Character.AIが破産申請 Disneyは2,000万ドル
キャラクターと会話するAIのCharacter.AIは10月12日、米国でChapter 11による破産の手続きを始めました。会社と資産を裁判所の監督の下で売るための申請で、サービスはいまも動いています。会社は公式ブログで、法律や規制の面で厳しい状況が続いたと理由を説明しました。
最初の入札者はDisneyです。一部の資産を2,000万ドルで買い、知的財産の非独占ライセンスも受け取ります。1ドル158.6円(欧州中央銀行の10月12日の値)で直すと約31億7,000万円です。破産の申立書に書かれた負債の見込みは5,000万〜1億ドルで、円にすると約79億円〜約159億円になります。
Disneyは少し前に、Character.AIの前CEOのKarandeep Anand氏を最高技術責任者として迎えていました。技術チームの何人かもDisneyへ移る見込みです。DisneyはかつてCharacter.AIに対し、自社のキャラクターを無断で使ったチャットボットが作られているとして中止を求める文書を送っていました。

- 2024Googleが共同創業者らを20億ドル超で迎える
- 10/12Character.AIがChapter 11を申請
- 11月末売却の手続きが終わる見込み(12月初めの可能性も)
課金とチャットは当面続く 売れなければ閉鎖
使っている人にとっての答えは「いまは何も止まっていない」です。公式ブログのよくある質問によると、有料の契約はそのまま有効です。請求も今のところ変わりません。有料の機能に影響する変更があれば、前もって知らせるとしています。
ただし先は決まっていません。売却の手続きは11月末か12月初めに終わる見込みです。会社は、サービスを続けられる買い手が見つからなければプラットフォームを閉じると明記しました。Disneyの2,000万ドルはほかの入札の下限になる値で、ほかの会社が名乗り出る余地も残されています。
Character.AIが人材を抜かれるのは2度目です。2024年にはGoogleが20億ドル超を払い、共同創業者のNoam Shazeer氏とDaniel De Freitas氏を含む多くの人材を迎えました。会社ごと買わずに人だけを引き取るアクハイアは、残った会社の経営を苦しくすることがあります。

Character.AI+は日本で1,500円 評価数はzetaが上
日本から払っている人の額は、App Storeで確かめられます。編集部が10月13日に日本のApp Storeを開くと、アプリ内購入にCharacter.AI+が1,500円と15,000円の2つ並んでいました。Character.AI Liteも800円と400円で出ています。どれが月払いでどれが年払いかは、一覧には書かれていません。
同じ日に日本のApp Storeで「character.ai」を検索すると、上位にはキャラクターと話す別のアプリも出てきます。評価の件数は次のとおりで、日本ではCharacter.AIの件数を大きく上回るアプリがあります。
| アプリ | 提供元 | 評価 | 評価の件数 |
|---|---|---|---|
| Character AI: Chat, Talk, Text | Character Technologies | 4.3 | 5,589件 |
| zeta | Scatter Lab | 4.5 | 193,296件 |
| PolyBuzz | CLOUD WHALE INTERACTIVE TECHNOLOGY | 4.6 | 10,540件 |
AInformation調べ:2026年10月13日に日本のApp Storeの検索結果と各アプリのページで確認。評価は小数第2位を四捨五入

12月までにやること 会話の書き出しと課金の確認
まず残したい会話を書き出しておきます。公式ブログは、アプリかウェブサイトからデータの書き出しとアカウントの削除ができると案内しています。閉鎖が決まってからでは手順が混み合う可能性があるので、時間のあるうちに済ませておくと安心です。
次に課金の更新日を確かめます。App Storeで契約した人は、iPhoneの設定からCharacter.AI+の次の請求日を見られます。売却の結果が出る11月末から12月初めより先に年払いの更新が来るなら、その前に続けるかを決めておきたいところです。
AIのサービスに預けた会話がどう残るかは、会社ごとに違います。ChatGPTでも一時チャットは学習させない設定にしても最大30日消えません。乗り換えを考える人は、移る先の書き出しと削除の決まりも先に見ておくと、同じ心配を2度しなくて済みます。

- Chapter 11
- 米国の破産の手続きの1つ。会社をすぐ清算せず、裁判所の監督の下で事業や資産を売る。その間もサービスは続けられる
- アクハイア
- 会社を丸ごと買わずに、創業者や技術者など人材だけを引き取るやり方。残った会社の経営が苦しくなることがある
会社で小さなAIサービスを契約するときに、今回の件は良い見本になりそうです。人材が2度引き抜かれ、最後は会社ごと売りに出ました。それでも利用者向けには書き出しと削除の手段が残っていて、課金も前もって知らせると約束しています。部署で新しいAIツールを入れる担当者は、料金より先に「止まるとき何日前に知らされるか」「データを自分で書き出せるか」の2点を確かめておくと、今回のような知らせが来ても慌てずに済みます。
- Character.AIの有料プランは今すぐ解約したほうがいい?
- 急いで解約する理由は今のところありません。公式ブログは有料の契約がそのまま有効で、請求も今は変わらないと説明しています。有料の機能に影響する変更があれば前もって知らせるとしています。日本のApp StoreではCharacter.AI+が1,500円と15,000円で並んでいるので、年払いの更新が11月末より前に来る人は、その前に続けるかを決めておくと安心です。
- Character.AIの会話の記録は書き出せる?
- 書き出せます。公式ブログは、アプリかCharacter.AIのウェブサイトからデータの書き出しとアカウントの削除ができると案内しています。プライバシーの決まりとデータの守り方は破産の手続き中も変わらないとしています。売却の結果によってはサービスが閉じられるので、残したい会話は早めに書き出しておくと確実です。
- Character.AIはいつまで使える?
- いまはすべてのサービスが使えますが、終わりの日は決まっていません。会社は裁判所の監督の下で売却を進めていて、手続きは11月末か12月初めに終わる見込みです。サービスを続けられる買い手が見つかれば続き、見つからなければプラットフォームを閉じると明記しています。最初の入札者はDisneyで、一部の資産を2,000万ドルで買う提案を出しています。
この記事の出典
補助資料
- [1]The Vergeこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月13日
