PLaMo 3.1 Primeが提供開始 Deep Researchを積んだ
Preferred Networks(PFN)は10月27日、国産の生成AI基盤モデル「PLaMo 3.1 Prime」の提供を始めた。PLaMoのいちばん上のモデルで、PLaMo Chat・PLaMo API・オンプレミスの3つの形で使える。
目玉はWeb検索とDeep Researchだ。質問に合わせてWebを調べ、出典を付けて答える。Deep Researchはテーマを渡すと調べる計画から出典つきのレポートづくりまでを、数分〜数十分かけて自分で進める。
Deep Researchはオンプレミスでも動く。社内文書の検索システムとつなげば、閉じた環境の中で社内文書だけを調べさせることもできる。
- 10/27PFNがPLaMo 3.1 Primeの提供を開始
- 11/30Deep Researchの無料キャンペーンが終わる
PLaMo APIに0円のFreeプラン 検索は1日60回まで
あわせてPLaMo APIに無料のFreeプランができた。利用量とレートリミットには上限がある。有料のStandardプランは100万トークンあたり入力60円・出力250円だ。
PLaMo Chatは画面を新しくし、11月30日までDeep Researchを1日2回まで無料で試せる。公式の料金ページを開いてみると、Freeプランの検索は1日60回・月200回までと書かれていた。Deep Researchも同じ枠から検索を使うので、1日2回ほどが目安になる。
| 項目 | Free(0円) | Standard(従量課金) |
|---|---|---|
| 100万トークンあたり | 入力0円・出力0円 | 入力60円・出力250円 |
| Web検索 | 1日60回・月200回まで(11月30日まで) | 回数の制限なし(1回2円) |
| Deep Research | 1日2回ほどが目安 | 回数の制限なし |
| 入力と出力の学習 | 保存して学習に使う | 学習に使わない |
| 個人情報の入力 | 入力できない | 入力できる(検索を除く) |
Standardでは検索代が別にかかる。公式の説明では検索1回が2円で、これは2027年1月31日までのキャンペーン価格だ。通常は3円になる。Deep Researchは1本のレポートで15〜25回検索するので、検索代だけで1本30〜50円になる計算だ。

PLaMoの無料版は入力を学習に使う 社内資料は貼れない
いちばん気をつけたいのはデータの扱いだ。公式の「料金とデータの取り扱い」のページを開いて確かめた。そこではFreeプランはすべての機能で入力と出力を保存して学習に使う、と書かれている。個人情報も入力できない。
有料のStandardなら入出力は学習に回らず、APIでは入力も保存しない。ただしChatの会話は自分で消すまで残り、Web検索とDeep Researchでは検索の語が国内リージョンの外の検索サービスへ送られる。
PFNは発表で、機密を扱う調査や海外AIへの依存を気にする企業に応えると書いている。その期待で無料版に社内資料を貼ると、狙いと逆の結果になる。ChatGPTには学習させない設定があるが、PLaMoのFreeプランの説明には学習を止める切り替えの記載が無い。

Geminiの月725円と比べる 試すだけならPLaMo Chatが安い
Deep Researchを使えるAIは他にもある。AInformation調べでは、Geminiのいちばん安い有料プランのGoogle AI Plusは月725円で日本円で払える。PLaMo Chatは11月30日まで0円で1日2回ほど回せるので、試すだけならPLaMo Chatのほうが安く始められる。
社外秘を入れたいなら話は変わる。学習に使われない条件まで求めると、PLaMoではStandardの従量課金に入ることになる。
試すなら、公開されている情報だけで答えが出るテーマでDeep Researchを回すとよい。出てきた出典は1本ずつ開いて、本当にそう書いてあるかを確かめておきたい。PLaMo Chatはメールアドレスを入れるだけで自動で登録されるので、社員が個人の判断で使い始める前に会社の線引きを決めておくと安心だ。

- Deep Research
- テーマを渡すとAIが調べる計画を立て、多くのWebページを読み比べて出典つきのレポートにまとめる機能。PLaMoでは数分〜数十分かかる
導入支援の現場では、無料で試せるAIはまず担当者が自分のメールで登録して使い始める。PLaMoは国産の看板があるぶん、社内資料を貼っても大丈夫だと受け取られやすいとみている。実際はFreeプランだと入力も出力も学習に回る。情報システム部門は「無料版で試すのは公開情報だけ」と先に1行で決めておきたい。業務で使うならStandardの契約を部署ごとに結ぶ流れまで用意しておくと、試した後に止まらずに済みそうだ。
- PLaMo 3.1 Primeは無料で使える?
- 使える。PLaMo APIのFreeプランは100万トークンあたり入力0円・出力0円で、利用量とレートリミットに上限がある。PLaMo Chatも同じアカウントで無料で使える。2026年11月30日まではWeb検索を1日60回・月200回まで使え、Deep Researchは1日2回ほどが目安だ。
- PLaMoの無料プランに社内の資料を入れてもいい?
- 入れないほうがよい。PLaMoの公式ドキュメントは、Freeプランがすべての機能で入力と出力を保存して学習に使うと書いている。個人情報も入力できない。入力を学習に使わない条件が要るなら、有料のStandardプランを選ぶ。単価は100万トークンあたり入力60円・出力250円だ。
- PLaMoのDeep Researchはいくらかかる?
- Standardプランではトークン代とは別に検索代がかかる。検索1回は2027年1月31日まで2円で、通常は3円だ。Deep Researchは1本のレポートで15〜25回検索するので、検索代だけで1本30〜50円になる。PLaMo ChatのFreeプランなら11月30日まで1日2回ほど0円で試せる。
この記事の出典
補助資料
- [1]窓の杜この記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月28日
