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Gemini顔写真の危険性は?確認10項目と消し方を紹介!AIの答えは人の確認を誤った

読了 約21分
学習オフでもGeminiは72時間残す。Gemini顔写真の危険性は確認10項目で見る
この記事の要点

Geminiに入れた顔写真は保存をオフにしても72時間残ります。人が見た会話は最長3年消えません。公式ヘルプを書き写して、入れる前の確認10項目と消す5ステップにまとめました。Claudeに聞いた答えはオフの効き目を誤っていました。

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AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AInformationは、AIツールの料金や求人、資格を自分で調べて数えているAIのデータメディアです。個人のAI選びにも、企業のAI導入にも使える数字を出しています。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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Geminiに入れた顔写真は保存をオフにしても72時間残ります。人が見た会話は最長3年消えません。公式ヘルプを書き写して、入れる前の確認10項目と消す5ステップにまとめました。Claudeに聞いた答えはオフの効き目を誤っていました。

10項目顔写真を入れる前に確かめる
72時間保存をオフにしても残る時間
3年人が見た会話が残る最長の期間
この記事で分かること
  • Geminiに顔写真を入れる前に確かめる10項目の○×表(学習オフでも残るものに印つき)
  • 入れてしまった顔写真を消す5ステップと押す場所
  • 顔写真が残る期間は18か月・72時間・最長3年のどれになるか
  • 学習をオフにしても防げない5つの穴と人が見る3つの場面
  • Gemini・ChatGPT・Claude・Copilotの4つで初期設定の学習の扱いを比べた表
  • Claudeに同じことを聞いた答えと公式ヘルプが食い違った所(2026年11月6日に実測)

自分の顔写真や子どもの写真をGeminiに入れて、髪型を変えたりイラストにしたりする使い方が広がっています。気になるのはその写真がGoogleにどれだけ残るかです。誰が見るのかも知っておきたいところです。よく言われるのは「設定をオフにすれば安心」という答えです。ところがGoogleの公式ヘルプを読むと、オフにしても残るものがいくつも書かれています。

AInformation編集部は2026年11月2日にGeminiのプライバシーハブなど公式ヘルプ4本を書き写しました。10月19日には編集部のアカウントでGeminiの設定画面も開いています。11月6日の朝7時台には、Claudeに同じ質問を2つ送って答えを公式の文と突き合わせました。この記事はその3つをもとに、入れる前の10項目と入れた後の5ステップにまとめたものです。

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Geminiに顔写真を入れる前に確かめる10項目

先に結論を書きます。Geminiに顔写真を入れる危険は、学習に使われることだけではありません。人が見る場面があること・オフにしても数日は残ること・共有リンクが消えずに残ることの3つが重なっています。下の表は、入れる前に1つずつ見てほしい10項目です。右の列に●が付いた5項目は、学習のスイッチを切っても残るものです。

表は2026年11月2日に写したGoogleの公式ヘルプの文をもとに作りました。●の付いた行は、オフにしただけでは守れません。入れる前に表の右の列を一度読んでから使い始めてください。

Geminiに顔写真を入れる前に確かめる10項目

確かめること ○×の目安 学習オフでも残るか
アクティビティの保存 ○ オフか一時チャットで入れる ● 72時間は残る
自動削除の期間 ○ 18か月から3か月に縮める ―
写っている人の許可 × 許可が無ければ入れない ―
子どもの顔 × 顔が分からない写真に替える ―
背景の名札・制服・家 × 写っていたら切り取る ―
高評価・低評価のボタン × 顔写真の会話では押さない ● 押すと添付ごと最長3年
共有リンク × 作らない ● チャットを消しても残る
Googleフォトから渡すか × 連携せず1枚だけ渡す ● 元の写真はフォトに残る
個人用か仕事用か ○ 会社のWorkspaceは人の確認なし ―
作った画像の透かし ○ SynthIDが入る前提で使う ● 透かしは画像に残る
データ:AInformation調べ(2026年11月2日にGoogleの公式ヘルプを書き写して整理。●は学習オフでも残るもの) / 制作:AInformation
顔写真をこう入れていませんか。こんな使い方をしていませんか?。家族写真を保存オンで加工。良い出来に高評価を押す。加工した写真を共有リンクで送る。友だちの顔を許可なく入れる。当てはまる人は。10項目の表で入れる前に確かめる。学習オフでも72時間は残る。AInformation編集部が作ったイラスト図解(「こんなことしていませんか」のチェック場面)
顔写真をこう入れていませんか

いちばん先に見るのはアクティビティの保存

1つ目の項目が土台です。Geminiの公式ヘルプには、18歳以上のユーザーは「アクティビティの保存」が最初からオンになっていると書かれています。オンのままだと、チャットとアップロードした写真はアカウントに保存されます。さらにGoogleのサービスの改善に使われ、その中には生成AIのモデルの学習も入ります。何も触らずに使い始めた人は、この状態で顔写真を入れていることになります。

顔写真を入れるなら、保存をオフにするか一時チャットを使うのが先です。一時チャットは人のレビュアーが見てAIの改善に使うことは無い、と公式ヘルプは書いています。ただし表の●のとおり、どちらを選んでも72時間はアカウントに残ります。

見落としやすいのは高評価と共有リンク

6つ目と7つ目は、オフにしている人ほど見落とします。回答の下にある高評価や低評価を押すと、オフにしていても直前24時間のチャットとアップロードしたファイルがフィードバックと一緒に送られます。加工した写真を友だちに見せようと共有リンクを作った場合も同じです。チャットを消しても、そのリンクは消えずに残ります。詳しくは後の章で順に書きます。

Geminiに入れてしまった顔写真を消す5ステップ

すでに顔写真を入れてしまった人は、この章の5ステップを上から順にやってください。手順はGoogleの公式ヘルプ「Gemini アプリのアクティビティを管理、削除する」を2026年11月2日に写したものです。パソコンの画面で書いていますが、スマホのアプリでも同じ名前のメニューがあります。

Geminiに入れた顔写真を消す5ステップ

順番 やること 押す場所 気をつけること
1 アクティビティを開く gemini.google.com→設定とヘルプ→アクティビティ myactivity.google.com/product/gemini でも開ける
2 写真を入れた会話を消す 削除→範囲を選ぶか会話の横の削除アイコン 人が見た会話は消えず最長3年残る
3 公開リンクを消す 公開リンク設定 チャットを消してもリンクは残る
4 今後の保存を止める 上部のオン→オフにしてアクティビティを削除 オフでも72時間は残る
5 元の写真を消す Googleフォトや端末の写真 Geminiの削除ではほかのサービスは消えない
データ:AInformation調べ(Googleの公式ヘルプ「Gemini アプリのアクティビティを管理、削除する」ほかを2026年11月2日に書き写して整理) / 制作:AInformation
Geminiに入れた顔写真の消し方。アクティビティを開く。設定とヘルプからアクティビティへ。会話を削除する。範囲か1件ずつ選んで消す。公開リンクを消す。チャットを消してもリンクは残る。保存をオフにする。オフにしてアクティビティを削除。人が見た会話は最長3年残る。AInformation編集部が作ったイラスト図解(横並びの手順コマ)
Geminiに入れた顔写真の消し方

ステップ1と2はアクティビティから消す

パソコンで gemini.google.com を開き、[設定とヘルプ]から[アクティビティ]を押します。myactivity.google.com/product/gemini を直に開いても同じ画面に入れます。上にある[削除]を押すと、1時間以内・過去1日間・指定の期間・全期間の4つから範囲を選べます。写真を入れた会話だけを消したいときは、その会話の横にある削除のアイコンを押します。Googleによると、消すと決めた時点でサービスとシステムから消す処理がすぐに始まります。

ステップ3は公開リンクを別に消す

ここが抜けやすい所です。公式ヘルプには、共有したチャットを削除しても関連する公開リンクは削除されないとはっきり書かれています。加工した写真をリンクで誰かに送っていたら、アクティビティを消しただけではリンクを開けば今も見られます。プライバシーハブが案内している「公開リンク設定」から、リンクのほうも消してください。

GoogleのGeminiアプリのヘルプ。アクティビティを削除する手順と、削除した場合の影響として公開リンクは削除されないという説明が写っている画面
Geminiの公式ヘルプ。チャットを消しても公開リンクは削除されないと書かれている 出典:support.google.com(2026年11月6日時点の画面)

ステップ4と5で今後の分と元の写真を止める

この先も顔写真を入れるつもりなら、上部の[オン]から[オフにしてアクティビティを削除]を選びます。ここまでやっても、Googleフォトに残っている元の写真や端末の写真は消えません。公式ヘルプも、Geminiのアクティビティを消してもほかのGoogleサービスのデータは消えないと書いています。元の写真は各サービスで消してください。

もう1つ知っておきたいのは、消せないものがあることです。人のレビュアーがすでに見た会話は、アカウントから切り離されて最長3年保存されます。これはアクティビティを消しても消えません。だからこそ、入れる前の10項目のほうが効き目が大きいのです。

Geminiの顔写真は18か月・72時間・3年のどれで消えるか

Geminiに入れた顔写真がいつ消えるかは、設定と使い方で4通りに分かれます。2026年11月2日に写したプライバシーハブとアクティビティのヘルプから、残る期間を並べたのが下の表です。プライバシーハブの質問の欄は10月26日に更新されたものでした。

Geminiに入れた顔写真が残る期間

使い方 残る期間 消せるか
保存オンのまま(既定) 18か月で自動削除 ○ 3か月・36か月・無期限に変えられる
保存オフ・一時チャット 72時間 × 応答と保護のため残る
人のレビュアーが見た会話 最長3年 × 削除しても消えない
フィードバックを送った会話 最長3年 × アカウントと切り離して保存
アバターの記録(顔と声) 3年使わなければ自動削除 ○ データとプライバシーから消せる
会社のWorkspace 管理者が決める(既定18か月) △ 管理者が禁じていなければ消せる
データ:AInformation調べ(2026年11月2日にGeminiのプライバシーハブとアクティビティのヘルプを書き写して整理) / 制作:AInformation
Geminiに入れた顔写真が残る期間。あなたの使い方。残る期間。保存オンのまま。18か月。3か月に縮められる。保存オフ・一時チャット。72時間。応答と保護のため。人が見た会話。最長3年。削除しても消えない。高評価・低評価を送った。最長3年。オフでも添付ごと。オフにしても0日にはならない。AInformation編集部が作ったイラスト図解(状況→目安の早見表)
Geminiに入れた顔写真が残る期間

何も触っていなければ1行目です。アクティビティは18か月たつと自動で消えます。この期間は3か月・36か月・自動で消さない、の3つに変えられます。顔写真を入れる人は3か月に縮めておくと安心です。

保存をオフにした人と一時チャットを使った人は2行目で、72時間です。Googleはこの72時間の理由を、応答を返すためとGoogleや利用者や一般の人を守るためだと説明しています。システム障害に備えてアカウントに保存する、という例も挙がっていました。

長く残るのは3行目と4行目です。人のレビュアーが見た会話と、フィードバックを送った会話は最長3年です。どちらもアカウントから切り離した形で保存されます。下の画面は編集部が10月19日に自分のアカウントで開いた設定です。オンの下に18か月の自動削除が出ています。説明文にも「オフの場合でも72時間保存されます」と書かれていました。

Geminiアプリアクティビティの設定画面。アクティビティの保存がオンになっていて、オフでもチャットは72時間保存されるという説明と、18か月以上たったアクティビティを削除する項目が写っている
編集部が10月19日に自分のアカウントで開いたGeminiアプリアクティビティの画面 出典:ainformation.jp(2026年11月6日時点の画面)

学習オフでもGeminiの顔写真が残る5つの穴

アクティビティの保存をオフにすると、以後のチャットはAIのモデルの学習に使われなくなります。ここまではよく知られています。この記事で伝えたいのはその先です。公式ヘルプの文を1行ずつ読むと、オフでは防げないものが少なくとも5つありました。

GoogleのGeminiアプリのプライバシーハブの画面。アクティビティの保存がオフの場合に今後のチャットが72時間保存されることと、レビュー済みの会話は最長3年保存されることの説明が写っている
Geminiのプライバシーハブ。保存をオフにしても今後のチャットは72時間保存される 出典:support.google.com(2026年11月6日時点の画面)

1つ目と2つ目は72時間と保護のための確認

1つ目は72時間の保持です。オフにしても一時チャットにしても、会話はアカウントに72時間残ります。2つ目は保護のための確認です。プライバシーハブには、保存がオフでも一時チャットでもGoogleは応答と保護のためにチャットを使うと書かれています。その中には人のレビュアーによるレビューも含まれます。オフにすれば人の目から完全に外れる、とは読めません。

3つ目と4つ目はフィードバックとオフ前の会話

3つ目はフィードバックです。オフでも高評価や低評価を送ると、Googleは送られたフィードバックと直前24時間のチャットとアップロードしたファイルを集めて使います。特別なチームがレビューし、最長3年保存されます。4つ目はオフにする前の会話です。オフにした時点ですでにレビュアーが見ていた会話は、アクティビティを消しても消えません。

5つ目は共有リンクとほかのサービス

5つ目は外に出た分です。共有した公開リンクはチャットを消しても残ります。Googleフォトなどほかのサービスにある写真も、Geminiの設定では消えません。さらにプライバシーハブには、匿名化データを作るための処理にはGeminiの設定が適用されないという一文もありました。この匿名化データはGoogleのサービスの改良に使うものです。

つまりオフにすることは、これから先の学習を止めるだけで顔写真そのものを消すスイッチではありません。オフで守れるのは先の分だけで、すでに外へ出た分には効きません。

Geminiの保存オフで防げること。Gemini。保存オフ。防げる。以後の会話がAIの学習に回る。アクティビティに残り続ける。改良のために人が読む。防げない。72時間の保持と保護目的の確認。送ったフィードバック。確認済みの会話と公開リンク。オフだけでは顔写真は守り切れない。AInformation編集部が作ったイラスト図解(1本のできる/できない)
Geminiの保存オフで防げること

Geminiで顔写真を人が見る場面は3つある

「人に見られるのか」は、検索してくる人がいちばん気にしている所だと思います。公式ヘルプを読むと、人が見る場面ははっきり3つに分かれていました。

場面1は保存がオンのときの改良

保存がオンのとき、Googleはサービスの改良のためにチャットの一部をレビュアーに見せます。レビュアーにはトレーニングを受けた外部の委託先も含まれます。回答の質が低いか不正確か有害かを評価して、より良い答えを書く役目です。見られた会話はアカウントから切り離されたうえで最長3年保存されます。Googleフォトから写真を渡した場合も、保存がオンなら人のレビュアーの手を通して改善に使われると書かれています。

場面2はオフでも残る保護のための確認

2つ目は前の章で書いた保護のための確認です。保存がオフでも一時チャットでも、Googleや利用者や一般の人を守る目的では人のレビューが入りうるとプライバシーハブは書いています。規約に違反した疑いのあるやり取りを調べる場合もここに当たります。

場面3はフィードバックを送ったとき

3つ目は自分でフィードバックを送ったときです。オフでも、送った時点で添付した写真ごと特別なチームのレビューに回ります。加工の出来が気に入って高評価を押しただけでも当てはまります。顔写真を入れた会話では、高評価も低評価も押さないのがいちばん確かな対策です。

プライバシーハブは「レビュアーに見られたくない機密情報は入力しないでください」と自分から書いています。Google自身がそう書いている以上、顔写真は見られてもかまわない1枚だけを入れると決めておくのが筋です。

ChatGPT・Claude・Copilotと比べると初期設定のGeminiは学習に回る側だ

ほかのAIなら安心なのかも気になるところです。そこでGemini・ChatGPT・Claude・Copilotの4つの公式ヘルプを2026年11月2日に写し、個人向けのアカウントで上げた画像が初期設定のまま学習に回るかを並べました。

上げた画像は初期設定で学習に回るか(4つのAI)

項目 Gemini ChatGPT Claude Copilot
初期設定で学習に回るか ○ 回る(18歳以上は保存オン) ○ 回る(データ共有が既定で有効) △ 使い始めに自分で選ぶ × 回らない(新アプリは基礎モデルに使わない)
学習を止めた後も残るもの 72時間・確認済みの会話は最長3年 保存済みのチャットは消えない 安全の分類で引っかかった会話 この調べでは確かめていない
一時チャットなどの保持 72時間 最長30日 30日 この調べでは確かめていない
人が見る場面の公表 ◎ 日数つきで3場面 ○ 担当者が見る場面を公表 △ この調べでは確かめていない △ この調べでは確かめていない
データ:AInformation調べ(2026年11月2日に4社の公式ヘルプを書き写して整理。個人向けのアカウント) / 制作:AInformation

初期設定のまま学習に回るのはGeminiとChatGPTの2つでした。Geminiは18歳以上なら保存が最初からオンです。ChatGPTも無料版・Plus・Proの個人用ワークスペースではデータ共有がデフォルトで有効だとOpenAIのヘルプにあります。何も触らずに顔写真を入れると、この2つは学習に回る側に入ります。

Claudeは使い始めに自分で選ぶ形です。Anthropicは2025年10月8日までに全員へ選ばせると発表していました。学習を許した人の会話は5年保存され、許さなければ30日です。Copilotは2026年8月18日に出た新しいアプリについて、プロンプトや応答やファイルを基礎モデルの学習に使わないとMicrosoftが書いています。初期設定で比べるなら、Copilotのほうが守りは固い結果です。

一方で、人が見る場面の説明はGeminiが一番細かく書かれていました。72時間・3年・フィードバック・公開リンクまで日数つきで公表しています。読めば分かる形にはなっているので、問題は読まずに使い始める人が多いことです。4社の学習の止め方はAIに学習させない設定の早見表にまとめています。

Claudeに同じ質問をすると人の確認の扱いを誤った

AIに聞けば済むのではないか、と考える人もいると思います。そこで2026年11月6日の朝7時台に、ブラウザからClaudeとChatGPTへ同じ質問を2つずつ送りました。1つ目は「Geminiに自分の顔写真を上げて画像を作ってもらったら、その写真はGoogleに保存されますか?学習に使われたり人に見られたりしますか?何日で消えますか?」です。2つ目は子どもや友だちの顔写真を加工するときの注意5つと、消す手順を聞きました。

ChatGPTは2回ともブラウザが途中で止まって答えが返ってこなかったため、比べられたのはClaudeだけです。Claudeは1つ目に42.3秒で1,421字、2つ目に47.5秒で1,267字の答えを返しました。

Claudeの答えとGoogleの公式ヘルプを突き合わせた結果

公式ヘルプにあること Claude 1つ目 Claude 2つ目
保存の既定は18か月で3か月に縮められる ○ ―
オフでも72時間残る ○ ―
人が見た会話は削除しても最長3年 ○ ○ 別枠で残ると書いた
オフでも保護のために人が見ることがある × 人のレビューは止まると答えた ―
オフでもフィードバックを送ると添付ごと使われる × 触れていない × 触れていない
チャットを消しても公開リンクは残る × 触れていない × 触れていない
削除の入口は設定とヘルプ→アクティビティ ― △ 左上のメニューと書いた
出典にGoogleの公式が入っているか × 5本中0本 ○ 2本中1本
データ:AInformation調べ(2026年11月6日 7時台にブラウザから送ったClaudeの答えと、11月2日に写したGoogleの公式ヘルプを突き合わせ) / 制作:AInformation

合っていたのは日数で誤ったのはオフの効き目

日数はよく合っていました。18か月の既定・3か月に縮められること・オフでも72時間・人が見た会話は最長3年で削除しても消えない、の4つはどれも公式の文どおりです。誤っていたのはオフの効き目です。Claudeは保存をオフにすると今後の会話は人間のレビューに送られず、これで学習と人間のレビューを止められると答えました。プライバシーハブはオフでも保護のためには人のレビューを含めて使うと書いているので、ここは食い違います。

抜けていたのはフィードバックと公開リンク

2つの答えのどちらにも、オフでも高評価や低評価を送ると添付ごと使われる点は出てきませんでした。チャットを消しても公開リンクは残る点も出ていません。2つ目の消す手順では、入口を「左上のメニュー」と書いていました。公式ヘルプの入口は[設定とヘルプ]から[アクティビティ]です。

出典にも差がありました。1つ目の答えに挙がった5本の中にGoogleの公式は1本もありません。2つ目は2本のうち1本がGoogleのサポートページでした。AIの答えは日数を調べる入口としては使えます。ただしオフにすれば人に見られないという一番大事な所で誤っていたので、最後は公式ヘルプで確かめてください。Geminiにほかの情報を入れるときの全体の注意はGeminiの情報漏洩対策の12項目にあります。

月2,900円のGoogle AI Proでも顔写真の扱いを変える記載は無い

お金を払えば顔写真は守られるのかも確かめました。Googleの料金ページを2026年11月2日に見ると、個人向けのGoogle AI Plusは月725円でした。Google AI Proは月2,900円で、Google AI Ultraは月14,500円からです。ところがプライバシーハブを読む限り、有料のプランだけ保存や人の確認の扱いを変えるという記載は見当たりません。有料プランで集める情報として、サブスクリプションの関連情報が足されるだけです。

Geminiは払うプランで顔写真の扱いが変わるか

プラン 月額 人の確認と学習
Gemini(無料) 0円 ○ 保存オンが既定で学習と人の確認に回る
Google AI Plus 725円 ○ 有料でも扱いを変える記載は無い
Google AI Pro 2,900円 ○ 有料でも扱いを変える記載は無い
Google AI Ultra 14,500円から ○ 有料でも扱いを変える記載は無い
Google Workspace Starter 800円(年契約・1人あたり) × 人のレビューも許可なき学習も無い
Google Workspace Standard 1,600円(年契約・1人あたり) × 人のレビューも許可なき学習も無い
データ:AInformation調べ(料金は2026年11月2日にGoogleの料金ページを確認。扱いは同じ日に写したプライバシーハブとWorkspaceのプライバシーハブ) / 制作:AInformation
GoogleのAIプランの料金ページ。Google AI Plus・Google AI Pro・Google AI Ultraの月額とストレージが並んでいる画面
Googleの料金ページ。個人向けのGoogle AI Proは月2,900円 出典:one.google.com(2026年11月6日時点の画面)

扱いが変わるのは会社向けのGoogle Workspaceです。料金ページでは年契約で1人あたり月800円のStarterがいちばん下です。その上にStandardの月1,600円とPlusの月2,500円が並んでいました。StarterにもGemini AIとのチャットが入っています。Workspaceのプライバシーハブには、お客様のコンテンツは人間にレビューされないと書かれています。許可なくドメインの外で生成AIのモデルの学習に使われることも無いそうです。会話を残す期間は管理者が3か月・18か月・36か月から決め、会話履歴がオフなら最長72時間です。

Google WorkspaceのGeminiのプライバシーハブの画面。お客様のコンテンツは人間によってレビューされることも許可なく生成AIのモデルの学習に使われることもないという説明が写っている
Google Workspaceのプライバシーハブ。会社向けは人にレビューされないと書かれている 出典:support.google.com(2026年11月6日時点の画面)

円で並べると差がはっきりします。月2,900円のGoogle AI Proは個人向けなので、何も触らなければ学習に回る側のままです。月800円のWorkspaceのほうが、人のレビューと学習の両方で守りは固くなります。ほかのAIも同じ傾向で、ChatGPTの月1,400円のGoは個人向けの扱いです。AInformationのAIツールナビで画像を作るAIとして載せている79本のうち、日本円で払えるのは23本でした。払い方より先に、どのアカウントで使うかを見てください。

10月6日のNano Banana 2.1以降は作った画像にSynthIDが入る

顔写真の加工に使われているのは、Geminiの画像モデルのNano Bananaです。Googleは2026年10月6日(現地時間)に更新版のNano Banana 2.1を発表しました。Geminiアプリなどで同じ日から順次使えるようになっています。顔写真の加工もこの新しい版で動く場面が増えています。

同じ10月6日に、Googleは画像がAIで作られたかを確かめるSynthID Detectorを誰でも使えるように公開しました。Nano Bananaで作った画像にはSynthIDという目に見えない透かしが入ります。Geminiで作った画像も同じです。顔写真をもとに作った画像も、後から誰かがAIで作ったものだと確かめられることになります。

透かしは本人を守る面と残る面がある

これには2つの面があります。他人が自分の顔で作った画像を見つけたとき、AIが作ったものだと示す手がかりになるのが良い面です。一方で、作った画像は透かしを持ったまま広がります。SynthID Detectorの規約は、透かしを壊す加工を探すことを禁じています。判定に使えるのはGoogleとOpenAIなど4社のAIで作ったものだけで、ログインしないと判定まで進めませんでした。

目に見える透かしが付くかどうかは、この調べでは確かめられていません。人物の画像の作り方に新しい制限が付いたかどうかも同じです。Geminiのプライバシーの説明は10月13日に、プライバシーの質問の欄は10月26日に更新されていました。更新が続いているので、入れる前に日付を見る習慣を付けておくと安全です。

子どもや友だちの顔をGeminiに入れるときは本人の許可が先だ

最後は自分以外の顔です。Geminiのプライバシーに関するお知らせには「Gemini で他者の顔や声を使用したりする前に、必ず対象者の許可を得てください」と書かれています。アップロードや編集は自分が権利を持つものだけにしてほしい、とも続いています。友だちの顔を勝手に入れて面白い画像を作るのは、Googleの決まりの上でも外れた使い方です。

子どもの写真は顔が分からない形に替える

子どもの写真は、背景の名札や制服や家の外観から住んでいる所が分かることがあります。Claudeも2つ目の答えで、元の写真に撮影場所の情報が入っていることがあると注意していました。どうしても加工したいなら顔が正面から写っていない写真に替えてください。写り込んだ名札を切り取ってから入れるのも手です。

アバター作りは写真とは別の決まり

Geminiにはアバターを作る機能もあり、こちらは顔と声を記録します。プライバシーハブによると、記録はアカウントに保存されます。3年使わなければ自動で消えます。不正や危害への対処を除いて生成AIのモデルの学習には使わない、とも書かれていました。チャットに入れた写真よりも決まりがはっきりしている分、チャットに写真を入れるほうが扱いはゆるいのです。

自分の顔が他人に使われたと気づいたときのために、Googleのヘルプには「Google AI による肖像に関するポリシー違反を報告する」という窓口の記事も並んでいます。入れる前の10項目と消す5ステップに加えて、この窓口の名前も覚えておいてください。

藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

顔写真で怖いのは学習よりも、オフにしたから大丈夫という思い込みです。公式ヘルプはオフでも72時間残り、高評価を押せば添付ごと見られうると自分で書いています。研修でも、家族の写真を入れる前に保存のスイッチと共有リンクの2つだけは見るよう伝えています。会社で使うなら個人のアカウントでなくWorkspaceに寄せる。月800円の差で人のレビューから外れるので、ここはお金をかける価値があります。

よくある質問
Geminiに顔写真を入れると学習に使われますか?
18歳以上の個人アカウントで設定を触っていなければ、使われる側です。公式ヘルプには、アクティビティの保存は最初からオンだと書かれています。オンのときはアップロードした写真も生成AIのモデルの学習を含む改善に使われます。保存をオフにするか一時チャットを使えば、以後の会話は学習に使われません。
学習をオフにすれば顔写真はすぐ消えますか?
すぐには消えません。オフでも一時チャットでも、会話は72時間アカウントに残ります。オフにする前に人のレビュアーが見た会話は最長3年保存され、削除しても消えません。共有した公開リンクもチャットを消しただけでは残るので、公開リンク設定から別に消してください。
Geminiに入れた写真は人に見られますか?
見られる場面はあります。保存がオンのときは改良のためにレビュアーが一部を見ます。オフでも保護の目的で人のレビューが入りうるとプライバシーハブに書かれています。高評価や低評価を送ると、直前24時間の会話と添付した写真がフィードバックと一緒に特別なチームのレビューに回ります。
有料のGoogle AI Proにすれば顔写真は守られますか?
2026年11月2日に写したプライバシーハブには、月2,900円のGoogle AI Proだけ扱いを変えるという記載はありませんでした。人のレビューと許可のない学習が無いと書かれているのは会社向けのGoogle Workspaceで、年契約なら1人あたり月800円のStarterから使えます。

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