Suno v6が無料ダウンロードを生涯7本に制限した直後から「google flow music」の検索が前年ほぼゼロから月4,400回に急増した。AInformationのツールDB 493本から音楽AI 18本の料金を全部調べた。18本中13本(72%)は0円で使える。月額中央値は1,574円で14用途の中でもっとも安い。
Suno v6が無料ダウンロードを生涯7本に制限した。その直後から「google flow music」の検索が月4,400回に急増している。AInformationのツールDB 493本から「音楽を作る」用途のAI 18本を抜き出して料金を全部調べた。18本中13本(72%)は0円で使える。月額の中央値は1,574円だ。Suno代替を探している人に向けて無料の音楽AIと有料の違いを整理する。
Suno v6が無料ダウンロードを生涯7本に制限した
Sunoは2026年9月3日に利用規約を改定した。無料プランのダウンロード上限が「月10本」から「生涯で7本」に変わった(Suno公式ブログの告知による)。旧プランでは毎月10本まで無料でダウンロードできた。v6からは一生のうちに7本しかダウンロードできない。曲の生成は引き続きできるがダウンロードして手元に保存できる数が激減した。
さらにv6ではモデルの選択にも制限がかかった。無料プランで使えるのは「Suno mini」だけだ。フルサイズのモデルは有料プラン限定になった。AInformationが9月9日に伝えた記事ではSunoがv6で3社の版権曲に絞り無料はminiしか使えなくなったと報じている。版権曲への対応と引き換えに無料ユーザーへの制限が一気に厳しくなった。
この変更で「suno 代替」「AI作曲 無料」「音楽AI 無料」といった検索が増えている。中でも急増しているのがGoogleの音楽AIサービス「Google Flow Music」だ。
「google flow music」の検索が前年ほぼゼロから月4,400回に増えた
「google flow music」の月間検索数はGoogleキーワードプランナーで1,000回だ(AInformation調べ・2026年9月23日取得)。直近3か月の平均は3,400回で3か月前の910回から+52%に増えた。前年の同時期はほぼゼロだった。
月ごとの推移を見ると2026年3月まではほとんど検索されていなかった。4月に320回に立ち上がり5月に2,400回、6月に2,900回、8月には4,400回に達した。5か月で14倍になった計算だ。
この急増の背景には2つの出来事がある。1つ目は2026年7月29日にGoogle DeepMindがLyria 3.5をGoogle Flow Musicに搭載したと発表したこと。音質の向上と歌詞・ボーカルの生成精度が上がった。AInformationが9月8日に伝えた記事では9月4日に出たLyria 3.5で動画BGMの外注がいらなくなったと伝えている。2つ目は前述したSuno v6の無料制限だ。Sunoの代わりを探す人がGoogle Flow Musicに流れている。Google Trendsでも「google flow」がrise 70で上昇中だ。
Google Flow Musicの料金は無料で毎日20曲まで作れる
Google Flow Musicの料金プランは4段階ある。無料のFreeプランは毎日20曲まで生成できる。有料のStarterプランは月8ドル(約1,259円)、Plusプランは月24ドル(約3,778円)、Memberプランは月64ドル(約10,074円)だ(1ドル=157.4円で換算・glad-ia-tor.comとcostgoat.comの情報による・2026年9月時点)。
注目すべきは無料プランの太っ腹さだ。毎日20曲ということは月に約600曲を0円で作れる。Sunoの無料プランが生涯7本しかダウンロードできないのとは桁が違う。140か国以上で利用できると記載されている。ただし日本からAIクレジット(生成機能)がフルに使えるかは公式に明記されていない。ストリーミング再生は可能だがダウンロードにはプランごとの制限がある。
google flow music 使い方は簡単だ。Googleアカウントでログインしテキストで曲のイメージを入力するだけで音楽が生成される。ジャンルやムード、テンポの条件も指定できる。Lyria 3.5エンジンが楽曲を生成するため人間の声や演奏はコピーしない。
SunoとGoogle Flow Musicの無料プランはどこが違うか
Suno無料プランとGoogle Flow Music無料プランを並べて比べる。もっとも大きな違いはダウンロード数だ。Sunoは生涯で7本だがGoogle Flow Musicは毎日20曲まで生成できる。

生成に使えるモデルも違う。Sunoの無料プランはminiモデルだけだ。Google Flow MusicはLyria 3.5をそのまま使える。音質の差は大きい。Lyria 3.5は歌詞つきのボーカル曲にも対応しておりインストだけのツールとは一線を画す。
商用利用の面ではSunoは有料プラン(Proプラン月10ドル〜)にすれば商用利用ができる。Google Flow Musicの無料プランで作った曲の商用利用は「個人利用のみ」との情報がレビューサイトにあるが公式の明確な記載は確認できていない。商用で使いたいなら有料プランにするかSunoのProプランを選ぶのが確実だ。
料金で見るとSunoのProプランは月10ドル(約1,574円)だ。Google Flow MusicのStarterプランは月8ドル(約1,259円)でSunoより315円安い。ただしSunoのProプランは月500曲までダウンロードできるのに対しStarterの曲数上限は公式に明記されていない。有料にする前にまず両方の無料プランを試すのが確実だ。Sunoは生涯7本の枠を使い切ると追加ダウンロードには課金が要る。Google Flow Musicは毎日リセットされるので枠の使い切りを気にしなくていい。
音楽AI 18本の料金を全部調べた(AInformation調べ)
AInformationのAIツールDB 493本から「音楽を作る」用途に分類されている18本を取り出した(AInformation調べ・2026年9月21日時点のデータ)。18本の有料プラン月額の中央値は1,574円だ。
音楽AI 18本の料金まとめ(AInformation調べ)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| ツール総数 | 18本 |
| 無料プランあり | 13本(72%) |
| 有料プラン月額の中央値 | 1,574円 |
| 最安の有料プラン | 200円/月 |
| 最高額 | 85,000円/月(業務用) |
| AIツール全体の月額中央値 | 2,833円(493本中有料289本) |
| 音楽AIとの差 | 音楽AIは全体の約半額 |
18本のうち13本(72%)は無料プランがある。無料率72%はAInformationが集計している14用途の中でもっとも高い。AInformationが9月12日に出した記事では音楽AIは72%が0円で14用途最安だが日本語で歌えるのは5本だと報じた。「動画を作る」が43%、「画像を作る」が43%、「文章を書く」が38%だから音楽AIの72%は突出している。
本数で見ると音楽AIは18本と他の用途より少ない。「動画を作る」は88本。「画像を作る」は77本。「文章を書く」は111本ある。本数が少ないぶん1本ずつ試す手間も小さい。月額の用途別中央値で比べると「問い合わせ対応」が6,348円でもっとも高い。「データ分析」は3,331円。「プログラミング・開発」は3,148円だ。音楽AIの1,574円は「問い合わせ対応」の4分の1にあたる。14用途すべてのなかで音楽AIだけが月1,600円を下回っている。次に安い「資料・スライド」でも1,650円だ。
月額が最も安い有料プランは200円のものがある。最も高いのは月額85,000円だが業務用の特殊なツールで個人向けではない。個人向けの相場は月1,000〜3,000円の範囲に多くが収まる。AIツール493本全体の有料プラン月額中央値が2,833円なのに対して音楽AIの1,574円は約半額だ。音楽AIは他の用途に比べてかなり安い。

AI作曲を無料で試したい人にとってはこの数字は朗報だ。18本のうち13本は0円で触れる。有料に切り替えても月1,574円で済む。ChatGPTの月20ドル(約3,148円)やClaude Proの月20ドルと比べると音楽AIは半額以下の出費で使える。Sunoの制限で困っていても代わりはたくさんある。AInformationのツールDBはカテゴリ「音楽」で14本、用途「音楽を作る」で18本を登録している。カテゴリとの違いは用途が「動画のBGMを作る」「ポッドキャストのジングルを作る」など音楽カテゴリ以外から拾ったツールも含むためだ。18本のほうが網羅性が高い。
18本の72%は0円だがSuno代替として選ぶ基準は3つある
13本ある無料の音楽AIだがすべてがSunoの代わりになるわけではない。選ぶ基準は3つだ。
1つ目は生成できる曲の形式だ。BGMだけを作れるツールとボーカルつきの歌を作れるツールがある。SunoはボーカルありのフルソングをAIで完成できるのが強みだった。Google Flow MusicもLyria 3.5でボーカル対応している。一方でMubertやEcrett Musicはインストのみだ。歌をつけたいならSuno、Google Flow Music、Udio、YuE2あたりに絞られる。

2つ目は日本語の歌詞への対応だ。AInformationの調査では18本のうち日本語で歌えるのは5本だった。Sunoは日本語歌詞に対応している。Google Flow Musicの日本語対応は明確ではない。英語の歌詞で十分なら選択肢は広がるが日本語で歌わせたい場合は限られる。
3つ目は生成した曲の権利だ。無料プランで作った曲をYouTubeの収益化やBGM販売などの商用に使えるかはツールによって違う。AInformationが9月12日に伝えた記事ではYuE2はSuno 5級の曲を71秒で作れるが1円も稼げないと報じた。YuE2は研究目的のモデルで商用利用ができない。無料で使えるからといって商用でも自由に使えるとは限らない。
無料のAI作曲ツールを商用可否で分ける
Suno代替を探す人の多くはYouTubeのBGMや動画の音楽を自分で作りたいと考えている。商用利用が前提なら無料かつ商用可能なツールと無料だが商用不可のツールを分ける必要がある。
無料で商用利用もできるツールの代表はBoomyとLoudlyだ。Boomyは無料で曲を作りSpotifyなどのストリーミングサービスに配信までできる。Loudlyも無料プランで作った曲の商用利用を認めている。SoundrawとBeatoven.aiは無料で試せるが商用利用は有料プランが必要になる。
Google Flow Musicの無料プランでの商用利用についてはレビューサイトで「個人利用のみ」との記載がある。公式の利用規約で明確に線引きされた文書は確認できていない。有料プラン(月8ドル〜)なら商用利用できる可能性が高いがここは自分で公式規約を確認してから使うべきだ。
AIで作った音楽の商用利用は著作権法上のグレーゾーンが残っている。AIが学習に使った既存楽曲との類似性が問題になる場合もある。Sunoがv6で3社の版権曲に対応を絞ったのもこの問題への対策だ。無料ツールで曲を作ってすぐ商用で使い始める前に各ツールの利用規約を読むことを勧める。
Google Flow Musicの使い方は3ステップで始められる
google flow music 使い方は3ステップで曲が作れる。

まずGoogleアカウントでGoogle Flow Musicにアクセスしてログインする。Gmailのアカウントがあればそのまま使える。次に作りたい曲のイメージをテキストで入力する。「アップテンポなポップスでピアノとギターが入った3分の曲」のように自然な言葉で指示できる。ジャンル・ムード・テンポ・楽器の指定も可能だ。最後に生成ボタンを押して数十秒待つと曲が完成する。気に入ったら保存するか有料プランならダウンロードする。
無料プランでは毎日20曲まで作れる。気に入らなければ条件を変えて何度でもやり直せる。1日20曲あれば十分に試行錯誤できる。曲の長さは30秒から数分まで指定できるが長い曲ほど生成に時間がかかる。完成した曲はプレイリストに保存しておける。あとから聴き返して気に入ったものだけ有料プランでダウンロードする使い方も現実的だ。
Lyria 3.5エンジンの特徴はボーカルの自然さと楽器の分離精度だ。DeepMindの公式ブログには「musicality, lyrics, vocals, and creative control」の4つの面で改善したと書かれている。従来のAI音楽にありがちな平坦さが減り曲の展開にメリハリがついた。
日本からGoogle Flow Musicを使うときに確認しておくこと
Google Flow Musicは140か国以上で利用できるとされているが日本からAIクレジット(曲の生成機能)がフルに使えるかは公式に明記されていない。ストリーミングで聴く分には問題ないが曲の生成やダウンロードが制限される国がある可能性は残っている。

確認すべきは3点だ。1つ目は日本のIPアドレスからAIクレジットが使えるかどうか。2つ目は無料プランで生成した曲をダウンロードできるかどうか。3つ目は有料プランの決済方法だ。Google Playの決済がそのまま使える可能性は高いが未確認の情報がある。
音楽AI 無料で使えるツールは18本中13本ある。Sunoの制限で困っているならまずGoogle Flow Musicを試して日本から使えるか確認するのがいい。使えなかった場合もBoomyやLoudly、Riffusionなど無料の代替がある。AInformationのツールDB 493本のうち音楽を作る用途18本の料金と無料枠はこちらの記事で詳しく比較している。
AIに聞いてもこのデータは出てこない
AInformationが独自に集計した「音楽を作る」用途18本の料金・無料率72%・月額中央値1,574円は一次データだ。ChatGPTやClaudeに「Sunoの代わりになる無料の音楽AIを教えて」と聞いてもSuno、Udio、AIVA、Mubertなどの有名どころは出てくる。だが18本を横断して料金を比べた結果は出てこない。
AIが答えるのはウェブ上の記事をもとにした一般論だ。「音楽AI 18本の72%が0円」「有料の中央値は1,574円で14用途最安」という数字はAInformationが自分で集めて数えたもので、同じ質問を何度AIにしても同じ答えは返ってこない。
Suno代替を料金で比較する記事は検索上位にもまだ少ない。「google flow music」の検索が月4,400回に達しているのに料金と無料枠を網羅的に比べた日本語の記事はほぼ見当たらない。この記事のデータはAInformationが定期的に更新する。音楽AIの新しいツールが登場したりプランが変更されたりすれば18本の数字も動く。Sunoが無料プランを元に戻す可能性もゼロではないが当面はこの制限が続く見込みだ。無料で音楽を作りたい人はまずGoogle Flow Musicか、商用利用もしたいならBoomyから試すのが現実的だ。
この記事の一次データはAInformationのAIツールDB 493本から「音楽を作る」用途18本を抜き出して集計した料金・無料率・月額中央値だ(2026年9月21日時点のデータ)。18本中13本(72%)が無料プランを持ち、有料プランの月額中央値は1,574円。Suno v6の無料プラン制限(生涯7ダウンロード)は2026年9月3日のSuno公式ブログの告知に基づく。Google Flow Musicの料金プラン(Free毎日20曲/Starter$8/Plus$24/Member$64)はglad-ia-tor.comとcostgoat.comのレビュー記事(2026年9月時点)から取得した。Google公式の料金ページでの直接確認はできていない。Lyria 3.5の搭載はGoogle DeepMindの公式ブログ(2026年7月29日)による。月間検索数はGoogleキーワードプランナー(2026年9月23日取得の12か月分)。Google Flow Musicの無料プランでの商用利用可否と日本からのAIクレジット利用可否は公式の明確な記載を確認できていない旨を本文に記載した。ハンズオンテスト(AIへの質問検証)は今回実施していない。
- Google Flow Musicは無料で使えるか
- Google Flow Musicには無料プラン(Free)がある。毎日20曲まで生成できる。有料プランはStarter月8ドル(約1,259円)、Plus月24ドル(約3,778円)、Member月64ドル(約10,074円)の3段階だ。140か国以上で利用可能だが日本からのAIクレジット利用可否は公式に明記されていない。
- Sunoの代わりになる無料の音楽AIは何があるか
- AInformationのツールDB 493本のうち「音楽を作る」18本を調べたところ13本(72%)が無料で使える。Google Flow Music(毎日20曲)、Boomy(商用配信可)、Loudly(商用利用可)、Riffusion、Stable Audioなどがある。ボーカルつきの曲を作りたい場合はGoogle Flow Music、Udio、YuE2が候補になる。
- 音楽AIで作った曲は商用利用できるか
- ツールによって違う。Sunoは有料プラン(月10ドル〜)なら商用利用できる。Boomyは無料でもストリーミング配信が可能だ。Google Flow Musicの無料プランはレビューサイトで「個人利用のみ」との情報がある。YuE2は研究目的で商用利用ができない。各ツールの利用規約を確認してから使う必要がある。
- Google Flow Musicの使い方は難しいか
- 3ステップで始められる。Googleアカウントでログインし、作りたい曲のイメージをテキストで入力して生成ボタンを押すだけだ。ジャンル・ムード・テンポ・楽器の指定もできる。Lyria 3.5エンジンが数十秒で曲を生成する。
