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Adobe、Fireflyなど3本を12か月0円に 創業5年以内だけだ

読了 約6分
虹色のグラデーション背景に、白いAdobe Creative Cloudのロゴと文字が中央に並ぶ画面。Adobe、Fireflyなど3本を12か月0円に 創業5年以内だけだ
この記事の要点

アドビは創業5年以内のスタートアップに、Adobe Firefly Pro PlusとAcrobat StudioとSemrushを12か月無料で渡すプログラムを始めた。公式ページを開くと、無料は1チーム5席までで1社1回だけだった。日本語の案内ページは無い。

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12か月無料で使える期間
5席1チームの無料の上限
1,500万ドル調達額の上限

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Adobe for Startups開始 3つのツールが12か月0円

アドビは創業初期の会社向けのプログラム「Adobe for Startups」を始めた。審査に通ったスタートアップは、Adobe Firefly Pro PlusとAcrobat StudioとSemrushの3つを12か月間無料で使える。Acrobat StudioにはAdobe Express Premiumも含まれる。

Firefly Pro Plusは画像・動画・音声をまとめて作れるAIのスタジオだ。アドビの商用利用できるモデルに加えて他社の主要なモデルも選べ、Web版とモバイル版のPhotoshopも使える。Acrobat StudioはPDFの編集とAIアシスタントを1つにまとめたもので、文書の要約や署名集めまでこなす。

Semrushは、ふつうの検索とAIを使った検索の両方で自社のブランドがどう表示されているかを測る道具だ。ツールのほかに、12月3日には「Brand on Demand」というワークショップも開く。アドビのAIツールで1週間分のマーケティング素材をその場で作る内容だ。

Adobe Firefly の公式ページ
Adobe Firefly の公式ページ / 出典:firefly.adobe.com / 制作:AInformation
これまでの流れ
  1. 11/10マイアミのAdobe MAXに専用の場を置く(12日まで)
  2. 12/3AIで素材を作るワークショップを開く

対象は創業5年以内 調達1,500万ドル未満で会社のメールが要る

申し込めるのは、創業から5年以内で調達資金が1,500万ドル未満の会社だ。AInformationが11月5日に公式の申し込みページを開くと、条件はもう少し細かく書かれていた。シードからシリーズAまでの会社が対象で、会社のWebサイトと会社のメールアドレスも要る。

公式のよくある質問には、発表記事に無い条件が2つ載っていた。無料で使えるのは1チーム5席までで、それより多い席やほかの製品は別に買う形になる。無料の12か月は1社1回だけで、途中で止めて後から残りを使うことはできない。

1年が過ぎたあとは、アドビの有料プランから選んで続ける。2年目に割引があるかどうかは、よくある質問のどこにも書かれていなかった。

Adobe for Startups 条件 公式の申し込みページの画面。シードからシリーズAの会社が対象で、創業5年以内・調達額1,500万ドル未満・会社のWebサイトとメールアドレスが要ると書かれた段落を赤枠で囲った
Adobe for Startupsの申し込み条件。創業5年以内・調達1,500万ドル未満(11月5日)

普通に払えば月6,600円 日本語の案内ページは出てこなかった

無料になる額は小さくない。AInformationが10月22日にFireflyの料金ページで確かめたとき、個人向けのFirefly Pro Plusは月6,600円だった。いちばん安いStandardは月1,580円だ。Semrushは11月2日の確認でいちばん下のSEOプランが月139ドルで、日本円では払えない。

ただしプログラムで渡るのはチーム向けの版だ。その版の値段は申し込みページに出ていないので、上の額は目安として見てほしい。

日本からの申し込みには手間がかかる。日本語の案内ページを開くと「ページが見つかりませんでした」と出て、案内は英語のページしか出てこなかった。申し込みフォームの国の欄にJapanは入っているが、対象国の一覧はどこにも無い。発表も居住国の制限があるとだけ書いている。

同じ1年無料の話では、Anthropicが出したClaude Teamの無料提供もあった。Adobeの今回の提供は創業期の会社だけに絞っている点がはっきり違う。

Adobe for Startups よくある質問の画面。1年の無料提供は1回だけで12か月続けて使う形、1チーム5席までで追加の席や製品は別に買うと書かれた2問を赤枠で囲った
公式のよくある質問。無料は1社1回で1チーム5席まで(11月5日)

申し込む前に確かめたい3つ 創業日・調達額・使う5人

当てはまりそうな会社は、まず設立した日と調達の合計額を確かめておきたい。基準は創業5年以内と1,500万ドル未満の2つで、アドビが審査の中で確かめる。

次に、使う人を5人に絞る。SNSや広告の素材を作る人にはAdobe Fireflyを渡す。提案書や契約書を回す人にはAcrobat Studio、と役目で分けるとよさそうだ。Semrushは検索の結果やAIの答えに自社がどう出るかを見る道具なので、マーケティングの担当が1席持つと生きる。

最後に、13か月目からいくら払うかを先に見積もっておく。無料は1回きりなので、続けるかやめるかは1年後に必ず決めることになる。

Adobe for Startupsに申し込めるか。4つ全部に当てはまりますか?。創業から5年以内。調達額が1,500万ドル未満。会社のWebサイトがある。会社のメールアドレスがある。全部当てはまる会社は。審査を経て12か月0円で使える。無料は1チーム5席まで。AInformation編集部が作ったイラスト図解(「こんなことしていませんか」のチェック場面)
Adobe for Startupsに申し込めるか / データ:Adobe for Startups 公式ページ / 制作:AInformation
この記事に出てくることば
Adobe Express Premium
用意されたデザインのひな形を使って、SNSの投稿やマーケティング資料、ブランドの素材を作れるアドビのアプリの有料版。
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

AI導入の相談で創業期の会社から多いのは、画像も資料も検索対策も少ない人数で抱えている悩みだ。今回の3つはちょうどその3役に当たる。ただ無料の席は5つまでだ。誰に渡すかを先に決めないと、デザイン担当だけが触って終わる形になりそうだ。もう1つの落とし穴は13か月目にある。素材も文書もアドビの中に積み上がった後なので、抜けにくい。1年後に払う額を早めに経営会議の議題へ入れておくと、更新の月に慌てずに済むとみている。

よくある質問
Adobe for Startupsは日本の会社でも申し込める?
申し込みフォームの国の欄にJapanはあるが、対象国の一覧は公開されていない。発表は居住国の制限があるとだけ書いており、日本語の案内ページも11月5日の時点では見つからなかった。申し込むと、創業5年以内・調達額1,500万ドル未満といった条件をアドビが審査で確かめる。
Adobe for Startupsの無料期間が終わったらどうなる?
12か月が過ぎたら、アドビの有料プランを選んで続けるかやめるかを決める。無料で使えるのは1社1回だけで、続けた12か月に限られる。2年目に割引があるかは公式のよくある質問に書かれていない。個人向けのFirefly Pro Plusは10月22日の時点で月6,600円だった。
Adobe for Startupsは何人まで使える?
無料で使えるのは1チーム5席までだ。それより多い席や、Firefly Pro Plus・Acrobat Studio・Semrush以外の製品は別に買う形になる。デザイン・資料・マーケティングの担当に1席ずつ割り振るなど、使う人を先に決めておくと無駄が出にくい。

この記事の出典

補助資料

出典の最終確認日:2026年11月5日

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