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議事録要約AIの精度を4つ比較!そのまま使えるプロンプト3つ

読了 約26分
ChatGPTは18試行中15試行で正解。議事録要約AIを4つ比較とプロンプト3つ
この記事の要点

議事録の要約をAIに任せられるかを、2026年10月29日に4つのAIへ6課題×3回で試しました。正解率はChatGPTが18試行中15試行(83.3%)で最も高くなりました。ほかの3つは18試行中10試行で並び、差が出たのは決定とやることの線引きです。

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藤井俊太のアバター

AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AInformationは、AIツールの料金や求人、資格を自分で調べて数えているAIのデータメディアです。個人のAI選びにも、企業のAI導入にも使える数字を出しています。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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議事録の要約をAIに任せられるかを、2026年10月29日に4つのAIへ6課題×3回で試しました。正解率はChatGPTが18試行中15試行(83.3%)で最も高くなりました。ほかの3つは18試行中10試行で並び、差が出たのは決定とやることの線引きです。

15試行ChatGPTが18試行のうち正解した数(83.3%)。4つの中で最も多い
10試行Gemini・Claude・Microsoft Copilotが18試行のうち正解した数(55.6%で同率)
16.9秒Claudeの所要時間の中央値。4つの中で最も短い
この記事で分かること
  • 架空の会議記録から決定事項とやることを抜く6課題を、2026年10月29日に4つのAIへ3回ずつ投げて72試行を機械だけで採点した結果
  • 正解率はChatGPTが18試行中15試行(83.3%)で最も高く、Gemini・Claude・Microsoft Copilotは18試行中10試行(55.6%)で並んだ
  • ChatGPTが落とした3試行は、4つとも採点表で×になったやることの表の課題だけだった
  • 所要時間の中央値はClaudeの16.9秒が最も短く、ChatGPTは25.1秒だった
  • この回のGeminiはログインしていない画面(モデル表示はFlash-Lite)で答えていて、Google AI Proの結果ではない
  • 決定事項・件数・JSONを頼む課題文3つを、そのままコピーして試せる形で載せた

議事録要約の正解率はChatGPTが18試行中15試行だった

会議の記録から決まったこととやることを、AIはどこまで正しく抜けるのか。AInformation編集部は2026年10月29日に、ChatGPT・Gemini・Claude・Microsoft Copilotの4つへ同じ6課題を3回ずつ投げました。

採点表の正解率はChatGPTが18試行中15試行(83.3%)で最も高くなりました。Gemini・Claude・Microsoft Copilotの3つは、18試行中10試行(55.6%)で並んでいます。同率の3つに順位は付けません。

ChatGPTが×になった3試行は、どれもやることを表にする課題5でした。この課題は4つのAIとも3回とも採点表で×です。回答の全文を開くと、答えが返った試行はどれも担当・内容・期限の4件がそろっていました。課題5はAIの差を測れなかった課題として扱います。

差がついたのは残りの5課題です。ほかの3つが×になった理由は、AIごとに違いました。

  • Gemini:金額の出る決定を抜く課題2で、3回とも金額だけを並べた。決定の件数を数える課題3では、3回の答えが5件・4件・6件と割れた
  • Claude:課題2で答えの上に出る途中経過の1行が作り足しに数えられた。JSONの課題6は2回が読めない形だった
  • Microsoft Copilot:300秒の時間切れが2試行あった。3回目の課題3から課題6は「1 日の上限に達しました。」の表示で×になった

なお、この回のGeminiはログインしていない画面で答えていました。画面のモデル表示はFlash-Liteです。Google AI Proで使える状態の結果ではないので、Geminiの数字はその前提で読んでください。

議事録の決定とやることを1つのAIに任せるなら、この回の結果ではChatGPTです。6課題とも3回の結論がそろい、再現率は100%でした。ただし1回の測定なので、日や課題が変われば順位は変わります。1回ごとの答えと採点の理由は、この回の採点表と回答の全文で数え直せます。

測り方は架空の会議記録1本に6課題を各3回

この記事で扱うのは、録音を文字に直す文字起こしではありません。文字になった会議記録を渡して、決まったこととやることと決めなかったことを分けて抜く作業です。会議のあとに議事録を整えて、担当者へやることを配る場面を想定しました。

材料は架空の株式会社サンプル商事の定例会議の記録で、編集部が作りました。実在の会社や人物は出てきません。記録の中には決定・やること・保留・雑談をわざと混ぜてあり、正解は記録を作った時点で決めてあります。

  • 決まったこと(5件):商品A(タンブラー)のセット販売・年末のギフト・下期の重点・福岡への出店・名古屋の展示会に出ずオンライン商談会を開くこと
  • やること(4件):田中さんに3件と鈴木さんに1件。どれも名前を呼んで期限つきで頼んでいる
  • 決めなかったこと(3件):物流倉庫を増やす件・来期の組織・ノベルティの制作
  • どれにも入らない報告:社内アンケートの71%・先週のクレームの件数・ECの12月の売上31,100千円など
こんな検証をしました。架空の会議記録を4つのAIに72回。対象。決定・やること・保留が混ざる会議記録。方法。6課題を各3回・機械だけで採点。時点。2026年10月29日・72試行。ChatGPTが18試行中15試行で正解。AIに採点させず機械で数えた。AInformation編集部が作ったイラスト図解(「こんな検証をしました」の場面)
架空の会議記録を4つのAIに72回

課題は易・中・難を2つずつ用意しました。どれも同じ会議記録を課題文の下に貼って投げています。

  • 課題1(易):やることを持ち帰った人の名前だけを1行ずつ挙げる
  • 課題2(易):決まったことのうち金額が出てくるものだけを抜く
  • 課題3(中):200文字以内で要約し、最後に決定とやることの件数を書く
  • 課題4(中):次回の日程と3つの件数を決まった4行で答える
  • 課題5(難):やることを担当・内容・期限の表にする
  • 課題6(難):決定・やること・保留をJSONに分ける

毎回あたらしい会話を開いて順番も入れ替えた

1回ごとにあたらしい会話を開いて課題の文を送りました。投げる順番は3回の繰り返しごとに入れ替えています。

  • 1回目:ChatGPT→Gemini→Claude→Microsoft Copilot
  • 2回目:Gemini→Claude→Microsoft Copilot→ChatGPT
  • 3回目:Claude→Microsoft Copilot→ChatGPT→Gemini

測る前には4つとも1回だけ短いあいさつを送りました。開いた直後の1回目が返らないことがあるためです。この1回は採点にも所要時間にも入れていません。

答えを待つ上限は300秒です。300秒たっても答えが止まらなかった試行は、時間切れとして不正解に数えました。72試行のうち分母から外した試行はありません。

採点はAIに任せず機械だけで行った

採点は機械だけで行い、AIには採点させていません。採点の型は課題ごとに決めてあります。

  • 名前や決定を抜く課題(課題1・課題2・課題5・課題6):正解の項目が全部あり、作り足しが0件なら○
  • 件数を答える課題(課題3):決定の5件とやることの4件がぴったり合えば○
  • 4行で答える課題(課題4):次回の11月15日と3つの件数が全部入っていれば○

指示の遵守は、行の頭の形・行数・文字数・表の列・JSONの形で見ました。画面から答えを読み取るとき、AIによっては読み上げ用の1行や途中経過の要約が同じ枠に入ります。採点の前には、答えの先頭で繰り返された行だけを4つとも同じ処理で落としています。

プランは4つとも有料版でGeminiだけ画面がずれた

使ったプランと画面に出ていたモデル名は次のとおりです。

  • ChatGPT Pro(画面のモデル表示はGPT-6.1 Sol 軽)
  • Google AI Pro(画面のモデル表示はFlash-Lite)
  • Claude Max(画面のモデル表示はOpus 5.5 中)
  • Microsoft 365 Personal(モデル名は画面から読み取れなかった)

Geminiは撮った画面6枚とも、右上にログインのボタンが出ていました。入力欄の上には、ログインするとGoogleのアプリと接続できるという案内もあります。この回のGeminiはGoogle AI Proにログインした状態で答えていません。編集部の準備の不足によるもので、Geminiの数字はログインしていない画面の結果として読んでください。

課題別の○×は金額の決定とJSONで割れた

6課題のどこで差が出たのか。易・中・難の順には並ばず、易の課題2と難の課題6でAIごとの○×が大きく割れました。

6課題×各3回の結果(○正解・×不正解)

課題 ChatGPT Gemini Claude Microsoft Copilot
課題1 やることを持ち帰った人(易) ○○○ ○○○ ○○○ ×○○(1回目は時間切れ)
課題2 金額の出る決定(易) ○○○ ××× ××× ○×○(2回目は時間切れ)
課題3 200字要約と件数(中) ○○○ ○×× ○○○ ○○×(3回目は上限の表示)
課題4 次回と件数の4行(中) ○○○ ○○○ ○○○ ○○×(3回目は上限の表示)
課題5 やることの表(難) ××× ××× ××× ×××(3回目は上限の表示)
課題6 JSONで3つに分ける(難) ○○○ ○○○ ××○ ○○×(3回目は上限の表示)
正解の数 18試行中15 18試行中10 18試行中10 18試行中10
データ:AInformation調べ(2026年10月29日・72試行) / 制作:AInformation

表と同じことを課題ごとに並べます。

  • 課題1(やることを持ち帰った人):ChatGPT・Gemini・Claudeは3回とも○。Microsoft Copilotは1回目が302.2秒で時間切れ
  • 課題2(金額の出る決定):ChatGPTは3回とも○。GeminiとClaudeは3回とも×。Microsoft Copilotは2回目が300.2秒で時間切れ
  • 課題3(200字要約と件数):ChatGPTとClaudeは3回とも○。Geminiは1回目だけ○。Microsoft Copilotは3回目が上限の表示で×
  • 課題4(次回と件数の4行):ChatGPT・Gemini・Claudeは3回とも○。Microsoft Copilotは3回目が上限の表示で×
  • 課題5(やることの表):4つとも3回とも×
  • 課題6(JSONで3つに分ける):ChatGPTとGeminiは3回とも○。Claudeは3回目だけ○。Microsoft Copilotは3回目が上限の表示で×

易の課題1と中の課題4は、答えが返った試行が全部○でした。名前を挙げる課題1では、田中さんと鈴木さんの2人を4つとも正しく挙げています。課題4も答えが返った試行はどれも、次回が11月15日で「決定: 5件」「やること: 4件」「保留: 3件」でした。

課題5のやることの表は4つとも採点表で×だった

課題5は、やることを担当・内容・期限の3列のマークダウンの表で出す課題です。採点表の理由は4つとも3回とも「4件中0件一致」でした。遵守の理由も「表が無い」で×になっています。

ChatGPTの会話画面。田中の3件と鈴木の1件が担当・内容・期限の表で並んでいる
ChatGPTが課題5で担当・内容・期限の4行の表を描いた画面 AInformation編集部が2026年10月29日にChatGPTを操作した画面

ところが画面では、ChatGPTは表をきれいに描いていました。回答の全文を開くと、答えが返った試行はどれも次の4件がそろっています。答えが返らなかったのはMicrosoft Copilotの3回目で、上限の表示でした。

  • 田中:付属品の原価を確かめて共有する(12月20日まで)
  • 田中:クレームの月次集計の様式を作る(11月25日まで)
  • 田中:ギフトの写真撮影を手配し、撮影を終える(12月20日まで)
  • 鈴木:短期アルバイトの募集を開始する(12月5日)

読み取った文字は列がタブで区切られていて、表の縦線が残っていません。採点表の数字は書き換えずに載せています。課題5は4つのAIの差を測れなかった課題として読んでください。

金額の出る決定はGeminiが3回とも金額だけ返した

「決まったことのうち金額が出てくるもの」を頼むと、4つの答え方ははっきり分かれました。正解は次の3件です。

  • 福岡への出店(駅前の物件の賃料が100万円まで下がることが条件)
  • 年末のギフト(商品B(エコバッグ)の詰め合わせ・5,240円)
  • 商品A(タンブラー)のセット販売(付属品の原価は1個195円以内)

課題2で投げた文はこれです。会議記録まで含めた全文なので、そのまま貼れば同じ条件で試せます。

次の会議記録で決まったことのうち、金額(円)が出てくるものだけを抜き出してください。

決まり
・1件につき1行。行の先頭は 金額1: 金額2: … の通し番号にする
・金額が出てこない決定は書かない
・「決まったこと」はこの会議で決めた方針のこと。次の3つは入れない
 - 担当者の名前を呼んで頼んだ「やること」(◯◯さん、…お願いします)
 - 「今日は決めません」と言われたもの
 - すでに終わったことの報告・数字の共有・次回の日程
・金額は記録のとおりに書く
・前置きと感想は書かない

—- 会議記録 ここから —-
■ 商品企画・販売の定例会議(2026年10月29日 10:00〜11:30 会議室B)
出席:鈴木、高橋、中村、田中、伊藤、山本
書記:山本
※この記録は AInformation編集部 がAIの検証のために作った架空のものです。実在の会社・人物とは関係ありません。

■ やりとり

伊藤:先月の社内アンケートでは、在宅勤務を続けたい人が71%でした。結果は全員へ共有ずみです。
山本:田中さん、付属品の原価を確かめて、12月20日までに共有してください。
田中:名古屋の展示会には出展しません。かわりに自社のオンライン商談会を10月20日に開きます。
中村:物流倉庫をもう1か所増やす件は、今日は決めません。候補地の家賃を調べてから次回に回します。
鈴木:新しいカタログの入稿は11月20日にすませました。表紙の写真も差し替えずみです。
山本:田中さん、クレームの月次集計の様式を11月25日までに作ってください。
伊藤:倉庫の稼働は今のところ問題ありません。10月の第3週は出荷が集中する見込みです。
鈴木:来期の組織の話は今日は決めません。今日の議題ではないので次回へ回します。
高橋:福岡への出店は出すと決めました。駅前の物件の賃料が100万円まで下がることが条件です。下がらなければ見送ります。
中村:ノベルティの制作も今日は決めません。予算が決まっていないので保留にします。
山本:田中さん、ギフトの写真撮影の手配をお願いします。12月20日までに撮影を終えてください。
田中:年末のギフトは1本に絞ります。商品B(エコバッグ)の詰め合わせ、5,240円です。2本セットの案は今回は見送ります。
伊藤:先週のクレームは8件でした。前の月より3件多く、原因は縫製のほつれが9件、残りは配送中の箱つぶれです。
田中:取引先から、納期を今の7日から5日へ縮められないかと聞かれました。工場からは難しいという回答をもらっています。
田中:下期の重点は3つにします。商品E(保温ボトル)の立て直し、EC比率を39%まで上げること、物流費を売上比で0.7ポイント下げることです。
鈴木:商品A(タンブラー)ですが、10月から付属品付きのセット販売にしましょう。替えパッキンと専用ブラシを付けて、値段は据え置きです。付属品の原価は1個195円以内でお願いします。
山本:コピー用紙は先週発注しました。今月中に届きます。
山本:鈴木さん、短期アルバイトの募集を12月5日に開始してください。
山本:ECの12月の売上は31,100千円でした。前の年の同じ月より16%多い数字です。

■ 次回 11月15日 10:00〜 会議室B

以上
—- 会議記録 ここまで —-

ChatGPTの会話画面。金額1から金額3まで福岡の出店・年末のギフト・セット販売が1行ずつ出ている
ChatGPTが課題2で金額の出る決定3件を中身つきで返した画面 AInformation編集部が2026年10月29日にChatGPTを操作した画面

ChatGPTは3回とも、正解の3件だけを決定の中身と金額つきで返しました。1回目の1行目は「金額1: 福岡への出店は、駅前の物件の賃料が100万円まで下がることを条件とし」で始まります。3回とも作り足しは0件で、所要時間は23.6秒から23.9秒でした。

Geminiの会話画面。金額1: 100万円から金額4: 31,100千円までの4行だけが出ている
Geminiが課題2で金額だけを4行並べた画面。右上にログインのボタン AInformation編集部が2026年10月29日にGeminiを操作した画面

Geminiは3回とも、金額を4行並べただけで答えました。1回目は次の4行です。

  • 金額1: 100万円
  • 金額2: 5,240円
  • 金額3: 1個195円
  • 金額4: 31,100千円

どの決定の金額なのかを示す語が無いので、採点では正解の3件と1件も一致していません。4行目の31,100千円は、ECの12月の売上の報告です。課題文では数字の共有は入れないと決めていたので、作り足しに数えられました。採点表の理由は3回とも「3件中0件一致」と「作り足し4件」です。

Claudeの会話画面。ギフトの絞り込みと商品Aの原価条件を確認中の1行の下に金額1から金額3が並んでいる
Claudeの課題2の答え。3件の上に灰色の途中経過の1行が出ている AInformation編集部が2026年10月29日にClaudeを操作した画面

Claudeの答えの本文は、正解の3件と同じでした。福岡への出店・年末のギフト・商品Aのセット販売を金額つきで1行ずつ書いています。それでも採点表は3回とも「3件中3件一致・作り足し1件」で×でした。

作り足しと数えられた1行は、答えの上に灰色で出る途中経過の表示です。1回目は「ギフトの絞り込みと商品Aの原価条件を確認中」でした。画面でも答えの上にこの1行が見えています。決定を余計に1件書いたわけではありません。

Microsoft Copilotは1回目と3回目で正解しました。どちらも記録の発言をほぼそのまま写した形で、「金額1: 福岡への出店は出すと決めました。」のように始まります。2回目は300.2秒たっても答えが止まらず、時間切れでした。

決定の件数はGeminiだけ3回で5件・4件・6件と割れた

要約と件数を1回で頼む課題3では、件数のぶれが出ました。正解は決定が5件でやることが4件です。ChatGPTとClaudeは3回とも「決定: 5件」「やること: 4件」と答えています。

課題3で投げた文はこれです。決まりの部分だけを載せます。

次の会議記録を200文字以内で要約し、最後に2行だけ数を書いてください。

決まり
・要約は200文字以内
・要約のあとに 決定: ◯件 と やること: ◯件 の2行を、この順で書く
・件数は半角数字で書く
・「決まったこと」はこの会議で決めた方針のこと。次の3つは入れない
 - 担当者の名前を呼んで頼んだ「やること」(◯◯さん、…お願いします)
 - 「今日は決めません」と言われたもの
 - すでに終わったことの報告・数字の共有・次回の日程

(この下に課題2と同じ会議記録を貼ります。全文は課題2の課題文かデータページにあります。自分の会議記録を貼っても使えます)

課題3で決定の件数を3回聞くと。この会議で決まったことは何件?。ChatGPT。3回とも5件と答えた。Gemini。5件・4件・6件と割れた。Claude。3回とも5件と答えた。正解は決定5件・やること4件。Geminiもやることの4件は3回とも正解。AInformation編集部が作ったイラスト図解(同じ質問への各AIの答え)
課題3で決定の件数を3回聞くと

Geminiは1回目に正解し、2回目は「決定: 4件」と答えました。3回目は「決定: 6件」です。やることの4件は3回とも合っていました。同じ課題を3回投げて決定の件数が3通りに分かれたのは、4つの中でGeminiだけです。

採点表の理由の欄には「答え10.0」「答え71.0」と出ていますが、回答の全文の最後の行は「決定: 4件」と「決定: 6件」でした。どちらにしても正解の5件ではないので、○×は変わりません。

Geminiの会話画面。会議の要約の下に決定: 5件とやること: 4件の2行が出ている
Geminiが課題3の1回目で要約のあとに決定5件・やること4件と書いた画面 AInformation編集部が2026年10月29日にGeminiを操作した画面

同じGeminiでも、次回と3つの件数を決まった4行で答える課題4では3回とも正解でした。決定の件数は3回とも5件です。この回の結果では、要約と一緒に頼むより件数だけを決まった形で聞くほうが答えがそろいました。

Microsoft Copilotは1回目と2回目が○で、要約は答え全体で117文字と103文字の短いものでした。3回目は件数の行が無く、上限の表示だけが返っています。

JSONの課題6はClaudeの2回が読めない形だった

決定・やること・保留の3つをJSONに分ける課題6は、難しい課題として用意しました。それでもChatGPTとGeminiは3回とも、決定5件・やること4件・保留3件を正しく分けています。

課題6で投げた文はこれです。JSONの形まで決めてあるので、表計算やほかの道具へ渡す前の下ごしらえに使えます。

次の会議記録を読み、JSON だけを出力してください。

決まり
・出力は JSON だけ。前後に説明文を書かない
・形は {“decided”: [“…”], “todo”: [“…”], “pending”: [“…”]} にする
・decided=この会議で決めた方針。todo=担当者の名前を呼んで頼んだもの(◯◯さん、…お願いします)。
 pending=「今日は決めません」と言われたもの
・すでに終わったことの報告・数字の共有・次回の日程はどれにも入れない
・todo の各要素は 担当者名: 何をするか(期限) の形にする
・記録に出てくる数字(金額・人数・日付・割合)は落とさずに入れる

(この下に課題2と同じ会議記録を貼ります。全文は課題2の課題文かデータページにあります。自分の会議記録を貼っても使えます)

ChatGPTの会話画面。decided・todo・pendingの3つのキーを持つJSONが改行なしで表示されている
ChatGPTが課題6で決定・やること・保留を1行のJSONで返した画面 AInformation編集部が2026年10月29日にChatGPTを操作した画面

ChatGPTの答えは改行の無い1行のJSONでした。決定の1件目は「名古屋の展示会には出展せず、代わりに自社のオンライン商談会を10月20日に開く。」です。記録に出てくる数字は落とさずに入れていて、所要時間は23.7秒・32.8秒・26.5秒でした。

Geminiの会話画面。decidedに5件・todoに4件・pendingに3件が1行ずつ並んだJSONが出ている
Geminiが課題6で1件ずつ改行したJSONを返した画面 AInformation編集部が2026年10月29日にGeminiを操作した画面

Geminiは1件ずつ改行した読みやすい形で返しました。3回とも見出しごとに全部一致しています。所要時間は3回とも19秒台でした。

Claudeの会話画面。キーのdecidedやtodoが丸い引用符で囲まれたJSONが表示されている
Claudeの課題6の1回目。キーの引用符が丸みのある形で出ている AInformation編集部が2026年10月29日にClaudeを操作した画面

Claudeは3回目だけ○で、1回目と2回目は「JSONとして読めない」で×でした。画面を見ると、キーの引用符が丸みのある形(“decided”)で出ています。値の側の引用符はまっすぐな形です。引用符をまっすぐに直して数えると、1回目も2回目も決定5件・やること4件・保留3件で正解と同じ分け方でした。

丸い引用符がAIの書いた文字か画面の表示によるものかは、この測定では確かめていません。JSONをプログラムに渡すなら、読める形かを1度確かめてから使うと安全です。Microsoft Copilotは1回目と2回目が○で、3回目は上限の表示でした。

Microsoft Copilotは3回目の4課題で1日の上限が出た

Microsoft Copilotの×の多くは、答えの中身で間違えたものではありません。採点表の×の中身は次のとおりです。

  • 時間切れ:課題1の1回目(302.2秒)と課題2の2回目(300.2秒)。上限の300秒まで答えが止まらなかった
  • 上限の表示:3回目の課題3・課題4・課題5・課題6。答えの代わりに上限の文が出た
  • 表の課題:課題5の1回目と2回目。4つとも×になった課題

上限の表示が出た試行では、答えの欄に「1 日の上限に達しました。今すぐ使用量を増やすか、9:00 AM にもう一度ご確認ください。」とだけ出ていました。採点表ではこれを上限による除外ではなく、答えの違う×として数えています。答えの良し悪しではないことを、ここで断っておきます。

このときのプランはMicrosoft 365 Personalです。何回目で上限に当たるかは、この測定では確かめていません。続けて何本も議事録を頼むときは、途中で上限の表示が出ることがあると覚えておくと慌てずに済みます。

答えが返った試行では、Microsoft Copilotの中身は正確でした。課題5を除く5課題は、答えが返った回がどれも○です。課題4の2回目は4行の答えが1行につながって遵守は×でしたが、4つの項目はそろっていて採点は○でした。

5つの指標は正解率と遵守率で差が開いた

正解率のほかに、所要時間・再現率・出典の実在率・指示の遵守率を測りました。4つの差がいちばん開いたのは正解率と指示の遵守率です。所要時間は中央値で見ると差が小さくなりました。

正解率はChatGPTの18試行中15試行が最も高い

正解率(18試行のうち正解した割合)

ChatGPT 18試行中15(83.3%)
Gemini 18試行中10(55.6%)
Claude 18試行中10(55.6%)
Microsoft Copilot 18試行中10(55.6%)
データ:AInformation調べ(2026年10月29日・72試行) / 制作:AInformation

正解率はChatGPTが18試行中15試行(83.3%)でした。Gemini・Claude・Microsoft Copilotは、3つとも18試行中10試行(55.6%)で同じです。同率の3つは、×になった課題も理由もそれぞれ違いました。

所要時間の中央値はClaudeの16.9秒が最も短い

所要時間の中央値(短いほど速い)

ChatGPT 25.1秒
Gemini 19.1秒
Claude 16.9秒
Microsoft Copilot 18.6秒
データ:AInformation調べ(2026年10月29日・72試行) / 制作:AInformation

所要時間の中央値と最短・最長は次のとおりです。

  • Claude:16.9秒(最短13.8秒・最長26.1秒)
  • Microsoft Copilot:18.6秒(最短13.8秒・最長23.1秒)
  • Gemini:19.1秒(どの試行も19秒台)
  • ChatGPT:25.1秒(最短20.2秒・最長32.8秒)

ChatGPTは4つの中でいちばん時間がかかりました。それでも最長は32.8秒で、時間切れは1回もありません。Microsoft Copilotの最短の13.8秒は、上限の表示が出た試行です。

再現率はChatGPTだけ100%だった

再現率(同じ課題3回で結論がそろうか)

ChatGPT 100%
Gemini 83.3%
Claude 88.9%
Microsoft Copilot 66.7%
データ:AInformation調べ(2026年10月29日・72試行) / 制作:AInformation

再現率は、同じ課題を3回投げて結論がそろうかを見る指標です。ChatGPTは6課題とも3回の結論がそろい、100%でした。Claudeは88.9%で、Geminiは83.3%です。Microsoft Copilotは66.7%になりました。

Claudeは課題6の○×が3回でそろいませんでした。Geminiは課題3で決定の件数が3通りに分かれています。Microsoft Copilotは時間切れと上限の表示が混ざり、同じ課題でも答えが返る回と返らない回がありました。

出典の実在率はこの分野では測っていない

出典の実在率は、AIが示したURLが実際に開けるかを見る指標です。議事録・要約の課題にはURLを見る課題が無いので、この回は測っていません。表の欄が空なのは0%という意味ではありません。

指示の遵守率はClaudeが22.2%で最も低い

指示の遵守率(決まった形で答えた割合)

ChatGPT 83.3%
Gemini 83.3%
Claude 22.2%
Microsoft Copilot 56.2%
データ:AInformation調べ(2026年10月29日・72試行) / 制作:AInformation

指示の遵守率は、ChatGPTとGeminiが18試行中15試行(83.3%)でした。2つとも×は表の課題5の3回だけです。Microsoft Copilotは56.2%で、時間切れの2試行は遵守を判定していません。Claudeは18試行中4試行(22.2%)でした。

Claudeの会話画面。次回: 11月15日・決定: 5件・やること: 4件・保留: 3件の4行が出ている
Claudeが課題4に決まりどおり4行で答えた画面 AInformation編集部が2026年10月29日にClaudeを操作した画面

Claudeの遵守の×は、画面の答えとはずれています。課題4の画面では、答えは決まりどおり4行でした。読み取った文字には、答えのほかに次のものも入っていました。

  • 答えの上に灰色で出る途中経過の1行(1回目は「発言を分類し、名古屋の商談会の扱いを決めている」)
  • 答えの下に並ぶボタンと同じ数の記号5つ
  • ボタンの横に出る「今」の1字

採点ではこれらも行に数えられ、行数が11行で×になりました。課題1と課題2も同じで、遵守の理由は「形のそろわない行 7/9本」と「7/10本」です。

Claudeの遵守率が22.2%になった流れ。画面の答え。課題4は決まりどおり4行。読み取った文字。途中経過やボタンの記号も入る。採点表は×。11行と数えられ遵守×。ただし 課題3は3回とも遵守○。採点表の数字は書き換えていない。画面と採点表を並べて読む。AInformation編集部が作ったイラスト図解(仕組みの矢印図(入口→仕組み→結果))
Claudeの遵守率が22.2%になった流れ

遵守が○だったのは、行の形を見ない課題3の3回と課題6の3回目でした。採点表の数字は書き換えずに載せています。答えの形は、画面とこの回の採点表と回答の全文を並べて確かめてください。

議事録の要約を任せるならこの回はChatGPTだった

会議のあとに決定とやることを配る用途で選ぶなら、この回の結果ではChatGPTです。理由は3つあります。

  • 正解率が18試行中15試行(83.3%)で4つの中で最も高い
  • ×の3試行は4つとも×だった表の課題5だけ
  • 再現率が100%で、同じ課題を3回頼んでも結論が変わらなかった
議事録の要約を任せるならこれ。決定とやることを正確に。ChatGPT。18試行中15試行が正解。とにかく早く答えが欲しい。Claude。中央値16.9秒で最短。原文の言い回しを残したい。Microsoft Copilot。課題2は記録の文を写した。Copilotは1日の上限に気をつける。AInformation編集部が作ったイラスト図解(こんな人→このツール)
議事録の要約を任せるならこれ

速さで選ぶならClaudeの中央値16.9秒

答えを早く見たいならClaudeです。所要時間の中央値は16.9秒で、4つの中で最も短くなりました。決定の件数を数える課題3と課題4も3回とも正解しています。

ただしClaudeでは、答えの上に途中経過の1行が出ます。答えを手で選んでコピーするときは、この1行が混ざっていないかを見てください。JSONをプログラムに渡すなら、キーの引用符も確かめると安全です。

件数だけ欲しいなら決まった形で聞く

Geminiは課題3で件数が割れましたが、4行の形を決めた課題4では3回とも正解でした。件数を確かめたいときは、要約と一緒に頼むより件数だけを決まった形で聞くほうがそろいます。ただしこの回のGeminiはログインしていない画面の結果です。

Microsoft Copilotは上限の表示に気をつける

Microsoft Copilotは、答えが返った回の中身は正確でした。課題2では記録の発言をほぼそのまま写して答えていて、元の言い回しを残したいときに合う形です。ただしこの回は300秒の時間切れが2試行あり、3回目の4課題では上限の表示が出ました。続けて何本も頼むときは、途中で止まることがあると考えておきます。

どのAIを使っても、件数と期限は元の記録と1度見比べてから配ってください。この回の課題文は架空の記録で作っていますが、決まりの部分は自分の会議記録にそのまま使えます。

この測定の限界はGeminiのログインと1回の測定

この記事の数字は、2026年10月29日の1回の測定です。読むときに気をつけてほしい点を並べます。

  • 1日1回の測定である。日や課題が変われば順位は変わる
  • プランは各AIの有料版(ChatGPT Pro・Google AI Pro・Claude Max・Microsoft 365 Personal)で、無料版の結果ではない
  • ただしこの回のGeminiは撮った画面6枚ともログインのボタンが出ていた。Google AI Proにログインした状態の結果ではない
  • 既定のモデル・既定のモードだけで測っている。Deep Research などは使っていない
  • 課題は架空の株式会社サンプル商事の自作データ。実在の企業の会議記録での結果ではない
  • 機械で採点できる課題だけを扱っている。要約の文章のうまさや読みやすさは測っていない
  • ブラウザで人が使うのと同じ画面から測っている。APIの結果ではない
  • 画面から読み取った文字で採点している。課題5の表やClaudeの途中経過の行のように、画面と採点表がずれる所がある

とくに大事なのはGeminiの点です。この回のGeminiの18試行中10試行(55.6%)は、ログインしていない画面でモデル表示がFlash-Liteだったときの結果です。Google AI Proの契約で使えるGeminiの結果として引用しないでください。

この回の数字は、読者の手で数え直せる形です。課題の全文・4つのAIの回答72本・1行=1試行の採点表(CSV)・画面は、すべてデータページから落とせます。材料の会議記録と編集部が決めた正解も置いてあります。

引用するときは、出典として AInformation調べ と書いてください。データページのURLと測定日の2026年10月29日も添えてください。前回の議事録AIの比較とは会議記録も課題も作り直しているので、数字をそのまま並べて比べることはできません。長い文章から決まったことを拾う回は長文要約AIの比較にまとめています。

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藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

議事録の要約で差が出たのは、文章のうまさより何を決定に数えるかの線引きでした。金額の決定を抜く課題で、ログインしていない画面のGeminiは金額だけを並べて報告の数字まで混ぜています。会議のあとに決定とやることを配るなら、この回は18試行中15試行が正解だったChatGPTが安心です。どのAIでも、件数と期限は元の記録と1度見比べてから送ってください。

よくある質問
議事録の要約で一番正確なAIはどれですか?
この回の採点ではChatGPTが18試行中15試行(83.3%)で最も多く正解しました。Gemini・Claude・Microsoft Copilotは18試行中10試行(55.6%)で並んでいます。ChatGPTが落とした3試行は、4つとも×になったやることの表の課題だけでした。1回の測定なので、日や課題が変われば順位は変わります。
議事録の要約が一番速いAIはどれですか?
所要時間の中央値はClaudeの16.9秒が最も短くなりました。Microsoft Copilotは18.6秒でGeminiは19.1秒です。ChatGPTは25.1秒で最も長く、最長でも32.8秒でした。Microsoft Copilotは300秒の時間切れが2試行ありました。
AIは会議記録から決定事項とやることと保留を分けられますか?
JSONで3つに分ける課題6では、ChatGPTとGeminiが3回とも決定5件・やること4件・保留3件を正しく分けました。Microsoft Copilotは2回が○で3回目は上限の表示です。Claudeは3回目だけ○で、1回目と2回目はキーの引用符が丸い形でJSONとして読めませんでした。中身の分け方は3回とも正解と同じです。
この記事のGeminiはGoogle AI Proの結果ですか?
いいえ。この回のGeminiは撮った画面6枚とも右上にログインのボタンが出ていて、モデル表示はFlash-Liteでした。Google AI Proにログインした状態の結果ではありません。Geminiの18試行中10試行(55.6%)は、ログインしていない画面の結果として読んでください。
この結果を自分で確かめられますか?
はい。課題の全文と4つのAIの回答と1行=1試行の採点表(CSV)と画面は、データページからすべて落とせます。材料の会議記録と編集部が決めた正解も置いてあります。引用するときは出典として AInformation調べ と書き、データページのURLと測定日を添えてください。

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