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Max 20xは「Ultra」へ改名 5時間制限をなくした
AnthropicはClaudeの個人向けの有料プランを組み直した。最上位だったMax 20xは名前を「Ultra」に変え、5時間ごとの使用上限をなくした。下のMax 5xはただの「Max」になる。
改名の理由は「何が20倍なのか」が分かりにくくなっていたことだ。2025年4月にMax 20xを出したとき、上限は5時間単位の1種類だけだった。そのとき使える量はProの20倍で、名前はここから来ている。あとから週単位の上限が加わり、その設定はProの10倍だった。
Claudeのサブスクリプションを担当するMike Overell氏は、この食い違いで紛らわしい状態になっていたと謝っている。以前の料金ページは「5時間単位でProの20倍」とだけ書き、週の上限を比べていなかった。新しいページは「Proの10倍の使用量(毎週)」と書いている。

- 2025年4月最上位プランMax 20xが登場
- その後週の上限が加わりProの10倍に設定
- 10/31Ultraへ改名し5時間制限をなくした
Ultraは月200ドル 週の上限はProの10倍のままだ
新しい4つのプランの中身は次のとおりだ。編集部が10月31日に日本語の料金ページを開いて、同じ内容が載っているのを確かめた。
| プラン | 月額(税別) | 5時間ごとの上限 | 週の上限 | 月のAPIクレジット |
|---|---|---|---|---|
| Pro | 20ドル(月払い) | Proが基準 | Proが基準 | なし |
| Max(旧Max 5x) | 100ドル | Proの5倍 | Proの5倍 | 100ドル分 |
| Ultra(旧Max 20x) | 200ドル | なし(認証済みのアカウント) | Proの10倍 | 200ドル分 |
公式スペック。Claudeの料金ページの値(10月31日に確認)。MaxとUltraは月払いだけで、年払いの割引はProにしかない。
大事なのは、週の上限が前と変わっていないことだ。Ultraで外れるのは5時間ごとの上限だけで、1週間に使える量はProの10倍のまま据え置かれている。
上位に上げても1回あたりは安くならない
週の上限が5倍のMaxは値段も5倍、10倍のUltraは10倍だ。上位のプランを選んでも、使える量あたりの単価は下がらない。差が付くのはMaxとUltraに付くAPIクレジットと、5時間の上限があるかどうかだけだ。

日本の税込は月約3万4,600円 新規はすぐに外れない
日本向けの料金ページは消費税10%込みのドル表示で、Maxは110ドル、Ultraは220ドルだ。10月30日の欧州中央銀行の参照値(1ドル157.25円)で直すと、Maxは月約1万7,300円だ。Ultraは月約3万4,600円になる。iOSのアプリから申し込むと額が変わることがある。
ただし編集部が10月31日に日本語の料金ページを開いたときは、税別の100ドルと200ドルが出ていて「表示価格には適用される税金が含まれていません」と添えてあった。開く環境で表示が分かれるので、申し込む前に決済画面の額を見ておきたい。
5時間制限は認証が済むまで残る
5時間制限をなくす作業は少しずつ進める。いま契約している人の多くが先に外れ、新しく作ったアカウントは不正を防ぐために認証が終わるまで制限が続く。認証はアカウントや支払いの履歴から自動で決まり、外れると通知のメールが届く。
決済のときの電話番号の認証は別の手続きで、こちらを済ませても制限は外れない。Ultraに申し込んですぐに5時間の待ちが消えるとは限らない。

Claude Codeを長く回す人向け Teamは対象外だ
ウェブ・デスクトップ・Claude Codeの使用量は同じ枠から減る。5時間の待ちが消えて一番助かるのは、1日中Claude Codeで作業を回す開発者だ。逆に週の上限で止まっている人は、MaxからUltraへ上げても使える量は2倍にしかならない。
- 設定の「使用状況」に5時間制限を示す「Current session」のバーがあるかを見る。無ければ認証済み
- 止まる原因が5時間の上限か週の上限かを、使用状況のバーで確かめてから上げるか決める
- Ultraに付く月200ドル分のAPIクレジットを、社内の試作や自動化に回せるかを考える
- 会社で使うならTeamとEnterpriseは別の扱いなので、個人プランで契約しない
5時間ごとに手を止めていた人には、Ultraの月約3万4,600円が待ち時間を買う値段になる。
- APIクレジット
- Claude Platformで開発するときのAPI利用料に充てられる額。MaxとUltraには毎月決まった額が付く
- Current session
- 設定の使用状況に出る5時間ごとの上限のバー。これが無ければ5時間制限が外れた認証済みのアカウントだ
会社でClaudeを入れる現場から見ると、今回の改名で迷う人が増えそうなのは経理と情報システム部門だ。Ultraは月払いだけの個人プランなので、開発者が会社のカードで個人契約すると、TeamやEnterpriseの管理画面から使い方も費用も見えなくなる。5時間の待ちに困っているのが数人なら、その人だけUltraにして月200ドル分のAPIクレジットを社内の試作に回す手がある。ただし誰の契約かと、クレジットを何に使うかを先に決めておかないと、毎月の精算で止まりそうだ。
- Claude Ultraは日本円でいくらかかる?
- 日本向けの料金ページでは消費税10%込みで月220ドルだ。10月30日の欧州中央銀行の参照値(1ドル157.25円)で直すと月約3万4,600円になる。Maxは税込110ドルで月約1万7,300円だ。どちらも月払いだけで、iOSのアプリから申し込むと額が変わることがある。
- Ultraに申し込めばすぐ5時間制限は外れる?
- すぐに外れるとは限らない。5時間制限をなくす作業は少しずつ進み、新しく作ったアカウントは認証が済むまで制限が続く。認証はアカウントや支払いの履歴から自動で決まり、外れると通知のメールが届く。決済のときの電話番号の認証では外れない。設定の使用状況に「Current session」のバーが無ければ外れている。
- MaxやUltraに上げると使用量あたりは割安になる?
- 割安にはならない。Proの月20ドルを基準にすると、週の上限が5倍のMaxは月100ドル、10倍のUltraは月200ドルで、値段も同じ倍率で上がる。差が付くのは月のAPIクレジット(Maxは100ドル分・Ultraは200ドル分)と、5時間の上限があるかどうかだ。年払いの割引があるのはProだけだ。
この記事の出典
補助資料
- [1]テクノエッジこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月31日
