Readestは0円の読書アプリ PDFもEPUBもAIで翻訳できる
Readestは無料で使えるオープンソースの電子書籍リーダーだ。EPUBとPDFに加えてMOBI・AZW3・CBZ・TXT・Markdownなど10種類の形式を開ける。Windows・macOS・Linux・Android・iOS・ブラウザで動き、KOReaderとも同期できる。
本文をドラッグして選ぶと、ハイライト・メモ・翻訳・辞書・Wikipedia検索・読み上げのメニューが出る。「Translate」を押すとページを離れずに原文と訳がポップアップで並ぶ。画面下のヘッドホンのアイコンからは、いま読んでいる段落をAIの音声で読み上げられる。
もう1つの特徴が並列読書だ。2冊を同じ画面に並べて表示でき、片方をめくるともう片方も同じ量だけ進む。原文と訳書を並べて読む使い方に向いている。
無料のAI翻訳は1日1万文字 Plusは月4.99ドルで10倍になる
無料プランで使えるのは、500MBのクラウド同期と1日1万文字までのAI翻訳、それにAI読み上げだ。編集部が10月10日に公式の料金ページを開いたところ、無料の翻訳はGoogle・Azure・DeepLから選べると書かれていた。
上限を超えたいときは有料に移る。料金は米ドル建てで、1ドル158.25円(10月9日の欧州中央銀行の値)で円にすると次のとおりだ。
| プラン | 月額 | 円にすると | AI翻訳の上限(1日) | 同期の容量 |
|---|---|---|---|---|
| 無料 | 0ドル | 0円 | 1万文字 | 500MB |
| Plus | 4.99ドル | 約790円 | 10万文字(DeepL Pro) | 5GB |
| Pro | 9.99ドル | 約1,581円 | 50万文字(DeepL Pro) | 20GB |
年払いにすると16%安くなる。Plusからは読み上げの時間の制限もなくなる。サブスクではなく買い切りの「フルカスタマイズ」は19.99ドル(約3,163円)だ。
自分のGoogle Driveで同期するのは有料
WebDAV・Google Drive・OneDrive・iCloud Drive・S3互換ストレージを使った同期は、無料プランでは使えない。Plus・Pro・フルカスタマイズのどれかが要る。会社のストレージに本や資料を置いたまま読みたい人は、ここで払うことになる。

翻訳AIの相場は月2,369円 Readestは約790円だ
毎日まとまった量の英語を訳す人は、無料の1万文字で足りるかが分かれ目になる。足りなければPlusで上限が10万文字に増える。
注意したいのは、App StoreやGoogle Playで登録したプランはReadestのサイトでは管理できない点だ。公式のFAQは、解約や変更をそれぞれのストアの設定から行うよう案内している。
Readestの3プランを円で比べる
| 項目 | 無料 | Plus | Pro |
|---|---|---|---|
| 月額 | 0円 | 約790円(4.99ドル) | 約1,581円(9.99ドル) |
| AI翻訳(1日) | 1万文字 | 10万文字 | 50万文字 |
| 同期の容量 | 500MB | 5GB | 20GB |
| 自分のクラウドで同期 | 不可 | 可 | 可 |
社外秘のPDFを訳す前に 送り先の翻訳サービスを確かめる
まずは無料プランで、普段読む英語のPDFを1本開いて訳してみるとよい。1日1万文字で足りるかどうかは、1週間使えば見えてくる。
会社の資料を扱うなら、翻訳がGoogle・Azure・DeepLのどれを通るかを先に決めておきたい。選んだ文章はその翻訳サービスへ送られる可能性があるので、社内のルールと照らし合わせておくと安心だ。社外秘の資料はPDFの扱いそのものにも気をつけたい。
自前のサーバーで動かしたい人向けに、Docker Composeでのセルフホストにも対応している。ただし公式のWindows・Android・iOS版から自前のサーバーへつなぐ設定は今のところ無く、つなぐには自分でアプリをビルドする必要がある。社内だけで閉じて使うには、もう一段の手間が残る。
AInformation調べ翻訳に使うAIツールはいくらで使えるか
| ツール | 月あたり | 無料 |
|---|---|---|
| GeminiGoogle AI プラン最安 | 725円/月Google AI Plus | ○ |
| ElevenLabs | $6/月スターター/約948円 | ○ |
| DeepL | 1,150円/月Individual/年払い | ○ |
| Notta | 1,185円/月プレミアム/年払い | ○ |
| Doraverse | $8/月Starter/年払い/約1,264円 | × |
| Monica | $8.3/月Pro/約1,312円 | ○ |
| Happy Scribe | $8.5/月Basic/年払い/約1,343円 | ○ |
| ChatGPT | 1,400円/月Go | ○ |
2026年10月7日時点でAInformationが調べたもの。金額はそのツールを使える一番安い有料プランの月あたり。翻訳に使うAIツール47本のうち、日本円で払えるのは11本、無料で試せるのは30本。表に出したのは画面が日本語のもの。外貨は1ドル158.04円で換算
- 並列読書
- Readestの機能。2冊を同じ画面に並べて表示し、片方をめくるともう片方も同じ量だけ進む
英語の資料を読む部署では、ブラウザの翻訳やチャットAIに文章を貼る使い方がまだ多い。Readestのように読みながらその場で訳せる道具は、貼り付けの手間が消えるぶん定着しやすいとみている。一方で、選んだ文章が外部の翻訳サービスへ渡る点は変わらない。情報システム部門は、どの資料なら訳してよいかと、どの翻訳エンジンを使うかを先に決めておかないと、個人が無料版を入れた段階で社外秘の契約書まで訳される可能性がある。
- Readestは無料でどこまで使える?
- 無料プランでもAI翻訳は1日1万文字まで使え、AI読み上げと500MBのクラウド同期も付く。翻訳エンジンはGoogle・Azure・DeepLから選べる。並列読書やハイライト・メモ、フォントやテーマの調整も無料のままで使える。
- Readestの有料プランはいくらかかる?
- Plusは月4.99ドル、Proは月9.99ドルで、どちらも米ドル建てだ。1ドル158.25円で換算するとPlusは約790円、Proは約1,581円になる。Plusは翻訳の上限が1日10万文字、Proは50万文字に増える。年払いにすると16%安くなる。
- ReadestでGoogle DriveやOneDriveに同期できる?
- できるが無料プランでは使えない。WebDAV・Google Drive・OneDrive・iCloud Drive・S3互換ストレージでの同期には、Plus・Proか買い切りのフルカスタマイズ(19.99ドル)が必要だ。無料のままならReadestのクラウドに500MBまで置ける。
- Readestを社内のサーバーだけで使える?
- Docker Composeでセルフホストできるが手間が残る。公式のWindows・Android・iOS版には自前のサーバーへつなぐ設定が無く、つなぐには接続先を書き換えて自分でビルドする必要がある。ブラウザ版ならセルフホストした環境で動かせる。
この記事の出典
補助資料
- [1]GIGAZINEこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月10日
