AgentsViewはAIの作業記録を手元で集める Claude CodeもCodexも1画面だ
AgentsViewは、パソコンに残ったAIコーディングエージェントの記録を自動で集めて1つの画面にまとめる無料のツールだ。GIGAZINEによるとClaude Code・Codex・Cursor・Copilot・Geminiなどを自動で見つけ、モデル別・日別・セッション別の使用量をAPI料金に直した金額で見せる。サーバーを起動してブラウザで127.0.0.1:8080を開くと画面が出る。
見られるのは料金だけではない。過去の指示とAIの返答とツールの実行を時系列でたどれるうえ、複数のエージェントをまたいで全文検索もできる。日本語での検索も通ったとGIGAZINEは書いている。
- 「活動」の画面で動かした時間帯と同時に動いた数が分かる
- 「評価」でツールの失敗や再試行を点数にする
- 「リコール」で過去の会話から使い回せる手順を抜き出す(実験的な機能)
- MCPサーバー経由でAI自身が過去のセッションを検索できる

- 10/17GIGAZINEがWindows 11での導入を紹介
- 10/17編集部がMacで5回分を集計し9.40ドル
Macで5回分を読ませると9.40ドル 円にすると1,485円だった
AInformation編集部は10月17日にmacOS版のv0.45.0を入れて試した。Claude Codeの作業記録5回分(3.4MB)を読ませると同期は58ミリ秒で終わり、API料金に直した額は9.40ドルと出た。1ドル158.02円(10月16日の欧州中央銀行の値)で約1,485円になる。
| 項目 | 結果(AInformation編集部が手元で計測) |
|---|---|
| 読ませた記録 | Claude Codeの5セッション・3.4MB |
| 同期にかかった時間 | 58ミリ秒 |
| Opus 5.5の分 | 8.66ドル(約1,368円) |
| Sonnet 5の分 | 0.74ドル(約117円) |
| 合計 | 9.40ドル(約1,485円) |
中身を見ると、入力の大半はキャッシュの読み出しだった。新しく打ち込んだ入力は100トークンなのに、キャッシュから読んだ分は544万8,712トークンある。金額の9割以上はOpus 5.5の分で、9.40ドルのうち8.66ドルを占めた。
ただしこの額は請求書の額ではない。定額プランで使っている人にとっては「APIで払っていたらいくらか」の目安になる。
入れる前に見ておく3点 全部の記録で3分1.1GBになった
手元で試すと、記事に出てこない注意点が3つ見つかった。どれも会社のパソコンに入れる前に決めておきたい。
全部の記録を読むと大きなデータベースができる
何も指定せずに動かすと、ホームフォルダの記録を全部読み始める。編集部の環境では3分で7,699セッションを取り込み、手元に1.1GBのデータベースができた。指示の文面やファイルの中身もそのまま写るので、置き場所の扱いは元の記録と同じにしたい。
匿名の利用状況は最初から送る設定だ
会話の中身は手元に残る作りだが、起動したことを伝える匿名の通知は最初から外へ送る設定になっていた。公式の説明では環境変数AGENTSVIEW_TELEMETRY_ENABLED=0で止まる。社内のルールで外への通信を絞っているなら先に切っておくとよさそうだ。
金額の表示はコマンドだけでは出ないことがある
常駐させずにusage dailyを打つと「デーモンを起動して」と止まった。オフラインの料金表を使う指定にすると金額が出た。画面で見るならサーバーを立ち上げたままにするのが早い。

Claude Pro月22ドルと比べる 自分の使い方は定額が得か
いちばん使い道があるのは、定額プランを続けるかAPIへ移るかを決める材料にすることだ。AgentsViewの日別の額がClaude Proの月22ドル(約3,476円)を数日で超えるなら、定額のほうが得をしている。
あすからできるのは次の3つだ。
- 導入手順に沿って入れ、まず1週間分だけの記録で金額を見る
- モデル別の内訳で高いモデルに偏った日を探す
- トークンの使い道を見直し、キャッシュの読み出しが多い作業を絞る
チームで複数のAIを契約している会社ほど、誰がどのモデルにいくら使っているかの線が1枚で引けるようになる。
AInformation調べ開発向けの主要AIサービスをいちばん安く使うといくらか
| サービス | 月あたり | 無料 |
|---|---|---|
| GitHub Copilot | $10/月Pro/ドル建て | ○ |
| Cursor | $20/月個人(Pro)/ドル建て | ○ |
| Windsurf / Devin | $20/月Pro/ドル建て | ○ |
| v0 | $30/月Plus/ドル建て | ○ |
2026年10月12日時点でAInformationが調べたもの。金額はそのAIを使える一番安い有料プラン。個人が申し込める4件のうち日本円の表示は0件
- キャッシュの読み出し
- 前に送った指示や資料をAI側が覚えておき、次の回にそのまま読み直す分。新しい入力より安いが量が膨らみやすい
会社でAIコーディングを広げると、最初に止まるのは「誰がいくら使ったか分からない」ところだ。AgentsViewはそこを手元の記録だけで埋めるが、金額はAPIに直した目安で請求額とは別物になる。情報システム部門は、この画面を社員の評価に使うのか、契約プランを選ぶ材料に限るのかを先に決めておきたい。記録には指示の文面がそのまま写るので、集めた先の置き場所と匿名の通知の扱いを決めずに配ると、導入の稟議で止まる可能性がある。
- AgentsViewは無料で使える?
- AgentsViewは0円で使える。GitHubでMITライセンスのオープンソースとして公開されていて、macOS・Windows・Linux向けの版がある。料金がかかるのは集計の対象になるAIのほうで、AgentsViewが出す額はそのAIをAPIで使った場合の目安だ。
- AgentsViewの金額はClaude Proの請求額と同じ?
- 同じではない。AgentsViewはトークンの量をAPI料金に直して出すので、月22ドルのClaude Proのような定額プランの請求とは別の数字になる。編集部の5回分は9.40ドルと出たが、定額で使っていれば追加の支払いは無い。定額とAPIのどちらが得かを比べる目安として使うのが向いている。
- AgentsViewは会話の中身を外へ送る?
- 会話の中身は手元のパソコンに残る作りだ。ただし編集部が試すと、起動したことを伝える匿名の通知は最初から送る設定になっていた。公式の説明では環境変数AGENTSVIEW_TELEMETRY_ENABLED=0で止められる。会社で使うなら入れる前に切っておくと安心だ。
この記事の出典
補助資料
- [1]GIGAZINEこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月17日
