Google AIの有料プランにColabのGPU特典が追加
Googleが9月22日にGoogle Colabのプレミアム特典をGoogle AIサブスクリプションの全有料プランへ追加すると発表した。今後数週間かけてColabを提供している国の契約者へ順次届く。
追加される特典は高性能GPUへのアクセスとコードのバックグラウンド実行だ。GPUがあると機械学習のモデル訓練やデータ処理が数十倍速くなる。バックグラウンド実行はタブを閉じてもコードが走り続ける機能だ。無料のColabではGPUの利用時間が大幅に制限されるためデータサイエンスや教育の現場では恩恵が大きい。
対象はGoogle AI Plus・Pro・Ultraの3プランだ。追加料金はかからず既存の契約にそのまま上乗せされる。

- 1月Googleデベロッパープログラム(GDP)をGoogle AIに追加
- 5月最新のGeminiモデルへのアクセスを追加
- 9/22Google Colabのプレミアム特典を全有料プランに追加
無料体験は対象外で有料契約後に使える
Google AIには無料の体験期間があるがColab特典は体験中には使えない。有料契約が有効になった時点で初めて特典が有効になる。体験中にGPUを試したい場合はColabの無料枠で動作を確認しておくとよい。
Google AIの特典追加はこれで3回目だ。1月にGoogleデベロッパープログラム(GDP)が付き、5月にGemini Notebookなど最新のGeminiモデルへのアクセスが加わった。半年に3度のペースで中身が増えている。
ProプランにはYouTube Premium Liteも付く。UltraにはYouTube Premiumの個人プランが付く。Colabと合わせると1つのサブスクで複数のGoogle製品をカバーできる構成になった。
月725円は日本円で使えるチャットAIの中で最安だ
Google AI Plusは日本では月725円だ。AInformationが調べた493本のAIツールのうち日本円で払えるチャットAIの中ではこれが最安だ。次に安いGrokでも月980円でCopilotは月3,200円になる。
ここにColabのGPU特典まで追加料金なしで付く。Colabの有料プランを別に契約しなくてもGPUが使える。GeminiとGDPとColabの特典を725円で束ねた形だ。
ドル建てのChatGPT PlusやClaude Proは月20ドルだ。円換算で約3,000円になる。年間の差額は約2.7万円になる。ただしChatGPTやClaudeにはColabのようなGPU実行環境は付いていない。GPUが要る作業まで含めると725円の差はさらに広がる。
Colab Proを契約中なら重複がないか確認したい
Colab ProやColab Pro+を既に契約中のユーザーへの払い戻しはない。Google AIの特典とColab独自プランの特典が両方適用されコンピューティング単位はそのまま合算される。
重複に気づかないとColab分の月額を余計に払い続ける。Google AIへ切り替えるならColab側のプランを解約するかどうかを先に判断しておきたい。逆にGPU時間が大量に必要な人は両方の計算単位を合算して使える。
Google Colabはセットアップなしでブラウザからコードを実行できるサービスだ。最近はVS Code向けの公式拡張機能やコマンドラインで操作するColab CLIも出ている。機械学習以外でもPythonの実行環境として使う人が増えている。
AInformation調べチャット向けの主要AIサービスをいちばん安く使うといくらか
| サービス | 月あたり | 無料 |
|---|---|---|
| Gemini最安 | 725円/月Google AI Plus | ○ |
| GrokX Premium | 980円/月プレミアム(これより安いプランはGrokの対象外) | × |
| Felo | 2,099円/月Pro | ○ |
| Microsoft Copilot | 3,200円/月有料プラン | ○ |
| Claude | $22/月Pro/ドル建て | ○ |
2026年9月21日時点でAInformationが調べたもの。金額はそのAIを使える一番安い有料プラン。調べた8件のうち月額のプランがある5件で、日本円の表示は4件
- Google Colab
- セットアップなしでブラウザからPythonコードを実行できるGoogleのサービス。機械学習やデータ分析に使われておりGPUも利用できる
- コンピューティング単位
- Google ColabでGPUやTPUを使う際に消費されるポイントのようなもの。有料プランごとに割り当て量が異なる
Google AIはプランの料金を変えずに中身を増やし続けている。1月にGDP、5月にGemini、9月にColabと半年で3回だ。Colabの有料プランを別に払わなくてもGPUが使えるのは個人の学習や小規模な実験には十分な選択肢になる。既にColab Proを契約している人は重複がないか確認しておきたい。払い戻しはなく特典は合算される仕組みなので必要以上に払っている可能性がある。
- Google AI PlusでColabのGPU特典はいつから使えるのか
- Googleは今後数週間かけてColabを提供している国の契約者へ順次展開するとしている。全員が即日使えるわけではない。無料体験中は対象外で有料契約が有効になってから特典が使える。
- 既にColab Proを契約している場合はどうなるのか
- Google AIの特典とColab Proの特典が両方適用される。コンピューティング単位はそのまま合算される。ただし払い戻しはないため重複を避けたいならColab側の契約を解約する判断が要る。
- Google AI Plusの725円にはColab以外に何が含まれるのか
- 1月に追加されたGoogleデベロッパープログラム(GDP)と5月に追加された最新のGeminiモデルへのアクセスが含まれる。Proプランには加えてYouTube Premium Liteが付きUltraにはYouTube Premiumの個人プランが付く。
この記事の出典
補助資料
- [1]窓の杜この記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年9月24日
