Grokのアドオンは0円 ドキュメントなど3つで動く
GrokはGoogle Workspace Marketplaceから0円で入れられます。SpaceXAIが2026年7月に出したアドオンです。1回入れるとGoogleドキュメント・スプレッドシート・スライドの3つで使えます。
開くときは「拡張機能」から「Grok」を選び「Open Grok」を押すだけです。ファイルの横にパネルが出て、Geminiのパネルと同じ場所に並びます。会社の管理者が組織全体へまとめて配ることもできます。
- スプレッドシート:表について聞くと、答えに使ったセルを示して答える
- スライド:大枠の箇条書きから資料を作り、今のテーマに合うページを足す
- ドキュメント:走り書きのメモを、見出しと箇条書きのある下書きに直す
Grokが書き込んだ所は、版の履歴に変更として残ります。AInformationが発表ページを開くと、Microsoft 365向けもありました。Word・Excel・PowerPoint・Outlookの4つです。
求める権限はドキュメント全部の削除まで 送り先はSpaceXAI
入れるときの許可の画面で、Grokはドキュメントとスライドの全ファイルに手が届く権限を求めます。1つのファイルの中から入れたときでも同じです。
| 対象 | Grokが求める範囲 |
|---|---|
| Googleドキュメント | 全ファイルを見る・直す・作る・消す |
| Googleスライド | 全ファイルを見る・直す・作る・消す |
| スプレッドシート | アドオンを入れたファイルだけ |
| Googleドライブ | Grokで使ったファイルだけ |
| 外部サービスへの接続 | Grokが読んだ中身をSpaceXAIへ送る |
スプレッドシートとドライブは狭く絞られています。広いのはドキュメントとスライドの2つです。外部サービスにつなぐ許可も一緒に出て、これでGrokが読んだ中身がSpaceXAIへ渡ります。
コネクタをオンにすると、最近のメールやドライブのファイルからも中身を引いてきます。Engadgetの記者はそこまで渡す気になれず、捨て用のGmailとWorkspaceのアカウントでつないだそうです。

0円のGrokと月22ドルのClaude 同じ場所で比べる
Googleドキュメントの横で動くAIは、Grokのほかに2つあります。Googleが出しているGeminiと、Anthropicが10月に出したClaudeのアドオンです。
| 項目 | Grok | Gemini | Claude |
|---|---|---|---|
| 料金の目安 | アドオンは0円 | Google Workspaceの有料プランで使える(Starterは年払いで月800円) | Pro以上が要る(Proは月22ドル) |
| 中身を渡す先 | SpaceXAI | Anthropic |
料金はAInformation調べです。Claudeの月22ドルは、11月6日の為替(1ドル158.33円)で約3,483円になります。お金だけで見ればGrokがいちばん安く、0円で3つのアプリに入ります。
ただし文の出来は別の話です。Engadgetの記者が手順のメモを下書きにさせると、中身の薄いAIの文が出てきたと書いています。Geminiを払っている会社なら、渡す先を1社増やしてまで入れる場面は少なそうです。
会社で入れる前に決める3つ 試すのは別のアカウントで
いちばん先に決めたいのは、誰がどのアカウントで入れてよいかです。社員が自分で押すと、その人のドキュメント全部に権限が付きます。
- 管理者が組織へまとめて配るか、各自に入れさせないかを決める
- コネクタでメールとドライブをつないでよいかを決める
- 試すときは仕事のファイルが無い別のGoogleアカウントを使う
無料のまま何回使えるかは、SpaceXAIの発表ページに書かれていませんでした。Geminiへ寄せる会社も、情報漏洩の対策は別に確かめておくと安心です。試した後は、版の履歴からGrokの変更を戻せるかまで見ておくと手戻りが減ります。
- コネクタ
- Grokをメールやドライブなど別のサービスにつなぐ機能。オンにすると最近のメールやファイルの中身も答えに使う
※記事の事実とは分けて、筆者の考えを書いています。
分析・考察無料のアドオンは社員が自分で入れられるので、情報システム部門が知らないうちに会社のドキュメント全部へ削除の権限が付く可能性がある。設定を配る前に、入れてよいアカウントを紙1枚で決めておきたい。
Grokの強みは、0円で3つのアプリに入る点だ。Geminiの有料プランを払っていない小さな会社ほど手が伸びやすいとみている。そういう会社ほど入れる人の線を先に引いておかないと、権限だけが広がっていく。
- GrokのGoogle Workspaceアドオンは無料で使える?
- アドオンは0円で入れられます。Google Workspace Marketplaceから1回入れれば、ドキュメント・スプレッドシート・スライドで使えます。使う前にはGrokへのサインインが要ります。無料のまま何回まで使えるかは、SpaceXAIの発表ページに書かれていませんでした。
- Grokのアドオンを入れると会社のファイルはどこまで見られる?
- ドキュメントとスライドは全ファイルが対象です。見る・直す・作る・消すの4つの権限を求め、1つのファイルから入れても同じ範囲になります。スプレッドシートはアドオンを入れたファイルだけ、ドライブはGrokで使ったファイルだけです。外部サービスへの接続も許すので、読んだ中身はSpaceXAIへ送られます。
- Grokが書き換えた所は後から確かめられる?
- ドキュメントの版の履歴に変更として残ります。Grokは下書きや見出しをページに直接書き込みますが、その変更は人が書いた変更と同じように履歴に並びます。会社で試すときは、Grokの変更を履歴から戻せるかを先に確かめておくと安心です。
【この記事の出典】
- Engadget(この記事の元にした報道)補助資料・2026年11月8日に確認
