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画像読み取りAIを4つ比較!数字を読むプロンプト3つと選び方

読了 約22分
ChatGPTが18試行中14試行で正解。画像読み取りAIを4つ比較とプロンプト3つ
この記事の要点

レシートや棒グラフの画像から数字を読めるかを、2026年10月24日に4つのAIへ6課題×3回で試しました。正解率はChatGPTが18試行中14試行(77.8%)で最も高くなりました。差がついたのは読み取りの中身より、待ち時間と答えの形です。

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AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AInformationは、AIツールの料金や求人、資格を自分で調べて数えているAIのデータメディアです。個人のAI選びにも、企業のAI導入にも使える数字を出しています。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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レシートや棒グラフの画像から数字を読めるかを、2026年10月24日に4つのAIへ6課題×3回で試しました。正解率はChatGPTが18試行中14試行(77.8%)で最も高くなりました。差がついたのは読み取りの中身より、待ち時間と答えの形です。

14試行ChatGPTが18試行のうち正解した数(77.8%)。4つの中で最も多い
183.7秒Geminiの所要時間の中央値(約3分)。Claudeは13.9秒だった
16.7%Claudeの指示の遵守率。ほかの3つは100%だった
この記事で分かること
  • 自作のレシート・棒グラフ・少し傾けた表の画像を2026年10月24日に4つのAIへ6課題×3回投げ、72試行を機械だけで採点した結果
  • 正解率はChatGPTが18試行中14試行(77.8%)で最も高く、GeminiとMicrosoft Copilotは18試行中12試行(66.7%)で並んだ
  • Claudeは18試行中10試行(55.6%)。ただし回答の全文では、答えが返った試行に数の読み違いは無かった
  • 所要時間の中央値はClaudeの13.9秒が最も短く、Geminiは183.7秒(約3分)かかった
  • 指示の遵守率はClaudeだけ18試行で16.7%となり、ほかの3つは100%だった
  • 棒グラフ・表・レシートを読ませる課題文3つを、そのままコピーして試せる形で載せた

結論はChatGPTが18試行中14試行で最も正解した

レシートや表の画像を渡したとき、AIは数字を正しく読めるのか。AInformation編集部は2026年10月24日に、ChatGPT・Gemini・Claude・Microsoft Copilotの4つへ同じ6課題を3回ずつ投げました。

採点表の正解率はChatGPTが18試行中14試行(77.8%)で最も高くなりました。GeminiとMicrosoft Copilotは18試行中12試行(66.7%)で並んでいます。Claudeは18試行中10試行(55.6%)でした。

ただ画像から数字を読む力そのものでは、4つの差はほとんど出ていません。回答の全文を1本ずつ見ると、答えが返った試行で数を読み違えたものはありませんでした。×が分かれたのは次の3つです。

  • 待ち時間:300秒の時間切れがGeminiで3試行、ChatGPTとMicrosoft Copilotで1試行ずつ出た
  • 答えの形:Claudeは課題1で同じ数が2回読み取られ、課題3では月の書き方が指示とずれた
  • 採点の型:レシートをJSONにする課題5は、4つとも数は合っていたのに採点表で×になった

5つの指標でいちばん開いたのは所要時間です。中央値はClaudeが13.9秒で、Microsoft Copilotは14.2秒でした。ChatGPTは36秒で、Geminiは183.7秒(約3分)かかっています。

画像の数字読みを1つ任せるなら、この回の結果では正解の数が多いChatGPTです。急いで数を1つ確かめたいだけなら、Microsoft Copilotが速くて形も守りました。

ただし1回の測定なので、日や課題が変われば順位は変わります。1回ごとの答えと採点の理由は、この回の採点表と回答の全文で数え直せます。

測り方はレシート・棒グラフ・傾いた表の3枚で6課題

この記事で扱うのは、画像の文字をそのまま写すOCRだけではありません。写っている数字を読み、決まった形で答えたり足し算したりする作業です。経費のレシートや会議資料のグラフを、AIに数字へ直してもらう場面を想定しました。

材料は架空の株式会社サンプル商事のために編集部が作った画像3枚です。実在の企業のデータは使っていません。

  • レシート:サンプルマート本店の5品目。合計は1,440円で、小計は1,334円・消費税は106円
  • 棒グラフ:商品A(タンブラー)の1月から6月の月別売上(千円)。一番高い棒は9,700
  • 表:2025年7月から10月の5商品の売上(千円)を、少し傾けて撮った写真のような画像

正解は画像を作った時点で決めてあります。課題は易・中・難を2つずつ用意しました。

  • 課題1(易):棒グラフで一番高い棒の数値を1行で答える
  • 課題2(易):レシートの合計金額を「合計: ◯」の形で答える
  • 課題3(中):傾いた表で月ごとに5商品を足した合計を出す
  • 課題4(中):棒グラフの数値を全部足す
  • 課題5(難):レシートを決まった形のJSONにする
  • 課題6(難):傾いた表の数値を全部足す
こんな検証をしました。レシート・グラフ・表を4つのAIに72回。対象。自作のレシート・棒グラフ・傾けた表。方法。6課題を各3回・数を機械で照合。時点。2026年10月24日・72試行。ChatGPTが18試行中14試行で正解。AIに採点させず機械で数えた。AInformation編集部が作ったイラスト図解(「こんな検証をしました」の場面)
レシート・グラフ・表を4つのAIに72回

毎回あたらしい会話を開いて順番も入れ替えた

1回ごとにあたらしい会話を開き、画像を1枚添えて課題の文を送りました。投げる順番は3回の繰り返しごとに入れ替えています。

  • 1回目:ChatGPT→Gemini→Claude→Microsoft Copilot
  • 2回目:Gemini→Claude→Microsoft Copilot→ChatGPT
  • 3回目:Claude→Microsoft Copilot→ChatGPT→Gemini

測る前には4つとも1回だけ短いあいさつを送りました。開いた直後の1回目が返らないことがあるためです。この1回は採点にも所要時間にも入れていません。

答えを待つ上限は300秒です。300秒たっても答えが止まらなかった試行は、時間切れとして不正解に数えました。72試行のうち分母から外した試行はありません。

採点は数がぴったり合うかを機械で見た

採点は機械だけで行い、AIには採点させていません。6課題とも型は同じで、答えの中の数が正解とぴったり合えば○です。誤差は認めていません。

数を探すときは目印の語も見ています。課題2・課題4・課題6は「合計」で、課題3は「7月」のような月の名前です。課題5は「小計」「税」「合計」の語のそばの数を見ました。この目印の決め方が、あとで出てくる課題5の×につながります。

指示の遵守は、答えの行数と文字数とJSONの形を見ました。使ったプランは次の4つで、どれも有料版です。

  • ChatGPT Pro(画面のモデル表示はGPT-6.1 Sol 軽)
  • Google AI Pro(画面のモデル表示はFlash)
  • Claude Max(画面のモデル表示はOpus 4.8 高)
  • Microsoft 365 Personal(モデル名は画面から読み取れなかった)

易の2課題はClaudeだけ課題1が3回とも×だった

棒グラフの一番高い棒やレシートの合計のように、1つの数を読む課題で差は出たのか。数の読み取りでは4つとも正しく答えています。×になったのはClaudeの課題1の3回と、Microsoft Copilotの課題2の時間切れ1回でした。

6課題×各3回の結果(○正解・×不正解)

課題 ChatGPT Gemini Claude Microsoft Copilot
課題1 棒グラフの最大値(易) ○○○ ○○○ ××× ○○○
課題2 レシートの合計(易) ○○○ ○○○ ○○○ ○○×(時間切れ)
課題3 表の月別合計(中) ○○○ ○○×(時間切れ) ×○× ××○
課題4 グラフの合計(中) ×○○(時間切れ) ○×○(時間切れ) ○○○ ○○○
課題5 レシートのJSON(難) ××× ××× ××× ×××
課題6 表の全合計(難) ○○○ ×○○(時間切れ) ○○○ ○○○
正解の数 18試行中14 18試行中12 18試行中10 18試行中12
データ:AInformation調べ(2026年10月24日・72試行) / 制作:AInformation

課題ごとの○×は表のとおりです。同じことを課題ごとに並べます。

  • 課題1(棒グラフの最大値):ChatGPT・Gemini・Microsoft Copilotは3回とも○。Claudeは3回とも×
  • 課題2(レシートの合計):ChatGPT・Gemini・Claudeは3回とも○。Microsoft Copilotは3回目が時間切れ
  • 課題3(表の月別合計):ChatGPTは3回とも○。Geminiは3回目が時間切れ。Claudeは2回目だけ○。Microsoft Copilotは3回目だけ○
  • 課題4(グラフの合計):ClaudeとMicrosoft Copilotは3回とも○。ChatGPTは1回目が時間切れ。Geminiは2回目が時間切れ
  • 課題5(レシートのJSON):4つとも3回とも×
  • 課題6(表の全合計):ChatGPT・Claude・Microsoft Copilotは3回とも○。Geminiは1回目が時間切れ

課題1は同じ答えが2回読み取られて×になった

課題1で投げた文はこれです。棒グラフの画像を1枚添えています。

添付した棒グラフの画像で、一番高い棒の数値はいくつですか。

決まり
・答えはちょうど1行。数だけを半角で書く
・月名と説明は書かない

Claudeの会話画面。棒グラフの画像と課題文の下に9,700とだけ表示されている
Claudeが課題1に「9,700」の1行だけを返した画面 AInformation編集部が2026年10月24日にClaudeを操作した画面

Claudeの画面には「9,700」の1行だけが出ていました。正解の9700と同じ数です。ところが採点表の理由は「答え97009700.0」で、3回とも×になっています。

読み取った文字を見ると、「Claude の応答:9,700」の行のあとに「9,700」がもう1回並んでいました。採点の前には先頭の繰り返しを落とす処理をしています。それでもこの課題では、2つの9,700が1つの数として読まれました。

Claudeが9,700を書き間違えた結果ではありません。採点表の数字は書き換えずに載せています。所要時間は3回とも13.9秒でした。

ChatGPTとMicrosoft Copilotは3回とも「9700」の4字だけを返しました。Geminiは「9,700」とカンマ付きで返し、採点では同じ数として○です。

レシートの合計は答えが返った試行で全部1,440円だった

Geminiの会話画面。レシートの画像と課題文の下に合計: ¥1,440の1行が出ている
Geminiが課題2のレシートの合計を「合計: ¥1,440」と返した画面 AInformation編集部が2026年10月24日にGeminiを操作した画面

課題2のレシートの合計は、答えが返った試行はどれも1440で○でした。Geminiは「合計: ¥1,440」と円記号を付けています。課題の決まりは数を半角で書くことなので、採点では○です。

Microsoft Copilotの3回目だけは、301.6秒たっても答えが止まらず時間切れになりました。1回目と2回目は13.8秒で「合計: 1440」と返しています。同じ課題でも、回によって時間切れが出ることがあります。

Claudeの課題2は3回とも○でした。ただし読み取った文字は課題1と同じく8行と数えられ、遵守は×です。

中の2課題は傾いた表の月別合計で答えの形が割れた

少し傾いた表から月ごとの合計を出す課題3で、4つの差がいちばんはっきり出ました。3回とも○はChatGPTだけです。ただ×の中身を見ると、数を読み違えた試行はありませんでした。

課題3で投げた文と月の書き方のずれ

添付した表の画像(少し傾いています)で、月ごとに5商品を足した合計を出してください。

決まり
・1か月につき1行。◯月: ◯◯◯ の形で、上から順に書く
・数は半角で書く。計算の途中式は書かない

ChatGPTの会話画面。7月: 58,700から10月: 43,500までの4行が並んでいる
ChatGPTが課題3で7月から10月の合計を1か月1行で返した画面 AInformation編集部が2026年10月24日にChatGPTを操作した画面

ChatGPTは3回とも「7月: 58,700」の形で4行を返しました。正解は7月から順に58,700・59,500・51,200・43,500で、4か月とも合っています。所要時間は35.7秒から36.1秒でした。

Claudeの会話画面。傾いた売上表の画像の下に英語の1行と2025-07から2025-10の合計4行が出ている
Claudeの課題3の答え。月を「2025-07」の形で書き英語の要約の行も出た AInformation編集部が2026年10月24日にClaudeを操作した画面

Claudeは1回目と3回目で「2025-07: 58700」の形を使いました。課題の文は「◯月: ◯◯◯ の形」なので、指示した書き方とはずれています。

採点は「7月」の目印を探すので、行が無いとして4か月とも×でした。2回目は「7月: 58700」の形で返して○です。数そのものは3回とも正解と同じでした。画面には英語の要約の1行も出ています。

Microsoft Copilotは1回目と2回目が×でした。読み取った答えでは4か月分が1行につながり、採点は7月の数を「7.0」と読んでいます。3回目は1か月1行で返り、○になりました。

Geminiは1回目と2回目が○で、3回目は302.5秒で時間切れです。2回目は254.3秒かかりました。この回の72試行のうち、答えが返った試行では最も長い時間です。

課題4の棒グラフの合計はClaudeとCopilotが3回とも○

Geminiの会話画面。棒グラフの画像と課題文の下に合計: 54,800の1行が出ている
Geminiが課題4で棒グラフの合計を「合計: 54,800」と返した画面 AInformation編集部が2026年10月24日にGeminiを操作した画面

棒グラフの数値を全部足す課題4は、正解が54800です。ClaudeとMicrosoft Copilotは3回とも○でした。Geminiは1回目に232.6秒で「合計: 54,800」と返し、2回目は時間切れです。

ChatGPTの会話画面。課題文の下にUnusual activity has been detectedで始まる赤いエラーと再試行のボタンが出ている
ChatGPTの課題4の1回目。答えの代わりに英語のエラーが出た画面 AInformation編集部が2026年10月24日にChatGPTを操作した画面

ChatGPTは1回目が302.3秒で時間切れになりました。答えは返っていません。画面には「Unusual activity has been detected from your device. Try again later.」という英語のエラーが出ていました。

このエラーは答えの中身ではなく画面の表示です。原因はこの測定では確かめていません。採点の決まりどおり、時間切れとして分母に入れています。2回目と3回目は36秒前後で「合計: 54800」と返しました。

難の2課題でレシートのJSONは4つとも採点表で×だった

いちばん難しい課題5は、4つのAIとも3回とも×でした。ただ回答の全文を見ると、数は4つとも正しく入っています。この課題は、AIの差を測れなかった課題として読んでください。

課題5で投げた文

添付したレシートの画像を読み取り、JSON だけを出力してください。

決まり
・出力は JSON だけ。前後に説明文を書かない
・形は {"items": [{"name": "品名", "price": 金額}], "subtotal": 小計, "tax": 消費税, "total": 合計} にする
・数は数値で入れる(文字列にしない・円記号とカンマを入れない)

JSONの課題5が4つとも×になった流れ。画面の答え。英語のキーで1334を返した。採点の型。「小計」の語を探して数を読む。採点表は×。4つのAIとも3回とも×。ただし 回答の全文では小計1334・税106・合計1440がそろう。差を測れなかった課題として扱う。AInformation編集部が作ったイラスト図解(仕組みの矢印図(入口→仕組み→結果))
JSONの課題5が4つとも×になった流れ

4つとも品名5つと金額をitemsに入れ、subtotalに1334・taxに106・totalに1440を入れて返しました。レシートの小計・消費税・合計と同じ数です。

採点表の理由は4つとも「小計 の行が無い」でした。採点は「小計」「税」「合計」の語のそばの数を探します。指示どおり英語のキーで返したJSONには、その語がありません。そのため数が合っていても×になっています。

ChatGPTの会話画面。items・subtotal・tax・totalの入ったJSONが1行で表示されている
ChatGPTが課題5でレシートを1行のJSONで返した画面 AInformation編集部が2026年10月24日にChatGPTを操作した画面

ChatGPTとMicrosoft Copilotは3回とも199文字のJSONを1行で返しました。Geminiは行を分けたJSONで、読み取った文字の先頭に「JSON」の見出しが付いています。

Claudeの会話画面。レシートの画像と課題文の下に品名と金額を入れたJSONが表示されている
Claudeの課題5のJSON。キーの引用符が丸みのある形で出ている AInformation編集部が2026年10月24日にClaudeを操作した画面

Claudeの画面では、キーを囲む引用符が丸みのある形で出ていました。値の引用符はまっすぐです。遵守の採点では「JSONとして読めない」とされ、3回とも×でした。

Claudeが丸い引用符を書いたのか画面の表示でそうなったのかは、この測定では分かりません。数そのものは3回とも1334・106・1440でした。

課題6の表の全合計212,900は時間切れ以外すべて○

Geminiの会話画面。傾いた表の画像と課題文の下に点が3つ出たまま答えが表示されていない
Geminiの課題6の1回目。答えを考えている途中の表示のまま止まった画面 AInformation編集部が2026年10月24日にGeminiを操作した画面

傾いた表の数値を全部足す課題6は、正解が212900です。ChatGPT・Claude・Microsoft Copilotは3回とも○でした。

Geminiは1回目が302.4秒で時間切れになり、画面は答えを考えている途中の表示のままでした。2回目と3回目は「合計: 212,900」で○です。

Claudeも3回とも「合計: 212,900」と答えて○でした。ただし読み取った文字は8行と数えられ、遵守は×です。理由は遵守率の章で書きます。

正解率はChatGPTの77.8%が最も高く再現率もそろった

正解の数で並べると4つはどうなったか。ChatGPTが18試行中14試行(77.8%)で最も多くなりました。

正解率(18試行のうち正解した割合)

ChatGPT 18試行中14(77.8%)
Gemini 18試行中12(66.7%)
Claude 18試行中10(55.6%)
Microsoft Copilot 18試行中12(66.7%)
データ:AInformation調べ(2026年10月24日・72試行) / 制作:AInformation
  • ChatGPT:18試行中14試行(77.8%)
  • Gemini:18試行中12試行(66.7%)
  • Microsoft Copilot:18試行中12試行(66.7%)
  • Claude:18試行中10試行(55.6%)

GeminiとMicrosoft Copilotは同じ66.7%で並んでいます。この2つに順位は付けません。

×の内訳はAIごとに違います。ChatGPTの×は課題5の3回と時間切れの1回です。Geminiは課題5の3回と時間切れの3回でした。

Microsoft Copilotは課題5の3回と課題3の2回に、時間切れの1回が加わります。Claudeは課題5の3回と課題1の3回に、課題3の2回が加わりました。

再現率はChatGPTとGeminiが100%でそろった

再現率は、同じ課題を3回投げて結論がそろったかを見る指標です。ChatGPTとGeminiは100%でした。ClaudeとMicrosoft Copilotは88.9%です。

ClaudeとMicrosoft Copilotの結論が割れたのは課題3でした。3回のうち1回だけ○で、残りの2回は×です。どちらも数は合っていて、答えの形が回ごとに変わっています。

ChatGPTとGeminiにも時間切れの回はあります。それでも答えが返った試行では、同じ課題の結論がそろっていました。

所要時間はGeminiだけ中央値183.7秒かかった

答えが返るまでの時間は、5つの指標でいちばん差が開きました。中央値はClaudeが13.9秒で最も短く、Geminiは183.7秒(約3分)です。

所要時間の中央値(短いほど速い)

ChatGPT 36秒
Gemini 183.7秒(約3分)
Claude 13.9秒
Microsoft Copilot 14.2秒
データ:AInformation調べ(2026年10月24日・72試行) / 制作:AInformation
  • Claude:中央値13.9秒(最短13.8秒・最長20.1秒)
  • Microsoft Copilot:中央値14.2秒(最短13.8秒・最長17.1秒)
  • ChatGPT:中央値36秒(最短23.5秒・最長51.6秒)
  • Gemini:中央値183.7秒(最短89.1秒・最長254.3秒)

最長の値は時間切れの試行を除いたものです。時間切れの試行は、どれも300秒を少し過ぎたところで打ち切っています。

Geminiは画面のモデル表示がFlashでした。それでも最短で89.1秒かかっています。課題2の1回目と2回目は214.1秒と214秒でした。答えは「合計: ¥1,440」の1行だけなので、長い文章を書いて時間がかかったわけではありません。なぜ時間がかかったのかは、この測定では分かりません。

ClaudeとMicrosoft Copilotは、時間切れを除くとどの試行も20.1秒以内に返っています。ChatGPTはその間で、23.5秒から51.6秒でした。

経費精算でレシートを何枚も読ませるなら、1枚ごとの待ち時間は積み重なります。速さを重く見るなら、この差は無視できません。

指示の遵守率はClaudeだけ16.7%だった

指示した形どおりに答えたかを見る遵守率では、Claudeだけが大きく下がりました。ChatGPT・Gemini・Microsoft Copilotは100%で、Claudeは16.7%です。

指示の遵守率(決まった形で答えた割合)

ChatGPT 100.0%
Gemini 100.0%
Claude 16.7%
Microsoft Copilot 100.0%
データ:AInformation調べ(2026年10月24日・72試行) / 制作:AInformation

Claudeで○だったのは課題3の3試行だけでした。残りの×の理由は、採点表に次のように出ています。

  • 課題1・課題2・課題4・課題6:答えは1行のはずが「行数 8」と数えられた
  • 課題5:JSONとして読めず、形も違うとされた

ただ課題1のClaudeの画面では、答えは「9,700」の1行でした。読み取った文字には「Claude の応答:」で始まる読み上げ用の行が入っています。答えの後ろの空の行や「今」の1字も入り、8行と数えられていました。

課題3・課題4・課題6では、英語か日本語の要約の1行も同じ枠に入っていました。課題3の画面にも、その英語の1行は写っています。

Claudeが1行の決まりを破ったかどうかは、画面と採点表で見え方が違います。採点表の数字はそのまま載せました。画面と読み取った文字は、データページで見比べられます。

出典の実在率はこの分野では測っていない

出典の実在率は、AIが挙げたURLが実際に開けるかを見る指標です。この分野は画像を読む課題だけで、URLを見る課題がありません。そのため4つとも測っていません。0%ではなく、測っていない空欄の扱いです。

画像読み取りAIのおすすめは用途で4つに分かれる

では画像の数字読みは、どのAIに任せればいいのか。この回の実測から、用途ごとに分けて書きます。

画像の数字読みを任せるならこれ。正解の多さで選びたい。ChatGPT。18試行中14試行が正解。決まった形で速く欲しい。Microsoft Copilot。中央値14.2秒で形も守った。数だけすぐ確かめたい。Claude。中央値13.9秒・時間切れ0。Geminiは中央値183.7秒かかった。AInformation編集部が作ったイラスト図解(こんな人→このツール)
画像の数字読みを任せるならこれ

正解の数で選ぶならChatGPT

採点表で最も多く○が付いたのはChatGPTで、18試行中14試行(77.8%)でした。指示の遵守率も100%です。

×のうち3回は課題5の採点の型によるもので、残りの1回は画面にエラーが出た時間切れでした。所要時間の中央値は36秒で、4つの中では2番目に長い待ち時間です。

速さと形を両方ほしいならMicrosoft Copilot

Microsoft Copilotは中央値14.2秒で返り、遵守率は100%でした。決まった形の答えを、すぐ表計算に貼りたいときに向きます。

課題3では2回、4か月分が1行につながって×になりました。行を分けてほしいときは、答えを見て確かめてください。

数をすぐ確かめるだけならClaude

Claudeは中央値13.9秒で、時間切れは1回もありませんでした。答えた数はどれも正解と同じです。

ただし採点表の遵守率は16.7%で、月の書き方を「2025-07」に変えた回もありました。決まった形が要る作業では、答えの形を1度見直してください。

Geminiは数は合うが待ち時間が長い

Geminiは答えが返った試行で、数はすべて合っていました。ただし中央値は183.7秒で、時間切れが3試行あります。

画像を1枚ずつ急いで読ませる使い方には合いません。時間に余裕があるときに、まとめて頼むのが合っています。

この測定の限界は1日1回の72試行であること

この記事の数字は、2026年10月24日の1回の測定です。読むときに気をつけてほしい点を挙げます。

  • 1日1回の測定です。日や課題が変われば順位は変わります
  • プランは4つとも有料版で、無料版の結果ではありません
  • 既定のモデル・既定のモードだけで測っています。Deep Research などは使っていません
  • 材料は架空の会社の自作画像で、実在の企業のデータではありません
  • 画像は3枚だけです。手書きや暗い写真での結果は、この測定では確かめていません
  • 機械で採点できる課題だけを扱い、説明の分かりやすさは測っていません
  • ブラウザの画面から測った結果で、APIの結果ではありません
  • Microsoft Copilotは画面からモデル名を読み取れず、空欄にしています

課題5の×は、採点の型が英語のキーを目印にしていなかったことで4つとも×になったものです。Claudeの課題1の×と遵守の×も、読み取った文字の数え方で出ています。採点表の数字は書き換えていません。

数字は1行ずつ数え直せます。課題の全文・4つのAIの回答72本・1行=1試行の採点表(CSV)・画面は、すべてこの回の採点表と回答の全文から落とせます。時間切れの試行は答えが無いので、回答の文字もありません。材料のレシート・棒グラフ・表の画像も置いてあります。

引用するときは、出典として AInformation調べ と書いてください。データページのURLと測定日(2026年10月24日)も添えてもらえると助かります。

前回の画像の回はAIの画像読み取り精度を比較した記事にまとめました。ChatGPTだけでレシートを試したChatGPTの画像読み取りの検証もあります。

関連する記事とツール

藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

画像の数字読みは、4つとも中身ではほとんど差が出ませんでした。答えが返った試行で数を読み違えたものは無く、差が出たのは待ち時間と答えの形です。経費のレシートを何枚も読ませるなら、Geminiの中央値183.7秒は重く感じます。表計算へそのまま貼るなら、形を守ったChatGPTかMicrosoft Copilotが扱いやすいです。どのAIでも、合計の数は元の画像と1度見比べてから使ってください。

よくある質問
画像の数字を読むのが一番正確なAIはどれですか?
この回の採点ではChatGPTが18試行中14試行(77.8%)で最も多く正解しました。GeminiとMicrosoft Copilotは18試行中12試行(66.7%)で並び、Claudeは18試行中10試行(55.6%)です。ただし答えが返った試行で数を読み違えたものは、4つとも見つかりませんでした。差は待ち時間と答えの形で出ています。1回の測定なので、日や課題が変われば順位は変わります。
レシートの画像からAIで合計金額を読めますか?
2026年10月24日の測定では、答えが返った試行は4つとも1,440円を正しく読みました。課題2で時間切れになったのはMicrosoft Copilotの1回だけです。課題文では答えの形を「合計: ◯」と決め、数を半角で書くように頼んでいます。課題文は本文からそのままコピーして試せます。
画像読み取りが一番速いAIはどれですか?
所要時間の中央値はClaudeの13.9秒が最も短く、Microsoft Copilotが14.2秒で続きました。ChatGPTは36秒で、Geminiは183.7秒(約3分)です。Geminiは最短でも89.1秒かかり、300秒の時間切れも3試行ありました。
レシートをJSONにする課題はなぜ4つとも×なのですか?
採点の型が「小計」「税」「合計」の語のそばの数を探していたためです。4つのAIとも、指示どおり英語のキーで1334・106・1440を正しく入れていました。この課題はAIの差を測れなかった課題として扱い、採点表の数字は書き換えていません。
この結果を自分で確かめられますか?
はい。課題の全文と4つのAIの回答と1行=1試行の採点表(CSV)と画面は、データページからすべて落とせます。材料のレシート・棒グラフ・表の画像も置いてあるので、同じ課題文で試せます。引用するときは出典として AInformation調べ と書き、データページのURLと測定日を添えてください。

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