Codexに学習させない設定は2か所です。ChatGPTの「すべての人のためにモデルを改善する」を切っても、Codex設定のInclude environmentsは残ります。GitHub Copilotは2026年4月24日から無料版とProの入力を初期設定で学習に使います。
- Codexに学習させない設定はChatGPTの設定とCodex設定の2か所にあり、片方だけでは環境の学習が残ること
- スイッチを切っても高評価・低評価を押した会話は学習に使われうるという例外
- GitHub Copilotが2026年4月24日から無料版とPro・Pro+の入出力を初期設定で学習に使っていること
- Claude Code・Cursor・Google Antigravity・JetBrains AI・Amazon Q Developerの初期値と止める場所
- AI求人2,690件でClaude Codeは472件・Codexは162件に名前が出ること
- ClaudeにCodexとClaude Codeの設定を聞いた答えを公式の7項目で採点した結果
Codexに学習させない設定は2か所あります。ChatGPTの設定にある「すべての人のためにモデルを改善する」と、Codex設定の「Include environments」です。OpenAIのヘルプは、ChatGPT側を切ってもCodexの環境の設定は変わらないと書いています。
ほかのコーディングAIも同じ作りではありません。GitHub Copilotは2026年4月24日から、無料版とPro・Pro+の入力と出力を初期設定で学習に使っています。JetBrainsも無料の非商用ライセンスに限って、コードの共有が初期設定でオンです。
11月に入って、海外の掲示板Hacker Newsに「OpenAIがCodexの会話の学習を黙って戻しているようだ」という投稿が出ました。497点を集め、149件のコメントが付いています。OpenAIの公式の説明は11月4日の時点で見つかっていません。
AInformationは2026年11月4日に、7本のコーディングAIの公式のヘルプ・規約・ブログを原文で読みました。同じ日に自社のAI求人データベース2,690件で、各ツールの名前が出る数を数えています。ClaudeにCodexとClaude Codeの設定を聞いた答えも、公式の文と1つずつ突き合わせました。
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Codexに学習させない設定はChatGPTとCodex設定の2か所で切る
1つ目はChatGPTの「すべての人のためにモデルを改善する」
個人のChatGPTのアカウントでCodexを使っているなら、まずChatGPTの設定を開きます。「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにしてください。ClaudeもこのスイッチはChatGPTの設定のデータコントロールにあると答えました。
OpenAIのヘルプには、もう1つの道としてプライバシーポータルで学習を断る方法も載っています。この2つはどちらか1つで足ります。原文は「Either option is sufficient for ChatGPT conversations and Codex tasks.」です。両方やる必要はないと続いていました。
2つ目はCodex設定の「Include environments」
2つ目はCodexの中にある設定です。ヘルプには「Codex has a separate Include environments setting」と書かれています。環境まるごとを学習に使ってよいかを決める別のスイッチです。ChatGPT側やプライバシーポータルで断っても、このスイッチは動きません。
このスイッチの初期値がオンかオフかは、ヘルプに書かれていません。AInformationが11月4日に読んだ範囲でも見つかりませんでした。自分の画面で一度開き、オフになっているかを目で確かめるのが確実なやり方です。
3つ目の注意は高評価と低評価のボタン
スイッチを2つとも切っても、例外が1つ残ります。答えに高評価や低評価を押すと、その会話全体が学習に使われることがあるとヘルプは書いています。対象はFree・Plus・Proの3つです。仕事のコードが入った会話では、評価ボタンを押さないと決めておくと安心です。

自分のツールの設定をAIに調べさせる文
使っているツールの設定がいまどうなっているかを、AIに調べさせるときの文です。答えには公式のURLと最終更新日を必ず付けさせます。AIの答えだけで決めず、出てきたURLを自分で開いて確かめてください。
次のツールについて、個人プランで入力したコードや会話がAIの学習に使われるかを調べてください。
ツール名:(ここに書く)
①初期設定で学習に使われるか②止めるスイッチの名前と画面の場所③スイッチを切っても残る例外④法人プランとの違い、の4つに分けて答えてください。
それぞれに公式のヘルプか規約のURLと最終更新日を付けること。
公式で確かめられなかったものは「公式に記載なし」と書いてください。
ChatGPTの1か所でCodexのタスクも止まるが環境の学習は別に残る
OpenAIのヘルプはCodexの話を3つの文に分けている
OpenAIには「How your data is used to improve model performance」というヘルプがあります。ChatGPTとCodexの学習の扱いを1ページにまとめたものです。AInformationが11月4日に読むと、Codexの話は3つの文に分かれていました。1つ目は片方の設定で足りるという文です。2つ目は別のスイッチがあるという文で、3つ目が評価ボタンの例外でした。
Codexのタスクと環境まるごとは別に扱われる
ヘルプの言い方では、ChatGPTの設定で止まるのは「ChatGPT conversations and Codex tasks」です。会話とタスクのやり取りは1か所で止まります。一方でInclude environmentsは「full environments」の学習を許すかどうかの設定です。タスクのやり取りと作業した環境まるごとは、別ものとして扱われていると読めます。
環境まるごとに何が入るのかは、ヘルプに細かく書かれていません。リポジトリのコードや設定ファイルが含まれるかどうかも公表されていない部分です。分からない以上、仕事のコードを扱う人はオフにしておくのが無難でしょう。
Business・Enterprise・Edu・APIは初期設定で学習しない
ヘルプは、Business・Enterprise・Edu・APIは初期設定で学習に使わないと書いています。会社がこのどれかを契約していれば、社員がスイッチを切る前から学習の対象外です。学習の対象になるのはFree・Plus・Proの個人プランになります。仕事のコードを個人のPlusで回している人が、いちばん気をつける立場です。

Hacker Newsで497点を集めた「黙って戻る」の話
海外ではこの話が11月に大きくなりました。Hacker Newsの投稿は「OpenAI seems to be silently re-enabling model training on Codex chats」です。497点を集めました。切ったはずの学習が勝手に戻るという投稿ですが、OpenAIの公式の説明はありません。AInformationも実際に戻るかどうかはまだ確かめられていません。
だからこそ、一度切ったら終わりにしないことが大事です。月に1回でも設定を開き、2つのスイッチがオフのまま残っているかを見てください。同じ時期には「Gemini trains on chat history, even for subscribers」という投稿も176点を集めました。有料でも会話が学習に使われるという話で、ほかのAIでも同じ見直しが要ります。
コーディングAI7本の初期値と止める場所を公式の原文で並べた
7本の個人プランの初期値と止める場所を、公式のヘルプ・規約・ブログの原文だけで表にしました。AInformationが2026年11月4日に各社のページを読んだ結果です。初期値が書かれていないものは、書かれていないと残しました。
コーディングAI7本の個人プランの学習の扱い
| ツール | 個人プランの初期値 | 止める場所 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Codex | Free・Plus・Proは学習の対象 | ChatGPTの設定とCodex設定の2か所 | Business・Enterprise・Edu・APIは学習しない |
| Claude Code | 設定がオンなら学習(初期値は記載なし) | Claudeの学習の設定 | Team・Enterprise・APIは学習しない |
| GitHub Copilot | 4月24日から学習に使う(Free・Pro・Pro+) | 断る設定(オプトアウト) | Business・Enterpriseは対象外 |
| Cursor | Privacy Modeオフなら学習に使うことがある | Privacy Modeをオン | 無料版でもProでも使える |
| Google Antigravity | 操作の記録を改善に使う・人が見ることがある | テレメトリーの設定 | 切っても提供と安全の利用は残る |
| JetBrains AI | 無料の非商用ライセンスは初期オン | 設定でいつでもオフ | 商用は同意がない限り集めない |
| Amazon Q Developer | Free Tierは中身を集める | Amazon Q: Share Contentを外す | Pro Tierは集めない |
初期設定で学習する側にあると書かれているもの
公式の文で初期設定が学習する側だと読めるのは、Codex・GitHub Copilot・JetBrains AIです。CodexはChatGPTのFree・Plus・Proが学習の対象で、CopilotはFree・Pro・Pro+が4月24日から対象になりました。JetBrainsは無料の非商用ライセンスだけが初期設定でオンです。Amazon Q DeveloperのFree Tierも、止めるにはチェックを外す操作が要ります。
初期値が公式に書かれていないもの
Claude Codeの公式の説明は「when this setting is on」で、設定がオンなら学習に使うという書き方です。このページに初期値は書かれていません。CursorもPrivacy Modeを切っていると学習に使うことがあると書く一方、新しいアカウントの初期値は見つかりませんでした。どちらも自分の画面で今の状態を確かめる必要があります。
法人や有料の枠に上げると学習の対象外になるもの
法人や有料の枠で学習の対象外と書かれているのは5本です。ChatGPTのBusiness・EnterpriseとClaudeのTeam・Enterprise・APIが当たります。CopilotのBusiness・Enterpriseも対象外です。Amazon Q DeveloperのPro TierとJetBrainsの商用ライセンスも同じ扱いです。AInformationのAIツールデータベースでは、プログラミング・開発に使うツール71本の月額の中央値が3,147円でした(11月2日時点)。71本のうち52本は無料で始められます。
GitHub Copilotは4月24日から無料版とProの入力を学習に使う
2026年3月25日に発表され4月24日に変わった
Copilotに学習させないには、自分で断る操作が要ります。GitHubは2026年3月25日に公式ブログで規約の変更を出しました。4月24日からFree・Pro・Pro+の入力と出力を、断らない限り学習に使うという中身です。
対象になるのは入力・出力・コード片と、その周りの文脈です。原文は「inputs, outputs, code snippets, and associated context」でした。エディタで書きかけのコードを補ってもらうとき、周りのコードも一緒に送られます。その文脈まで学習の対象に入る書き方です。
BusinessとEnterpriseは対象外で前に断った人はそのまま
Copilot BusinessとCopilot Enterpriseはこの変更の対象外です。原文には「Copilot Business and Enterprise users are unaffected.」とあります。4月より前に学習を断っていた人は、その選択が引き継がれると書かれています。
気をつけたいのは、4月より前に一度も設定を開いていない人です。前は学習に使わない扱いだったと覚えていると、今も同じだと思い込みやすくなります。個人のアカウントでCopilotを使い、会社のコードを補完させている人は今日中に設定を見てください。

AIに聞くと古い答えが返る心配がある
この変更は4月の話なので、AIの答えが古いまま止まっていることがあります。AInformationは11月4日にChatGPTへCopilotの無料プランの扱いを聞きました。ところが120.4秒待っても答えが取れず、ログインが切れていた可能性があります。AIに聞くときは、上の文で公式のURLと更新日を必ず付けさせてください。
Claude Codeは学習を許すと5年残り許さないと30日で消える
Free・Pro・Max・Ultraは設定がオンなら学習に使う
Claudeに学習させないかどうかは、Claude Codeにもそのまま効きます。公式のデータの使い方のページには、Free・Pro・Max・Ultraのアカウントで設定がオンなら学習に使うとあります。原文は「including when you use Claude Code from these accounts」です。Team・Enterprise・APIは学習に使いません。
保存は5年か30日で評価やバグ報告は5年
保存の長さは学習の設定で変わります。学習を許した人は5年、許さない人は30日です。設定に関わらず、/feedback・/bug・/shareで送った記録は5年残ります。学習を切っていても、バグ報告にコードを貼れば5年残るということです。

手元のパソコンにも平文で30日残る
もう1つ見落としやすいのが手元の記録です。Claude Codeは会話の記録を ~/.claude/projects/ に平文で30日残します。cleanupPeriodDaysという設定で日数を変えられます。共有のパソコンや、持ち出すノートPCで使うときは気にしておきたい点です。
学習の設定とこの手元の記録は別ものです。学習を切っても手元の記録は残ります。逆に手元の記録を消しても、クラウドの保存の長さは変わりません。仕事のコードを扱うなら、両方をそれぞれ決めておく必要があります。
CursorとJetBrainsとAmazon Qは止めるスイッチの名前が違う
CursorはPrivacy Modeを入れる
Cursorの公式のデータの使い方のページは、2026年9月3日に更新されていました。Privacy Modeを切っていると、コードベース・指示・編集の操作・コード片を保存して学習に使うことがあると書いています。Privacy Modeは無料版でもProでも使えます。止めるにはPrivacy Modeをオンにするだけです。
ただし新しいアカウントで初期値がオンかオフかは、data-useとsecurityのページのどちらにも書かれていませんでした。インストールしたまま設定を開いていない人は、今の状態が分かりません。設定を開いてPrivacy Modeがオンになっているかを確かめてください。
JetBrains AIは無料の非商用ライセンスだけ初期設定でオン
JetBrainsは2025年9月30日に公式ブログで共有の決まりを変えました。2025.3.1の版から、無料の非商用ライセンスの人だけコード片・指示・AIの答え・編集履歴の共有が初期設定でオンです。原文は「data sharing is enabled by default」で、設定からいつでも切れます。商用ライセンスは、同意がない限り集めないと書かれています。

Amazon Q DeveloperはFree Tierだけチェックを外す
Amazon Q DeveloperはPro Tierなら中身を集めません。原文は「At the Amazon Q Developer Pro Tier, Amazon Q does not collect your content.」です。Free Tierの人は、エディタの設定にある「Amazon Q: Share Content」のチェックを外して止めます。無料で試している人ほど、この1か所を見落とさないようにしてください。
Google Antigravityは人が中を見ることがあると規約に書いている
操作の記録は製品と機械学習の改善に使われる
Google Antigravityの規約は、操作の記録を製品と機械学習の改善に使うと書いています。さらに「Google employees and contractors may access, view, review and use Interactions.」とあります。Googleの社員や委託先の人が、やり取りの中身を見ることがあるという意味です。
テレメトリーを切っても、提供と安全のための利用は残ると書かれています。テレメトリーのスイッチが学習のスイッチと同じものかどうかは、11月4日に読んだ範囲では分かりませんでした。規約ページの改定日も確かめられていません。社外に出せないコードは入れない前提で使うほうが安全です。
Gemini Code Assistの個人版は2026年6月18日に止まった
Googleの個人向けGemini Code AssistのIDE拡張は、2026年6月18日にリクエストの受け付けを止めました。対象はGemini Code Assist for individuals・Google AI Pro・Google AI Ultraの3つです。個人の利用者はAntigravityへ移るよう案内されています。
前に個人版のGemini Code Assistで設定を確かめた人も、Antigravityでは決まりが変わります。移ったあとに規約を読み直していない人は、ここで一度見ておきましょう。Geminiの本体の設定はGeminiに学習させない設定の記事で、押す順と12項目を並べています。
2025年9月から4つの日付で初期設定は学習する側へ動いた
JetBrains・GitHub・Googleの順で決まりが変わった
この1年あまりで決まりが動いた日を並べます。2025年9月30日にJetBrainsが無料の非商用ライセンスの共有を初期設定でオンにすると発表しました。2026年3月25日にGitHubがCopilotの規約の変更を出し、4月24日に始まっています。6月18日にはGemini Code Assistの個人版が止まり、Antigravityへの移行が案内されました。
どの変更も、無料や個人の枠ほど学習に使われる側へ寄せています。法人の枠は対象外のままです。会社がお金を払う枠と個人が無料や月額で使う枠で、扱いの差が広がっています。

「codex 学習 させない」の検索は1年で2倍を超えた
日本語の検索にもこの流れが出ています。AInformationがGoogleのキーワードプランナーで11月4日に測ると、「codex 学習 させない」は月390回でした。2025年10月の170回から増え、2026年5月と6月は880回です。前年比では256%増えています。
夏のあとは7月が480回、8月と9月が320回と落ち着いています。「codex オプトアウト」も5月と6月の260回が山で、いまは月140回です。11月のHacker Newsの話題が日本語に届けば、もう一度Codexのオプトアウトを調べる人が増えると見ています。
求人2,690件でClaude Codeは472件に名前が出る
コーディングAIの名前が出る求人を数えた
AInformationは2026年11月4日に、自社のAI求人データベース2,690件を数えました。求人の本文にツールの名前が出る数を見ると、Claude Codeが472件でした。Cursorが340件、GitHub Copilotが248件、Codexが162件と続きます。Clineは24件です。
求人でよく見るツールほど仕事のコードが入る
求人に名前が出るのは、その会社が仕事で使っているか使ってほしいツールです。つまりこの5本には、すでに会社のコードが日々入っています。会社が法人の枠を払っていれば学習の心配はありません。困るのは社員が個人の枠で同じツールを使ったときです。
CodexとCopilotは個人の枠が初期設定で学習する側にあります。Claude CodeとCursorは初期値が公式に書かれていません。どれも求人で数百件に名前が出るツールです。会社で使うと決めたなら、法人の枠を用意するか個人の枠の設定を確かめるかを先に決めてください。
AI求人の中で多い名前はほかにもある
コーディング以外も含めると、AI求人で名前が出る数はClaudeが751件で最も多くなっています。ChatGPTは404件、Geminiは395件です。チャットのAIでも同じように学習の設定があります。AIに学習させない設定はツールごとに場所が違うので、使う本数だけ確かめる手間がかかります。
ClaudeはCodexの2か所を当てたが評価ボタンの例外を言わなかった
同じ質問をChatGPTとClaudeに投げた
AInformationは11月4日の22時台に、ChatGPTとClaudeへ同じ質問を投げました。質問は「Codexで仕事のコードを扱っています。自分のコードをOpenAIの学習に使わせない設定はどこですか?」です。ChatGPTは120.4秒待っても答えが取れませんでした。ログインが切れていた可能性があり、今回はClaudeの答えだけを採点しています。
Claudeは42.2秒で1,173字を返しました。冒頭で「Codex側に別個の設定が1つ残ります」と言い切り、ChatGPT側とCodex側の2か所を挙げています。片方だけで足りることと、法人プランなら学習しないことも合っていました。
評価ボタンの例外だけが抜けていた
抜けていたのは評価ボタンの例外です。高評価や低評価を押すと会話全体が学習に使われうる話は、答えの中にありませんでした。ヘルプの同じページに書いてあるのに、ここだけ拾えていません。スイッチを切って安心した人ほど、評価ボタンで会話を渡してしまうおそれがあります。
Claude Codeの保存の長さも聞きました。Claudeは54.2秒で1,119字を返し、5年と30日・/feedbackで5年・手元に平文で30日の3つを全部当てています。採点の結果は表のとおりで、7項目のうち6項目が公式と合っていました。Claudeは答えの中でClaude Codeの学習は既定でオンと言いましたが、公式のページにはその記載がありませんでした。
Claudeの答えを公式の7項目で採点した
| 確かめた点 | 公式の原文 | Claudeの答え |
|---|---|---|
| 片方の設定で足りる | Either option is sufficient | ○ |
| Codexに別のスイッチがある | Include environmentsは別 | ○ |
| 評価ボタンで会話ごと使われうる | Free・Plus・Proの例外 | × 触れなかった |
| 法人プランは学習しない | Business・Enterprise・Edu・API | ○ |
| Claude Codeの保存は5年と30日 | 許すと5年・許さないと30日 | ○ |
| /feedbackで送ると5年残る | /feedback・/bug・/share | ○ |
| 手元に平文で30日残る | ~/.claude/projects/ | ○ |
いまやることは7本のスイッチを開いて社内の線を引くこと
今日のうちに確かめる3つ
1つ目は、自分が使っているコーディングAIのアカウントが個人か法人かを見ることです。法人の枠なら、多くのツールで初期設定のまま学習の対象外になります。2つ目は、個人の枠ならこの記事の表のスイッチを1つずつ開くことです。Codexなら2か所、Copilotなら断る設定、CursorならPrivacy Modeを見ます。3つ目は、仕事のコードが入った会話で評価ボタンを押さないと決めることです。

会社として決めておくこと
社員が個人の枠で仕事のコードを入れてよいかは、会社が先に決めておくべき話です。決めていないと、学習のスイッチを切るかどうかが人によってばらつきます。次の文をChatGPTかClaudeに貼れば、社内向けの決まりの下書きができます。
社内のエンジニア向けに、コーディングAIの使い方の決まりを1枚で作ってください。
使っているツール:(ここに書く)
会社が契約しているプラン:(ここに書く)
①個人のアカウントで会社のコードを入れてよいか②個人で使うときに切る学習のスイッチ③評価ボタンやバグ報告にコードを貼らない決まり④見直す間隔の4つを入れます。
ツールの設定の名前は公式のヘルプで確かめ、確かめられなかったものには「要確認」と付けること。
下書きができたら、この記事の表と見比べてスイッチの名前が合っているかを確かめてください。Codexの利用枠の変更については12月からCodexと枠が共通になる話も書いています。決まりは一度作って終わりにせず、各社の規約が変わるたびに見直してください。
コーディングAIの学習の話は、ツールを選ぶ人より会社のルールを作る人の問題だと見ています。求人にClaude CodeやCursorの名前が数百件出るほど現場では使われているのに、個人の枠で入れてよいかを決めていない会社がまだ多いです。社員が自分でスイッチを切るのに頼ると、Codexの2つ目のスイッチや評価ボタンのような例外で必ず漏れます。法人の枠を用意するか、個人の枠で使う条件を紙1枚に書くかを先に決めてください。
- ChatGPTで「モデルを改善する」を切ればCodexも全部止まりますか?
- 全部は止まりません。ChatGPTの設定かプライバシーポータルのどちらか1つで、ChatGPTの会話とCodexのタスクは学習から外れます。ただしCodexにはInclude environmentsという別のスイッチがあり、ChatGPT側を変えても動かないとOpenAIのヘルプに書かれています。評価ボタンを押した会話も学習に使われうるので注意してください。
- Codexのオプトアウトは法人プランでも要りますか?
- Business・Enterprise・Edu・APIは要りません。OpenAIのヘルプは、この4つは初期設定で学習に使わないと書いています。学習の対象になるのはFree・Plus・Proの個人プランです。会社のコードを扱うなら、自分のアカウントが個人と法人のどちらかを先に確かめてください。
- GitHub Copilotの無料版に学習させない方法はありますか?
- あります。設定から学習を断れば止まります。GitHubは2026年4月24日から、Free・Pro・Pro+の入力・出力・コード片と周りの文脈を断らない限り学習に使うと公式ブログで発表しました。4月より前に断っていた人の選択は引き継がれます。BusinessとEnterpriseは対象外です。
- Claude Codeの会話は学習に使われますか?
- Free・Pro・Max・Ultraのアカウントで学習の設定がオンなら使われます。Team・Enterprise・APIは学習に使いません。学習を許すと記録は5年、許さないと30日保存されます。/feedbackや/bugで送った記録は設定に関わらず5年残り、手元の ~/.claude/projects/ にも平文で30日残ります。
