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OpenAI、ChatGPTの制限を3日にリセット SolはAPIで2倍遅い

読了 約6分
有料ユーザーの制限、10月3日午前3時に戻る。APIで測るとGPT-6.1 Solの応答は倍に
この記事の要点

OpenAIはChatGPTの全有料ユーザーの利用制限枠を、日本時間10月3日午前3時にリセットします。GPT-6.1 Solの処理速度が一時落ちたためで、速度は戻ったとしています。ただAPIで同じ仕事を測ると、Solは9月30日の2.69秒から5.51秒に延びていました。

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10月3日リセットの日(午前3時)
2.69秒9月30日のSol
5.51秒10月2日のSol

ChatGPTの利用制限は3日午前3時にリセット 有料の全員が対象だ

OpenAIでプロダクト責任者を務めるティボー・ソティオ氏は10月1日(米国時間)、ChatGPTの全有料ユーザーを対象に利用制限枠をリセットすると自身のXで発表しました。実施は日本時間の10月3日午前3時で、米太平洋時間では2日午前10時にあたります。

理由は9月29日に発表したGPT-6.1 Solの処理速度が一時的に落ちていたことです。発表の時点では想定どおりの速度に戻っているとしています。遅かった間に使った分も含めて、枠がはじめの状態に戻る形です。

これまでの流れ
  1. 9/29OpenAIがGPT-6.1 Solを発表
  2. 9/30APIでSolを測ると中央値2.69秒
  3. 10/1ソティオ氏が有料ユーザーの枠リセットを発表
  4. 10/3日本時間午前3時にリセットの予定

対象は月1,400円のGoから 無料版は入らない

発表が対象にしているのは「全有料ユーザー」です。AInformationが9月28日に公式の料金ページで確かめた個人向けの有料プランは、Go・Plus・Proの3つでした。2人から契約するBusinessとEnterpriseも有料プランにあたります。

プラン 月額 今回のリセット
無料版 0円 対象外
Go 1,400円 対象
Plus 3,000円 対象
Pro 16,800円から 対象
Business・Enterprise 2人から契約 対象

月額はAInformationが9月28日に確かめた公式の掲載額です。対象かどうかは発表の「全有料ユーザー」という書き方から読んでいます。

新しく出たChatGPT Pro 500も有料プランなので、対象に入るとみられます。一方で発表にはプランごとの線引きが書かれていません。どの機能の枠が戻るのかという内訳も出ていないため、3日の朝に自分の画面で確かめることになります。

ChatGPTの利用制限は3日にリセット。ChatGPT。午前3時。10月3日・全有料ユーザーが対象。米太平洋時間は2日午前10時。理由はGPT-6.1 Solの速度低下。AInformation編集部が作ったイラスト図解(実アイコン大+数字1つ)
ChatGPTの利用制限は3日にリセット / 制作:AInformation

GPT-6.1 Solの速度は戻ったのか APIでは2倍かかった

AInformationは9月30日と10月2日に同じ条件でAPIからGPT-6.1 Solへ仕事を投げて、答えが返るまでの秒数を測りました。使ったのは会議メモの整理・Excelの数式・Pythonのバグ直し・お詫びメールの4つの日本語の仕事です。1つの仕事を1モデル10回ずつ投げ、10月2日は17時40分と17時41分の2回くり返しました。

モデル 9月30日 2時台 10月2日 17時台 正解
GPT-6.1 Sol 2.69秒 5.51秒 全問
GPT-6 Sol 3.52秒 2.86秒 全問
GPT-6 Astra 4.46秒 4.46秒 全問

AInformation独自検証。OpenAIのAPIを既定の設定(推論の指定なし・ツールなし)で使い、書き終えるまでの秒数の中央値を出しました。9月30日は40回、10月2日は80回です。ChatGPTのアプリで使うときの速度ではありません。

書き終えるまでの中央値は、9月30日の2.69秒から10月2日は5.51秒に延びていました。2.05倍です。最初の1文字が出るまでも1.47秒から2.56秒に延びています。

比べるために同じ問題を投げた前の版のGPT-6 Solは、3.52秒から2.86秒に縮みました。上位のGPT-6 Astraは2日とも4.46秒で変わっていません。9月30日に3つの中でいちばん速かった6.1 Solが、10月2日はいちばん遅くなったことになります。

答えは3つのモデルとも全問正解で、書いた量もほぼ同じでした。会議メモの整理では、6.1 Solの出力の中央値が2日とも209トークンでした。長く書いたせいで遅くなったわけではありません。OpenAIが速度は戻ったと発表したあとの10月2日夕方でも、APIのSolは9月30日の2倍の時間がかかっていたことになります。

リセットの前にどうするか。ChatGPTを無料版で使っている?。いま利用制限の上限に近い?。今回は対象外。リセットは有料プランだけ。午前3時を待つ。3日午前3時に枠が戻る。先に使ってよい。使った分もリセットで戻る。AInformation編集部が作ったイラスト図解(はい/いいえの判定)
リセットの前にどうするか / 制作:AInformation

リセットは3日午前3時 余った枠は先に使って損はない

上限に近くて仕事が止まっている人は、3日午前3時のリセットを待ってから重い作業を回すと途中で止まらずに済みます。反対に枠が余っている人は、それまでに使い切っても損はありません。リセットで使った分がいったん数え直しになるためです。

APIでSolを組み込んでいる開発者は、速さが要る処理だけ前の版のGPT-6 Solへ一時的に戻す手があります。今回の4つの仕事では、前の版も全問正解でした。切り替える前に自社の問題で答えの中身を見比べておくと安心です。

Solが本当に戻ったかどうかは、リセットのあとに同じ仕事を投げて秒数を比べると分かります。

藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

OpenAIが枠のリセットで埋め合わせたのは、遅さで仕事が止まった有料の利用者を引き留めるためとみています。ただ会社でChatGPTやAPIを使う側にとって大事なのは、埋め合わせより速さの見通しです。AInformationが測った限りでは、APIのSolは発表のあとも9月30日の2倍の時間がかかっていました。社内のツールにSolを組み込んだ情報システム部門は、応答が遅いという問い合わせが来る前に前の版へ戻せる切り替えを用意しておくと安心です。

よくある質問
ChatGPTの利用制限のリセットはいつ?
日本時間の10月3日午前3時です。米太平洋時間では2日午前10時にあたります。OpenAIのティボー・ソティオ氏が10月1日(米国時間)に自身のXで予定を明かしました。対象は全有料ユーザーで、9月29日に出たGPT-6.1 Solの処理速度が一時落ちたことを受けた対応です。
ChatGPTの無料版も利用制限がリセットされる?
無料版は対象に入りません。発表は対象を「全有料ユーザー」としています。AInformationが9月28日に確かめた個人向けの有料プランはGo(月1,400円)・Plus(月3,000円)・Pro(月16,800円から)です。2人から契約するBusinessとEnterpriseも有料ですが、プランごとの線引きは発表に書かれていません。
GPT-6.1 Solの速度はもう戻った?
OpenAIは発表の時点で想定どおりに戻ったとしています。ただAInformationが10月2日の17時台にAPIで4つの日本語の仕事を80回投げると、書き終えるまでの中央値は5.51秒でした。9月30日に同じ条件で測った2.69秒の2倍の時間です。ChatGPTのアプリの速度とは別の測り方です。
リセットの前に残りの枠を使い切ってもいい?
使い切っても損はありません。3日午前3時のリセットで、使った分がいったん数え直しになるためです。反対に上限に近くて仕事が止まっている人は、リセットを待ってから重い作業を回すと途中で止まらずに済みます。どの機能の枠が戻るかの内訳は発表に書かれていないので、3日の朝に自分の画面で確かめてください。

この記事の出典

補助資料

  • [1]ITmedia AI+ITmedia AI+・補助的な二次資料・確認 2026-10-02この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年10月2日

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