| ChatGPTが正解した数 | 18試行中18 |
|---|---|
| Geminiが正解した数 | 18試行中16 |
| ChatGPTの所要時間の中央値 | 301.1秒 |
- 会議記録から決まったこととやることを抜く6課題を、4つのAIへ3回ずつ投げた72試行の採点結果
- 正解はChatGPTが18試行中18試行(100.0%)で最も多く、Geminiは18試行中16試行(88.9%)だった
- 所要時間の中央値はGeminiが19.1秒で、ChatGPTは301.1秒(約5分)かかった
- Claudeは18試行中8試行(44.4%)だった。×の多くは途中経過の1行とJSONの引用符の形で数えられた
- Microsoft Copilotは1回目の課題1だけ答えて正解した。ほかは1日の利用上限の表示だった
- 決定事項・3つの仕分け・JSONを頼むプロンプト3つを、コピーして試せる形で載せた
議事録AIの精度比較はChatGPTが18試行中18試行
AIは会議記録から、決まったこととやることをどこまで正しく抜けるのか。AInformation編集部は2026年11月8日に、4つのAIへ同じ6課題を3回ずつ投げて確かめました。
比べたのはChatGPT・Gemini・Claude・Microsoft Copilotの4つです。正解はChatGPTが18試行中18試行(100.0%)で最も多く、2位はGeminiの18試行中16試行(88.9%)でした。
- ChatGPT:6課題とも3回とも正解した。所要時間の中央値は301.1秒(約5分)で、4つの中で最も長い
- Gemini:落とした2試行はどちらも課題1だった。所要時間の中央値は19.1秒
- Claude:18試行中8試行(44.4%)。×の多くは、画面の途中経過の1行が作り足しに数えられたもの
- Microsoft Copilot:18試行中1試行(5.6%)。1回目の課題1のあとは1日の利用上限の表示が返った
ChatGPTとGeminiの差は、正解率より所要時間に大きく出ました。ChatGPTは1回の答えに約5分かかり、Geminiは中央値19.1秒で返しています。

議事録を任せるなら、正確さを最優先する場面はChatGPTです。待ち時間を短くしたいならGeminiが合います。ただし1回の測定なので、日や課題が変われば順位は変わります。
1回ごとの答えと採点の理由は、この回の採点表と回答の全文で数え直せる形にしました。
測り方は架空の会議記録1本に6課題を3回ずつ

この記事で扱うのは、文字になった会議記録の整理です。録音を文字に直す文字起こしは測っていません。
材料は架空の株式会社サンプル商事の定例会議で、編集部が作りました。記録には次の4種類の発言をわざと混ぜてあります。
- 決まったこと(5件):弁当箱のセット販売・短期アルバイト10名・保温ボトルの表示など
- やること(4件):小林さん・佐藤さん・中村さんへ名前を呼んで期限つきで頼んだもの
- 決めなかったこと(3件):来期の組織・ノベルティの制作・物流倉庫を増やす件
- どれにも入らない報告:ECの11月の売上33,800千円・先週のクレーム19件など
正解は記録を作った時点で決めてあります。課題は易・中・難を2つずつ用意し、どれも同じ会議記録を課題文の下に貼りました。
- 課題1(易):決まったことだけを「決定1:」の通し番号で抜く
- 課題2(易):やることを「担当者名: 何をするか(期限)」の形で抜く
- 課題3(中):決めなかったことだけを「保留1:」の通し番号で抜く
- 課題4(中):次回の日程・書記の名前・出席人数を3行で答える
- 課題5(難):決まったこと・やること・決めなかったことの3つに分ける
- 課題6(難):決まったことをJSONだけで出す
毎回あたらしい会話で順番も入れ替えた
1回ごとにあたらしい会話を開いて課題文を送りました。先頭のAIは1回目がChatGPTで、2回目はGeminiでした。3回目はClaudeから投げています。
答えを待つ上限は300秒にしました。測る前のあいさつ1回は、採点にも所要時間にも入れていません。
採点はAIに任せず機械だけで行った
採点は機械だけで行い、AIには採点させていません。正解の決め方は課題の型ごとに次のとおりです。
- 抜き出しの課題(課題1・2・3・6):正解の項目が全部あり、作り足しが0件なら○
- 3つに分ける課題(課題5):見出しごとに同じ照合をして、3つとも合えば○
指示の遵守は、行の形や行数やJSONの形など課題ごとの決まりを全部守った回だけを数えました。72試行のうち分母から外した試行はありません。
課題別の○×は6課題ともChatGPTが3回正解
課題ごとの合格は、3回のうち何回○だったかで数えます。6課題とも3回そろって○だったのはChatGPTだけでした。
課題ごとの正解数(3回のうち)
| 課題 | ChatGPT | Gemini | Claude | Copilot |
|---|---|---|---|---|
| 1 決まったこと(易) | 3/3 | 1/3 | 3/3 | 1/3 |
| 2 やること(易) | 3/3 | 3/3 | 0/3 | 0/3 |
| 3 決めなかったこと(中) | 3/3 | 3/3 | 0/3 | 0/3 |
| 4 次回・書記・人数(中) | 3/3 | 3/3 | 3/3 | 0/3 |
| 5 3つに分ける(難) | 3/3 | 3/3 | 2/3 | 0/3 |
| 6 JSONで出す(難) | 3/3 | 3/3 | 0/3 | 0/3 |
| 合計 | 18/18 | 16/18 | 8/18 | 1/18 |
Geminiが落としたのは課題1の2回だけで、ほかの5課題は3回とも○でした。Claudeは課題1と課題4を3回とも正解し、課題5は3回のうち2回が○です。
Claudeは課題2・課題3・課題6で3回とも×でした。理由は答えの中身ではありません。読み取った文字に入った余分な1行と、JSONの引用符の形です。
次回・書記・人数の課題4は3つのAIが3回とも正解
課題4は、次回の12月22日と書記の加藤と出席の6人を全部書けたら○としました。ChatGPT・Gemini・Claudeの3つは3回とも正解です。

ChatGPTとGeminiは3行だけで返し、指示の遵守も3回とも○でした。Claudeの1回目の答えは画面では3行です。ただ読み取った文字は10行と数えられ、3行で答える決まりは3回とも×になりました。
Microsoft Copilotは2問目から1日の上限が出た
Microsoft Copilotは、1回目の課題1だけ答えを返しました。17.1秒で決定5件をすべて抜き、作り足しも0件の正解です。
- 1回目の課題2から3回目の課題6まで、返ったのはどれも「1 日の上限に達しました。」で始まる同じ表示だった
- 表示の続きは「今すぐ使用量を増やすか…」で、会議記録を読んだ答えは1本も返っていない
- この表示が返るまでの時間は13.8〜14秒だった。所要時間の中央値13.9秒もこの表示の時間になる
採点の決まりでは、この表示も答えとして読み取って×に数えています。測り方には上限で止まった試行を分母から外す決まり(limit)がありますが、この回の採点表は外していません。
そのためMicrosoft Copilotの18試行中1試行(5.6%)は、議事録を抜く力の結果ではありません。プランはMicrosoft 365 Personalでした。
決まったことの抜き出しはGeminiが2回「クレーム」を落とした
課題1は、決定5件を1件も落とさず作り足しが0件なら正解としました。ChatGPTとClaudeは3回とも正解で、Geminiは3回のうち1回だけです。

課題1で投げた文はこれです。会議記録も課題文の下にそのまま貼っています。
次の会議記録から、この会議で「決まったこと」だけを抜き出してください。
決まり
・1件につき1行。行の先頭は 決定1: 決定2: … の通し番号にする
・「決まったこと」はこの会議で決めた方針のこと。次の3つは入れない
- 担当者の名前を呼んで頼んだ「やること」(◯◯さん、…お願いします)
- 「今日は決めません」と言われたもの
- すでに終わったことの報告・数字の共有・次回の日程
・記録に出てくる数字(金額・人数・日付・割合)は落とさずに書く
・前置きと感想は書かない。抜き出した行だけを出す—- 会議記録 ここから —-
■ 商品企画・販売の定例会議(2026年11月8日 10:00〜11:30 会議室B)
出席:伊藤、小林、中村、佐藤、山本、加藤
書記:加藤
※この記録は AInformation編集部 がAIの検証のために作った架空のものです。実在の会社・人物とは関係ありません。■ やりとり
佐藤:倉庫の短期アルバイトは10名で決まりです。時給1,270円、募集開始は10月5日にします。
伊藤:ECの11月の売上は33,800千円でした。前の年の同じ月より15%多い数字です。
加藤:倉庫の稼働は今のところ問題ありません。8月の第3週は出荷が集中する見込みです。
山本:先週のクレームは19件でした。前の月より7件多く、原因は縫製のほつれが12件、残りは配送中の箱つぶれです。
加藤:中村さん、クレームの月次集計の様式を11月15日までに作ってください。
小林:商品E(保温ボトル)のパッケージと商品ページに、洗濯回数の目安を30回程度と大きく書きます。次の生産からです。
山本:新しいカタログの入稿は11月5日にすませました。表紙の写真も差し替えずみです。
中村:来期の組織の話は今日は決めません。今日の議題ではないので次回へ回します。
伊藤:福岡の展示会には出展しません。かわりに自社のオンライン商談会を12月5日に開きます。
伊藤:ノベルティの制作も今日は決めません。予算が決まっていないので保留にします。
中村:品質のクレーム件数は毎月の会議で報告します。前月の1.7倍を超えたら、その場で対策を決めることにします。
加藤:佐藤さん、値上げの案内文を11月25日までに作ってください。
伊藤:物流倉庫をもう1か所増やす件は、今日は決めません。候補地の家賃を調べてから次回に回します。
中村:商品D(弁当箱)ですが、10月から付属品付きのセット販売にしましょう。替えパッキンと専用ブラシを付けて、値段は据え置きです。付属品の原価は1個145円以内でお願いします。
加藤:佐藤さん、付属品の原価を確かめて、10月30日までに共有してください。
山本:コピー用紙は先週発注しました。今月中に届きます。
加藤:小林さん、ギフトの写真撮影の手配をお願いします。10月20日までに撮影を終えてください。
佐藤:取引先から、納期を今の13日から3日へ縮められないかと聞かれました。工場からは難しいという回答をもらっています。
伊藤:先月の社内アンケートでは、在宅勤務を続けたい人が68%でした。結果は全員へ共有ずみです。■ 次回 12月22日 10:00〜 会議室B
以上
—- 会議記録 ここまで —-
Geminiは決定4を「品質データの報告」と言い換えた
Geminiが落とした1回目と3回目は、どちらも決定4の行に「クレーム」の語がありませんでした。1回目の行は「決定4: 品質データの報告について、前月の1.7倍を超えたらその場で対策を決める。」です。
採点は「クレーム」と「1.7倍」の組で照合します。そのためこの行は、漏れ1件と作り足し1件の両方に数えられました。2回目は「品質の間違いやクレーム件数」と書いて正解しています。

会議記録の元の発言は「品質のクレーム件数は毎月の会議で報告します」です。意味は近くても、言い換えられるとあとで「クレーム」で探したときに見つかりません。
ChatGPTとClaudeは5件を3回ともそろえた
- ChatGPT:3回とも決定1から決定5までを1行ずつ返した。10名・1,270円・145円・30回・1.7倍・12月5日も落としていない
- Claude:3回とも5件がそろった。3回目は決定の行のあとに「判定の考え方」と「除外したものの主な根拠(確認用)」を書き足した
前置きと感想を書かない決まりは、Claudeの3回目では守れていません。ほかの2回は決定の行だけでした。
やることと保留はClaudeの途中経過の1行で×だった
課題2の正解は、やること4件を全部拾うことです。課題3は決めなかったこと3件で、どちらも作り足しがあれば×になります。
ChatGPTとGeminiはどちらの課題も3回とも正解でした。Claudeも項目は3回とも全部そろっています。それでも採点表では、どの回も「作り足し1件」で×になりました。

作り足しに数えた1行は、どれも途中経過の短い文でした。課題2の1回目は「規則に沿って、行動項目の形式と期限の書き方を確認しています」です。
撮った画面では、この文は答えの上に灰色の1行で出ています。答えの4行とは別の場所です。読み取った文字に入ったため、採点では答えの1行として数えられました。

課題3も同じでした。1回目は「議事録を一項目ずつ確認し、保留の判定を照合中」の1行が作り足しです。画面の答えは「保留1: 来期の組織の話」から始まる3行だけでした。
途中経過の文は回ごとに変わります。課題3の2回目は「会議記録の項目を一つずつ確認中」でした。3回目の文は「発言を一件ずつ確認し、決定や報告を除外中」です。
課題2の書き方はChatGPTとGeminiがそろった
ChatGPTとGeminiの課題2の1回目は、どちらも「中村: クレームの月次集計の様式を作る(11月15日まで)」で始まりました。期限を括弧に入れる形まで同じです。
- 行の形は「担当者名: 何をするか(期限)」と決めた。この形ならそのまま担当者へ配れる一覧になる
- やることは「名前を呼んで頼んだもの」だけと線を引いた。決定や報告と分けるための決まり
- 期限は「記録に書いてあるとおりに書く」と決めた。ChatGPTとGeminiは3回とも4件の期限が記録どおりだった
3つに分ける課題5はChatGPTとGeminiが3回そろえた
課題5は決まったこと5件・やること4件・決めなかったこと3件が、見出しの下でそれぞれ合えば正解としました。ChatGPTとGeminiは3回とも正解で、Claudeは3回のうち2回でした。
課題5で投げた文です。6課題のうち、いちばん決まりの多い課題になります。
次の会議記録を、3つに分けて整理してください。
決まり
・見出しは ■決まったこと ■やること ■決めなかったこと の3つだけを、この順で使う
・どの見出しの下も、1件につき1行の箇条書き(行の先頭は ・)にする
・決まったこと=この会議で決めた方針。やること=担当者の名前を呼んで頼んだもの(◯◯さん、…お願いします)。
決めなかったこと=「今日は決めません」と言われたもの
・すでに終わったことの報告・数字の共有・次回の日程はどこにも書かない
・やることは 担当者名: 何をするか(期限) の形にする
・記録に出てくる数字は落とさずに書く。前置きと感想は書かない(この下に課題1と同じ会議記録を貼ります。全文は課題1の課題文かデータページにあります。自分の会議記録を貼っても使えます)

Claudeの2回目は倉庫のアルバイトが抜けた
Claudeの2回目は、決まったことが4件でした。短期アルバイト10名の決定が抜け、かわりに先頭の行へECの売上の報告が混ざっています。
答えの最後には「1点確認です。」で始まる段落が付き、売上の数字を残した理由を書いていました。課題文の決まりでは、売上は終わった数字の共有なのでどこにも書きません。
Geminiは○でも担当者の欄がずれた回があった
Geminiは3回とも採点では正解です。ただ答えの全文を読むと、やることの書き方は回ごとに違いました。
- 1回目:「中村さん: クレームの月次集計の様式を11月15日までに作ってください(11月15日)」のように頼んだ文をそのまま写した
- 2回目:「中村さん: クレームの月次集計の様式を作る(11月15日まで)」で、決まりの形どおりだった
- 3回目:4行とも担当者の欄が「加藤」になり、頼まれた人の名前は行の後ろに入った
加藤は頼んだ側の書記です。採点は行の中に「中村」と「集計」と「11月15日」があれば見つかったと数えるので、3回目も○になりました。

機械の採点では○でも、担当者を取り違えた一覧をそのまま配ると仕事が止まります。やることを配る前に、担当者の欄だけは元の記録と見比べてください。
JSONの課題6はClaudeの3回とも読めない形だった
課題6は決まったこと5件をJSONだけで返し、5件そろって作り足しが0件なら正解としました。ChatGPTとGeminiは3回とも正解です。
課題6で投げた文です。表計算やほかの道具へ流し込む前提の頼み方になります。
次の会議記録から「決まったこと」を抜き出し、JSON だけを出力してください。
決まり
・出力は JSON だけ。前後に説明文やコードブロックの説明を書かない
・形は {“decisions”: [{“no”: 1, “text”: “決まった中身”}]} にする
・text には記録に出てくる数字(金額・人数・日付・割合)を必ず入れる
・「決まったこと」はこの会議で決めた方針のこと。次の3つは入れない
- 担当者の名前を呼んで頼んだ「やること」(◯◯さん、…お願いします)
- 「今日は決めません」と言われたもの
- すでに終わったことの報告・数字の共有・次回の日程(この下に課題1と同じ会議記録を貼ります。全文は課題1の課題文かデータページにあります。自分の会議記録を貼っても使えます)

Geminiの2回目は、答えの1行目に「JSON」という語が入っていました。それでもJSONとして読めて、正解に数えています。
Claudeはキーの引用符だけが丸い形だった
Claudeは3回とも「JSONとして読めなかった」で×でした。答えの全文を見ると、決定の5件は3回ともそろっています。
画面に出た答えでは、キーの引用符だけが丸い形でした。値の側はまっすぐな引用符です。JSONは丸い引用符を読めないので、形の決まりで×になります。

同じ画面では、こちらが送った課題文の吹き出しでもキーの引用符が丸く表示されています。読み上げ用の1行には、同じ答えの書き出しがまっすぐな引用符で入っていました。
AIが書いた文字なのか画面の表示なのかは、この測定では確かめていません。JSONをそのまま使うなら、貼り付けたあとに引用符の形を一度見てください。
5つの指標で差が開いたのは所要時間と遵守率
5つの指標は、正解率・所要時間・再現率・出典の実在率・指示の遵守率です。
正解率はChatGPTの100.0%が最も高かった
正解率は、課題ごとの正解の決まりを満たした試行の割合です。
- ChatGPT:18試行中18試行(100.0%)
- Gemini:18試行中16試行(88.9%)
- Claude:18試行中8試行(44.4%)
- Microsoft Copilot:18試行中1試行(5.6%)
所要時間の中央値はChatGPTだけ300秒を超えた
所要時間は、1試行ごとに測った秒数の中央値です。かっこの中は最短と最長を書きました。
- Gemini:19.1秒(19〜46.6秒)
- Claude:23.2秒(16.9〜57.3秒)
- ChatGPT:301.1秒(300〜303.1秒)
- Microsoft Copilot:13.9秒(13.8〜17.1秒)。ほとんどは上限の表示が返るまでの時間
ChatGPTの18試行は、どれも300秒から303.1秒の間に収まりました。答えを待つ上限の300秒とほぼ同じ所です。時間切れに数えた試行は0回で、答えは全部返っています。
測る前のあいさつで「はい」とだけ返す頼みにも、ChatGPTは121.3秒かかりました。なぜこの長さにそろったのかは、この測定では確かめていません。
再現率はChatGPTが100.0%でほかは88.9%
再現率は、同じ課題を3回投げて結論がそろったかの割合です。割れた課題は次のとおりでした。
- Gemini:課題1で、クレームを落とした2回と正解の1回に割れた
- Claude:課題5で、アルバイトが抜けた2回目だけ結論が違った
- Microsoft Copilot:課題1で割れた。課題2から課題6は同じ上限の表示が続き、そろったと数えた
出典の実在率と指示の遵守率
出典の実在率は、この分野ではURLを見る課題が無いので測っていません。4つとも0%ではなく、測っていないという意味です。
指示の遵守は、頼んだ形式を全部守った回だけを数えました。ChatGPTとGeminiは100.0%で、Microsoft Copilotは5.6%です。
Claudeは16.7%で、○は行の形を見ない課題5の3回だけでした。読み取った文字に途中経過の文やボタン横の「今」の1字が入り、行の数や形がずれています。
議事録AIのおすすめは正確さならChatGPT・速さならGemini

用途ごとに、この回の実測から言えることをまとめます。どれも1回の測定の結果です。
抜けを出したくないならChatGPT
ChatGPTは6課題とも3回とも正解し、指示の遵守も再現率も100.0%でした。取引先との会議のように、抜けが許されない議事録に向きます。
ただし1回の答えに300秒前後かかりました。会議のあとすぐに配りたい場面では、その待ち時間を見込んでおく必要があります。
会議のあとすぐ配りたいならGemini
Geminiは中央値19.1秒で、18試行中16試行が正解でした。落とした2回は決定の言い換えで、やることと保留と3つの仕分けは3回とも○です。
- 毎週の定例のように数が多い会議なら、Geminiで下書きを作って人が見直す使い方が合う
- 担当者の欄に頼んだ側の名前が入った回もあった。名前と期限だけは確かめる
やり直しを減らしたいなら3回の結論を見る
再現率はChatGPTの100.0%が最も高く、3回投げても結論が変わりませんでした。Geminiは課題1で回ごとに答えが割れています。
ClaudeとMicrosoft Copilotは、この回の数字だけでは決められません。Claudeは中身がほぼそろったものの、画面の読み取りの影響を大きく受けました。Microsoft Copilotは利用上限で止まっています。
この測定の限界は1回の測定と画面の読み取り
この結果を読むときに気をつけたい点は次のとおりです。
- 1日1回の測定である。日や課題が変われば順位は変わる
- プランは各AIの有料版で、無料版の結果ではない
- 既定のモデルと既定のモードだけで測った。Deep Research などは使っていない
- 課題は架空の株式会社サンプル商事の自作データで、実在の企業のデータでの結果ではない
- 機械で採点できる課題だけを扱った。文章のうまさや読みやすさは測っていない
- ブラウザで人が使うのと同じ画面から測った。APIの結果ではない
この回は画面の読み取りの影響も大きく出ました。Claudeの途中経過の1行とMicrosoft Copilotの上限の表示は、どちらも採点表では×に入っています。
使ったプランと、画面に出ていたモデル名は次のとおりです。
- ChatGPT:ChatGPT Pro・思考量 High
- Gemini:Google AI Pro・Flash-Lite
- Claude:Claude Max・Opus 4.8 高
- Microsoft Copilot:Microsoft 365 Personal・モデル名は画面から読み取れず
課題の全文・4つのAIの回答72本・1行=1試行の採点表(CSV)・画面は、すべてデータページから落とせます。採点の理由も1行ずつ載せているので、読者が自分で数え直せます。
引用するときは、出典として AInformation調べ と書いてください。データページのURLと、測定日の2026年11月8日も添えてください。
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※記事の事実とは分けて、筆者の考えを書いています。
分析・考察議事録で差が出たのは、文章のうまさより決定とやることと保留の線引きでした。この回はChatGPTとGeminiが線引きを守り、3つの見出しへの仕分けを3回ともそろえています。
急ぎで回すならGeminiが合い、中央値19.1秒で18試行中16試行が正解でした。ただ担当者の欄に頼んだ側の名前が入った回もあります。配る前に名前と期限だけは元の記録と見比べてください。
- 議事録の決定事項を一番正確に抜けたAIはどれですか?
- この回の採点ではChatGPTが18試行中18試行(100.0%)で最も多く正解しました。2位はGeminiの18試行中16試行(88.9%)です。Geminiが落とした2試行は、どちらも決定の1件を「品質データの報告」と言い換えて「クレーム」の語が消えた回でした。1回の測定なので、日や課題が変われば順位は変わります。
- 議事録の整理が一番速いAIはどれですか?
- 会議記録を読んで答えたAIの中では、Geminiの所要時間の中央値19.1秒が最も短くなりました。Claudeは23.2秒で、ChatGPTは301.1秒(約5分)です。Microsoft Copilotの中央値は13.9秒ですが、これは1日の利用上限の表示が返るまでの時間でした。
- Claudeの正解率が44.4%と低いのはなぜですか?
- ×の多くは答えの中身ではなく、採点の読み取りで数えられたものです。課題2と課題3では、画面で答えの上に灰色で出る途中経過の1行が作り足しに数えられました。課題6はキーの引用符が丸い形でJSONとして読めませんでした。中身で決定を落としたのは、課題5の2回目にアルバイトの決定が抜けた1回です。
- Microsoft Copilotの結果が18試行中1試行なのはなぜですか?
- 1回目の課題1のあとは、どの試行も「1 日の上限に達しました。」の表示が返ったためです。答えを返した1回は17.1秒で決定5件をすべて抜き、正解しています。採点の決まりでは上限の表示も×に数えたので、議事録を抜く力の結果ではありません。プランはMicrosoft 365 Personalでした。
- この結果を自分で確かめられますか?
- はい。課題の全文と4つのAIの回答72本と1行=1試行の採点表(CSV)と画面は、データページからすべて落とせます。材料の会議記録と編集部が決めた正解も置いてあります。引用するときは出典として AInformation調べ と書き、データページのURLと測定日を添えてください。
