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AIデータ分析のやり方を4つ比較!グラフを描くプロンプト3つ

読了 約21分
Claudeは回帰直線を23.8秒で当てた。AIデータ分析を4つ比較した結果
この記事の要点

AIでデータ分析するやり方は、CSVを添付して1文で頼むだけです。2026年10月22日に同じ売上表を4つのAIへ渡すと、Claudeはグラフと年間合計と回帰直線の3問とも正しく答えました。回帰直線は23.8秒です。Geminiは年間合計の計算を断りました。

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AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AInformationは、AIツールの料金や求人、資格を自分で調べて数えているAIのデータメディアです。個人のAI選びにも、企業のAI導入にも使える数字を出しています。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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AIでデータ分析するやり方は、CSVを添付して1文で頼むだけです。2026年10月22日に同じ売上表を4つのAIへ渡すと、Claudeはグラフと年間合計と回帰直線の3問とも正しく答えました。回帰直線は23.8秒です。Geminiは年間合計の計算を断りました。

23.8秒Claudeが回帰直線の傾きと切片を正しく出すまで
26.7秒Claudeが商品別の年間合計をコードつきで正しく返すまで
68.5秒Geminiが年間合計の計算に対応できないと返すまで
この記事で分かること
  • AIでデータ分析するやり方は、CSVを添付して「棒グラフにして」「コードで計算して」と1文で頼むだけです
  • 2026年10月22日に同じ売上のCSVを4つのAIへ渡すと、Claudeは3問とも正しく答えました。回帰直線の傾き288.8と切片9839.4は23.8秒で返っています
  • 月ごとの棒グラフはChatGPT・Gemini・Claudeの3つが画像で出し、12本の値はどれもCSVと合っていました。一番早かったのはClaudeの45.6秒です
  • Geminiは商品ごとの年間合計をコードで計算する頼みに、68.5秒で「対応できるようにはプログラムされていません」と返しました
  • Microsoft Copilotはコードを見せて21.0秒で表を返しました。ただし商品Cを82,400と答えていて、正しくは82,800です
  • 回帰直線は4つのAIとも正しい値でした。ChatGPTは43.0秒・Microsoft Copilotは27.6秒・Geminiは135.3秒かかっています

AIデータ分析のやり方はCSVを添付して1文で頼むだけ

AIにデータ分析をさせるやり方は難しくありません。表をCSVで書き出してチャットの入力欄に添付し、やってほしいことを1文で書きます。グラフも集計も統計の計算も、この形のまま頼めます。

AInformation編集部は2026年10月22日に、架空の株式会社サンプル商事の2025年の売上表を4つのAIに渡しました。売上表は5つの商品の12か月分で、右端に月ごとの「合計」の列があります。使ったのはChatGPT・Gemini・Claude・Microsoft Copilotのブラウザ版です。下の3つの文は、そのとき実際に送ったものを1字も変えずに載せています。

1つ目はグラフを描かせる文です。最後に「画像で見せてください」と書いたのは、表やコードだけで返されるのを避けるためです。

このCSVの「合計」列を月ごとの棒グラフにして、画像で見せてください。

2つ目は集計の文です。「計算はコードで行い」と書いておくと、どう計算したかがコードの形で返ってきます。そのコードを読めば、どの列を足したのかを自分で確かめられます。

商品ごとの年間合計を計算して、多い順に並べた表を出してください。計算はコードで行い、そのコードも見せてください。

3つ目は少し難しい統計の文です。商品Bの月ごとの売上に最小二乗法で直線を引かせ、傾きと切片を出させます。正しい答えは傾き288.8・切片9839.4で、編集部が先に検算してあります。

商品Bの月次売上について、1〜12月を x=1〜12 として最小二乗法の直線をあてはめ、傾きと切片を小数第1位まで出してください。

3つの文はどのAIにも同じ順で送りました。グラフの文だけは新しい会話で添付と一緒に送り、残りの2つは同じ会話の続きで送っています。自分の会社の表で試すときは、「合計」や「商品B」を自分の表の列名に置き換えればそのまま使えます。

1つだけ足しておくと安心なことがあります。今回のCSVには単位を書いていません。材料の単位は千円ですが、GeminiとClaudeはグラフや答えに「円」と書きました。自分の表で試すときは、文の頭に「単位は千円です」と一言入れておくほうが安全です。

AIデータ分析の比較の結論はClaudeが3問とも正しく一番速かった

先に結論を書きます。4つのAIに同じCSVで3つの課題を出したところ、Claudeが3問とも正しく答えました。しかもどの課題でも、正しく答えたAIの中で一番早く返しています。いちばん難しい回帰直線の課題では、傾き288.8と切片9839.4を23.8秒で出しました。

同じCSVを4つのAIに渡すと。Claudeは3問とも正しく一番速かった。Claude。23.8秒。回帰直線の傾きと切片を正しく出すまで。10月22日・Claude Maxで試した。グラフも年間合計も正しかった。AInformation編集部が作ったイラスト図解(実アイコン大+数字1つ)
Claudeは3問とも正しく一番速かった

試した条件を書いておきます。2026年10月22日の午後に、ChatGPT Pro・Google AI Pro・Claude Max・Microsoft Copilotの無料アカウントをMacのブラウザで開きました。画面のモデル表示はChatGPTが「GPT-6.1 Sol 軽」でした。Geminiは「Flash」、Claudeは「Opus 4.8 高」です。Microsoft Copilotはモデル名を記録していません。どのAIも既定のモデルのまま送りました。

2番手はChatGPTです。3問とも正しく答えましたが、グラフに92.9秒かかりました。グラフの文字も英語です。Microsoft Copilotは回帰直線を27.6秒で正しく答え、コードも見せました。ただし年間合計の表で商品Cの金額を1つ間違えています。

Geminiはグラフを描き、回帰直線も正しく出しました。それでも年間合計の課題では、表もコードも出さずに断っています。4つの中で答えが返らなかった課題があったのはGeminiだけです。

速さだけを見ると、Microsoft Copilotは年間合計の表を21.0秒で返しました。4つのAIの中で一番早い回です。ただしその表には誤りが1つ混じっていました。正しさと速さの両方がそろったのはClaudeだけでした。

4つのAIにCSVを渡した手順は3つ

手順はどのAIでも同じです。編集部はブラウザでそれぞれのAIを開き、次の3つの手順で課題を送りました。1つの課題を4つのAIに送り終えてから、次の課題へ進んでいます。

こんな検証をしました。同じCSVを4つのAIに渡した。対象。架空の会社の売上CSVを1つ。方法。3つの課題を同じ会話で順に送る。時点。2026年10月22日の午後。全問正解はClaudeとChatGPT。正しい答えは先に検算してある。AInformation編集部が作ったイラスト図解(「こんな検証をしました」の場面)
同じCSVを4つのAIに渡した
  1. 新しい会話を開いてCSVを添付する。入力欄の左の「+」からuriage_2025.csvを選びます。モデルは既定のままにしました。
Claudeに売上CSVを渡し月別合計の棒グラフを作らせて表示した画面
Claudeにuriage_2025.csvを添付して棒グラフを頼んだ画面 AInformation編集部が2026年10月22日にClaudeを操作した画面

Claudeの画面では、送った文の上にuriage_2025.csvの札が付いています。添付がうまくいったかは、この札が出ているかで見分けられます。ChatGPTでは、添付したCSVの中身が表の形で会話の上に出ました。

  1. 1つ目のグラフの文を送る。上に載せた文を、添付と一緒に送ります。
ChatGPTにCSVの合計列から月別棒グラフを作らせ画像で表示した画面
ChatGPTが合計列の棒グラフを英語の表記で画像にした画面 AInformation編集部が2026年10月22日にChatGPTを操作した画面

ChatGPTはグラフを答えの中に画像で貼りました。答えの文は「「合計」列を月ごとの棒グラフにしました。」の20字だけです。説明はほとんど無く、グラフそのものが答えになっています。

  1. 同じ会話で2つ目と3つ目の文を送る。答えが出きってから次の文を送りました。
ChatGPTに商品Bの月次売上データで最小二乗法の直線をあてはめるよう頼み、傾きと切片の計算結果が表示された画面
ChatGPTが同じ会話の続きで傾き288.8と切片9,839.4を答えた画面 AInformation編集部が2026年10月22日にChatGPTを操作した画面

同じ会話の続きで送ると、前の答えの下に次の文が並びます。ChatGPTの画面では、2つ目の課題で見せたPythonのコードのすぐ下に回帰直線の文が来ています。前の課題でCSVを読んだあとなので、3つ目の文では添付し直していません。

新しい会話を開くのは最初の1回だけです。続けて頼むと、AIは前に読んだCSVを使って次の計算をします。課題ごとに会話を分けたいときは、そのたびにCSVを添付し直してください。

月ごとの棒グラフはChatGPT・Gemini・Claudeが12本ともCSVどおりに描いた

1つ目のグラフの課題では、3つのAIが画像の棒グラフを返しました。12本の棒の上に載った数字を元のCSVの「合計」列と1本ずつ照らしたところ、3つとも全部合っていました。一番高い12月は49,800で、一番低い2月は44,100です。

速さはClaudeが45.6秒で一番でした。ChatGPTは92.9秒、Geminiは147.3秒です。Claudeの画面には「ファイルを共有しました、2件のコマンドを実行しました」と出ました。グラフはuriage_2025_total.pngという画像ファイルになり、右側の枠に開いています。保存できる形で返ってくるので、資料に貼るときの手間が少なくて済みます。

Geminiに月別売上のCSVを渡し棒グラフと平均値などの基本統計を作らせた画面
Geminiが日本語の棒グラフと平均値などの基本統計を返した画面 AInformation編集部が2026年10月22日にGeminiを操作した画面

Geminiのグラフは、横軸に「2025-01」から「2025-12」までの月が斜めに並びました。題は「2025年 月別売上合計」と日本語です。答えの文は358字あり、グラフの下に平均値46,575・中央値46,600・標準偏差約1,786を足しています。頼んでいない統計まで付けたのはGeminiだけでした。

前日の10月21日に編集部が試したときは、Geminiは売上表のExcelから図を作るのを断っていました。今回はCSVで頼むと描いています。同じGeminiでも、頼み方や渡すファイルで結果が変わることがあると分かります。

一方で、Geminiは2月が低い理由を「日数が少ない」と書いています。これはCSVに無い話です。架空の売上表なので、本当の理由はそもそもありません。グラフの数字は合っていても、理由の説明にはAIの推測が混じると思って読むのが安全です。

ChatGPTのグラフは題が「2025 Monthly Total」で、横軸は「01」から「12」の数字でした。文字はすべて英語です。日本語の資料にそのまま貼るなら、文に「グラフの文字は日本語で」と足しておくほうが手直しが減ります。ClaudeとGeminiは何も指定しなくても日本語で描きました。

Microsoft Copilotは画面に「コーディングと実行」と出たところで編集部の記録が先に終わってしまい、グラフが出たかは確かめていません。このグラフの課題のMicrosoft Copilotは、今回は比べられていません。

棒グラフを頼んだ結果

AI かかった秒 答えの字数 12本の値 月の表記
ChatGPT 92.9秒 20字 ○ CSVと一致 01〜12(英語)
Gemini 147.3秒 358字 ○ CSVと一致 2025-01〜2025-12
Claude 45.6秒 416字 ○ CSVと一致 1月〜12月
Microsoft Copilot ー ー 今回は比べられず ー
データ:AInformation調べ(2026年10月22日) / 制作:AInformation

商品ごとの年間合計はGeminiだけが「対応できない」と断った

2つ目の課題は、商品ごとの年間合計をコードで計算して多い順の表にする頼みです。正しい順は商品A(146,400)>商品B(140,600)>商品E(101,100)>商品D(88,000)>商品C(82,800)です。5つの合計を足すと558,900になります。

ChatGPTとClaudeは、5つの商品の順番も金額も全部合っていました。Claudeは26.7秒・897字で返し、表に構成比も足しています。商品Aは26.2%で商品Bは25.2%です。上位2つで「全体の約51%」と書き添えました。表の最後の行には合計の558,900も入っています。

ChatGPTに売上CSVを渡して月別の商品ランキング表と集計用Pythonコードを作らせた画面
ChatGPTが5商品の年間合計の表と実行したPythonコードを見せた画面 AInformation編集部が2026年10月22日にChatGPTを操作した画面

ChatGPTは46.1秒・753字でした。表の下に「実行したPythonコードです」と書き、CSVを読んで足すコードを見せています。コードを読むと、「月」と「合計」を除いた列を12行分足していることが分かります。どの列を数えたかが一目で分かるので、検算がしやすい答えです。

ClaudeでCSVの売上データを分析し、商品ごとの年間合計をコードと表、月別売上グラフで示した画面
Claudeが集計のコードと構成比つきの年間合計の表を返した画面 AInformation編集部が2026年10月22日にClaudeを操作した画面

Claudeのコードは、商品の列名を5つ書き出してから足す形でした。答えの上には英語で「Compute per-product annual totals sorted descending」と作業の名前が出ています。右側には1つ目の課題のグラフが開いたままです。

Geminiは68.5秒で「そちらに対応できるようにはプログラムされていません」と返した

Geminiの答えは26字の1文だけでした。68.5秒待って返ってきたのは「そちらに対応できるようにはプログラムされていません。」です。表もコードもありませんでした。

Geminiに商品ごとの年間合計をコードで計算して表にするよう頼み、対応できない旨の返答が表示された画面
Geminiが年間合計の計算に対応できないと1文で返した画面 AInformation編集部が2026年10月22日にGeminiを操作した画面

画面をよく見ると、答えの上に「コードを表示」というリンクが出ています。それでも答えの本文には表もコードも載っていません。なぜ断ったのかは、この画面からは分かりません。同じ会話で次に送った回帰直線の課題には、Geminiはふつうに答えました。

Geminiで同じことが起きたら、新しい会話で頼み直す手があります。「コードで」の部分を外して頼む手もあります。ただし今回はどちらも試していません。

Microsoft Copilotはコードを見せたが商品Cを82,400と答えた

Microsoft Copilotは21.0秒・628字で表とコードを返しました。順番は5つとも正しく、商品A・B・E・Dの金額も合っています。ただし商品Cだけが82,400で、正しい82,800と合いません。

見せたコードは、pandasという道具でCSVを読んで「月」と「合計」の列を外して足す短いものです。その下には「出力イメージ」という見出しで結果が付いていて、表と同じ82,400が並んでいました。実際にコードを動かした結果なのかは、答えの文からは分かりません。

Microsoft Copilotの画面は端に個人のアカウント情報が写っていたため、この記事には載せていません。答えの中身は記録した文から引いています。

この結果から言えるのは、コードが見えていても数字は元の表と照らす必要があるということです。順番が合っていると、金額のずれには気づきにくくなります。

年間合計の頼みへの3つの答え。商品ごとの年間合計をコードで計算して。Claude。5商品とも合い構成比も付けた。Gemini。対応できないと1文で返した。Microsoft Copilot。商品Cだけ82,400とずれた。5商品とも合ったのはChatGPTとClaude。コードがあっても数字は照らす。AInformation編集部が作ったイラスト図解(同じ質問への各AIの答え)
年間合計の頼みへの3つの答え

回帰直線の傾き288.8と切片9839.4は4つのAIが全部当てた

3つ目の課題は商品Bの回帰直線です。x=1〜12として最小二乗法で直線を引き、傾きと切片を小数第1位まで出させました。4つのAIとも傾き288.8・切片9839.4と答え、正しい答えと合っていました。

速さはClaude 23.8秒・Microsoft Copilot 27.6秒・ChatGPT 43.0秒・Gemini 135.3秒の順でした。統計の課題なのに、年間合計よりも早く返したAIもあります。

答え方は4つで大きく違いました。ChatGPTは131字で、傾きと切片と近似直線の式だけを返しています。Claudeは346字で、式に加えて「毎月およそ289円ずつ増加する右肩上がりの傾向です」と読み方を添えました。ここでも単位は「円」で、材料の千円とは違います。

Geminiに商品Bの月次売上データの最小二乗法での回帰直線を求めさせ回帰式と計算の内訳が表示された画面
Geminiが回帰直線の式と商品Bの月ごとの売上を並べた画面 AInformation編集部が2026年10月22日にGeminiを操作した画面

Geminiは750字と一番長く、計算の内訳まで書きました。商品Bの1月から12月の売上を並べています。xの偏差平方和は143で、共分散の分子は41,300と出しました。傾きは288.811を丸めて288.8としました。途中の数字まで見せてくれるので、手で検算したい人には向いています。画面の右上には、ここでも「コードを表示」のリンクがありました。

Microsoft Copilotは654字で、numpyのpolyfitという関数を使うコードを見せました。商品Bの12か月分の売上を、コードの中に直接書き込む形です。答えの数字はほかの3つと同じでした。

Claudeに商品Bの月次売上データの最小二乗法の回帰分析を頼み、回帰式とグラフが表示された画面
Claudeが傾き288.8と切片9839.4を回帰式つきで答えた画面 AInformation編集部が2026年10月22日にClaudeを操作した画面

Claudeの画面では、答えの上に「Fit least-squares line to product B monthly sales」と作業の名前が出ています。右側には1つ目の課題で作ったグラフが開いたままです。同じ会話の続きで計算したことが画面から分かります。

回帰直線のような統計の課題では、4つの答えがそろいました。差が出たのは、易しいはずの年間合計のほうです。表の集計を頼むときほど、答えを元の数字と照らす手間を省かないほうがよいと分かりました。

答えの速さはClaudeが3問とも正しい答えの中で一番だった

秒数を並べると、正しく答えた中で一番早かったのはどの課題でもClaudeでした。グラフは45.6秒・年間合計は26.7秒・回帰直線は23.8秒です。3問とも1分以内に返っています。

答えが返るまでの秒数

Copilot 年間合計 21.0秒(商品Cに誤り)
Claude 回帰直線 23.8秒
Claude 年間合計 26.7秒
Copilot 回帰直線 27.6秒
ChatGPT 回帰直線 43.0秒
Claude グラフ 45.6秒
ChatGPT 年間合計 46.1秒
Gemini 年間合計 68.5秒(断り)
ChatGPT グラフ 92.9秒
Gemini 回帰直線 135.3秒
Gemini グラフ 147.3秒
データ:AInformation調べ(2026年10月22日・答えを記録できた回) / 制作:AInformation

遅かったのはGeminiです。グラフに147.3秒、回帰直線に135.3秒かかりました。どちらも答えの文が長く、グラフには基本統計を付けています。回帰直線には計算の内訳を付けました。説明の多さを取るか待ち時間の短さを取るかで、評価が分かれるところです。

ChatGPTはグラフに92.9秒かかりました。年間合計は46.1秒で、回帰直線は43.0秒です。答えの字数はグラフで20字、回帰直線で131字と短めです。説明は少なくてよいので結果だけほしい人には合っています。

Microsoft Copilotは年間合計が21.0秒、回帰直線が27.6秒と速い回が続きました。ただ年間合計には商品Cの誤りがありました。速さだけで選ぶと危ないことが、この結果から分かります。

AIデータ分析の採点表はClaudeが10項目とも崩れなかった

4つのAIの結果を1つの表にまとめました。秒数と字数は画面で測った値です。正しさは、編集部が先に用意した正しい答えと照らした結果です。

AIデータ分析の採点表

項目 ChatGPT Gemini Claude Microsoft Copilot
秒(易・グラフ) 92.9秒 147.3秒 45.6秒 ー(比べられず)
秒(中・年間合計) 46.1秒 68.5秒 26.7秒 21.0秒
秒(難・回帰直線) 43.0秒 135.3秒 23.8秒 27.6秒
字数(易・中・難) 20・753・131字 358・26・750字 416・897・346字 ー・628・654字
グラフの12本 ○ 一致 ○ 一致 ○ 一致 ー
年間合計の5商品 ○ 一致 × 断った ○ 一致 △ 商品Cが82,400
回帰直線 ○ 一致 ○ 一致 ○ 一致 ○ 一致
コードを見せたか ○ ×(年間合計) ○ ○
日本語 グラフは英語 丁寧で統計を足す 短く言い切る 式とコード中心
制限 今回は確かめず 1回10ファイル・1つ100MB 設定でオン・1つ30MB 無料でも添付可・上限あり
データ:AInformation調べ(2026年10月22日) / 制作:AInformation

Claudeは3問とも正しく、どの課題でも正しい答えの中で一番早く返しました。コードを見せる頼みにも応え、グラフは画像ファイルで渡しています。弱いところを挙げると、答えに「円」と書いて単位を取り違えた点です。CSVに単位が無いので責めにくいものの、資料にそのまま貼る前には直す必要があります。

ChatGPTも3問とも正しく、表とコードの見せ方は一番すっきりしていました。グラフの文字が英語だった点と、グラフに92.9秒かかった点でClaudeに届いていません。

Geminiはグラフと回帰直線が正しく、説明も一番細かいです。ただ年間合計の頼みを断ったので、3問のうち1問は答えがありません。Microsoft Copilotは回帰直線を正しく速く答えた一方で、年間合計に誤りが1つありました。グラフの課題は今回比べられていません。

AIデータ分析の選び方は正確さと速さならClaude・計算の中身ならGemini

用途ごとにどれを選ぶかを、今回の実測から決めます。同じCSVと同じ文で比べたので、差はそのままAIの違いとして読めます。

正確さを重視するならClaude

3問とも正しく、頼んだとおりにコードも見せました。集計の結果を会議の資料に使うなら、Claudeが一番安心です。グラフは画像ファイルで返るので、保存してそのまま貼れます。ChatGPTも3問とも正しかったので、2つ目の候補になります。

速さを重視するならClaude

正しい答えの中で一番早かったのはClaudeです。Microsoft Copilotはさらに早い回がありましたが、誤りが1つ混じりました。速さでMicrosoft Copilotを選ぶなら、答えは元の表と必ず照らしてください。

計算の中身まで見たいならGemini

回帰直線では、計算の内訳を750字で見せました。偏差平方和や共分散の分子まで出るので、統計の勉強や検算には向いています。ただし年間合計の集計は断られたので、集計の頼みには別のAIを使うほうが確実です。

無料で試したいならMicrosoft CopilotかClaudeのFree

今回のMicrosoft Copilotは無料のアカウントで試しました。CSVの添付も回帰直線の計算もできています。Microsoftの公式サポートも、無料でファイルを上げられると書いています。Claudeの公式ヘルプは、コードの実行とファイルの作成をFreeからEnterpriseまでのプランで使えるとしています。ChatGPTとGeminiの無料プランは今回試していません。

AIデータ分析の部門1位。正確さと速さ。Claude。3問とも正しかった。回帰直線は23.8秒。グラフは画像ファイル。計算の内訳。Gemini。回帰の内訳を750字。グラフに統計を添えた。年間合計は断った。無料で回帰。Microsoft Copilot。無料のアカウントで試した。回帰直線は27.6秒。商品Cの金額がずれた。全問正解はClaudeとChatGPT。AInformation編集部が作ったイラスト図解(部門1位のカード)
AIデータ分析の部門1位

AIにデータ分析させるときの注意は単位とClaudeの設定とファイルの上限

実測と公式の説明から分かった注意は3つです。どれも頼む前に1分あれば済むことです。

AIにデータ分析を頼む3つのコツ。Point 1。CSVに単位を書く。単位が無いと千円を円と書いた。Point 2。コードを見せてと頼む。どの列を足したか確かめられる。Point 3。元の表と数字を照らす。コード付きでも1つずれた回があった。回帰直線は4つとも正しかった。AInformation編集部が作ったイラスト図解(Point①②③の縦積み(各行に絵))
AIにデータ分析を頼む3つのコツ

CSVに単位を書いておく

今回のCSVは列の名前に単位を入れていませんでした。材料の単位は千円ですが、GeminiとClaudeはグラフの軸や答えに「円」と書いています。Claudeは回帰直線の答えでも「毎月およそ289円ずつ増加」と書きました。列の名前に「(千円)」を付けるか、文の頭に単位を書いておくと取り違えを防げます。

Claudeはコードの実行を設定でオンにする

Claudeの公式ヘルプでは、FreeとProとMaxのプランは設定のCapabilitiesからこの機能を手でオンにすると書かれています。今回のClaude Maxの画面ではコマンドを実行した表示が出ていて、すでに使える状態でした。うまくグラフが出ないときは、まず設定を見直してください。1つのファイルは30MBまでです。

Claudeの公式ヘルプ「Create and edit files with Claude」の一部。Free・Pro・Maxでは設定のCapabilitiesからファイル作成を有効にすると英語で書かれている
Claudeの公式ヘルプ。Free・Pro・Maxは設定でオンにする 出典:support.claude.com(2026年10月22日時点の画面)

ファイルの数と大きさの上限を見ておく

Geminiの公式ヘルプは、1回に最大10ファイル・1つ100MBまでとしています。Microsoft Copilotは無料でもファイルを上げられますが、上限があると書かれています。ChatGPTの公式ヘルプは、データ分析ではPythonをJupyterの環境で動かすと説明しています。今回のCSVは12行の小さな表なので、どの上限にも当たっていません。

Geminiアプリの公式ヘルプ「ファイルをアップロードして分析する」の一部。1つのプロンプトに最大10個のファイルをアップロードできると書かれている
Geminiの公式ヘルプ。1回に付けられるファイルの数と大きさの上限 出典:support.google.com(2026年10月22日時点の画面)

大きな表を渡すときは、先にこの上限を見ておくと安心です。上限の中に収まっていても、答えの数字は元の表と照らしてください。今回のMicrosoft Copilotのように、コードが付いていても金額が1つずれることがあります。

Microsoftの公式サポート「Copilot app updates for personal, work, and school accounts」の一部。無料でファイルのアップロードなどができると英語で書かれている
Microsoftの公式サポート。無料でもファイルをアップロードできる 出典:support.microsoft.com(2026年10月22日時点の画面)

関連する記事とツール

4つのAIの料金や機能の一覧は個別ページにまとめています。同じ売上表を使った過去の比較もあわせて読むと、AIごとの得意と苦手が見えてきます。

藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

統計の回帰直線は4つのAIがそろって正しく、差が出たのは易しいはずの年間合計でした。Microsoft Copilotはコードまで見せたのに金額が1つずれ、Geminiは計算そのものを断っています。仕事で使うならコードを見せてもらうだけで安心せず、合計の1行だけでも元の表と照らしてください。正しさと速さの両方がそろったのは今回はClaudeでした。まずはClaudeで試し、ChatGPTを2つ目の候補にするのがおすすめです。

よくある質問
AIでデータ分析するにはどうすればいいですか?
表をCSVで書き出し、チャットに添付して知りたいことを1文で頼めば分析できます。2026年10月22日にAInformation編集部が試したときは、「棒グラフにして画像で見せて」と頼むとChatGPT・Gemini・Claudeが画像のグラフを返しました。計算はコードでと書き添えると、どの列を足したかも確かめられます。
グラフを画像で出せるAIはどれですか?
今回の検証ではChatGPT・Gemini・Claudeの3つが月ごとの棒グラフを画像で出し、12本の値はどれもCSVと合っていました。一番早かったのはClaudeの45.6秒です。Microsoft Copilotは編集部の記録が答えの途中で終わったため、グラフが出たかは確かめていません。
Geminiが「対応できるようにはプログラムされていません」と返すのはなぜですか?
理由は画面からは分かりません。今回は商品ごとの年間合計をコードで計算する頼みに、68.5秒でこの1文だけが返りました。同じ会話で次に送った回帰直線の課題には正しく答えています。新しい会話で頼み直す方法や、コードの指定を外す方法は今回は試していません。
AIの計算結果はそのまま使っても大丈夫ですか?
元の表と照らしてから使うのが安全です。今回Microsoft Copilotはコードを見せたうえで表を返しましたが、商品Cの年間合計を82,400と答えました。正しくは82,800です。順番は合っていたので、照らさないと気づきにくい誤りでした。合計の1行だけでも確かめてください。
Claudeでグラフを作るのに設定は必要ですか?
Claudeの公式ヘルプによると、FreeとProとMaxのプランは設定のCapabilitiesからコードの実行とファイルの作成を手でオンにします。1つのファイルは30MBまでです。今回のClaude Maxではすでに使える状態で、グラフは画像ファイルとして返りました。

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