GPT-6 Luna(OpenAI) 0.10ドル 0.50ドル 14ドル 約2,204円
Claude Haiku 4.5(Anthropic) 1.00ドル 5.00ドル 140ドル 約22,044円
GPT-6 Sol(OpenAI) 2.00ドル 10.00ドル 280ドル 約44,087円
Claude Opus 5(Anthropic) 5.00ドル 25.00ドル 700ドル 約110,218円
GPT-6 Astra(OpenAI) 10.00ドル 50.00ドル 1,400ドル 約220,435円
制作:AInformation

結果はモデルによって大きく開きます。軽いモデルなら1億トークンで2,204円ですが、上位のモデルだと220,435円です。中位のモデルで44,087円あたりに落ち着きます。

つまりMuseが毎週無料で配っている1億トークンは、他社の料金表で計算すると数万円ぶんに当たります。月20ドルのPowerは週5億トークンなので、同じ計算だと週22万円ぶんです。月に直すと88万円ぶんを3,149円で使うことになります。

もちろんこれは額面の比較です。MuseのトークンとAPIのトークンが同じ量の仕事をこなす保証はありませんし、Metaが自社のモデルを自社で動かしているぶん原価も違います。それでも無料の枠が採算度外視の水準にあることは読み取れます。エージェントの利用者を先に囲い込む意図があると見るのが自然です。

月20ドルは他のAIエージェントと比べて高いのか

ここは自社のデータで確かめました。AInformationが運営するAIツールデータベースには2026年9月27日時点で493本のAIツールが載っています。そのうち説明にエージェントの語が入るものを機械で数えたところ41本ありました。

この41本のうち、月額が分かるものは24本です。残る17本はManusやGlean、Clineのように金額を公開していないか、問い合わせが必要なものでした。金額が取れた24本の分布を見ます。

AIツール493本のうちエージェント系41本の月額(金額が分かる24本・2026年9月27日・AInformation調べ)

位置 月額 ツール
いちばん安い 1,027円 Framer AI
24本の中央値 2,505円 —
Museのpower 約3,149円 高いほうから10番目
24本の平均 3,933円 —
MuseのMaximum 約15,745円 高いほうから2番目
いちばん高い 23,610円 Botpress
制作:AInformation

中央値は月2,505円、平均は月3,933円でした。いちばん安いのはFramer AIの1,027円、いちばん高いのはBotpressの23,610円です。

Museの月20ドル(3,149円)をこの中に置くと、安いほうから数えて16番目、高いほうから数えて10番目に入ります。24本のうち15本がMuseより安く、9本が高いという並びです。平均の3,933円よりは安く、中央値の2,505円よりは高い位置になります。

月100ドル(15,745円)のほうは、24本のうち23本より高い金額です。これより高いのはBotpressの1本だけでした。個人が払う金額としては、上限に近い水準だと言えます。

もう2つ、この41本を数えて分かったことがあります。無料プランがあるものは41本のうち22本で、半分をやや超える程度でした。日本円で払えるものは10本しかありません。Museが日本で正式に始まったとして、日本円で払えるかどうかは別の話です。米国のApp Store経由での課金になれば、為替とカード会社の手数料が乗ります。

回数制のAIとどちらが得なのか

ここが読者によって答えの変わるところです。同じプランでも使い方によって持ちが変わります。

トークン制と回数制の違いは、1回の作業の重さが料金に跳ね返るかどうかです。回数制なら、ひとこと質問しても長い調べものを任せても同じ1回です。トークン制は読んだ量と書いた量がそのまま引かれます。

使い方ごとに向くプランは変わる。こんな使い方。向くプラン。短い頼みごとを1日数回。無料で足りる。週50万トークン程度。調べものを毎日1〜2回。無料で足りる。週20万トークン前後。長い調べものを毎日。月20ドル。往復のぶんも積み上がる。仕事で1日じゅう動かす。月100ドル。週30億トークンの枠。日本語で使うなら持ちは半分と見ておく。AInformation編集部が作ったイラスト図解(状況→目安の早見表)
使い方ごとに向くプランは変わる

短い依頼を何度もする人には、トークン制のほうが向いています。予定を聞く、短い返信を書かせる、買い物のメモを作らせるといった作業は、1回あたり数千トークンで済みます。1日に20回やっても週の消費は50万トークン程度で、無料枠1億トークンの0.5%です。

逆に長い作業を任せる人はトークンが速く減ります。商品を10件比べる、旅行先の候補を20件調べる、長い書類を読ませて要約するといった作業は、1回で数万から数十万トークンに届きます。往復が増えれば読み直しのぶんも積み上がります。この使い方を毎日するなら、無料枠では足りなくなる可能性があります。

目安をまとめると、1日に数回の細かい頼みごとなら無料で足ります。毎日のように長い調べものを任せるなら月20ドルのPowerを見ておくとよいでしょう。月100ドルのMaximumは、仕事で1日じゅう動かし続ける人向けの枠です。

円安が進むといくらになるのか

Museの料金はドル建てです。日本で正式に始まったとしても、当面はドルの金額に為替が乗る形になると見ておくのが安全でしょう。そこで1ドル150円・160円・170円の3つで計算しました。

1ドルの水準ごとの日本円(2026年9月27日の実勢は157.453603円)

1ドルの水準 月20ドル(Power) 月100ドル(Maximum)
150円 3,000円 15,000円
157.45円(9月27日の実勢) 3,149円 15,745円
160円 3,200円 16,000円
170円 3,400円 17,000円
制作:AInformation

1ドル150円なら月20ドルは3,000円、月100ドルは15,000円です。170円まで進むと3,400円と17,000円になります。月20ドルのプランで見ると、150円と170円の差は月400円、年に4,800円です。

2026年9月27日の157.453603円を基準にすると、月20ドルは3,149円でした。為替が10円動くごとに、月20ドルのプランは200円ほど上下します。金額そのものは大きくありませんが、年単位で見ると無視できない差になります。

日本ではいくらで使えるようになるのか

決まっていません。

日本経済新聞は2026年9月24日に、Metaがミューズを近く日本でも始める予定だと報じています。ただ開始の時期は書かれていません。日本向けの料金についても、Metaからの発表はありません。

日本での価格が米国と同じ金額になるとも限りません。他社の例を見ると、日本円での価格は為替とは別の基準で決まることがあります。いま出ている20ドルや100ドルという金額は米国の価格であって、日本で同じ水準になると決まったわけではありません。

一方で、日本向けの準備そのものはかなり進んでいます。編集部が同じ日に確かめたところ、日本語の利用規約は9月8日付ですでに出ており、プライバシーポリシーは9月17日から適用されていました。App Storeの公式データでは対応言語39に日本語が入っています。この点はMeta Museは39言語に日本語を含むのに日本のApp Storeでは0件だったで詳しく書いています。

Museのログイン画面。ログインまたはアカウントを作成、携帯電話番号またはメールアドレス、次へ、と日本語で表示されている
日本の回線から muse.ai を開いた画面は最初から日本語だった(出典:muse.ai・2026年9月27日時点)

足りないのは配信と価格の発表だけ、という状態です。日本での提供が始まったときに料金がどう出てくるかは、この記事の数字と突き合わせて確かめるつもりです。

まとめ

Meta Museの料金について、2026年9月27日時点で分かっていることを整理します。

金額は無料と月20ドルと月100ドルの3つですが、これはMetaが公表した数字ではありません。公式の料金ページはログインの先にあり、App Storeにも金額が出ていませんでした。主要AIアプリ8本のうち課金額を載せていないのはMetaの2本だけです。

週あたりのトークンという数え方は、実際に測ってみると思ったより余裕があります。ウェブページ1本が約5,200トークンなので、無料の週1億トークンでもページを読む作業を週に数千回できる計算です。ただし日本語で使うとトークンは約1.8倍かかり、無料枠の持ちは英語の半分ほどになります。

月20ドルという金額は、うちが数えたエージェント系41本の中では中央値よりやや高い位置です。ただし1億トークンを他社の料金表で計算すると数万円ぶんになるので、もらえる量に対しての値段は安いほうだと言えます。

日本での価格はまだ決まっていません。発表があり次第、この記事の数字を更新します。

よくある質問
Meta Museの料金はいくらですか
無料と月20ドルと月100ドルの3つです。2026年9月27日のレート(1ドル157.453603円)で月20ドルは約3,149円、月100ドルは約15,745円になります。ただしこの金額はMetaの公式発表ではなく、複数の海外メディアが伝えている数字です。
Museの公式の料金ページはどこにありますか
2026年9月27日時点では公開されていません。muse.ai/pricing を開くとログイン画面に飛び、HTTPの応答は401でした。App Storeの「Information」欄にも金額の一覧が出ていません。
週1億トークンでどれくらい使えますか
編集部が測ったところ、ウェブページ1本を読ませると約5,223トークン減りました。ページを5本読んでまとめる調べものなら1回およそ26,000トークンで、無料枠なら単純計算で週3,800回ぶんに当たります。ただしやり取りを重ねると前の内容を読み直すため、実際の消費はこれより多くなります。
日本語で使うとトークンは多くかかりますか
かかります。同じアプリの説明文を日本語版と英語版で比べたところ、日本語は1文字あたり約3倍のトークンを使い、同じ内容ぜんぶでは約1.8倍でした。無料枠の持ちは英語の半分ほどと見ておくのが現実的です。
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