Siri AIの日本語版はiOS 27.2で開始 まだベータ版だ
Appleは日本時間10月27日未明に配信したiOS 27.2で、新しいSiriである「Siri AI」の日本語版を出しました。扱いはベータ版です。日本語を含む5つの言語が今回足され、フランス語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語にも対応しました。
Siri AIはApple Intelligenceを土台にしたアシスタントです。メッセージやメールや写真から必要な情報を探し、会話の流れをふまえて追加の質問にも答えます。英語版は9月14日に先にベータ版が始まっていました。
Appleの発表によると、中身はGoogleのGeminiモデルと組んで作った次世代のApple Foundation Modelです。処理は端末の中と、Appleのプライベートクラウドコンピューティングで行います。

- 9/14Siri AIの英語版がベータ版で始まる
- 10/27iOS 27.2で日本語版のベータ提供が始まる
対応はiPhone 15 Pro以降 15の無印とPlusは使えない
使えるiPhoneはiPhone 15 Pro/Pro Max・iPhone 16以降・iPhone Air・iPhone Duoです。iPhone 15の無印とPlus、iPhone 14以前は対象に入っていません。
| 端末 | 対象のモデル | 必要なOS |
|---|---|---|
| iPhone | 15 Pro/Pro Max・16以降・Air・Duo | iOS 27.2 |
| iPad | iPad mini(A17 Pro)・M1以降のチップのモデル | iPadOS 27.2 |
| Mac | MacBook Neo(A18 Pro)・M1以降のチップのモデル | macOS 27.2 |
| Apple Watch | Series 9以降・Ultra 2以降・SE 3 | watchOS 27.2 |
| Apple Vision Pro | 対応 | visionOS 27.2 |
Apple Watchで使うには、Siri AIを有効にしたiPhoneとのペアリングが要ります。端末の言語とSiriの言語を日本語にそろえる必要もあります。13歳未満は使えません。

Siri AIは1日の回数に上限 増枠は今後有料の予定だ
見落としやすいのが回数の上限です。Appleの発表には、Siri AIなどサーバー側のモデルに頼る機能に「1日の使用回数の制限が適用されます」と書かれています。上限は依頼の複雑さやシステムの混み具合で変わるとしていて、具体的な回数は出ていません。
さらに枠を広げた使い方は「今後有料で提供する予定」とあります。今回の発表に月額の記載はありません。たくさん使う人向けの枠だけが、あとから有料になる形です。
AInformation調べでは、2026年10月26日に主要AIサービス28件の料金ページを見ました。日本円で払えるチャットAIの有料プランは月725円から月3,200円です。ChatGPTのGoは月1,400円、GeminiのGoogle AI Plusは月725円です。Siri AIの増枠の値段が出たら、この幅と並べて決めれば迷いません。
会社のiPhoneで先に決めておくこと
日本向けのアプリでは、Yahoo!乗換案内で次の会議の場所までの経路を調べられます。FirstSeedタスクにやることを足すこともできます。外回りの多い営業職なら、移動中の段取りを声だけで済ませられそうです。
一方でSiri AIはメールやメッセージの中身を読んで答えます。会社支給のiPhoneでオンにしてよいかは、情報システム部門が先に線を引いておきたいところです。

設定の「Siri」から申し込む すぐには使えない
始めるには設定アプリの「Siri」を開き、Siri AIのベータ版を試す項目を押します。声を選んで声の登録とプライバシー設定の確認を済ませると、待機リストに入ります。待ち時間は人によって違い、順番が来ると自動でダウンロードが始まる流れです。
編集部が10月27日に日本語のサポートページを開いたところ、Siri AIの導入案内は英語のままでした。対応言語の欄も「現在は英語で利用できる」という記載で、日本語版の開始にまだ追いついていません。手順で迷ったら、上の流れを目安にしてください。
iPhone 15の無印を使っている人は、iOS 27.2に上げてもSiri AIは出てきません。増枠の値段がいつ出るかが、次に見ておく点になります。
Siri AIの始め方と待機リスト、AI4つと検索上位の記事がどこまで追いついているかは特集で確かめました。→ Siri AIの日本語版の使い方は?始め方と対応機種を紹介!1日の回数上限もわかる
10月27日に出たMacBook Pro M6で手元のAIがどこまで動くかは、メモリ別に特集で数えました。→ MacBook Pro M6の発売日と価格は?M5との違いと16GBで動くAIがわかる
AInformation調べチャット向けの主要AIサービスをいちばん安く使うといくらか
| サービス | 月あたり | 無料 |
|---|---|---|
| Gemini最安 | 725円/月Google AI Plus | ○ |
| GrokX Premium | 980円/月プレミアム(これより安いプランはGrokの対象外) | × |
| ChatGPT | 1,400円/月Go | ○ |
| Felo | 1,750円/月年額プラン | ○ |
| Microsoft Copilot | 3,200円/月有料プラン | ○ |
| Perplexity | $17/月Pro/ドル建て | ○ |
| Claude | $18/月Pro/ドル建て | ○ |
2026年10月26日時点でAInformationが調べたもの。金額はそのAIを使える一番安い有料プラン。調べた8件のうち月額のプランがある7件で、日本円の表示は5件
- プライベートクラウドコンピューティング
- Appleのサーバーで処理しながら、個人のデータをAppleも含めて誰も保存や閲覧ができないようにした仕組み
会社でiPhoneを配っている企業は、Siri AIを有効にしてよいかを先に決めておく必要がありそうです。メールやメッセージを読んで答える仕組みです。取引先とのやり取りが入った端末で社員が個別にオンにすると、管理する側は把握しにくくなります。もう1つは回数の上限です。上限の数字も増枠の値段も出ていないうちは、ChatGPTやGeminiの有料版を解約して乗り換えるのは早いとみています。値段が出てから比べても遅くありません。
- Siri AIは無料で使える?
- 今回の発表に月額の記載はなく、対応する端末をiOS 27.2に上げて申し込めば使えます。ただしSiri AIなどサーバー側のモデルを使う機能には1日の使用回数の制限があります。上限は依頼の複雑さやシステムの混み具合で変わり、具体的な回数は出ていません。Appleは枠を広げた使い方を今後有料で出す予定としています。
- iPhone 15でSiri AIは使える?
- iPhone 15の無印とPlusでは使えません。対象はiPhone 15 Pro/Pro Max・iPhone 16以降・iPhone Air・iPhone Duoです。iPhone 14以前も対象外です。対応機種でもiOS 27.2へ更新し、端末の言語とSiriの言語を日本語にそろえる必要があります。
- Siri AIで日本のアプリは操作できる?
- Yahoo!乗換案内・FirstSeedタスク・Kotobaの3つが例として案内されています。経路を調べる・やることを足す・メモを探して直す、といった操作ができます。ほかの対応アプリはApp Storeで探せるとしています。日本語版はベータ版なので、国や言語によって使えない機能がある点には気をつけてください。
この記事の出典
補助資料
- [1]CNET Japanこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月27日
