ChatGPTに学習させない設定は「設定→データコントロール」の1か所で切れます。ただしオフにしても履歴は残り、回答に高評価や低評価を押すとその会話全体が学習に使われることがあります。Claude・Gemini・Copilotも公式ヘルプで並べ、AIツール497本のうち学習に使わないと書く55本も数えました。
- ChatGPTの学習オフは「設定→データコントロール→すべての人のためにモデルを改善する」をオフにするだけ
- オフにしても履歴は消えず、高評価・低評価を押した会話は学習に使われることがある
- Claudeは学習を許すと会話を5年保存し、断ると30日。Geminiはオフでも72時間残る
- Microsoft Copilotは日本だと学習の対象で、会話は初期設定で18か月残る
- AIツール497本の料金ページを読むと「学習に使わない」と書くのは55本だった
- 今日からできる対策5つと、規約を読ませるプロンプト2つ
ChatGPTに入れた文章が学習に使われないようにする設定は、いつ切っても構いません。期限が決まっている話ではないぶん、後回しにしやすい設定です。ところが2025年からの1年で、各社の決まりは静かに変わりました。Claudeは2025年に規約を改め、学習を許した人の会話を5年保存するようにしています。Microsoft Copilotは学習の対象から外す国を決めていますが、日本はその一覧に入っていません。
AInformationは2026年10月5日に、OpenAI・Anthropic・Google・Microsoftの4社の公式ヘルプを読み直しました。あわせて自社のAIツールデータベースにある497本の料金・機能ページの控えを全文で検索し、学習の扱いを書いているツールを1本ずつ数えています。この記事は「どこを切ればいいか」を先に書き、そのあとで「切っても残るもの」を4社ぶん並べます。
ChatGPTに学習させない設定はデータコントロールの1か所で切れる
先に答えを書きます。ChatGPTの学習オフは、画面左下の自分の名前から「設定」を開きます。そして「データコントロール」にある「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにするだけです。英語表示では Improve the model for everyone という名前になっています。OpenAIのヘルプには、これをオフにすると新しい会話はモデルの学習に使われないと書かれています。

手順は3つで終わる
パソコンでもスマホのアプリでも流れは同じです。1つ目に、自分のアイコンか名前を押して「設定」を開きます。2つ目に「データコントロール」を選びます。3つ目は「すべての人のためにモデルを改善する」のスイッチを切るだけです。保存のボタンはありません。切った時点から新しく始めた会話が対象になります。
検索では「ChatGPT 学習 オフ」と短く打つ人も多いのですが、どちらで調べても切る場所はこの1か所です。AInformationが10月5日に見た料金ページの控えでも、個人向けの4つのプランすべてに「コンテンツをモデルの学習に使用:無効化可能」と並んでいました。無料版でも有料版でも、自分で切れるという意味です。
会社で契約しているなら最初から切れている
ChatGPT Business・ChatGPT Enterprise・ChatGPT Edu・ヘルスケア向けChatGPTのワークスペースは、初期設定で学習に使われません。OpenAIのヘルプにそう書かれています。会社がこれらのプランを契約していて、会社のアカウントで使っているなら設定を触る必要はありません。個人のアカウントで仕事の文章を貼っているなら、上の3つの手順を今日のうちに済ませてください。
ほかのツールの規約を確かめるときに使える文
ChatGPT以外のAIツールを使うときは、利用規約やプライバシーポリシーを読むのがいちばん確かです。ただ英語の長い文書を全部読むのは大変です。そこで、規約の本文を貼って要点だけ表にさせる文を用意しました。貼るのは公開されている規約なので、相手に知られて困る情報は含まれません。
これから、あるAIツールの利用規約とプライバシーポリシーの本文を貼ります。次の5項目を表にしてください。①入力した内容をモデルの学習に使うか(初期設定)。②学習を断る方法と、その設定の場所。③断ったあとも会話が保存される期間。④人が会話を読むことがあるか。⑤高評価・低評価などのフィードバックを送ったときの扱い。本文に書いていない項目は推測せず「記載なし」と書いてください。各項目の根拠になった一文を原文のまま添えてください。
最後の「原文のまま添えて」が大事です。AIは規約に書いていないことを、それらしく補って答えることがあります。根拠の一文を出させるのは、自分の目で照らし合わせるためです。この点は後ろの章で、Claudeが実際にCopilotの保存期間を取り違えた例として紹介します。
ChatGPTの学習オフでも消えないものが3つある
学習をオフにすれば会話がどこにも残らない、と思っている人は少なくありません。公式のヘルプを読むと、オフにしても残るものが3つあります。自分の画面の履歴と一時チャットの30日、そして高評価・低評価を押した会話です。

チャット履歴は画面に残り続ける
OpenAIのヘルプには、学習をオフにしても「チャット履歴には引き続き表示される場合があります」と書かれています。学習に使うかどうかと、履歴を残すかどうかは別の設定です。学習オフで過去の会話が消えるわけではありません。消したい会話は、会話ごとに削除する必要があります。
一時チャットも最大30日は保持される
履歴に残したくない会話には「一時チャット」があります。一時チャットはモデルの改善に使われません。ただしヘルプには「安全上の理由から最大30日間保持される場合があります」とあります。画面から消えても、OpenAIの側には最大30日残る可能性があるということです。
では、学習をオフにした通常の会話はOpenAIの側に何日残るのか。ヘルプは一時チャットの30日しか書いておらず、通常の会話の日数は公表されていません。分からない部分は分からないまま書いておきます。
高評価・低評価を押すと会話全体が学習に回ることがある
いちばん見落としやすいのがここです。ヘルプには、回答に「いいね」や「よくないね」を押すと「そのフィードバックに関連する会話全体がOpenAIモデルのトレーニングに使用されることがあります」と書かれています。学習をオフにしていても、親指のボタンを押した会話は例外になりえます。押したのは1つの回答でも、対象は会話全体です。顧客名や社内の数字を貼った会話では、ボタンを押さないのが安全です。
Claudeは学習を許すと5年、断ると30日で消える
Claudeを作るAnthropicは、2025年に一般向けの規約を改めました。無料・Pro・Maxのプランで学習に使うのを許すと、データの保存期間が5年に延びます。許さない場合は、これまでどおり30日です。この変更はClaude Codeにも当てはまります。法人向けのプランとAPIは対象外です。発表では、2025年10月8日までにどちらかを選ぶよう求めていました。

シークレットチャットは学習を許していても使われない
Claudeのプライバシーのヘルプには、シークレットチャットは「モデル改善」をオンにしていても学習に使わないと書かれています。削除した会話は、裏側の保存先から30日以内に消えます。使い方はChatGPTの一時チャットに近いものです。
高評価を押した会話は最長5年保存される
ChatGPTと同じく、Claudeも評価ボタンに注意が要ります。高評価・低評価を押すと、その会話全体が最長5年保存されるとヘルプに書かれています。学習を断って30日で消える設定にしていても、ボタンを押した会話だけは長く残る仕組みです。
断った場合の通常の会話の日数は書き方が変わった
2025年の発表は「30日」とはっきり書いていました。いっぽうで現在の保存期間のヘルプは、日数を明記していない箇所があります。どちらが今の運用かは公表されていない部分として残ります。迷ったら、残したくない会話はシークレットチャットで始めるのが確実です。
Geminiはアクティビティをオフにしても72時間残り、人が読んだ会話は3年残る
GoogleのGeminiは「アクティビティを保存」という設定で会話の扱いが決まります。初期設定はオンで、保存された会話は18か月後に自動で消えます。オフにすれば済むと思いがちです。ところがGeminiのヘルプには、オフにしてもチャットは72時間アカウントに保持されると書かれています。

人のレビューに回った会話は切り離されて残る
Geminiの会話の一部は、品質を上げるために人のレビュー担当者が読みます。ヘルプによれば、レビューに回った会話はアカウントから切り離して最長で3年間保存されます。あとからアクティビティを削除しても、レビュー済みの会話は消えません。人に読まれて困る内容は、最初から入れないのがいちばん確かです。
無料のGeminiは10月9日に変わる予定がある
Geminiは無料版の中身も動いています。AInformationのニュースでは、無料のGeminiが10月9日に格下げされる話を取り上げました。使うモデルが変わっても、アクティビティの設定は自分で見直さない限り前のままです。プランやモデルが変わったときは、設定画面もあわせて開く習慣をつけておくと安心です。
Microsoft Copilotは日本だと学習の対象で、会話は18か月残る
MicrosoftのCopilotは、会話の記録を初期設定で18か月保存します。学習に使うかどうかを切る場所は、プロフィールの「プライバシー」です。ここまでは他社と似ていますが、Copilotには国による違いがあります。

学習の対象外になる国に日本は入っていない
Microsoftのプライバシーに関するFAQは、学習に使わない利用者を国で決めています。対象外はブラジル・中国(香港を除く)・イスラエル・ナイジェリア・韓国・ベトナムと、EEA(EUを含む欧州経済領域)です。日本はこの一覧に入っていません。日本で個人のアカウントを使っているなら、自分で切らない限り学習に使われることがある状態です。
初めから学習に使われない使い方もある
同じFAQには、学習に使われない利用者も書かれています。対象は3つに分かれます。1つ目はMicrosoft 365 PersonalかFamilyのアプリの中で使うCopilotです。2つ目はCopilotにサインインしていない人で、3つ目は18歳未満の人です。家族で使うパソコンなら、どのアカウントで使っているかを一度確かめておくと迷いません。
学習をオフにしたあと、それまでに学習に使われた会話を取り消せるかどうかは公表されていません。オフにしたのは今後の会話について、と考えておくのが安全です。
4社を5項目で並べると差は高評価と残る日数に出る
ここまでの4社を、初期設定・切る場所・切っても残る期間・人のレビュー・高評価の扱いの5項目で表にしました。どれも2026年10月5日にAInformationが各社の公式ヘルプで確かめた内容です。
4社の学習の扱いを5項目で並べる
| 項目 | ChatGPT | Claude | Gemini | Copilot |
|---|---|---|---|---|
| 初期設定(個人向け) | 学習に使う | 2025年の改定で選択 | アクティビティはオン | 日本は学習の対象 |
| 切る場所 | 設定→データコントロール | 設定のプライバシー | アクティビティを保存 | プロフィールのプライバシー |
| 切っても残る期間 | 一時チャットは最大30日 | 断ると30日 | オフでも72時間 | 記録は18か月 |
| 人のレビュー | 記載を確認できず | 記載を確認できず | レビュー済みは最長3年 | 記載を確認できず |
| 高評価・低評価 | 会話全体が学習に使われることがある | 会話全体を最長5年保存 | 記載を確認できず | 記載を確認できず |
| 法人向け | Business・Enterpriseは初期で学習なし | 法人向けとAPIは対象外 | — | — |
初期設定で学習なしと明記しているのは法人向けだけ
今回読んだヘルプの範囲で、個人向けのプランを最初から学習なしと書いている会社はありませんでした。ChatGPTは自分で切る形です。Claudeは2025年の規約変更のときに選ばせる形をとりました。Geminiのアクティビティは初期でオンです。Copilotは日本だと学習の対象になります。法人向けのプランは、ChatGPTもClaudeも学習の対象外です。
オフにしても0日にはならない
4社とも、オフにした瞬間に会話がどこからも消えるとは書いていません。ChatGPTの一時チャットは最大30日です。Claudeは30日で、Geminiは72時間です。Copilotは記録を18か月残します。学習を切るのは大事な一歩ですが、保存されないこととは別だと覚えておいてください。
評価ボタンの扱いを明記しているのは2社
高評価・低評価を押したときの扱いをヘルプに書いていたのは、ChatGPTとClaudeでした。ChatGPTは会話全体が学習に使われることがあり、Claudeは会話全体を最長5年保存します。GeminiとCopilotのヘルプでは、今回読んだ範囲に評価ボタンだけの決まりは見当たりませんでした。

AIツール497本のうち学習に使わないと書くのは55本だった
4社以外のツールはどうか。AInformationのAIツールデータベースには、2026年9月30日の更新時点で497本のツールが入っています。その料金・機能ページの控えを10月5日に全文で検索しました。「学習に使わない」「No training on your data」「Zero Data Retention」などの言い回しが出てくるのは70本でした。そのうえで70本の原文を1本ずつ読んでいます。質問の見出しだけで答えが無いものや広告の話など、学習と関係ないものは外しています。

残ったのは55本です。497本のうち、料金・機能ページで学習の扱いにはっきり触れているのは55本しかありませんでした。残りのツールは、少なくとも料金ページを見ただけでは分からないということです。
全プランで学習に使わないと書くのは42本
55本を3つに分けました。プランを問わず学習に使わないと書いているのが42本です。文字起こしのtl;dvは「お客様のデータをAIモデルの学習に使用しません」と書いています。スライド作りのイルシルの書き方は、入力した内容は学習に使われないので全てのプランで安心して試せるというものです。中には「外部のAIに学習させない」という書き方のツールも含まれます。自社のモデルについてどう扱うかまでは書いていない場合があるので、気になるときは規約まで読んでください。
有料・法人のプランだけが8本、自分で切る形が5本
有料や法人のプランに限って学習なしにしているのが8本です。Nottaは料金表のエンタープライズの欄にだけ「AI学習なし」とあります。FreepikはPremiumの欄に「No model training on your data」と書いています。Nottaの料金と無料枠は文字起こしAI8本の早見表で詳しく比べました。
自分で切る(オプトアウトの)形が5本です。ChatGPTの料金ページは「無効化可能」、ClaudeとClaude Codeの料金ページは「モデルのトレーニング:オプトアウト」と書いています。いっぽうでGemini・Microsoft Copilot・Grok・DeepSeekの料金ページには、学習の扱いが見当たりませんでした。Perplexityは「私のデータはAIモデルの学習に使用されますか?」という質問の見出しだけがあり、答えの本文は控えに入っていません。
日本語で使えて日本円で払えるのは5本
全プランで学習に使わないと書く42本のうち、データベースで日本語対応がいちばん上の段(215本が該当)に入るのは14本でした。さらに日本円で払えるものに絞ると、イルシル・Paperpal・ラクリン・リテラ・tl;dvの5本になります。AIツールデータベースでは、ツールごとの料金と日本語対応をまとめて見られます。
学習に使わないと書く主なツール
| ツール | 用途 | 書き方 | 日本円で払えるか |
|---|---|---|---|
| イルシル | 資料 | 全てのプランで学習に使われない | ○ |
| tl;dv | 文字起こし | AIモデルの学習に使用しません | ○ |
| ラクリン | 文章 | オプトアウトで利用し学習に用いない | ○ |
| BringRitera(リテラ) | 文章 | AIの学習に使われることはない | ○ |
| Paperpal | 文章 | Your work is never used to train AI | ○ |
| Notta | 文字起こし | エンタープライズの欄だけAI学習なし | ○ |
| Freepik AI | 画像 | Premiumの欄にNo model training | ○ |
| ChatGPT | チャット | 無効化可能(自分で切る) | ○ |
| Claude | チャット | オプトアウト(自分で切る) | × |
| Gemini | チャット | 料金ページに記載なし | ○ |
Claudeに2問聞くとCopilotの18か月を公表されていないと答えた
AIに設定を聞けば済むのでは、と考える人もいるはずです。AInformationは10月5日に、4つの質問をChatGPTとClaudeに分けて投げました。このうちChatGPTに送る予定だった2問は、こちらのブラウザが起動せず答えを取れませんでした。ここではClaudeから返ってきた2問ぶんを、公式ヘルプと照らし合わせます。
Claude自身の決まりは正しく答えた
「Claudeの無料版で入力した内容は学習に使われますか?」という質問には、27.5秒で804字の答えが返ってきました。学習を許せば5年、断れば30日という数字は公式と合っています。法人向けのプランとAPIが対象外である点も合っていました。シークレットチャットと評価ボタンの話は出てきませんでしたが、質問で聞いていない部分なので誤りとは数えていません。
Copilotの保存期間は取り違えた
「日本でMicrosoft Copilotを使っています。会話は学習に使われますか?」という質問には、33.3秒で1,301字が返ってきました。日本が学習の対象になる点は正しく答えています。いっぽうで対象外の国の一覧からEEAが抜けていました。そして保存期間については「Microsoftは具体的な保存期間を公表していません」「18か月は公式に明記されたものではない」と答えています。実際にはMicrosoftのFAQに「18か月保存する」と書いてあります。AIがウェブを検索したうえで、公式に書いてあることを書いていないと答えた例です。
Claudeの答えと公式ヘルプの照合
| 聞いたこと | Claudeの答え | 公式 | 判定 |
|---|---|---|---|
| Claudeで許可したときの保存 | 5年 | 5年 | ○ |
| Claudeで断ったときの保存 | 30日 | 30日 | ○ |
| Claudeの法人向けとAPI | 対象外 | 対象外 | ○ |
| 日本のCopilotは学習の対象か | 対象になる | 対象外の国に日本は入らない | ○ |
| Copilotの対象外の国 | 6か国だけ挙げた | 6か国とEEA | △ |
| Copilotの保存期間 | 公表されていない | 18か月 | × |
設定の場所や日数は、各社が規約を変えるたびに動きます。AIの答えは入口として使い、最後は公式のヘルプを自分で開いて確かめるのが確実です。1つ目の章で紹介した、根拠の一文を原文で出させる文はこのために置きました。
chatgpt 学習 させない 設定の検索は月2,900回に増えた
この設定を調べる人は急に増えています。AInformationがGoogleのキーワードプランナーで測りました。「chatgpt 学習 させない 設定」は2025年9月の月140回から、2026年8月には月2,900回になっています。前年比は+1,606%、直近3か月でも+21%と伸びが続いています。12か月の平均は月1,300回です。

月ごとに見ると春に一段上がった
月ごとに見ると2025年12月が260回で、2026年3月が880回でした。4月に1,900回へ跳ねています。6月には2,400回になり、8月に2,900回まで来ました。「chatgpt 学習 オフ」も2025年9月の50回から2026年8月の210回へ、前年比+200%です。新年度に会社でAIを使い始めた人が、入れてよいものを確かめに来ていると読めます。
国も2023年から確認を求めている
個人情報保護委員会は2023年6月2日に注意喚起を出しました。個人データを生成AIに入れるなら、提供する事業者が「当該個人データを機械学習に利用しないこと等を十分に確認すること」と求めています。会社として使うなら、学習の扱いを確かめるのは最初にやるべき確認です。
今日からやる対策は設定・ボタン・入力の5つ
最後に、この記事を読んだ日から動ける形でまとめます。上から順に5分もかからないものです。
1. 使っているAIの学習を切る
ChatGPTは「設定→データコントロール」で「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにします。Claudeは設定のプライバシーにある改善への協力を切ります。Geminiは「アクティビティを保存」、Copilotはプロフィールのプライバシーです。
2. 仕事の会話では評価ボタンを押さない
ChatGPTもClaudeも、評価ボタンを押した会話は特別に扱われます。社外に出せない内容の会話では押さないと決めておきます。
3. 残したくない会話は一時チャットかシークレットで始める
ChatGPTの一時チャットとClaudeのシークレットチャットは学習に使われません。それでもChatGPTは最大30日、Claudeも削除から30日以内は残りうる点を覚えておきます。
4. 顧客名や個人名は記号に置き換えてから貼る
設定はあくまで入口です。Geminiのように人が読む仕組みもあるので、名前・電話番号・金額は「A社」「担当者B」のように置き換えてから相談します。
5. 社内の決まりを紙1枚にする
個人の設定だけでは、チームの誰かが切り忘れます。次の文をAIに渡すと、社内向けの決まりの下書きが作れます。会社名などを入れなくても使える文です。
社員10人ほどの会社で、ChatGPT・Claude・Gemini・Microsoft Copilotを仕事に使うときの決まりを作ってください。長さはA4用紙1枚に収めてください。見出しは次の5つです。①入力してよい情報と入力してはいけない情報の例を5つずつ。②個人アカウントで使う場合に必ず切る設定。③高評価・低評価のボタンの扱い。④一時チャットやシークレットチャットを使う場面。⑤迷ったときの相談先。各社の設定の名前は私があとで公式ヘルプで確かめます。確かでないものは「要確認」と書いてください。
下書きができたら、設定の名前と日数をこの記事の表と公式ヘルプで照らし合わせてから配ってください。規約は変わるので、半年に1回は見直す日を決めておくと安心です。
研修で「学習をオフにしたから何を入れても大丈夫ですよね」と聞かれることがよくあります。今回4社のヘルプを読み直して、オフにしても0日にはならないことを改めて確かめました。評価ボタンが抜け道になる点も同じです。設定は入口にすぎません。会社で使うなら、切る設定と押さないボタンと入れない情報の3つを紙1枚にまとめて配ってください。切り忘れや押し間違いでの事故はかなり防げます。
- ChatGPTで学習をオフにすると過去の会話は消えますか?
- 消えません。OpenAIのヘルプには、学習をオフにしてもチャット履歴には引き続き表示される場合があると書かれています。学習に使うかどうかと、履歴を残すかどうかは別の設定です。消したい会話は会話ごとに削除してください。オフにしたあとは新しい会話が学習の対象から外れます。
- ChatGPTの学習オフ設定はどこにありますか?
- 「設定」の「データコントロール」にある「すべての人のためにモデルを改善する」です。これをオフにすると新しい会話は学習に使われません。無料版でも有料版でも同じ場所で切れます。ChatGPT BusinessやEnterpriseなど法人向けのワークスペースは、初期設定で学習に使われません。
- 学習をオフにしていても高評価を押すとどうなりますか?
- ChatGPTでは、その会話全体が学習に使われることがあります。OpenAIのヘルプに、いいねやよくないねを押すとフィードバックに関連する会話全体がトレーニングに使われることがあると書かれています。Claudeでも評価ボタンを押した会話全体が最長5年保存されます。仕事の会話では押さないのが安全です。
- 一時チャットなら会話は残りませんか?
- 画面の履歴には残りませんが、OpenAIの側に最大30日保持される場合があります。一時チャットは学習には使われません。Claudeのシークレットチャットも学習に使われず、削除した会話は30日以内に消えるとされています。どちらも0日ではない点を覚えておいてください。
