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Googleフォームに分析情報 Geminiが集計して次の手を出す
Googleフォームの回答タブに、Geminiが回答を分析する「実用的な分析情報」が加わった。回答の傾向をつかみ、次にやることまで提案する。Googleが11月5日にGoogle Workspace Updatesで発表した。
集計はGeminiがPythonのコードを書いて実行する形で進む。件数や割合と比べた結果は実際の回答データから出すとGoogleは説明している。ある質問の答えと別の質問の答えのつながりも拾う。
結果は「エグゼクティブ サマリー」「高度な分析と相関」「推奨される次のステップ」の3つに分かれて出る。[分析ステップ]を押すと、どう集計したかを確かめられる。
Googleが向いている例に挙げたのは、イベントや製品の感想・調査のアンケート・申し込みや応募のフォームの3つだ。申し込みなら誰が申し込んでいるか、感想なら何が評価されたかをまとめる。

- 11/2即時リリースのドメインへ配信が始まった
- 11/5GoogleがGoogleフォームの分析情報を発表
- 11/19計画的リリースのドメインへ配信が始まる
会社はStandardの月1,600円から Starterは対象外
会社で使うGoogle Workspaceでは、BusinessとEnterpriseのStandardとPlusが対象だ。いちばん安いBusiness Starterは対象の一覧に入っていない。教育機関はEducation Plusと、Google AI Pro for Educationなどの追加契約が対象になる。
AInformationは11月6日にGoogle Workspaceの日本の料金ページを開いた。1人あたりの月額(税別)はStarterが800円でStandardが1,600円、Plusは2,500円だった。Starterの枠に載っているGeminiはGmailの中のものだけで、フォームで分析情報を使うにはStandard以上へ上げることになる。
個人向けは、発表の一覧に「Google AI, Pro, and Ultra」と書かれている。Android AuthorityはGoogle AI ProとGoogle AI Ultraが対象と伝えた。日本の料金ページではProが月2,900円で、Ultraは月14,500円からだ。月725円のGoogle AI Plusが入るのかは、一覧の書き方からは読み取れない。
| プラン | 月額(日本の公式料金ページ・11月6日) | 分析情報 |
|---|---|---|
| 無料のGoogleアカウント | 0円 | 一覧に無い |
| Google AI Plus | 725円 | 一覧の書き方では不明 |
| Google AI Pro | 2,900円 | 対象 |
| Google AI Ultra | 14,500円から | 対象 |
| Business Starter | 1人800円(税別) | 一覧に無い |
| Business Standard | 1人1,600円(税別) | 対象 |
| Business Plus | 1人2,500円(税別) | 対象 |
| Enterprise Standard・Plus | 料金ページに金額なし | 対象 |
配信は2段階で進む。即時リリース(Rapid Release)のドメインには11月2日から、計画的リリース(Scheduled Release)のドメインには11月19日から順に届く。どちらも画面に出るまで最大15日かかる。管理者がスマート機能とパーソナライズの設定をオンにしていないと、サイドパネルのGeminiは使えない。

回答12件・質問3問が条件 テストのフォームでは使えない
分析情報を出すには、回答が12件以上で質問が3問以上あるフォームが要る。Googleの日本語のヘルプにそう書かれている。
テストの設定をオンにしたフォームも対象外だ。研修の理解度テストのように、Googleフォームで採点している使い方には効かない。回答をつないだスプレッドシートを自分が開けない場合も使えないと英語版のヘルプにある。日本語のヘルプには「Gemini ベータ版プログラムの一部として」提供すると書かれている。
前からある2つのGeminiの機能とは、扱える回答の数が違う。
| 機能 | 扱える回答の数 | 主な決まり |
|---|---|---|
| 自由記述の要約 | 3〜200件 | テストの回答は要約できない |
| テーマの生成 | 8〜200件でよく働く | 200件を超えるとボタンが灰色になる |
| 実用的な分析情報(今回) | 12件以上・質問3問以上 | 上限はヘルプに書かれていない |
対応言語の一覧に新機能の欄は無い
AInformationは11月6日にGoogle Workspace with Geminiの対応言語のページも開いた。フォームの欄にあるのは「フォーム作成サポート」「テキストの自動要約」「質問の生成」の3つで、実用的な分析情報の欄は出てこなかった。前からある自由記述の要約は日本語に対応している。新機能の日本語の扱いは、発表にもヘルプにも書かれていない。

過去のアンケートで試す 数字は分析ステップで確かめる
研修後の感想や社内アンケートを毎回まとめている総務・人事の担当者には、集計の下ごしらえが減りそうだ。回答を書き出してExcelの集計やAIのデータ分析に回していた手間を、回答タブの中で済ませられる可能性がある。
試すなら、回答が12件以上たまった過去のフォームを使うと早い。パソコンでフォームを開いて上部の[回答]を押し、[実用的な分析情報]の欄で[分析情報を生成]を押す。出た数字は[分析ステップ]で集計のやり方を見て、元の回答の件数と合うかを確かめておきたい。Googleもヘルプで、Geminiの提案は不正確な場合があると断っている。
会社のアカウントで出てこないときは、契約がStarterでないかと管理者がスマート機能をオンにしているかを先に見る。計画的リリースの会社なら、画面に出るのは11月19日から最大15日のあいだだ。
- 実用的な分析情報
- Googleフォームの回答タブで、Geminiが回答を集計して傾向と次にやることをまとめる新機能。英語ではactionable insights。
研修の現場では、アンケートの集計そのものより次に何を変えるかを決める話し合いに時間がかかる。分析情報が次のステップまで出すなら、その話し合いのたたき台になりそうだ。ただし理解度テストはテストの設定をオンにしていることが多く、この機能の外になる。採点つきのテストと感想の設問を1つのフォームにまとめている会社は、分けて作り直すかを先に決めておきたい。部署ごとの小さなアンケートでは、12件という下限に届かないこともある。
- Googleフォームの回答分析は無料で使える?
- 無料のGoogleアカウントでは使えない。発表の対象一覧に入っているのは有料のプランだけで、個人ではGoogle AI Pro(月2,900円)やGoogle AI Ultra(月14,500円から)が当たる。月725円のGoogle AI Plusは一覧の書き方からは入るかどうか読み取れない。会社のGoogle WorkspaceならBusiness Standard(1人月1,600円・税別)以上が要る。
- 回答が少ないアンケートでもGeminiに分析させられる?
- 回答が12件に満たないフォームでは使えない。分析情報には12件以上の回答と3問以上の質問が要る。テストの設定をオンにしたフォームも対象外になる。前からある自由記述の要約は回答3件から使えるので、少ないうちはそちらで中身をつかむとよい。
- Google Workspaceのどのプランで使える?いつ画面に出る?
- Business Standard以上で使えて、いちばん安いBusiness Starterは対象外だ。EnterpriseはStandardとPlusが対象で、教育機関はEducation Plusが当たる。配信は即時リリースのドメインで11月2日から始まった。計画的リリースのドメインは11月19日からで、どちらも画面に出るまで最大15日かかる。
- 日本語のフォームでもGeminiの分析情報は使える?
- 日本語で使えるかは、11月6日の時点で公式には書かれていない。Google Workspace with Geminiの対応言語のページにはフォームの機能が3つ載っているが、実用的な分析情報の欄は無かった。前からある自由記述の要約は日本語に対応している。ヘルプの日本語版は公開されているので、まず自分のフォームで試すのが早い。
この記事の出典
補助資料
- [1]Android Authorityこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年11月6日
