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ClaudeのSonnetとOpusの違いは?使い分け10個を紹介!本人は2回とも止まった

読了 約20分
OpusのAPI単価はSonnetの2倍。SonnetとOpusの違いを仕事10個で比べた
この記事の要点

ClaudeのSonnetとOpusの違いを、2026年10月の最新の5.5世代で比べました。APIの単価はOpusがSonnetの2倍で、無料版ではOpusを選べません。仕事10個の使い分け早見表と、そのまま貼れるプロンプト5本も載せています。

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AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AInformationは、AIツールの料金や求人、資格を自分で調べて数えているAIのデータメディアです。個人のAI選びにも、企業のAI導入にも使える数字を出しています。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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ClaudeのSonnetとOpusの違いを、2026年10月の最新の5.5世代で比べました。APIの単価はOpusがSonnetの2倍で、無料版ではOpusを選べません。仕事10個の使い分け早見表と、そのまま貼れるプロンプト5本も載せています。

2倍Opus 5.5のAPI単価はSonnet 5.5のちょうど2倍
3,482円Proの月払い22ドルを1ドル158.29円で直した額
80回日本語の4つの仕事でSonnet 5.5が全部合格した回数
この記事で分かること
  • メール返信・議事録・Excelの関数など仕事10個ごとに、Haiku・Sonnet・Opusのどれで足りるかの早見表
  • モデルを選んでそのまま貼れるプロンプト5本
  • APIの単価はOpus 5.5がSonnet 5.5のちょうど2倍で、Haiku 5.5はSonnetの20分の1
  • Claudeの無料版ではOpusを選べず、Proの月払いは約3,482円
  • 公式のベンチマークでSonnet 5.5がOpus 5.5を上回った所と負けた所
  • Claude本人に違いを聞くと2回とも答える前に止まった

ClaudeにはHaiku・Sonnet・Opusの3つのモデルがあります。画面で切り替えられるので、どれを選べばいいのか迷う人が多いはずです。

この記事では、2026年10月時点の最新の3モデル(Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5)で違いを並べます。AInformationは10月12日にAnthropicの公式料金ページを開いて控えを取り、同じ日の為替1ドル158.29円で円に直しました。編集部が日本語の仕事でSonnetを実際に試した結果も載せました。Claude本人に違いを聞いたときの様子もあります。

ClaudeのSonnetとOpusの使い分けは?仕事10個の早見表で決める

先に結論です。ふだんの仕事の大半はSonnetで足ります。Opusが要るのは、答えが1つに決まらない判断が長く続く仕事です。同じ処理を何百件も回すならHaikuが安く済みます。

この線はAnthropic自身の説明に沿っています。9月28日に出たSonnet 5.5の公式発表は、Opus 5.5を「慎重な判断が要る複雑な仕事向け」と書いています。Sonnet 5.5は「範囲の決まった日常の仕事・バグ直し・文書やスライドや表づくり」に最も強いという説明です。Haiku 5.5は「量が多く費用を抑えたい用途」向けです。

下の表は、公式の説明と編集部の実測を合わせて仕事10個に印を付けたものです。◎はまず選ぶモデルです。○はそれでもよいモデルで、△は割高か力不足になりやすいモデルです。

仕事10個のHaiku・Sonnet・Opusの使い分け早見表

仕事 Haiku Sonnet Opus 決め手
メール返信・お詫び ○ ◎ △ 割高 実測で20回とも合格
議事録の要約 ○ ◎ △ 割高 実測で20回とも合格
Excelの関数 △ ◎ △ 割高 SUMPRODUCTも正解
プログラムのバグ修正 △ 力不足 ◎ ○ 公式がSonnetの得意に挙げる
資料・スライド・表 △ ◎ ○ 公式がSonnetの得意に挙げる
企画書の下書き △ ◎ ○ 形を指定すればSonnetで揃う
問い合わせの大量仕分け ◎ ○ △ 割高 単価がSonnetの20分の1
長い契約書の読み込みと判断 △ 10万超で5倍 ○ ◎ 慎重な判断はOpus
答えが決まらない相談 △ ○ ◎ 長く続く判断はOpusが強い
何時間も続く開発の作業 △ ○ ◎ 公式がOpusの用途に挙げる
データ:AInformation調べ(2026年10月12日時点・公式の説明と9月29日の実測から) / 制作:AInformation

メール・議事録・Excel・バグ直しはSonnetで足りた

表のうちメール返信・議事録の要約・Excelの関数・プログラムの修正の4つは、編集部が9月29日に実際に試しています。日本語の依頼をSonnet 5.5に20回ずつ投げ、80回すべてで合格でした。見たのは4点です。宿題の担当と期限が全部入るか・数式が正しいか・直したコードが動くか・200字以内に収まるかです。Opusに替えて答えが良くなる余地は、この4つではほとんどありませんでした。

Opusを選ぶのは長い判断が続く仕事

Opusに◎を付けたのは3つです。長い契約書を読んで不利な条項を判断する仕事・答えが1つに決まらない事業の相談・何時間も続く開発の作業です。Anthropicは料金ページでOpus 5.5を「長く続くエージェント型のコーディングと知識労働向け」と説明しています。

迷ったときは、下の2つの問いで決めると早く済みます。

Haiku・Sonnet・Opusの選び方。何百件も同じ処理を回す?。答えが1つに決まらない判断が要る?。Haikuで回す。単価はSonnetの20分の1。Opusで頼む。長く続く判断に強い。Sonnetで足りる。メール・要約・数式・バグ直し。AInformation編集部が作ったイラスト図解(はい/いいえの判定)
Haiku・Sonnet・Opusの選び方

Sonnet・Opus・Haikuを選んで頼むときのプロンプト5本

ここからはそのまま貼って使える頼み方です。モデルを切り替えてから貼ってください。()の中を自分の仕事に書き換えれば使えます。

1本目:どのモデルで頼むかをClaudeに仕分けさせる

仕事の中身から重さを判定させる頼み方です。モデルの名前や回数を聞くのではなく、作業の性質を分けさせるのがコツです。後で書くとおり、Claudeにモデルの違いそのものを聞くと答えが出ないことがありました。

これから頼みたい仕事を説明します。答えの形が決まっている作業か、何段も判断が続く作業かを先に分けてください。理由を2行で書き、最後の1行に「Sonnetで足りる」「Opusで頼む」「Haikuで大量に回す」のどれかを書いてください。
仕事の内容:(ここに書く)

2本目:Sonnetでメールに返信する

編集部の試験で、Sonnet 5.5は200字の指定を守ったまま文が長めになる癖がありました。字数と1文目の役目を先に決めておくと、手直しが減ります。

次のメールへの返信を書いてください。本文は200字以内にして、最初の1文で相手の質問に答えてください。こちらからの確認は最後に1つだけ箇条書きにします。件名は要りません。
届いたメール:(ここに貼る)

3本目:Sonnetで議事録を整理する

次の会議メモを「決まったこと」「宿題(担当者と期限)」「次回までに確かめること」の3つの見出しで整理してください。メモに無い担当者や期限は推測せず「記載なし」と書いてください。
会議メモ:(ここに貼る)

4本目:Opusで契約書の不利な条項を探す

Opusの出番です。判断が分かれる所をはっきりさせたいので、迷いを書かせる1文を入れています。

添付の契約書を読み、こちらに不利になりうる条項を重い順に5つまで挙げてください。それぞれ条項の番号・原文の引用・不利になる理由・相手に出す修正案を書いてください。判断に迷う所は迷っていると書き、断定しないでください。

5本目:Haikuで問い合わせを大量に仕分ける

Haikuは出力を短く決めるほど得をします。説明を書かせない一言が大事です。

次の問い合わせを1件ずつ読み、「請求」「不具合」「使い方」「解約」「その他」のどれか1つに分けてください。出力は「番号,カテゴリ」の形で1件1行だけにして、説明は書かないでください。
問い合わせ:(番号つきで貼る)

料金はいくら違う?Opusの単価はSonnetのちょうど2倍だ

違いがいちばんはっきり出るのは料金です。claude.aiのアプリで使うなら、モデルごとの値段は無くプランの月額だけがかかります。APIで使うなら、モデルごとに100万トークンあたりの単価が決まっています。

アプリのプランはProが月22ドル(約3,482円)

AInformationが10月12日に公式の料金ページを見たところ、Freeは0ドルです。Proは月払いで22ドルで、10月12日の為替1ドル158.29円で直すと約3,482円になります。年払いなら月18ドル(約2,849円)を1年分まとめて払います。Maxは110ドルからで、月払いしかありません。料金ページには「Prices include 10% JCT」とあり、どれも消費税込みの額です。

Claudeのプランと選べるモデル。Claude。Free。0円。Opusは選べない。Pro。月22ドル。約3,482円でOpusも使える。Max。110ドルから。Proの5倍か20倍の量。おすすめ。1ドル158.29円で円に直した。AInformation編集部が作ったイラスト図解(1本のプランの枝分かれ)
Claudeのプランと選べるモデル

Claudeの3モデルのAPI単価(100万トークンあたり)

モデル 入力 出力 向く仕事
Opus 5.5 4ドル(約633円) 20ドル(約3,166円) 長く続く判断と開発
Sonnet 5.5 2ドル(約317円) 10ドル(約1,583円) 日常の仕事・バグ直し
Haiku 5.5(10万トークン以下) 0.1ドル(約16円) 0.5ドル(約79円) 大量の短い処理
Haiku 5.5(10万トークン超) 0.5ドル(約79円) 2.5ドル(約396円) 長文には割高
Haiku 4.5(前の版) 1ドル(約158円) 5ドル(約791円) —
データ:AInformation調べ(Anthropic公式の料金ページ・9月29日と10月8日に確認・円は10月12日の1ドル158.29円で換算) / 制作:AInformation

APIはOpus 5.5が入力4ドル・出力20ドル

APIの単価は、AInformationのニュースで9月29日と10月8日に公式の料金ページを開いて確かめたものです。100万トークンあたりで、Opus 5.5は入力4ドルと出力20ドルでした。Sonnet 5.5は入力2ドルと出力10ドルで、Opusはちょうど2倍です。円に直した額は上の表にまとめました。Sonnetの出力は約1,583円です。

Haiku 5.5は入力も出力もSonnetの20分の1です。ただし1回のプロンプトが10万トークンを超えると、単価が5倍に上がり出力は約396円になります。長い資料を丸ごと読ませる使い方では、Sonnetとの差が20分の1から4分の1に縮みます。

Claudeの料金ページの画面。Proのカードに年払いの月18ドルと月払いの22ドルが書かれている
Claudeの料金ページ。Proは年払いで月18ドル、月払いなら22ドル 出典:anthropic.com(2026年10月12日時点の画面)

Maxには月100ドルか200ドルのAPI枠が付く

料金ページの比較表では、Max 5xに月100ドルのAPIクレジットが付きます。Max 20xは月200ドルです。AInformationのニュースで確かめた範囲では、この枠は対話型のClaude Codeには使えません。余った分を翌月へ繰り越すこともできません。アプリでOpusを使いたいだけなら、この枠は関係ありません。

Claude APIの料金ページの画面。Opus・Sonnet・Haikuの入力と出力の単価の表
Claude APIの料金ページ。モデルごとの入力と出力の単価が並ぶ 出典:platform.claude.com(2026年10月12日時点の画面)

無料版ではOpusを選べずProから使える

料金ページの「モデルと使用状況」の表には、プランごとに使えるモデルが並んでいます。10月12日の控えでは、SonnetとHaikuはFree・Pro・Max 5x・Max 20xのすべてで「はい」でした。Opusだけ、Freeが「いいえ」です。

つまり無料版で比べられるのはSonnetとHaikuだけです。Opusとの違いを自分の仕事で確かめたいなら、Proに入る必要があります。さらに上のFableというモデルもあり、Freeでは使えません。Proでは使用クレジットで使う形になり、Maxでは週の上限の50%までと書かれていました。

Claudeの料金ページの比較表の画面。Opus・Sonnet・Haikuの行にプランごとの可否が並ぶ
料金ページの比較表。OpusだけFreeが「いいえ」になっている 出典:anthropic.com(2026年10月12日時点の画面)

Proで使える回数は公式に固定の数が無い

「Proで何回使えるか」もよく聞かれます。公式のよくある質問の答えは、固定のメッセージ数は無いというものでした。使える量は会話の長さと複雑さ・選んだモデル・使う機能で変わると書かれています。

書かれている物差しは倍率だけです。Proは5時間ごとの枠でFreeの少なくとも5倍、MaxはProの5倍か20倍です。有料プランには週の上限も別にあります。アプリ・デスクトップ・スマホ・Claude Codeの使用は全部同じ枠から減ります。重いOpusを選ぶほど枠が早く減ると考えておくのが安全です。上限に当たったときは、リセットを待つか上のプランへ移ります。有料プランなら使用クレジットをオンにしてAPIの単価で続けることもできます。

性能の違いは?Terminal-Bench 4.0ではSonnetがOpusを上回った

値段が2倍ならOpusが全部で勝つかというと、そうではありません。Anthropicが公表した数字には、SonnetがOpusを上回った項目があります。

コマンドで仕事を進める試験はSonnet 5.5のほうが上だった

Terminal-Bench 4.0はコマンド画面で何段も作業を進める試験です。Sonnet 5.5の公式発表によると、Sonnet 5.5が70.6%でOpus 5.5の66.4%を上回りました。前のSonnet 5から大きく伸びた項目です。

実際のCursorの作業から作ったCursorBench 4.0では、逆にSonnet 5.5はOpus 5.5に2ポイントほど届いていません。いろいろな職種の実務を測るGDPval-AAでも、Sonnet 5.5はOpus 5.5より2ポイント下でした。

Anthropicの発表ページの画面。Opus 5.5とSonnet 5.5の得意な仕事を説明した段落
Sonnet 5.5の公式発表。Opusは複雑な判断、Sonnetは日常の仕事と書く 出典:anthropic.com(2026年10月12日時点の画面)

公式も「長く判断が続く仕事はOpusが明らかに強い」と書く

同じ発表には、Sonnet 5.5を最も高い考える強さ(Max)にするといくつかの評価でOpus 5.5と同じくらいになるとも書かれています。ただしAnthropicは「判断を長く保つ必要がある答えの決まらない複雑な仕事」ではOpus 5.5が明らかに強いままだと続けています。自社と外部の試験の両方でそうだったという説明です。

Haiku 5.5はTerminal-Bench 4.0でSonnet 5.5の半分ほどの点にとどまり、大きく届きません。AnthropicもHaikuを要約や会話履歴の圧縮のような範囲の限られた作業向けと説明しています。コードを書かせる仕事にHaikuを当てるのはおすすめしません。

編集部が日本語の4つの仕事を20回ずつ試した結果

公式の数字は英語の試験です。そこでAInformationは9月29日に、日本語の依頼でSonnet 5.5を試しました。頼んだのは会議メモの整理・Excelの数式・Pythonのバグ直し・200字以内のお詫びメールの4つです。APIを既定の設定のまま使い、1つの仕事を20回ずつ投げました。比べたのは前の版のSonnet 5と、OpenAIのGPT-6 Solです。

こんな検証をしました。日本語の4つの仕事を20回ずつ試した。対象。Sonnet 5.5ほか3つのモデル。方法。メモ・数式・バグ・お詫びを20回ずつ。時点。2026年9月29日・APIの既定の設定。Sonnet 5.5は80回すべて合格。速さはSonnet 5.5が一番だった。AInformation編集部が作ったイラスト図解(「こんな検証をしました」の場面)
日本語の4つの仕事を20回ずつ試した

答えは80回すべて合格で、速さはSonnet 5.5が一番だった

答えの中身は3つのモデルとも80回すべて合格でした。SUMPRODUCTを使う数式も正しく出ています。80回の平均の秒数はSonnet 5.5がいちばん短く、GPT-6 Solがいちばん長くかかりました。会議メモの整理とバグ直しでは、前の版より3割ほど縮んでいます。秒数と費用は下の表のとおりです。

日本語の4つの仕事の実測(2026年9月29日・各20回)

項目 Sonnet 5.5 Sonnet 5 GPT-6 Sol
会議メモの整理 2.25秒 3.21秒 3.84秒
Excelの数式 1.23秒 1.39秒 2.58秒
Pythonのバグ直し 1.50秒 2.04秒 3.05秒
200字のお詫びメール 5.26秒 4.93秒 5.68秒
80回の平均 2.62秒 2.94秒 3.83秒
1,000回あたりの費用 約524円 約400円 約307円
合格した回数 80回中80回 80回中80回 80回中80回
データ:AInformation独自検証(APIを既定の設定で使用・費用は公式の単価と1ドル156.88円で計算) / 制作:AInformation

この結果が、早見表でメール・議事録・Excel・バグ直しをSonnetにした根拠です。同じ4つでOpusを使えば、単価だけで見て費用は2倍になります。答えが全部合っている仕事に2倍を払う理由は見当たりませんでした。

費用はGPT-6 Solのほうが安く、お詫びメールで差がついた

一方で費用は、Sonnet 5.5がいちばん高くつきました。4つの仕事を同じ回数で比べると、GPT-6 Solのほうが安くつきました。Sonnet 5.5は前の版のSonnet 5より3割ほど高くなっています。差のほとんどはお詫びメールで付いています。この仕事だけ、出力トークンの中央値がSonnet 5の2倍を超えました。Claudeの返事の頭には考えた跡の枠が付き、中身は空でも出力として数えられていました。

公式が言う「1回の費用が最大30%下がる」は、この日本語の試験では再現できませんでした。字数を決めた文章を大量に作るなら、乗り換える前に同じ依頼を10回ほど流して出力トークンを比べておくと安心です。

AInformationの独自検証の画面。同じお詫びメールの依頼にSonnet 5.5・Sonnet 5・GPT-6 Solが返した文と出力トークンが並ぶ
編集部の試験の画面。お詫びメールの出力はSonnet 5.5が719トークン

Claude本人に違いを聞くと2回とも答える前に止まった

いちばん手軽なのはClaudeに直接聞くやり方です。AInformationは10月12日の朝7時台に、claude.aiへ2つの質問を投げました。

1回目は英語で「情報が食い違っている」と書いて止まった

1つ目の質問は「ClaudeのSonnetとOpusの違いを教えてください。普段の仕事ならどちらを使えばいいですか?Proプランで使える回数も違いますか?」です。Claudeはウェブを検索し、18.2秒たったところで英語の1文を返しました。検索結果は第三者のサイトがほとんどで、情報が食い違っていて古いという内容です。続けてAnthropicの公式サポートページを確かめると書き、そこで「あなたの入力が必要です」と出て止まりました。

日本語で聞いたのに途中の説明は英語で、違いもProの回数も答えは返ってきませんでした。

2回目は表を頼んで24.2秒で止まった

2つ目は表を頼む質問です。メール返信・議事録の要約・Excelの関数・企画書づくり・長いPDFの読み込み・プログラムの修正の6つで、どのモデルを選べばいいかを理由と料金つきで聞きました。こちらも24.2秒で「あなたの入力が必要です」と出て止まり、表は1行も出てきませんでした。

ChatGPTにも同じ2つを投げる予定でしたが、こちらのブラウザが立ち上がらず答えを取れませんでした。ChatGPTが答えられなかったわけではないので、今回は2社の答えの優劣を比べていません。

Claudeが検索結果を「古い」と判断したのは正しい見方です。上位のページは前の世代のまま書かれたものが多く、そのまま信じると版の名前や値段を取り違えます。モデルの違いはClaudeに聞くより、公式の料金ページと発表を直接見るほうが確かでした。

AIに聞くとずれやすい4項目を公式と○×で並べる

今回止まった2回のほかにも、AInformationはこれまでClaudeとChatGPTに料金を何度も聞いてきました。その記録と10月12日の公式の答えを並べると、ずれやすい所が4つあります。

AIに聞くとずれやすい4項目と公式の答え

項目 公式の答え AIに聞いたとき
Proで使える回数 固定の数は無い。Freeの5倍以上 × Claudeは答える前に止まった
Proの円の額 22ドル=約3,482円 × Claudeは1ドル150円で計算した
SonnetとOpusの違い Opusは長い判断・Sonnetは日常 × Claudeは2回とも答えが出なかった
ChatGPTの答え — こちらのブラウザが開かず取れなかった
データ:AInformation調べ(公式は2026年10月12日の料金ページ。AIの答えは9月28日と10月12日に聞いたもの) / 制作:AInformation

円の目安を出すのはClaudeのほうだがレートが古い

料金を聞くと、Claudeはドルの額に円の目安を添えてくれます。この点ではChatGPTより親切です。ただし9月28日に聞いたときは1ドル150円で計算していて、実際の為替より安く答えました。ChatGPTは円に直さずドルのまま出します。その代わり年払いと月払いを分けて書き、出典のリンクも付けてきました。

回数と版の名前は自分で確かめる

Proで使える回数は、公式がそもそも固定の数を出していません。AIが「1日◯回」と答えたら、それは公式の数字ではないと考えてください。版の名前も変わるのが速く、10月の1か月の間にOpus・Sonnet・Haikuの3つとも5.5に替わっています。AIの答えに古い版の名前が出たら、料金ページの表と見比べるのが確実です。

Opusにしても差が出ない仕事とSonnetで足りる線

ここまでをまとめると、線は答えの形で引けます。答えの形が先に決まっている仕事はSonnetで足ります。決まっていない仕事はOpusを試す価値があります。

Sonnetで足りる仕事の3つの目印

1つ目は、正解かどうかを自分ですぐ確かめられることです。数式なら計算が合うか、バグ直しならコードが動くかで分かります。2つ目は、出力の形を先に指定できることです。200字以内・3つの見出し・1件1行のように決めれば、Sonnetで十分に揃います。3つ目は、1回の依頼で終わることです。何度も行き来して判断を積み上げる仕事ではない、ということです。

この3つに当てはまる仕事でOpusにしても、答えの良さはほとんど変わらず費用だけが2倍になります。編集部の試験でも、4つの仕事はSonnetで80回すべて合格でした。

Haikuでは足りなかった条件

Haikuは安い一方で、向かない条件がはっきりしています。コードを書かせる仕事は、Terminal-Bench 4.0でSonnetに大きく届きませんでした。長い資料を丸ごと読ませる仕事は、10万トークンを超えると単価が5倍に上がります。Haikuが得をするのは、短い入力を同じ形で何百件も処理する仕事だけです。

企業の事例でもSonnetの名前が多い

AInformationのAI活用事例ナビには3,215件の事例が載っています。本文にClaudeが出てくる事例は469件ありました。モデル名を語で数えると、Sonnetが87件・Opusが60件です。これは語で機械的に数えた数で、全部を1件ずつは確かめていません。中身を読んだ例では、ShopifyとNorges Bank Investment Managementの事例にSonnetの名前が出ていました。営業の練習相手を作ったImpelとAPI開発のPostmanの事例にはOpusの名前があります。

10月7日に出たHaiku 5.5で3つとも5.5世代になった

Claudeのモデルは、この1か月で3つとも入れ替わりました。Opus 5.5は9月22日に公開され、Sonnet 5.5は9月28日に公開されました。Haiku 5.5は米国時間の10月7日にAPIの提供が始まっています。

いま「claude sonnet opus 違い」で上に出る10本のタイトルを見ると、5.5の世代に触れているのは1本だけでした。Claude 4やClaude 4.5の名前のまま比べているページもあります。古い記事の料金を信じると、Opusの単価を高く見積もったりHaikuの安さを見落としたりします。

Haiku 5.5で変わった3つのこと

1つ目は値段です。10万トークン以下なら、前の版のHaiku 4.5の入力1ドル・出力5ドルから10分の1になりました。2つ目は選べる範囲で、Claudeのアプリでは無料を含むすべてのプランでHaiku 5.5を選べます。3つ目は、Haikuで初めて考える強さ(effort)を変えられるようになったことです。

同じ日にSonnet 5.5のキャッシュ読み込みも、単価が半分に下がっています。料金は月の途中でも動くので、AInformationは料金ページの控えを5日ごとに取り直しています。次は10月17日に取り直す予定です。最新の額はAIツールデータベースのClaudeのページで、Haiku 5.5の発表の中身はHaiku 5.5のニュースで読めます。Excelの関数をSonnetで頼む例はエクセル関数AIの比較にまとめました。

藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

研修でいちばん多い質問が「どのモデルを選べばいいか」です。私の答えは、まずSonnetで始めることです。メールや議事録やExcelの関数で困っている人は、Opusに替えても結果はほとんど変わりません。Opusが効くのは、資料を何本も読ませて判断を積み上げる仕事です。そこに当たったときだけ切り替えれば、Proの枠も長持ちします。モデルの違いをClaudeに聞くと止まることがあるので、料金と使えるモデルは公式のページで確かめてください。

よくある質問
ClaudeのSonnetとOpusはどちらを使えばいいですか?
ふだんの仕事ならSonnetで足ります。編集部が9月29日に日本語のメール・議事録・Excelの数式・バグ直しをSonnet 5.5に20回ずつ頼んだところ、80回すべて合格でした。Opusが効くのは、長い契約書の判断や答えの決まらない相談のように判断が長く続く仕事です。
Claudeの無料版でOpusは使えますか?
使えません。10月12日に公式の料金ページの比較表を見ると、SonnetとHaikuは無料版でも「はい」でした。OpusだけFreeが「いいえ」です。Opusを使うにはPro(月払い22ドル・約3,482円)以上が要ります。
Proで使える回数はモデルによって違いますか?
公式は固定のメッセージ数を出していません。使える量は会話の長さと複雑さ・選んだモデル・使う機能で変わると書かれています。示されているのは倍率だけです。ProはFreeの少なくとも5倍で、MaxはProの5倍か20倍です。重いモデルほど枠は早く減ると考えておくのが安全です。
APIで使うとOpusとSonnetの料金はいくら違いますか?
Opus 5.5は100万トークンあたり入力4ドル・出力20ドルで、Sonnet 5.5の入力2ドル・出力10ドルのちょうど2倍です。10月12日の1ドル158.29円で直すと、Opusの出力は約3,166円でSonnetは約1,583円です。Haiku 5.5は10万トークン以下ならSonnetの20分の1です。
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