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ChatGPTでパワポを作成する方法|VBA・アドイン・プラグイン活用ガイド

読了 約9分
青い背景の左側にAInformationロゴと「ChatGPTでパワポを作成する方法」「VBA・アドインプラグイン活用ガイド」のテキスト。
この記事の要点

この記事ではChatGPTでパワポを作成する3つの方法を解説しています。VBAマクロによる自動化・アドインの導入・ChatGPT Plus(有料版)のプラグインそれぞれの手順がわかります。ビジネスプレゼンやセミナー・商品紹介向けのプロンプト例も紹介しています。

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「プレゼン資料を作るのに時間がかかる…」「もっと効率的にスライドを作成したい…」そんな悩みを抱えていませんか?ChatGPTを活用すれば、パワポのスライド作成を効率化できます。

本記事では、ChatGPTを使ったパワポ作成の具体的な方法を解説します。ビジネスプレゼンやセミナー用に使える効果的なプロンプト例や、ChatGPTを活用する際の注意点についても紹介するので、スライド作成を効率化したい方はぜひ参考にしてください。

藤井俊太のアバター

AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AInformationは、AIツールの料金や求人、資格を自分で調べて数えているAIのデータメディアです。個人のAI選びにも、企業のAI導入にも使える数字を出しています。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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ChatGPTでパワポを作成する方法

ChatGPTを活用すれば、PowerPoint(パワーポイント)のスライドを効率的に作成することができます。ここでは、VBAマクロを活用する方法、ChatGPTアドインを利用する方法、そしてChatGPTプラグインを使う方法について詳しく解説します。

VBAマクロを活用する方法

VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft Office製品を自動化するためのプログラミング言語です。VBAを使うことで、ChatGPTが生成したスライドの内容を自動でPowerPointに反映させることができます。

ChatGPTにプレゼン資料の内容を考えてもらい、その後、VBAマクロを使ってスライドに反映させる場合で考えます。以下で具体的な手順をみていきましょう。

  1. ChatGPTにプレゼンのテーマやスライドの構成を考えてもらい、VBAでコードで出力させる。
ChatGPTに「AIの発展を説明するパワーポイントを作るVBAコードを書いてください。」と頼み、VBAのコードが返ってきた画面

まずは資料の内容を考える必要があります。今回は以下のように入力しました。

AIの発展を説明するパワーポイントを作るVBAコードを書いてください。
##条件
-5枚のスライドにまとめて下さい。
-中学生にも分かりやすいように作成してください。

資料の詳細やスライド枚数を指定すると、ChatGPTがコードを生成してくれます。資料の内容が決まっていない場合は、構成案を出してもらったり、先に内容を出力してもらうことをおすすめします。

  1. VBAエディタ(Alt + F11で開く)を起動し、ChatGPTが生成したコードを貼り付ける。
MacのPowerPointで「ツール」メニューの「マクロ」から「Visual Basic Editor」を選ぶ手順を示した画面

こちらはMac Bookでの画面になります。コードを入力してスライドを生成するには、いくつか設定が必要です。まずはマクロを有効にしましょう。

Windowsの設定方法はこちらを参考にしてください。

ツールからマクロにカーソルを合わせて、Visual Basic エディタをクリック。

Visual Basic Editorの「挿入」メニューから「標準モジュール」を選び、空のコード画面を開いたMacの画面

標準モジュールを選択して、画面右側にChatGPTで出力したコードを入力します。

Visual Basicの「Module1」のコード画面に、ChatGPTが出したVBAのコードを貼り付けた画面
  1. コードを実行し、自動でスライドが作成されることを確認する。

入力できたら左上の▶︎または、F5を押して実行しましょう。一瞬で生成されます。

VBAのコードを実行して作られた5枚のパワポのスライドが左に並び、青い背景の表紙「AIの発展」を表示した画面

この方法のメリットは完全自動化が可能な点で、大量のスライドを作成する場合に有効です。一方で、VBAの知識が必要なため、初心者にはややハードルが高い点がデメリットとなります。

ChatGPTアドインを利用する方法

Microsoft 365では、ChatGPTを直接PowerPointに統合するアドインを利用することが可能です。アドインをインストールすることで、ChatGPTを活用したスライド作成をより簡単にできます。

  1. パワポを開いてアドインを入手する。

アドインの入手方法はいくつかあり、挿入タブ、ホームタブ、ファイルタブのうちどれかにあります。ストアの検索窓に「Chat GPT」と入力して探しましょう。「Chat GPT for PowerPoint」をインストールし、PowerPointに組み込んでください。

PowerPointの「Office アドイン」のストアで「Chat」と検索し、「ChatGPT for PowerPoint」が一番上に出た画面
  1. スライドを作成する際に、アドインを開き、プレゼンのテーマやコンテンツのリクエストを入力する。
PowerPointの右側に開いた「ChatGPT for PowerPoint」で、「Create from Topic」など3つの作り方を選ぶ画面

トピックや文章、ファイルから選び資料を作ることができます。今回は「AIの発展について」というトピックで作成してもらいました。

PowerPointの「ChatGPT for PowerPoint」で、「Pick a Template」からテンプレートとデザインの色を選ぶ画面

デザインや色を選択して、画像や文章が順番に生成されます。時間は20〜30秒ほどかかります。

こちらが作成されたスライドです。

「AIの発展について」など5枚のスライドが作られ、右側に「Replace images」などの編集メニューが出たPowerPointの画面
  1. 生成した内容をもとに、編集する。

この方法のメリットは、プログラミングの知識が不要で、直感的に操作できる点です。しかし、アドインの種類によっては無料で使える範囲が限られていることもあるため、事前に利用条件を確認する必要があります。バージョンやアップデート状況によっても使用できるか異なるため、注意してください。

ChatGPTプラグインを使う方法

ChatGPTには、PowerPointと連携可能なプラグインが存在します。これを活用すれば、ChatGPTを通じてスライドの内容を生成し、それをPowerPointにインポートすることができます。

こちらのプラグインは、有料版のChatGPT Plusで利用可能です。有料である点に注意しましょう。

今回は「GPTを探す」から「Presentation and Slides GPT」をインストールして使用します。

ChatGPTでPresentation and Slides GPTの紹介ページを開き、会話のきっかけと「チャットを開始する」ボタンが並んだ画面

同様に次のように入力します。

AIの発展を説明するパワーポイントを日本語で作成してください。
##条件
-5枚のスライドにまとめて下さい。
-中学生にも分かりやすいように作成してください。

海外で利用されているプラグインでは、「日本語で作成して」と指示しましょう。ただし、日本語が正しくない場合もあるため、英語が得意な方は英語で出力後に翻訳するのもおすすめです。

Presentation and Slides GPTにAIの発展のスライドを頼み、構成案と「最新情報を調べて、画像を入れてください。」の返答が並んだ画面

最新情報を調べるか、画像を入れるかChatGPTから質問がありました。回答後に、ダウンロードファイルと解説を出力してくれます。

Presentation and Slides GPTがスライド4と5の内容と関連画像の案を返し、ダウンロードのリンクを出した画面

以下のように1枚ずつ画像を出力してくれます。

「スライド 1: AIの概要と定義」の下に、AIとは・主要分野・目的を3つのアイコンで説明したスライドの画像
「スライド 2: AIの歴史と進化」の下に、1956年のダートマス会議や1970年代のAI冬の時代などを3列で並べたスライドの画像
「スライド 3: 現代のAI技術と応用分野」の下に、医療と自動運転と金融の例を3列で並べたスライドの画像
「スライド 4: AIの課題と倫理的問題」の下に、バイアスとプライバシーと雇用の問題を3列で並べたスライドの画像
「スライド 5: AIの未来と展望」の下に、強化学習やAGIなどの箇条書きと紫の光に包まれたスマホの写真を並べたスライドの画像

この方法の特徴は、Chat GPTと会話しながら短時間でスライドを作成できる点です。ただし、プラグインによっては有料のものもあり、機能制限があることに注意する必要があります。

ChatGPTでパワポ作成に効果的なプロンプト例

ChatGPTを使ってパワーポイントを作成する際には、適切なプロンプトを用いることで、より精度の高いスライドを作成できます。ここではシチュエーションごとに活用できるプロンプトを紹介します。

ビジネスプレゼン用

黒いスーツの女性が白い背景の前でマイクを持ち、片手を横に広げて笑顔で話しているイメージ写真

〇〇のビジネスモデルについて、シンプルかつ分かりやすいPowerPointのスライドを作成してください。
各スライドには、タイトルと箇条書きの説明を含めてください。

このプロンプトを使うと、ビジネスモデルの概要を整理できるだけでなく、箇条書きの形で要点を明確に示すことができます。ビジネスプレゼンでは、説明を短くまとめつつ説得力を高めることが求められますが、シンプルな説明か、詳細な説明かをプロンプトで与えることで、的確なスライド構成を提案してもらいやすくなります。

また、タイトルを設定する指示を含めることで、視覚的にも内容的にもスライドの意図をすぐに理解できるため、会議や商談の場でも効率よく説明できます。

セミナー・講義用

紺のスーツの男性がマイクと指し棒を持ち、ホワイトボードとモニターの前で講義をしている写真

△△の講義資料を作成してください。各スライドに、見出し、簡単な説明、図表の提案を含めてください。
対象者は初心者で、わかりやすい言葉を使ってください。

「見出し」を設定することで全体の構成を明確化し、受講者の学習順序を整理しやすくなります。さらに、簡単な説明と図表の提案を合わせて指示することで、知識レベルの低い初心者にも理解しやすいビジュアル要素が追加されるため、学習効果を高めることが可能です。

特にセミナーや講義では、わかりやすい言葉かどうかが理解度や満足度に直結します。対象者のレベル(今回であれば「初心者」)を具体的に入力することで、伝わりやすいセミナー内容になるためおすすめです。

商品・サービス紹介用

赤いストライプのネクタイを締めたスーツの男性が、画面の黒いタブレットを手前に向けて見せている写真

□□という新商品を紹介するプレゼン資料を作成してください。
ターゲット顧客は××で、競合との差別化ポイントを強調してください。

このプロンプトを活用することで、新商品の特徴を短時間でまとめるだけでなく、競合分析に基づく差別化要素を重点的に盛り込んだ内容を生成することができます。商品やサービス紹介では、「誰に向けて」「どんなメリットがあるのか」を明確に示すことが大切です。

ターゲット顧客を具体的に指定するプロンプトは、ChatGPTに対してプレゼン内容を特定のニーズや課題解決に焦点を当てるよう促すため、より的確な資料を得られます。競合との差別化ポイントを強調する指示を加えることで、製品の強みが一層際立ち、印象に残りやすいプレゼンができるはずです。

ChatGPTでパワポを作成する際の注意点

木目の台に置いたコルクボードに「注意点」の文字があり、緑の葉のつると木の人形が添えられた写真

ChatGPTを活用することで、スライド作成の効率は向上しますが、いくつかの注意点もあります。

ChatGPTの出力精度に注意する

ChatGPTは、高精度なコンテンツを生成できますが、誤った情報を出力することもあります。特に、専門的な内容や正確性が求められるプレゼン資料の場合は、ChatGPTが生成した情報を必ずチェックし、修正することが必要です。

デザインの自動調整には不向き

ChatGPTはテキスト生成が得意ですが、PowerPointのデザインを自動で調整する機能はありません。そのため、生成された内容をスライドに適用した後は、フォントサイズやレイアウト、カラーリングなどを手動で調整する必要があります。

コストがかかる場合がある

ChatGPTの利用には、無料プランと有料プランがあります。特に、ChatGPTの有料プランが必要なプラグイン機能を使用する場合は、コストがかかります。事前にコストを確認し、使いやすいものを選びましょう。

著作権や機密情報の取り扱いに注意する

ChatGPTを利用する際は、著作権や機密情報の取り扱いに十分注意する必要があります。企業の内部資料や機密性の高い情報を含むプレゼン資料を作成する際には、ChatGPTにそのまま入力しないようにしましょう。また、外部に公開する資料を作成する場合は、他者の著作権を侵害しないように注意が必要です。

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