Claude Duet公開 毎朝の報告と頼まれた仕事をこなす
Anthropicは10月21日、Claudeの新しいAIエージェント「Claude Duet」を研究プレビューとして公開した。仕事を抱えた専門職や小さな会社の経営者に向けたもので、iOSとAndroidの単体アプリとウェブのclaude.aiで使う。中で動くモデルはClaude Opus 5.5だ。
Duetは毎朝、つないだアプリの中から大事な用件を短くまとめて送ってくる。日中はそのアプリを見張り、手が要るときだけ連絡する。会議の日程調整のような事務から、ダッシュボード作りや売上・財務の予測、試作品やウェブアプリ作りまで頼める。
Claudeの記憶・スキル・つないだアプリはそのまま引き継ぐ。作業はブラウザ付きの仮想マシンの中で進め、支払いや削除のような大きな操作の前には必ず利用者に承認を求める。

使えるのは米国のProとMaxだけ TeamとEnterpriseは対象外だ
日本からはまだ使えない。公式のよくある質問によると、対象は米国のClaude ProとMaxの契約者で、順番待ちのリストに登録した人から開く。TeamとEnterpriseのプランも今は入っていない。
追加の料金は無く、ProとMaxの中に含まれる。ただし使用量はClaudeのほかの機能と同じ枠を分け合う。Duetが裏で行う見回りもこの枠から減るので、チャットやClaude Codeを多く使う人は上限に早く当たりそうだ。
AInformationが料金ページを日本から開いた表示では、Proは月払いで月22ドル、Maxは月110ドルからだ。10月21日の欧州中央銀行の参照値(1ドル157.88円)で直すと、Proは約3,473円、Maxは約17,367円からになる。
| 項目 | Claude Duetの条件(公式発表とよくある質問) |
|---|---|
| 対象のプラン | 米国のClaude ProとMax |
| 対象外 | TeamとEnterprise(今のところ) |
| 追加の料金 | なし(ProとMaxに含まれる) |
| 使用量 | Claudeのほかの機能と同じ枠。裏の見回りも数える |
| 使える場所 | iOSとAndroidのアプリ、ウェブのclaude.ai |
| 始め方 | 順番待ちのリストに登録する |

MuseとDotsへの対抗 3つとも日本の個人はまだ使えない
The VergeはDuetを、MetaのMuseとOpenAIのDotsに対抗するエージェントと位置づけた。3つとも利用者の代わりに動くAIだが、日本の会社員がすぐ試せる状態にはない。Museは日本ではまだ入れられず、Dotsは月20ドルのPlusでは使えない。そこへ米国だけのDuetが加わった形だ。
Duetが前に出したのは情報の守り方だ。クレジットカード番号や身分証の番号のような最も厳しい情報は、送るよう頼まれても断る専用の分類器と指示を新しく入れた。健康やお金の情報は、利用者がはっきり指示したときだけ送る。パスワードやログインの鍵はDuet自身が直接見ない作りだという。
Anthropic自身も弱点を書いている。初期の版なのでスレッドを読み違えたり、急ぎの度合いを見誤ったりすることがある。チケットの予約のような個人の用事も、まだ得意ではないとしている。

日本で待つ間にやること つなぐアプリと承認の線を決める
Duetの働きは、Claudeにつないだアプリで決まる。記憶とスキルとつないだアプリをそのまま引き継ぐからだ。日本のProやMaxの契約者は、今のうちにメールやカレンダーをClaudeにつないで使い慣れておくとよさそうだ。
会社で使う場合は、TeamとEnterpriseが対象外という点を先に押さえておきたい。個人のProで会社のメールをDuetにつなぐと、会社の管理の外で動くエージェントになる。どの情報までなら任せるかを紙1枚に決めておくと、提供が始まった日に止まらずに済む。
次に見るのは、TeamとEnterpriseへの広がりと米国の外への提供時期だ。Anthropicは安全の設計をこの先数日で詳しく出すとしており、会社で使えるかどうかはそこで判断できる。
- 研究プレビュー
- 正式版の前に、限られた利用者へ先に出して反応を集める段階の提供。読み違いなどの弱点が残っている
会社で効いてくるのは、TeamとEnterpriseが対象外という一点だとみている。Duetはメールとカレンダーを毎日読み、頼まれれば下書きや支払いの準備まで進める。小さな会社の経営者が個人のProでつなぐと、会社の情報が管理の外のエージェントに流れる形になる。承認の画面があっても、何を承認してよいかの線は人が決めるしかない。日本に来たときに慌てないよう、つないでよいアプリと任せない情報を先に書き出しておく会社が得をしそうだ。
- Claude Duetは日本で使える?
- 2026年10月22日時点では使えない。研究プレビューの対象は米国のClaude ProとMaxの契約者だけで、順番待ちのリストに登録した人から開く仕組みだ。Anthropicは米国の外への提供時期を示していない。日本の利用者はTeamやEnterpriseを含めて、まだ待つことになる。
- Claude Duetの料金はいくら?
- Duetに追加の料金は無く、Claude ProとMaxに含まれる。日本から料金ページを開くとProは月払いで月22ドル、Maxは月110ドルからだ。1ドル157.88円で直すとProは約3,473円になる。ただし使用量はClaudeのほかの機能と同じ枠を分け合い、裏の見回りも枠から減る。
- Claude Duetは会社のTeamプランで使える?
- 今は使えない。公式のよくある質問で、TeamとEnterpriseのプランはまだ含まれないと書かれている。会社で試すなら個人のProかMaxになるが、会社のメールをつなぐと管理の外で動くことになる。つないでよいアプリと任せない情報を、先に決めておくと安全だ。
この記事の出典
補助資料
- [1]The Vergeこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月22日
