DGX Sparkは6,950ドル 発売から2回値上がりした
NVIDIAの小型AIコンピューター「DGX Spark」の128GB版が、直販で6,950ドルになりました。直前の4,699ドルから約50%の値上げで、10月8日時点では品切れの表示です。
値上げは今回が初めてではありません。NVIDIAが自ら売る128GB版(Founders Edition)は、2025年10月の発売時に3,999ドルでした。2026年2月にメモリの供給が足りないことを理由に4,699ドルへ上がり、今回さらに上がっています。
| 時期 | 128GB版の米国直販価格 | 理由・状態 |
|---|---|---|
| 2025年10月 | 3,999ドル | 発売時の値段 |
| 2026年2月 | 4,699ドル | メモリの供給制約で改定 |
| 2026年10月8日時点 | 6,950ドル | 品切れの表示 |

- 2025年10月DGX Spark 128GB版が3,999ドルで発売
- 2025年12月22日日本HPがGB10搭載機を税込75万9,000円で発売
- 2026年2月メモリ供給制約で4,699ドルに改定
- 10/2364GB版を6社が4,999ドルから発売
64GB版は10月23日発売 NVIDIAは直販しない
値上げと同時に、NVIDIAはメモリを半分にした64GB版を足しました。米国の価格は4,999ドルからで、10月23日にAcer・ASUS・Dell・Gigabyte・HP・MSIの6社が売り出します。64GB版はパートナー各社だけの販売で、NVIDIA自身は扱いません。
中身のチップは128GB版と同じGB10 Grace Blackwellです。FP4の演算性能は1PFLOPSでメモリ帯域は273GB/sと、どちらも128GB版と同じ値です。扱えるAIモデルは最大1,000億パラメーターで、2台をつなぐとメモリ128GBで最大2,000億パラメーターまで動かせます。
AInformationがNVIDIAの製品ページを開くと、64GB版の欄は「Coming Soon」でした。押せるのは入荷を知らせる「Notify Me」だけで、OEMパートナーを通してだけ売ると書いてあります。日本での値段と発売日は製品ページを見ても出てこなかったため、まだ分かりません。

64GB版は約86万8,000円 国内の128GB機は212万円台
64GB版の4,999ドルを円にすると、税込みで約86万8,000円です。テクノエッジが128GB版の換算に使った1ドル157.81円(10月2日)に消費税10%を足して、AInformationが同じ式で計算しました。安い版といっても、128GB版の発売時の3,999ドルより1,000ドル高い値段です。
国内で売っているGB10搭載機は、すでに200万円を超えています。日本HPは2025年12月22日にHP ZGX Nano G1n AI Stationを税込75万9,000円で出しました。いまの128GB・4TB構成の希望販売価格は税込212万5,200円です。デルの直販でも128GB・4TB構成は税込214万820円でした。
| 機種・構成 | 値段 | 出どころ |
|---|---|---|
| DGX Spark 64GB版(米国) | 4,999ドル(約86万8,000円) | NVIDIAの発表(円はAInformationの換算) |
| DGX Spark 128GB版(米国直販) | 6,950ドル(約120万6,000円) | テクノエッジの換算 |
| HP ZGX Nano G1n 128GB・4TB | 税込212万5,200円 | 日本HPの希望販売価格 |
| デルのGB10搭載機 128GB・4TB | 税込214万820円 | デルの直販サイト |

128GBのSurfaceは109万円 電力は45〜80Wだ
手元で大きなAIモデルを動かしたいだけなら、同じ日に予約が始まったSurface Laptop Ultraのほうが安く済みます。積んでいるRTX SparkはFP4で最大1PFLOPS・最大128GBのユニファイドメモリで、DGX Sparkと同じ数字です。日本のMicrosoft Storeでは128GB・1TB構成が109万4,280円で、国内のGB10搭載機の半分ほどの値段です。
ただし同じ性能がずっと出るとは限りません。DGX Sparkが140Wで動くのに対して、RTX Sparkのノート向け構成は45〜80Wです。OSも違い、DGX SparkはLinuxベースのDGX OS、Surface Laptop UltraはWindows 11 Proで動きます。WindowsではGitHubのHydraFusionも手元のモデルを使えるようになり、10月中に実験的なプレビューが始まります。
社内でDGX Sparkの購入を決めかけている会社は、見積もりの有効期限から確かめておきたいところです。1年で値段が2回変わっているので、稟議が通るまでに額が変わる可能性があります。日本で64GB版が出るかは、10月23日以降に6社の国内サイトを見るのが早そうです。
- ユニファイドメモリ
- CPUとGPUが同じメモリを分け合う仕組み。容量が大きいほど大きなAIモデルを手元で動かせる
ローカルで動くAI機は、社外に出せないデータを扱う部署から相談が来やすい機械です。ただ値段が1年で2回動くと、情報システム部門が見積もりを取ってから稟議が通るまでの数週間で額が変わり、決裁をやり直す羽目になりそうです。用途が社内文書の要約や検索なら、まず64GB版1台で足りるかを試すのが現実的だとみています。140Wで据え置くDGX Sparkか、持ち歩けるSurfaceかは、OSをLinuxにするかWindowsにするかで先に決まる話です。
- DGX Sparkの64GB版はいくらでいつ買える?
- 米国では4,999ドルからで10月23日に発売されます。売るのはAcer・ASUS・Dell・Gigabyte・HP・MSIの6社だけで、NVIDIAの直販では扱いません。日本での値段と発売日はまだ出ていません。1ドル157.81円に消費税10%を足して円にすると約86万8,000円になります。
- 64GB版と128GB版で性能は違う?
- 演算性能とメモリ帯域は同じです。どちらもGB10 Grace Blackwellを積み、FP4で1PFLOPS・メモリ帯域273GB/sです。違うのはメモリの量で、64GB版が扱えるモデルは最大1,000億パラメーターです。2台をQSFPケーブルでつなぐと最大2,000億パラメーターまで動かせます。
- DGX Sparkと同じチップの機械は国内でいくら?
- 128GB・4TB構成は国内で200万円を超えています。日本HPのHP ZGX Nano G1n AI Stationは税込212万5,200円で、2025年12月の発売時の税込75万9,000円から上がりました。デルの直販サイトでも税込214万820円です。
- Surface Laptop UltraとDGX Sparkはどちらが安い?
- 128GB同士ならSurface Laptop Ultraのほうが安く、日本のMicrosoft Storeで109万4,280円です。RTX Sparkは最大1PFLOPS・最大128GBとDGX Sparkと同じ数字ですが、ノート向けは45〜80Wで動きDGX Sparkの140Wより少ない電力です。OSもWindows 11 ProとLinuxベースのDGX OSで分かれます。
この記事の出典
補助資料
- [1]テクノエッジこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月8日
