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Microsoft、Copilot CLIで24.9%増 試すかは上司次第だ

読了 約7分
Copilot CLIで生産性24.9%増。試すかはClaude Codeより上司次第
この記事の要点

Microsoftの研究者が社内のエンジニア数万人を調べ、Copilot CLIの利用者は生産性が24.9%伸びたと報告した。Claude Codeは11.4%だった。試すかは上司や同僚で決まる。Copilot CLIは無料枠で、Claude Codeは月22ドルから使える。

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AIコーディングツールはCopilot CLIを選びますか?

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24.9%Copilot CLIの伸び
11.4%Claude Codeの伸び
216%試すオッズの上がり幅

Microsoft数万人の調査 Copilot CLIは24.9%増

Copilot CLIを使ったエンジニアは、完了させた仕事が24.9%増えた。Claude Codeを使った人の伸びは11.4%で、半分に届かなかった。Microsoftの研究者が社内の数万人を対象にまとめた論文の結果で、ITmedia AI+が10月16日に紹介した。

論文の名前は「Adoption and Impact of Command-Line AI Coding Agents」。黒い画面(コマンドライン)で動くAIのコーディングツールが、どう広まりどれだけ効いたかを調べている。調査期間は2026年1月5日から4月29日までの4か月だ。

仕事の量は、マージされたプルリクエストの数で数えた。導入した週に使い始めた人は、使わなかった場合と比べて平均24%増えた。この差は4か月のあいだ落ちずに続いたという。

項目 論文の結果(Microsoft社内)
Copilot CLIを使った人の生産性の伸び 24.9%
Claude Codeを使った人の生産性の伸び 11.4%
導入した週に使った人の完了した仕事 平均24%増
調査期間 2026年1月5日〜4月29日
Microsoft研究者の論文のページ
Microsoft研究者の論文のページ / 出典:arxiv.org / 制作:AInformation
これまでの流れ
  1. 1/5Microsoft社内で調査を始める
  2. 4/294か月の調査期間が終わる
  3. 10/16ITmedia AI+が論文の結果を紹介

試すかは上司と同僚次第 オッズは最大216%上がる

新しいAIツールを最初に試すきっかけは、職場の人間関係だった。上司の上司が同じ同僚のうち4分の1以上が直近2週間に使っていると、試すオッズは最大で216%上がった。直属の上司が使っていれば82%、コードレビューを交わす相手の4分の1以上が使っていれば54%上がる。

一方で、使い続けるかどうかは本人の普段の仕事量で分かれた。コードをたくさん書き、プルリクエストをよく出す忙しい人ほど定着した。

逆に、前から別の開発画面でAIツールを使っていた人は、試しはしても定着しにくかった。使い慣れた環境を手放してまで乗り換える人は少なかった。

GitHub Copilotの料金比較の画面。Copilot CLIもAIクレジットを使うと書かれ、Free plan supports CLI and agent modeの一文がある。左から無料とProの列が並び、合計のクレジットは
GitHub Copilotの料金ページ。無料プランでもCLIが使え、Proは月15ドル分のクレジット

Copilot CLIは0円から Claude Codeは月22ドル

手元で試すまでの費用は、2つで大きく違う。AInformationが10月16日にGitHubの料金ページを開くと、無料プランの欄に「Free plan supports CLI and agent mode」とあった。Copilot CLIは回数の限られた無料枠で試せる。

有料のProは月10ドル(約1,580円)で、月15ドル分のAIクレジットが付く。基本の10ドル分に5ドル分の上乗せがある形だ。Copilot CLIを使うとこのクレジットが減っていく。

Claude Codeは無料のClaudeでは使えない。Claudeの料金ページのよくある質問には「Claude Codeはすべての有料プランに含まれています」と書かれている。AInformationのツールDBでは、日本から見たProは月払いで22ドル(約3,476円)だ。年払いなら月18ドル(約2,844円)になる。

AInformation調べでは、開発向けのAIツール70本のうち無料で試せるのは51本ある。日本円で払えるのは9本だけで、料金が分かったものの中央は月3,165円だった。Copilot CLIもClaude Codeもドル建てなので、円安の分だけ請求額が増える。

Claudeの料金ページのよくある質問の画面。Claude Codeはプランに含まれていますかという問いに、Claude Codeはすべての有料プランに含まれていますと答えている
Claudeの料金ページのよくある質問。Claude Codeは有料プランだけ

Claude Codeより先に決める 誰から配るかだ

論文の数字を見ると、ツール選びより先に配り方を決めておきたい。上司やコードレビューの相手が使っていると、周りも試し始めるからだ。

  • まず開発チームの上の人が使って見せる
  • コードを多く書く人から配り、定着するか見る
  • Copilot CLIは無料枠で、Claude CodeはProの1人分で試す
  • 別のAIツールに慣れた人には乗り換えを急がせない

どちらが効くかは、Microsoftの社内の数字だけで決めないほうがよさそうだ。自社のチームで1か月比べると、マージされたプルリクエストの数で答えが出る。

周りが使うと試すオッズが上がる

上司の上司が同じ同僚 最大216%
直属の上司 82%
コードレビューの相手 54%
使い始めるオッズの上がり幅。上司の上司が同じ同僚とレビュー相手は4分の1以上が使っている場合 / データ:Microsoft研究者の論文(ITmedia AI+の紹介) / 制作:AInformation

AInformation調べプログラミングや開発に使うAIツールはいくらで使えるか

ツール 月あたり 無料
GeminiGoogle AI プラン最安 725円/月Google AI Plus ○
GrokX Premium 980円/月プレミアム ×
STUDIO 1,290円/月Mini ○
ChatGPT 1,400円/月Go ○
Codex 1,400円/月Go ○
Hostinger Website Builder 1,499円/月Premium ×
ロリポップ!AIホームページ 1,540円/月1ヵ月 ×
Perplexity $17/月Pro/約2,691円 ○

2026年10月12日時点でAInformationが調べたもの。金額はそのツールを使える一番安い有料プランの月あたり。プログラミングや開発に使うAIツール69本のうち、日本円で払えるのは8本、無料で試せるのは50本。表に出したのは画面が日本語のもの。外貨は1ドル158.27円で換算

この記事に出てくることば
プルリクエスト
書いたコードの変更を本体へ取り込んでもらう依頼。この調査ではマージされた数を、完了した仕事の量として数えた
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

企業でAIコーディングツールを入れる相談を受けると、最初に聞かれるのはどれが一番効くかだ。ただこの論文で効いていたのは、誰から配るかのほうだった。全員に一度にライセンスを配っても、上の人が使わない部署では試す人が増えにくいとみている。調べたのはMicrosoftの研究者で、対象も同社の社員だけだ。Claude Codeの伸びが小さかった理由は記事に書かれていない。情報システム部門は、開発リーダーから先に配り、1か月後にマージの数で比べる段取りを決めておくと判断が早い。

よくある質問
Copilot CLIは無料で使える?
使える。GitHubの料金ページには、無料プランでもCLIとエージェントモードが使えると書かれている。ただし無料プランは回数の限られた利用枠だけだ。月10ドル(約1,580円)のProにすると、月15ドル分のAIクレジットが付く。Copilot CLIを使うとこのクレジットが減る。
Claude Codeは無料で使える?
使えない。Claudeの料金ページのよくある質問では、Claude Codeはすべての有料プランに含まれると説明している。いちばん安いのはProで、AInformationのツールDBでは日本から見て月払い22ドル(約3,476円)だ。ターミナルでの作業とチャットは同じ使用量の枠から減っていく。
Claude CodeよりCopilot CLIのほうが生産性は上がる?
Microsoftの社内調査ではそう出た。Copilot CLIを使った人は生産性が24.9%伸び、Claude Codeは11.4%だった。ただし対象はMicrosoftの社員だけで、調べたのも同社の研究者だ。差が出た理由は紹介記事には書かれていない。自社で使うなら、同じチームで比べて確かめておきたい。
社内でAIコーディングツールを広めるには?
上の人と身近な同僚から使い始めるのが近道だ。論文では、直属の上司が使っていると試すオッズが82%上がった。上司の上司が同じ同僚の4分の1以上が使っていると最大216%上がる。続けて使うのはコードをたくさん書く忙しい人ほど多かった。

この記事の出典

補助資料

  • [1]ITmedia AI+ITmedia AI+・補助的な二次資料・確認 2026-10-16この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年10月16日

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