| 資料を入れる前に確かめる | 10項目 |
|---|---|
| 20マスで公式に○が付いた数(会社と学校の列だけ) | 6マス |
- NotebookLM(いまのGemini Notebook)に資料を入れる前に確かめる10項目
- 無料の個人・Google AI Plus/Pro・Workspace・教育機関の4種類×5項目の○×表(20マス)
- 人の確認から外れるのは月いくらのプランからか(個人向けと会社向けの月額を円で並べた)
- 会社向けのWorkspaceでも残る3つの穴(DLP・ドライブの写し・業界の認証)
- 共有リンクで渡すと相手に何が見えるかと共有の止め方
- Claudeに同じことを2問聞いた答えと公式ヘルプが食い違った所(2026年11月7日に実測)
会議の資料や議事録をNotebookLMに入れて、要約や質問に使う人が増えています。気になるのは入れた資料がGoogleの学習に使われないかです。誰かに読まれないかも知っておきたいところです。
NotebookLMはいま「Gemini Notebook」という名前に変わっています。この記事では、検索でよく使われるNotebookLMの名前で書きます。
AInformation編集部が確かめたのは次の3つです。
- 2026年11月2日に、Google WorkspaceとGeminiアプリのプライバシーハブなど公式ヘルプを書き写しました。
- 11月7日には、Googleの個人向けの料金ページと会社向けのWorkspaceの料金ページを開いています。
- 同じ日の朝7時台に、ClaudeとChatGPTへ同じ質問を2つずつ送りました。
先に言うと、守りの強さは払う額ではなくアカウントの種類で決まります。それを4種類×5項目の表と、入れる前の10項目にまとめました。
NotebookLMに資料を入れる前に確かめる10項目
結論から書きます。NotebookLMの情報漏洩で気をつけるのは、学習よりもどのアカウントで入れるかです。もう1つは、誰にどう共有するかになります。
下の表は、資料を入れる前に1つずつ見てほしい10項目です。右の列には、Googleの公式ヘルプで確かめたものかClaudeの答えだけのものかを書きました。
NotebookLMに資料を入れる前の確認10項目
| 確認すること | 理由 | 根拠 |
|---|---|---|
| ① 個人と会社のどちらのアカウントか | 会社と学校のWorkspaceだけ人のレビューと学習が無いと明記 | 公式 |
| ② 管理者がNotebookを有効にしているか | 組織や部署ごとにオンとオフを決められる | 公式 |
| ③ 個人のアカウントに会社の資料を入れない | 会社向けの約束も管理者の設定も届かない | 公式 |
| ④ 評価ボタンやフィードバックを送らない | 個人のアカウントだと資料と質問も確認の対象になる | Claudeの答え |
| ⑤ 共有を「リンクを知っている全員」にしない | 閲覧者は元の資料とメモまで読める | Claudeの答え |
| ⑥ 「チャットのみ」の共有に頼らない | 隠した資料にたどり着ける場合がある | Claudeの答え |
| ⑦ ドライブで共有を止めて安心しない | 入れた資料は写しになり組織の共有設定が届かない | 公式 |
| ⑧ 持ち出し禁止の資料にIRMをかける | NotebookはWorkspaceのDLPとつながっていない | 公式 |
| ⑨ 医療など認証が要る資料を入れない | ISO・SOC・FedRAMPに未対応でHIPAAのBAAも対象外 | 公式 |
| ⑩ 使い終わった資料はノートブックで消す | Geminiアプリの履歴を消してもソースは別に残る | 公式 |
表は2026年11月2日に書き写したGoogleの公式ヘルプをもとに作りました。公式の原文を手元で確かめられなかった項目は、根拠の列を「Claudeの答え」にしています。
いちばん先に見るのはログインしているアカウント
1つ目から3つ目が土台です。同じNotebookLMでも、ログインしているアカウントで扱いが分かれます。
- 会社のGoogle Workspace:入れた資料は人のレビュアーに見られません。生成AIの学習にも使われないとGoogleは書いています。
- 個人のGmail:この会社向けの約束は付きません。家のパソコンで会社の資料を入れると、この差がそのまま出ます。
会社のアカウントでも、管理者がNotebookLMを切っていれば使えません。使えないからと個人のアカウントで開き直すのがいちばん危ない流れです。
見落としやすいのは共有とドライブの写し
- 共有リンク:「リンクを知っている全員」で渡すと、相手は元の資料まで読めるとClaudeは答えました。
- ドライブの写し:ドライブから入れた資料は、NotebookLMの中に新しいコピーができます。ドライブで共有を止めても、ノートブックの側の写しは残ります。
5つ目から8つ目は、会社のWorkspaceで使っている人にも当てはまる話です。どれも学習のスイッチとは関係なく、資料が外へ出る道です。

4つ当てはまった人は、まずアカウントを会社のものに移してください。そのうえで共有の範囲を名前の指定に絞ると、表の多くの項目が片づきます。
NotebookLMの守りはアカウント4種類×5項目の20マスで分かれる
NotebookLMを使えるアカウントは、大きく分けて4種類あります。
- 無料の個人のアカウント(Gmail)
- Google AI PlusかGoogle AI Proを払った個人のアカウント
- 会社向けのGoogle Workspace
- 学校向けのGoogle Workspace for Education
この4種類で、学習・人の確認・共有・フィードバック・保存と削除の5項目を並べました。○は守られると公式に書いてあるもの、×は外に出うるものです。△は条件つきか、公式の原文を確かめきれていないものです。
NotebookLMのアカウント4種類×5項目
| 項目 | 無料の個人 | AI Plus・Pro | Workspace | 教育機関 |
|---|---|---|---|---|
| 学習に使うか | △ 使わないとClaude | △ 違いの記載なし | ○ 使わない(公式) | ○ 使わない(公式) |
| 人が読むか | △ 評価を送った時(Claude) | △ 同じ | ○ 読まない(公式) | ○ 読まない(公式) |
| 共有で元の資料が見えるか | × 閲覧者は読める(Claude) | × 同じ | △ 共有設定は管理者が管理 | △ 共有設定は管理者が管理 |
| フィードバックの扱い | × 資料と質問も確認の対象(Claude) | × 同じ | △ ハブに記載なし | △ ハブに記載なし |
| 保存と削除 | △ 自分で消す・Geminiの履歴とは別 | △ 同じ | ○ 質問と回答は残らない(公式) | ○ 同じ(公式) |
20マスのうち○が付いたのは6マスで、どれも会社と学校の列でした。個人の2列には○が1つもありません。払っている人の列も、無料の列と同じ並びです。
会社と学校の列はプライバシーハブに書いてある
会社と学校の列は、Google Workspaceの生成AIのプライバシーハブが元です。このページは2026年10月6日に更新されていて、Gemini Notebookについて次のように書いています。
人間のレビュアーが確認することも、生成 AI モデルのトレーニングに使用されることもありません
対象はアップロードした資料と質問と、モデルが返した回答です。このハブは、Workspaceの対象のエディションとWorkspace for Educationだけに当てはまると断っています。学校の列を会社と同じにしたのはこのためです。

保存の決まりも書かれていました。質問と回答はセッションが終わると残りません。アップロードしたファイルとノートブックは、自分で消すかGoogleのデータエクスポートで書き出せます。
個人の列はClaudeの答えで埋めた
個人の2列は、公式の原文を手元で確かめきれませんでした。GeminiアプリのプライバシーハブはNotebookLMについて、別のプライバシーと利用規約を見るよう案内しています。
そこで個人の列には、11月7日にClaudeが返した答えを入れて△と×にしました。
- 学習:NotebookLMは個人の資料も学習に使わない
- 人が読む:評価のボタンを押すと、資料と質問まで確認の対象になる
- 共有:閲覧者として渡すと、相手は元の資料まで読める
学習に使わないという答えが正しくても、人が読む場面と共有で外に出る場面は残ります。個人の列に×が4マス並ぶのはこのためです。学習のスイッチを探すより、評価のボタンと共有の設定を先に見てください。
月2,900円のGoogle AI Proより月1,600円のWorkspaceのほうが守りは固い
お金を払えば守りが増えるのかも確かめました。11月7日にGoogleの料金ページを開くと、個人向けの有料プランは3段でした。
- Google AI Plus:月725円
- Google AI Pro:月2,900円
- Google AI Ultra:月14,500円から
NotebookLMについての書き方は、Plusが「機能とモデルへの拡張アクセス」でした。Proは「アクセスの拡大」で、Ultraは「上位レベル アクセス」です。
どれも使える範囲が広がるという話です。保存や人の確認の扱いが変わるという記載は、3つのどこにもありません。

会社向けはStandardからNotebookLMが入る
会社向けのGoogle Workspaceの料金ページも同じ日に開きました。年間プランの表示で、1人あたりの月額は次のとおりです。
- Starter:月800円
- Standard:月1,600円
- Plus:月2,500円
- Enterprise:問い合わせ
機能の一覧に「AI リサーチ アシスタント(Gemini Notebook)」が出てくるのはStandardからでした。11月7日には、最初の3か月を半額にする期間限定の表示も出ていました。

円で並べると逆転が分かります。個人で月2,900円を払っても、会社向けの約束は付きません。会社でStandardの月1,600円を払うと、プライバシーハブの約束が付きます。
AIツールナビでは、2026年11月7日に508本の料金を取り直しました。Gemini Notebookは日本円で払える91本の1つで、いちばん安い有料のプランは月725円でした。
個人の有料プランで会社の資料を入れるとどうなるか
自分で月725円や月2,900円を払い、会社の資料を入れる人もいると思います。この場合は個人のアカウントなので、次の3つが起きます。
- 会社のWorkspaceのプライバシーハブの約束は効きません。
- 管理者が会社のアカウントにかけた設定も、個人のアカウントには届きません。
- 払った額が大きくても、守りの面では無料と同じ列に並びます。
NotebookLMの共有リンクで渡すと元の資料まで読まれる
学習に使われなくても、資料が外に出る道があります。いちばん起きやすいのが共有です。
11月7日の朝7時台にClaudeへ、共有リンクで渡すと相手は元の資料まで見られるかを聞きました。45.3秒で返ってきた答えは「はい、見られます」でした。
- 閲覧者として渡すと、相手はノートブックの中の資料とメモを全部読めます。
- 元のPDFやドキュメントの中身も開けます。編集ができないだけです。
- 「チャットのみ」のリンクで渡しても、隠した資料にたどり着ける場合があります。
Claudeは出典にNotebookLMのヘルプとNotebookLM Enterpriseのページを挙げました。どちらもGoogleの公式です。ただ編集部はこの2本の原文を写していないので、ボタンの名前までは確かめきれていません。

ドライブで共有を止めてもノートブックの写しは残る
もう1つの落とし穴は、ドライブから入れた資料です。Workspaceのプライバシーハブには、ドライブからソースを入れると新しいコピーができると書かれています。
そのコピーはドライブではなくGemini Notebookの側に保存されます。組織のファイル共有とデータの保存地域の設定は、Gemini Notebookのデータには当てはまりません。

つまりドライブで元のファイルの共有を絞っても、ノートブックに入った写しには効きません。Claudeの答えと合わせると、ノートブックを渡した相手は写しのほうを読めることになります。
共有をやめる手順はClaudeの答えでは4段
Claudeが挙げた共有の止め方は次の順番です。
- ノートブックを開く
- 右上の「共有」を押す
- 「リンクを知っている全員」を「制限付き」に戻す
- メールで招いた相手は「アクセス権を削除」を選ぶ
Claudeは、制限付きに戻せば出回ったURLも開けなくなると答えました。会社のWorkspaceなら、管理者がGemini Notebookの共有の設定を管理できます。
管理者向けのヘルプにも「Gemini Notebook の共有設定を管理する」という記事が並んでいます。社外へ渡せる範囲は、会社で先に決めておくのが確かです。
会社版のWorkspaceでもNotebookLMに残る3つの穴
会社のWorkspaceなら全部安心かというと、そうではありません。プライバシーハブの質問の欄を読むと、Google自身が3つの弱点を書いていました。
- WorkspaceのDLPとつながっていない
- ドライブから入れた資料は写しになり、組織の設定が届かない
- ISO・SOC・FedRAMPの認証に対応していない
1つ目はDLPが効かない
DLPは、社外秘の情報が外へ出るのを止める仕組みです。会社でこれを設定していても、Gemini NotebookはWorkspaceのDLPとつながっていません。

代わりの手としてGoogleが挙げているのはIRM(Information Rights Management)です。ドライブのファイルでダウンロードとコピーと印刷を止めると、Gemini Notebookに入れられなくなります。
持ち出させたくない資料には、この設定を先にかけてください。DLPを入れている会社ほど、ここは見落としやすい所です。
2つ目はドライブの設定が写しに届かない
前の章で書いたとおり、ドライブから入れた資料は写しになります。その写しには、次の2つの設定が当てはまりません。
- 組織のファイル共有の設定
- データを保存する地域(データ リージョン)の設定
データを国内に置く決まりがある会社は、ここを見落とさないでください。ドライブの側で守っているつもりでも、写しは別の場所にあります。
3つ目は業界の認証に対応していない
プライバシーハブは、Gemini NotebookがISOとSOCとFedRAMPのコンプライアンスに対応していないと書いています。医療の情報を扱うときのHIPAAも、Googleの業務提携契約(BAA)の対象外です。
Googleは認証を取る作業を進めていて、近いうちに知らせるとしています。病院や保険など認証を前提に動く職場は、それまで入れる資料を絞るのが安全です。

管理者ができること
- 組織全体か部署やグループごとに、Gemini Notebookをオンとオフにする
- コンテキストアウェア アクセスで、端末の状態やネットワークに応じて使える人を絞る
- データエクスポートのツールで、Gemini Notebookのデータを書き出す
守りを固めるなら、使う部署を絞ってから広げるのが近道です。3つの穴は設定だけでは埋まらないので、入れてよい資料の線引きを先に紙1枚で決めておきます。
Claudeに2問聞くと会社版の3つの穴を言わず出典5本に公式は無かった
AIに聞けば済むのではないか、と考える人もいると思います。そこで11月7日の朝7時台に、ブラウザからClaudeとChatGPTへ同じ質問を2つずつ送りました。
- 1問目は「NotebookLMに会社の会議資料をアップしても情報漏洩しませんか?入れた資料は学習に使われたり、Googleの人に読まれたりしますか?」です。
- 2問目は共有リンクで渡したときに相手が元の資料まで見られるかと、共有をやめる手順と資料を消す手順を聞きました。
ChatGPTは2回とも、こちらのブラウザが別の作業で使われていて300秒待っても開けませんでした。答えが返ってこなかっただけで、ChatGPTが間違えたという意味ではありません。
比べられたのはClaudeの答えと公式ヘルプです。Claudeは1問目に39.4秒で1,475字、2問目に45.3秒で942字の答えを返しました。
Claudeの答えと公式ヘルプを突き合わせた結果
| Claudeが答えたこと | 公式ヘルプ | 判定 |
|---|---|---|
| Workspaceは学習にも人の確認にも使わない | 同じことを書いている | ○ 合っている |
| 安全かはプランでなくアカウントで決まる | 料金ページに守りが増える記載は無い | ○ 筋は通る |
| 個人は評価ボタンで人の確認に回る | 個人向けの原文は未確認 | △ 照らせず |
| Workspaceで共有を自分だけにすれば読まれない | DLPが効かないなど3つの穴がある | △ 言い落とし |
| 共有の閲覧者は元の資料まで読める | 出典は公式2本・原文は未確認 | △ 照らせず |
| 名前はNotebookLMのまま | いまの名前はGemini Notebook | × 改名に触れず |
| 1問目の出典5本 | Googleの公式は0本 | × 公式なし |
合っていたのは会社と個人の分け方
1問目の答えの柱は「使うアカウントの種類で扱いが決まります」という一文でした。Workspaceなら学習にも人の確認にも使われないという所は、プライバシーハブの文と合っています。
個人のアカウントでは評価のボタンを押さないよう勧めた所も、守りの面では筋が通っています。料金のプランで守りは上がらない、という見立ても料金ページの書き方と合っていました。
言わなかったのは会社版の3つの穴と新しい名前
Claudeは1問目の最後に、Workspaceで使い共有を自分だけにすれば学習にも使われず人にも読まれないとまとめました。ところが前の章の3つの穴には、2問とも触れていません。
- DLPとつながっていないこと
- ドライブから入れた資料は写しになり組織の設定が届かないこと
- ISOやSOCなどの認証に対応していないこと
2問とも、Gemini Notebookという新しい名前も出てきませんでした。いまのGoogleのヘルプは新しい名前で書かれているので、知らないと公式のページを探し損ねます。
出典の差は1問目と2問目で分かれた
1問目の答えの最後に並んだ出典は5本で、Googleの公式は1本もありませんでした。どれも会社のブログや解説記事です。
2問目の出典はNotebookLMのヘルプとNotebookLM Enterpriseのページの2本で、どちらもGoogleの公式でした。公式の出典を挙げた数は、2問目のほうが多かったことになります。
AIの答えは、守りの大筋をつかむ入口としては使えます。ただ会社の資料を入れるかどうかの最後の判断は、プライバシーハブの原文で確かめてください。
Gemini・ChatGPT・Claude・Copilotで上げた資料が学習に回るか比べた6行
ほかのAIならどうかも気になるところです。2026年11月2日に写した各社の公式ヘルプから、上げた資料が初期設定のまま学習に回るかを並べました。
上げた資料は初期設定で学習に回るか
| AIとアカウント | 初期設定で学習に回るか | 公式に書かれていること |
|---|---|---|
| NotebookLM(会社のWorkspace) | ○ 回らない | 人のレビューも学習も無い |
| NotebookLM(個人) | △ 原文は未確認 | Claudeは使わないと答えた |
| Geminiアプリ(個人) | × 回る | 18歳以上は保存が最初からオン |
| ChatGPT(無料・Plus・Pro) | × 回る | データ共有がデフォルトで有効 |
| Claude(個人) | △ 自分で選ぶ | 登録のときに選び後から変えられる |
| Copilot(8月18日以降の新アプリ) | ○ 回らない | 基礎モデルの学習に使わない |
初期設定のまま学習に回るのは、Geminiアプリの個人版とChatGPTの個人版でした。どちらも何も触らずに資料を入れると、学習に回る側に入ります。
- Geminiアプリ:18歳以上のユーザーは「アクティビティの保存」が最初からオンです。
- ChatGPT:無料版とPlusとProの個人用ワークスペースは、データ共有がデフォルトで有効だとOpenAIは書いています。
- Claude:登録の途中で自分で選ぶ形です。今までの利用者には選ぶ画面が出ます。
- Copilot:2026年8月18日から使える新しいアプリは、プロンプトや応答やファイルの中身を基礎モデルの学習に使いません。
- NotebookLM:会社のWorkspaceなら学習に使わないと公式に書かれています。個人のNotebookLMはClaudeが使わないと答えた段階で、この調べでは原文までは確かめきれていません。
同じGoogleでもGeminiアプリとNotebookLMは設定が別
初期設定で比べると、Copilotの新しいアプリのほうがGeminiアプリより守りは固い結果です。見落としやすいのは、同じGoogleでもGeminiアプリとNotebookLMで設定の場所が別なことです。
Geminiアプリの保存を切っても、NotebookLMの資料の扱いは変わりません。4社の学習の止め方はAIに学習させない設定の早見表にまとめています。
NotebookLMに入れた資料を消す手順とGeminiアプリの履歴の関係
資料を入れてしまった後に消す方法も確かめました。Claudeが2問目で答えた消し方は、資料ごとに消す方法とノートブックごと消す方法の2つです。
- 左側の「ソース」の欄を開く
- 消したい資料の三点のメニューから「ソースを削除」を選ぶ
- ノートブックごと消すなら一覧の三点のメニューから削除する
会社のWorkspaceについては、プライバシーハブにユーザーが自分で消せると書かれています。アップロードしたファイルもノートブックも手で消せて、Googleのデータエクスポートで書き出すこともできます。
Geminiアプリの履歴を消してもノートブックの資料は残る
ここで間違えやすいのがGeminiアプリとの関係です。Geminiアプリの中から、ノートブックに資料を足す使い方もあります。
Geminiアプリのプライバシーハブは、ノートブックに足したソースはGemini Notebookに保存されると書いています。Geminiアプリの履歴を消しても、ほかのGoogleサービスのデータは消えないとも書いていました。

編集部が10月19日に自分のアカウントで開いた、Geminiアプリのアクティビティの画面も撮りました。オンの下には、18か月より前のアクティビティを消す設定が出ています。

説明文には、オフでもチャットは72時間保存されると書かれていました。ここを切っても、NotebookLMに入れた資料はNotebookLMの側で消す必要があります。
消すときは、Geminiアプリの履歴とノートブックの資料の両方を見てください。片方だけ消して安心するのが、いちばん残りやすい形です。
AI活用事例ナビの39件で見るNotebookLMに入れられている資料
実際にどんな資料がNotebookLMに入れられているのかも数えました。使ったのはAInformationのAI活用事例ナビです。
- AI活用事例ナビに載っている事例:3,621件
- 使ったAIの欄にGemini Notebook(旧NotebookLM)が入る事例:39件
- そのうちGoogle Workspaceと一緒に使った会社と自治体:6件
- そのうち公立の学校の事例:6件
2026年11月7日に、この39件の道具の欄と使い方の欄を1件ずつ見て数えました。入れていた資料には次のようなものがあります。
- 運用マニュアルや手順書(製造業のForbes Marshall)
- 社内で書いたスクリプトと公式のリリース情報(船井総研ホールディングス)
- 打ち合わせの録音(奈良市立佐保小学校)
- 児童の学力調査の結果(沖縄市立諸見小学校)
- 生徒が書いた振り返りシート(奈良市立若草中学校)
学力調査や振り返りシートには、子どもの情報が入ります。6校の事例には、どのアカウントで使ったかまでは書かれていませんでした。
学校のWorkspace for Educationで使っていれば、表の学校の列の守りが付きます。先生の個人のアカウントで入れると、個人の列の扱いです。
この差は、入れる資料の中身が重いほど大きくなります。まず入れる人のアカウントをそろえてください。Geminiアプリに入れるときの注意はGeminiの情報漏洩対策の12項目にあります。
※記事の事実とは分けて、筆者の考えを書いています。
分析・考察NotebookLMで怖いのは学習よりも、会社の資料を個人のアカウントで入れてしまうことです。会社のWorkspaceなら人のレビューも学習も無いとGoogleは書いていますが、個人のアカウントにはその約束が付きません。
私なら使う前に、ログインしているメールアドレスを必ず見ます。会社で使うならWorkspaceに寄せて、DLPが効かない分は共有と持ち出しの決まりで補う。ここまで決めておけば、安心して資料を入れられます。
- NotebookLMに入れた資料はGoogleの学習に使われますか?
- 会社や学校のWorkspaceで使う場合は、使われないとGoogleの公式ヘルプに書かれています。アップロードした資料と質問と回答は、人のレビュアーにも見られません。個人のアカウントについては、Claudeが学習に使わないと答えました。ただ編集部は個人向けの公式の原文までは確かめきれていません。
- NotebookLMの無料版と有料版で情報漏洩の守りは変わりますか?
- Googleの料金ページを見る限り、変わるという記載はありません。Google AI Plusは月725円で、Google AI Proは月2,900円です。書かれているのは、NotebookLMの機能とモデルが広がることだけでした。守りの約束が付くのは、会社向けのWorkspaceに入ってからです。
- NotebookLMを共有リンクで渡すと相手は元の資料を見られますか?
- Claudeの答えでは見られます。閲覧者として渡すと、ノートブックの中の資料とメモを全部読めるそうです。「チャットのみ」のリンクでも、隠した資料にたどり着ける場合があると答えました。共有は名前を指定して、必要な人だけに渡すのが確かです。
- 会社のWorkspaceで使えばNotebookLMは完全に安全ですか?
- 学習と人の確認は無いと書かれていますが、穴は3つ残ります。Gemini NotebookはWorkspaceのDLPとつながっていません。ドライブから入れた資料は写しになり、組織の共有とデータの保存地域の設定が届きません。ISOやSOCなどの認証にもまだ対応していません。
