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AWS、Claude Desktopに東京で動く検索 1,000回7ドルだ

読了 約7分
AWSのロゴとAnthropicのClaude 3 Haikuのファインチューニングに関する資料タイトルが表示されたスライド画面。AWS、Claude Desktopに東京で動く検索 1,000回7ドルだ
この記事の要点

AWSは10月2日、Amazon Bedrock経由のClaude DesktopにWeb検索をつなぐ手順を公開しました。AgentCoreのWeb Searchは東京リージョンで動き、料金は1,000回7ドル(約1,104円)とClaude APIの検索より3ドル安くなります。

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7ドルWeb検索1,000回の料金
1,104円1,000回を円にすると
3リージョン使えるリージョン

AWSがClaude DesktopにWeb検索の手順 東京でも動く

AWSは10月2日、Amazon Bedrockを使うClaude DesktopにWeb検索をつなぐ手順をブログで公開しました。つなぐ先はAmazon Bedrock AgentCoreのWeb Searchで、土台は数百億件の文書を集めたAmazonのWeb索引です。

Claude Desktopからは、AgentCore Gatewayを通してMCPのサーバーとして呼び出します。社員の本人確認にはAWS IAM Identity CenterとAmazon Cognitoを使います。

Web Searchを置けるのは米国東部(バージニア北部)・欧州(アイルランド)・アジアパシフィック(東京)の3つのリージョンです。日本の会社は東京にGatewayを作れば使えますが、大阪リージョンは入っていません。

Claude Desktop on 3Pの公式ドキュメント
Claude Desktop on 3Pの公式ドキュメント / 出典:claude.com / 制作:AInformation
これまでの流れ
  1. 10/2AWSがClaude DesktopのWeb検索の手順を公開
  2. 10/3AInformationが2社の料金ページで単価を確認

クラウド3社でBedrockだけ検索がない 残る2社は設定不要

Claude Desktop on 3Pは、推論を自社のクラウドに回したままChat・Cowork・Codeを使える形です。このうち標準のWeb検索が使えないのはAmazon Bedrockだけでした。

Anthropicの公式ドキュメントの対応表では、Bedrockだけが「Not available natively」となっています。Google Cloud’s Agent PlatformとMicrosoft Foundryは設定なしで検索できます。

Bedrockを使う会社では、標準の設定のままだと最新の情報を調べることができなかったわけです。これまでの回避策は、アプリに入っている検索サーバーにBrave・Tavily・Exaのどれかの鍵を入れる方法でした。

この方法は検索がパソコンのアプリから外の検索会社へ出ていくので、社内のファイアウォールで宛先を開ける必要があります。AgentCoreのWeb Searchなら問い合わせはAWSの基盤の中だけを通り、外部のAPIキーも要りません。

AnthropicのClaude Desktop on 3Pのドキュメントの画面。Web検索の対応表でAmazon Bedrockだけが「Not available natively」になっている
Claude Desktop on 3PのWeb検索の対応表(Anthropic公式・10月3日) 出典:claude.com(2026年10月3日時点の画面)

検索は1,000回7ドル Claude APIの検索より3ドル安い

AgentCoreのWeb Searchは1,000回の検索で7ドルの従量課金で、最低料金も前払いもありません。Gatewayを呼び出す代金は別にかかります。

Web検索の料金(公式) 1,000回あたり 円にすると
AgentCoreのWeb Search 7ドル 約1,104円
Claude APIのWeb検索ツール 10ドル 約1,577円
AgentCore Gatewayの呼び出し 0.005ドル 約0.8円

AWSとAnthropicの公式の料金ページの値(どちらも10月3日に確認)。円はAInformationが1ドル157.67円(欧州中央銀行の10月2日の参照値)で直しました。

回数が同じなら、AgentCoreのほうがClaude APIの検索より1,000回あたり3ドル(約473円)安くなります。社員100人が1日10回ずつ月20日検索すると、月に2万回です。この場合の検索代はAgentCoreなら140ドル(約22,074円)で、Claude APIなら200ドル(約31,534円)になります。

検索結果をClaudeに読ませるぶんのトークン代は、どちらも別にかかります。AgentCoreでも結果はBedrockのClaudeへの入力になるからです。

AWSのAmazon Bedrock AgentCoreの料金ページの画面。Web Search on AgentCoreの欄に1,000回の検索で7ドルと書かれている
Amazon Bedrock AgentCoreの料金ページ(Web Search・10月3日) 出典:aws.amazon.com(2026年10月3日時点の画面)

東京で試す前に IAM Identity Centerの準備が要る

試す前に確かめたいのは、AWS OrganizationsでIAM Identity CenterのSSOがもう動いているかです。管理アカウントの管理者権限とAWS CLI v2・Python 3.10以上も、AWSのブログが挙げる前提です。

  • Gatewayは東京リージョン(ap-northeast-1)に作る
  • Amazon Cognitoのユーザープールを作りIAM Identity CenterとSAMLでつなぐ
  • Claude Desktopの「Connectors and Extensions」でGatewayを登録する
  • 全社に配るときは管理者向けのmanagedMcpServersを使う

managedMcpServersで配ったサーバーは社員の側で外せず、道具ごとに許可・毎回確認・禁止を固定できます。AWSのブログによると、検索の前にはClaudeが調べたい言葉と「Deny」「Allow for this task」「Allow once」の3択が出る仕組みです。

まずは情報システム部門が東京に1つGatewayを作り、1か月の検索回数を見てから全社に広げると費用を読みやすくなります。

この記事に出てくることば
MCP
AIと外部の道具やデータをつなぐための共通の決まり。Claude Desktopは検索などの道具をMCPのサーバーとして呼び出す
AgentCore Gateway
AWSがAIエージェント向けに出している中継の仕組み。道具をMCPの形でまとめ、本人確認をしてからAIに使わせる
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

Bedrockを選ぶ会社は、会話のデータを指定のリージョンから出さないことを条件にしている例が多いとみています。その会社にとって、検索の問い合わせまでAWSの中で済むのは大きいはずです。ただ手順はIAM Identity CenterとCognitoを組む前提なので、情報システム部門の手が空かないと止まりそうです。もう1つ先に決めておきたいのは、検索に顧客名や案件名を入れてよいかです。AWSの中で完結するかとは別の話なので、入れてよい語の線を引いてから配ると後で止めずに済みます。

よくある質問
Claude DesktopはBedrock経由でもWeb検索できる?
できますが、標準の設定のままでは使えません。Anthropicのドキュメントでは、Amazon Bedrockは標準のWeb検索に対応していないとされています。AWSが10月2日に公開した手順では、AgentCoreのWeb SearchをAgentCore GatewayでMCPのサーバーにして、Claude Desktopから呼び出します。Brave・Tavily・Exaの鍵を入れる組み込みの検索サーバーを使う方法もあります。
AgentCoreのWeb検索はいくらかかる?
1,000回の検索で7ドルの従量課金で、最低料金も前払いもありません。1ドル157.67円なら1,000回で約1,104円です。Claude APIのWeb検索ツールは1,000回10ドル(約1,577円)なので、回数が同じならAgentCoreのほうが3ドル安くなります。検索結果をClaudeに読ませるぶんのトークン代は別にかかります。
AgentCoreのWeb Searchは日本のリージョンで使える?
東京リージョン(ap-northeast-1)で使えます。AWSのブログによると、提供先は米国東部(バージニア北部)・欧州(アイルランド)・東京の3つです。大阪リージョンは入っていないので、Gatewayは東京に作ります。検索の問い合わせはAWSの基盤の中だけを通るとAWSは説明しています。
社員が勝手に検索しないように止められる?
止められます。管理者がmanagedMcpServersで配ったサーバーは社員の側で外せず、道具ごとに許可・毎回確認・禁止のどれかに固定できます。AWSのブログによると、検索の前にはClaudeが調べたい言葉と「Deny」「Allow for this task」「Allow once」の3択が出ます。

この記事の出典

補助資料

  • [1]AWS Machine LearningAWS Machine Learning・補助的な二次資料・確認 2026-10-03この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年10月3日

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