Astra Proが10月17日に更新 並列処理が入った
OpenAIは10月17日、ChatGPTで出しているGPT-6 Astra Proを更新した。応答が速くなり、プラグインとツールの使い方も良くなった。
もう1つの変更は、複数のエージェントが1つのタスクを分け合って同時に進められるようになったことだ。エージェントごとに進み具合を追えて、終わった分は開いて中身を確かめられる。
OpenAIの告知は「Now available to Pro users in the Chat tab.」と締めている(PC Watchが引用)。どれだけ速くなったかの数字は出ていない。何秒が何秒になったのかは、今のところ使った人の体感でしか分からない。
対象はProだけ 月3,000円のPlusには載っていない
今回の更新はChatGPT Proの利用者に向けて順に配っている最中で、Chatタブから使う。Plus以下のプランは対象に入っていない。
AInformationが10月19日に日本の料金ページを開いて確かめた。「GPT-6 Astra による Pro 推論」と書かれているのはProの欄だけで、月3,000円のPlusの欄には無い。
| プラン | 日本の料金ページの月額 | 「GPT-6 Astra による Pro 推論」の記載 |
|---|---|---|
| 無料版 | 0円 | 無い |
| Go | 1,400円 | 無い |
| Plus | 3,000円 | 無い |
| Pro | 16,800円から | ある |
Proには3つの段がある。公式ヘルプによるとPro 100が月100ドル、Pro 200が月200ドル、Pro 500が月500ドルだ。今回の更新がどの段まで届くかは告知に書かれていない。日本の料金ページに円で出ているのは「16,800円から」の1つだけだった。

日本の現場では調査とコードの分担に効く 確かめる手間は増える
並列で動くのは、1つの依頼を何人かで手分けするのと同じ形だ。競合3社の下調べを1社ずつ別のエージェントに振る、といった頼み方と相性がよさそうだ。料金ページもProを「調査やコーディングに最適」と書いている。
ただ並列にすると、戻ってくる結果も同時に増える。完了したタスクを開いて見られる仕組みは、裏を返せば人が1本ずつ確かめる前提ということになる。
会社で月16,800円からのProを経費で通すなら、速さより「何本を並べて何分で終わったか」を一度測ってから決めたい。速さの数字が発表に無い以上、手元で測った数が稟議の材料になる。
Pro契約者はChatタブで試す 旧枠は10月29日まで
Proに入っている人は、ChatタブでGPT-6 Astra Proを選び、大きめの依頼を1つ投げてみるとよい。エージェントごとの進み具合が表示されるか、終わった分を開けるかで、更新が自分に届いたかが分かる。展開中なので、まだ出ていない人もいる。
Pro 200を前から使っている人は期日にも気をつけたい。公式ヘルプでは、9月22日から9月29日のあいだに契約があった人は、前の多い利用枠を10月29日まで使える。その後は月200ドルのまま枠が少なくなる。
Plusの人がこの機能のためだけに上げるかどうかは、Proの段ごとの差が見えてからでも遅くない。GPT-6 Astraの上位版が速くなった話は、まずProの中で試されることになる。
並列のエージェントは、仕事を渡す側に「分け方」の腕が要る機能だとみている。1つの依頼をどう割るかを決めずに投げると、同じ下調べが3本重なって戻ってくる可能性がある。企業でProを入れるなら、情報システム部門より先に現場のリーダーが「調査はこの単位で分ける」という型を1枚にまとめておくと、確かめる手間が読める。速さの数字が出ていない今は、月16,800円からの費用を何本の並列で回収できるかを自分の業務で測るしかない。
- GPT-6 Astra ProはPlusでも使える?
- 使えない。今回の更新はChatGPT Proの利用者に向けて展開されている。10月19日に日本の料金ページを見ると「GPT-6 Astra による Pro 推論」はProの欄だけにあり、月3,000円のPlusと月1,400円のGo、無料版の欄には無かった。日本のProは月16,800円からだ。
- GPT-6 Astra Proはどれくらい速くなった?
- 数字は出ていない。OpenAIの告知は応答が速くなったとだけ書いており、何秒短くなったかは示していない。同じ告知ではプラグインとツールの使い方の改善と、複数エージェントの並列処理も挙げている。速さを比べたいなら同じ依頼を前後で投げて自分で測るしかない。
- 並列のエージェントはどこから使う?
- ChatGPTのChatタブから使う。複数のエージェントが1つのタスクの別々の部分を同時に進め、利用者はエージェントごとの進み具合を見られる。終わったタスクは開いて中身を確かめられる。展開中のため、Proに入っていてもまだ出ていない人がいる。
この記事の出典
補助資料
- [1]PC Watchこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月19日
