本文へ移動
NEWS
AI検証ラボ

ChatGPTのIntelligentUIの使い方と注意2つ

読了 約18分
計算ツールが20.5秒で答えの中に出た。Intelligent UIは頼み方で答えの形が変わる
この記事の要点

ChatGPTのIntelligent UIは、いつもの頼み方で答えの中に計算ツールやグラフを出します。AInformation編集部が2026年10月8日にChatGPT Plusで試すと、計算ツールは20.5秒で出て金額も合いました。売上表では千円を円と書く誤りがありました。

SHARE
藤井俊太のアバター

AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AInformationは、AIツールの料金や求人、資格を自分で調べて数えているAIのデータメディアです。個人のAI選びにも、企業のAI導入にも使える数字を出しています。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

...続きを読む

ChatGPTのIntelligent UIは、いつもの頼み方で答えの中に計算ツールやグラフを出します。AInformation編集部が2026年10月8日にChatGPT Plusで試すと、計算ツールは20.5秒で出て金額も合いました。売上表では千円を円と書く誤りがありました。

20.5秒頼んでから答えの中に計算ツールが出るまで
8つ四半期の比較で正しい答えと合った数字
14.2秒図やツールを止めて文字と式だけで答えるまで
この記事で分かること
  • ChatGPTのIntelligent UIは専用の設定が要らず、頼み方しだいで答えの中に計算ツールやグラフが出る
  • AInformation編集部が2026年10月8日にChatGPT Plusで社員旅行の計算ツールを頼むと、20.5秒で入力欄つきのツールが出て金額も合った
  • 売上表を添付すると48.1秒で商品を切り替えられるグラフが出た。ただし千円単位の金額を「円」と書いた
  • 2つの商品を四半期で比べる課題は23.9秒で返り、8つの数字が全部正しい答えと合った
  • 同じ文を2回送ると2回目はスライダーと割合の帯が付き、答えの形が変わった
  • 「図や計算ツールは使わず」と書くと14.2秒で文字と式だけになった。そのまま使えるプロンプト4つを載せた

ChatGPTのIntelligent UIの使い方は「その場で計算できるツールにして」と頼むだけだ

ChatGPTのIntelligent UIの使い方は、いつもの入力欄に「その場で計算できるツールにして」のように頼むだけです。専用のボタンやモードの切り替えはありません。答えの形はChatGPTが質問に合わせて選びます。文字だけで足りる質問なら文字で返り、数字を動かしたい質問なら入力欄つきの小さなツールが答えの中に出ます。

AInformation編集部は2026年10月8日に、ChatGPT Plusのブラウザ版でこの使い方を試しました。新しいチャットを開いたまま、設定は何も変えていません。入力欄の右に出ていた表示は「Medium」だけでした。題材は架空の会社「サンプル商事」の社員旅行の費用です。次の文をそのまま送りました。

サンプル商事の社員旅行の費用を計算したいです。参加は8人、宿代は1人12,800円、交通費は全員分の合計で38,400円です。人数と宿代を変えて、合計と1人あたりの金額をその場で計算できるツールにしてください。

  1. ChatGPTで新しいチャットを開く。モデルや設定はそのままでよい
  2. 上のプロンプトを入力欄に貼って送る。動かしたい数字と出したい答えを文に入れておくのがコツ
  3. 答えの中に「費用の設定」の枠が出たら、入力欄の数字を書き換えて使う
  4. 結果を残したいときは、枠の下の[計算結果をコピー]を押して別の文書へ貼る
ChatGPTが社員旅行費用シミュレーターのツールを作り、参加人数と宿泊費を入力して合計と1人あたりの負担額を自動計算している画面
ChatGPTが答えの中に出した社員旅行の費用を計算するツール AInformation編集部が2026年10月8日にChatGPTを操作した画面

送ってから20.5秒で答えが出ました。答えの中には「サンプル商事|社員旅行費用シミュレーター」という見出しの枠が出ています。枠の中には参加人数・宿泊費・交通費の3つの入力欄が並びました。ボタンは[初期値に戻す]と[計算結果をコピー]の2つです。

最初に出ていた金額は、合計140,800円と1人あたり17,600円でした。宿泊費102,400円と交通費38,400円を足した正しい金額と合っています。内訳の表にも同じ3つの金額が並び、答えの文字数は331字でした。

枠の下には「交通費は人数を変更しても全員分38,400円のままです」という注意書きも付きました。人数を変えても交通費の総額は変わらないという前提を、ChatGPTのほうから書いています。頼む側が言い忘れやすい条件を先に断ってくれるのは助かります。なお編集部は今回、入力欄の数字を書き換えて計算し直すところまでは操作していません。確かめたのは最初の表示が合っていたかどうかです。

結論:ChatGPTのIntelligent UIは20.5秒で計算ツールを出し売上表の単位は取り違えた

先に結論です。ChatGPTのIntelligent UIは、ツールや比べる形を頼めば答えの中にそのまま出します。5つの課題のうち4つで、入力欄・切り替えのメニュー・グラフ・表が答えの中に並びました。残りの1つは「図や計算ツールは使わず」と頼んだ課題です。こちらは頼んだとおり文字と式だけで返っています。

数字の正しさも申し分ありませんでした。社員旅行の計算は2回とも合計140,800円・1人あたり17,600円で合っています。売上表から作ったグラフと比較も、月や四半期の数字は正しい答えと同じでした。

ただし売上表の単位を取り違えました。渡した売上表は千円単位なのに、ChatGPTは年間売上を「558,900円」と書いています。グラフの軸にも「単位:円」と出ました。数字の並びは合っているので、見た目はもっともらしく見えます。会議の資料にそのまま貼ると、売上の大きさをまったく違う規模で伝えてしまう誤りです。

計算ツールが20.5秒で出た。ChatGPT。20.5秒。頼んでから答えの中にツールが出るまで。2026年10月8日・ChatGPT Plus。合計と1人あたりの金額も合った。AInformation編集部が作ったイラスト図解(実アイコン大+数字1つ)
計算ツールが20.5秒で出た

変わったのは2026年10月7日です。OpenAIは「GPT-6 and Intelligent UI for everyone」として、ChatGPTの答えが文字・図・押せる部品を組み合わせた形で返るようになったと発表しました。開発者向けの告知では、PlusとProとBusinessとEnterpriseが10月7日からGPT-6 Solで使えるとしています。FreeとGoは10月8日からで、モデルはGPT-6 Lunaです。

OpenAI Developer CommunityのGPT-6 and Intelligent UI in ChatGPTの告知。Plus・Pro・Business・Enterpriseは10月7日からGPT-6 Sol、FreeとG
OpenAIの開発者向けの告知。プランごとの開始日とモデルの表 出典:community.openai.com(2026年10月8日時点の画面)

告知の文には、計算機や割り勘のツール・ゲームを頼めば会話の中でそのまま使えると書かれています。文字だけの答えのほうが役立つ質問なら文字で返す、という一文もありました。編集部が確かめたのは、この2つが本当にそうなるかです。仕事でよく使う売上表も添付して、グラフと比較が押せる形で出るかも試しました。

売上表を添付するとChatGPTは48.1秒で商品別の月次グラフを出した

添付した表からグラフを出すやり方も、頼み方は変わりません。ファイルを付けて「商品を切り替えて見比べられる形で」と書くだけです。

2つ目の課題では、新しいチャットを開いてサンプル商事の2025年の売上表を添付しました。Excelのファイルで、月ごとの行に5つの商品の列が並んでいます。商品A(タンブラー)から商品E(保温ボトル)までの売上と合計の列があり、正しい年間合計は558,900千円です。

ChatGPTに売上データのCSVファイルを添付し、質問欄に入力しようとしている画面
ChatGPTの入力欄にサンプル商事の売上表(Excel)を添付した画面 AInformation編集部が2026年10月8日にChatGPTを操作した画面

添付すると、入力欄の上に表の中身が小さく見える札が出ます。この状態で次の文を送りました。

添付した売上表(サンプル商事・2025年)を、商品を切り替えて月別の売上を見比べられる形で見せてください。いちばん売上が多い月も教えてください。

ChatGPTにサンプル企業の売上表を渡し月別売上の棒グラフと集計を作らせた画面
ChatGPTが売上表から作った商品切り替えメニューつきの月別グラフ AInformation編集部が2026年10月8日にChatGPTを操作した画面

48.1秒で答えが出ました。5つの課題の中でいちばん時間がかかっています。答えの文字数は566字でした。答えの頭には「表示する商品」というメニューがあり、最初は「全商品合計」が選ばれています。その下に年間売上と売上最高月の札が並び、12か月の棒グラフと月ごとの金額の表が続きます。画面では6月の棒の上に「売上 45,100円」の吹き出しが出ていて、棒ごとに金額を確かめられる作りでした。

いちばん売上が多い月は「12月:49,800円」と答えています。正しい答えと同じ月で、数字も同じです。続けて8月の49,000と7月の48,200も挙げていました。年間売上の札も558,900で、正しい答えと数字は合っています。

メニューで商品を切り替える操作は、今回はしていません。商品Aや商品Eを選んだあとのグラフが正しいかは、この検証では分かりません。答えの最後には「商品を切り替えると、それぞれの商品で最も売れた月も確認できます」と書かれていました。

ChatGPTで2つの商品を四半期ごとに比べると23.9秒で8つの数字が全部合った

比べたいものを横に並べる頼み方も、そのまま答えの形に出ました。3つ目の課題は、2つ目と同じ会話の続きで次の文を送っています。売上表は付け直していません。

同じ売上表から、商品A(タンブラー)と商品E(保温ボトル)の2025年の売上を、四半期ごとに横に並べて比べてください。

ChatGPTにサンプル商事の商品売上を四半期別に比較させ、棒グラフと表で表示した画面
ChatGPTが商品Aと商品Eを四半期ごとに並べた棒グラフと表 AInformation編集部が2026年10月8日にChatGPTを操作した画面

23.9秒で答えが出ました。答えの文字数は763字で、5つの課題の中でいちばん長くなっています。答えは「商品A・商品E 四半期別売上」の棒グラフから始まります。青い棒の商品Aと緑の棒の商品Eが、第1四半期から第4四半期まで隣り合って並ぶ形です。その下に四半期ごとの金額の表があり、2つの商品の年間売上を並べた札が続きました。

正しい答えと1つずつ照らし合わせると、8つの数字は全部合っていました。商品Aは第1四半期と第4四半期が37,200で、第2四半期と第3四半期が36,000です。商品Eは第1四半期が36,600、第2四半期が17,800でした。第3四半期は11,900で、第4四半期は34,800です。年間合計も商品Aが146,400、商品Eが101,100で正しい答えと同じでした。

四半期の売上の答え合わせ(商品Aと商品E)

四半期 商品A 正しい答え 商品A ChatGPT 商品E 正しい答え 商品E ChatGPT
第1四半期 37,200 37,200円 36,600 36,600円
第2四半期 36,000 36,000円 17,800 17,800円
第3四半期 36,000 36,000円 11,900 11,900円
第4四半期 37,200 37,200円 34,800 34,800円
年間合計 146,400 146,400円 101,100 101,100円
データ:AInformation調べ(2026年10月8日・ChatGPT Plus)。正しい答えはサンプル商事の売上表(単位は千円) / 制作:AInformation

数字を並べるだけでなく、読み取りも書き足しています。答えの最後には「商品Eは第3四半期が最も低く、第4四半期に大きく回復しています」とありました。保温ボトルの売上が夏に落ちて冬に戻る動きを、頼まなくても文で拾っています。理由については「季節によって変動している可能性があります」と書き、言い切ってはいません。2つの商品の年間の差も「45,300円」と書き添えていました。

グラフを見れば差はひと目で分かります。商品Aの青い棒は4本ともほぼ同じ高さで、商品Eの緑の棒は真ん中の2本だけが低くなっています。表だけを渡されるより、季節の偏りに気づくのは早いはずです。

注意:ChatGPTのIntelligent UIは売上表の千円を円と書いた

Intelligent UIでいちばん気をつけたいのは単位です。2つ目と3つ目の課題で、ChatGPTは売上表の金額を全部「円」として書きました。正しい単位は千円です。

原因の1つは、渡した表のほうにもあります。編集部が作った売上表は、見出しが「月」「商品A(タンブラー)」のように名前だけでした。どこにも単位を書いていません。ChatGPTは単位を確かめる質問をせず、グラフの軸に「単位:円」と書き足しました。四半期の比較の注記にも「単位:円」とあります。なぜ円だと決めたのかは、この検証では分かりません。

困るのは、見た目がきれいに整っていることです。数字の並びは正しく、グラフも表もすっきりしています。年間売上の札に「558,900円」と大きく出れば、そのまま読んでしまいがちです。社内の会議で共有すれば、売上の規模を取り違えたまま話が進みます。

手元でできる対策は2つあります。1つは表の見出しに「売上(千円)」のように単位を書いておくことです。もう1つは頼む文に「金額の単位は千円です」と1文足すことです。どちらも今回の検証では試していないので、効き目は確かめられていません。少なくとも答えのグラフの軸と札の単位は、元の表と見比べてから使ってください。

この誤りは、ChatGPTに表を渡すとき全般に言えることです。グラフや押せる部品が付くと答えが完成品に見えるぶん、確かめる手が止まりやすくなります。Intelligent UIの答えほど、単位と元の数字の見直しを最後に入れておくと安心です。

同じ文を2回送るとChatGPTの計算ツールはスライダー付きに変わった

Intelligent UIの答えの形は、同じ文でも毎回同じとは限りません。4つ目の課題では、1つ目とまったく同じ文を新しいチャットで送りました。当初は前からある機能のCanvasと比べる予定でしたが、編集部の操作の都合で切り替えられず今回は比べられていません。ここでは通常の会話に送った2回目の結果を書きます。

ChatGPTのCanvasで作った社員旅行費用シミュレーターが表示され、参加人数と宿泊費から合計と1人あたりの負担額を計算している画面
同じ文を2回目に送った答え。スライダーと割合の帯が付いた AInformation編集部が2026年10月8日にChatGPTを操作した画面

29.8秒で答えが出ました。1回目の20.5秒より長くかかっています。答えの文字数は344字で、1回目は331字でした。見出しは「サンプル商事|社員旅行 費用シミュレーター」とほぼ同じです。それでも中の部品は変わりました。

いちばん大きな違いはスライダーです。参加人数と宿泊費の入力欄の下に、つまみを左右に動かすバーが付きました。費用の内訳には帯グラフが加わり、「宿泊費 72.7%」「交通費 27.3%」と割合が出ています。下のほうには「計算結果を共有」の欄と[結果をコピー]のボタンもありました。どれも1回目には無かった部品です。

金額は2回とも同じでした。合計140,800円と1人あたり17,600円で、宿泊費102,400円と交通費38,400円の内訳も合っています。注意書きの中身は変わりました。2回目は「宿泊費と交通費のみの計算です。食事代や観光費などは含みません」と書いています。

答えの形が毎回変わるので、社内で同じツールを配りたいときには向きません。気に入った形が出たら、その会話を消さずに残しておくのが確実です。逆に形が気に入らなければ、新しいチャットで送り直すと別の作りが出ることもあります。

図やツールを止めるには「文章と式だけで」と書くと14.2秒で文字だけになった

図やツールが要らないときは、頼む文で止められます。5つ目の課題では1つ目と同じ社員旅行の計算を使いました。頼む文の後ろに「図や計算ツールは使わず、文章と式だけで」と書き足しています。これも新しいチャットで送りました。

サンプル商事の社員旅行の費用を計算したいです。参加は8人、宿代は1人12,800円、交通費は全員分の合計で38,400円です。図や計算ツールは使わず、文章と式だけで合計と1人あたりの金額を答えてください。

ChatGPTにサンプル商事の社員旅行費用の計算を依頼し、式と合計金額が回答された画面
図やツールを使わずにと頼んだ答え。文字と式だけで返った AInformation編集部が2026年10月8日にChatGPTを操作した画面

14.2秒で答えが出ました。5つの課題の中でいちばん速く、答えの文字数も245字といちばん短くなっています。答えは「合計140,800円、1人あたり17,600円です」と結論から始まりました。そのあとに宿泊費の合計・総費用・1人あたりの3つの式が続きます。入力欄もボタンもグラフも出ていません。頼んだとおり文字だけで返りました。

式の中身も正しい答えと同じです。「12,800円 × 8人 = 102,400円」で宿泊費を出し、交通費38,400円を足して140,800円としています。それを8人で割って17,600円です。1人あたりの内訳として「宿泊費12,800円、交通費4,800円」も添えていました。

頼み方ひとつで答えの形が変わる。そのまま頼む。入力欄つきの計算ツールが出た。文字だけと頼む。式と答えだけが文字で返った。文字で欲しいときは一言添える。AInformation編集部が作ったイラスト図解(前と後の場面)
頼み方ひとつで答えの形が変わる

ツールの答えと文字の答えは、使い道で選び分けられます。人数や単価をあとで何度も変えるなら、ツールのほうが便利です。メールやチャットに結果だけ貼るなら、式つきの文字の答えのほうが扱いやすくなります。何も書かなければChatGPTがツールを選ぶ場面があります。文字で欲しいときは、最初から一言添えておくと迷いません。

告知には「文字だけの答えのほうが役立つときは文字で返す」とありました。今回の5つ目の課題を見る限り、頼む側が文字だけと指定すればそのとおりになります。1つ目の課題と並べると、同じ社員旅行の計算でも頼み方ひとつで答えの形が入れ替わりました。ツールの答えが20.5秒で331字、文字の答えが14.2秒で245字です。速さを求めるなら文字で頼むほうが早く返りました。

ChatGPTのIntelligent UIで試した5つの課題は14.2秒から48.1秒で返った

5つの課題の結果を1つの表にまとめます。条件はどれも同じです。2026年10月8日にChatGPT Plusのブラウザ版から送り、入力欄の表示はMediumでした。秒数は送ってから答えが出そろうまで、文字数は答えに出た文字を数えたものです。

5つの課題の結果

課題 かかった秒 答えの文字数 答えの形 答え合わせ
① 計算ツールにして 20.5秒 331字 入力欄3つとボタン2つ ○ 140,800円・17,600円
② 売上表を切り替えられる形で 48.1秒 566字 商品メニューと棒グラフと表 × 数字は合うが単位を円と書いた
③ 2商品を四半期で比較 23.9秒 763字 2色の棒グラフと表と札 ○ 8つ全部合う(単位は円)
④ ①と同じ文の2回目 29.8秒 344字 スライダーと割合の帯つき ○ 140,800円・17,600円
⑤ 文章と式だけで 14.2秒 245字 文字と式だけ ○ 140,800円・17,600円
データ:AInformation調べ(2026年10月8日・ChatGPT Plus・ブラウザ版・入力欄の表示Medium) / 制作:AInformation

いちばん速かったのは文字だけの答えの14.2秒です。1回目の計算ツールが20.5秒で続きます。四半期の比較が23.9秒、2回目の計算ツールが29.8秒でした。売上表のグラフが48.1秒でいちばん遅く、ファイルを読む課題ほど時間がかかっています。

答えが出るまでの秒数

① 計算ツール 20.5秒
② 売上表のグラフ 48.1秒
③ 四半期の比較 23.9秒
④ ①の2回目 29.8秒
⑤ 文字と式だけ 14.2秒
データ:AInformation調べ(2026年10月8日・ChatGPT Plus・ブラウザ版・入力欄の表示Medium) / 制作:AInformation

文字数は、図やツールの答えほど多くなりました。いちばん多いのは比較の763字で、グラフの566字が続きます。計算ツールは331字と344字で、文字だけの答えは245字です。ただしツールの答えの文字数には、入力欄の名前やボタンの文字まで含まれています。表の中の数字も入るので、文字が多いほど説明が丁寧だったという意味ではありません。

秒数は今回1回ずつ測っただけです。同じ文でも送るたびに秒数は変わります。1つ目と同じ文を送った4つ目の課題は29.8秒で、答えの形も変わっていました。表の秒数はおおよその目安として見てください。

正しさは、社員旅行の計算の3つが全部合いました。売上表の2つの課題は数字が全部合った一方で、単位を円と書いています。答えの基準では「単位を取り違えたら×」と決めていたので、2つ目の課題は×です。3つ目の課題は「8つ全部合えば正解」の基準なので正解ですが、単位は同じく円でした。

ChatGPTのIntelligent UIの注意は無料版とCanvasと単位の3つだ

最後に、使いどころと気をつけたいことをまとめます。向いているのは2つの場面です。1つは数字を何度も動かしたい計算で、もう1つは表の中身をひと目で見たいときです。社員旅行の費用の見積もりは、頼んで20.5秒で手元の計算機になりました。売上表のグラフも、Excelでグラフを作る手間をかけずに出せます。

無料版はGPT-6 Lunaで10月8日から順に広がる

開発者向けの告知では、FreeとGoは10月8日からGPT-6 Lunaで順に使えるとしています。PlusとProはGPT-6 Solです。編集部が試したのはChatGPT Plusだけで、無料版で同じ答えの形が出るかは確かめていません。順に配られるので、10月8日の時点でまだ届いていない人もいるはずです。回数の上限や残りの回数は、今回の画面には出ていませんでした。

Canvasとの違いは今回は比べられていない

Canvasとの違いを知りたい人は多いはずですが、今回は2つを並べて比べられていません。今回の画面で見えたのは置き場所です。Intelligent UIのツールは横の別の画面ではなく、会話の答えの中に出ました。Canvasで文書やスライドを頼んだ結果は、Canvasを4つのAIで比べた記事に書いています。

単位と形は毎回自分で見る

添付した表の単位は、答えのグラフの軸と札で必ず確かめてください。同じ文でも部品が変わるので、ツールを人に配るなら出た会話を残しておきます。答えの数字は今回すべて合っていましたが、試したのは5つの課題だけです。大事な数字は、元の表と照らし合わせる手間を省かないでください。

ChatGPTのIntelligent UIで分かったこと。ChatGPT。ChatGPT Plus。できた。計算ツールを答えの中に出す。表から切り替えられるグラフ。2商品を四半期で並べる。文字だけの答えに切り替え。気をつける。千円を円と書いた。同じ文でも部品が変わる。無料版は確かめていない。単位は元の表と見比べてから使う。AInformation編集部が作ったイラスト図解(1本のできる/できない)
ChatGPTのIntelligent UIで分かったこと

関連する記事とツール

藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

計算ツールが答えの中に20.5秒で出て、金額も2回とも合ったのは素直に便利です。見積もりのたたき台には十分使えます。気になったのは売上表の単位です。数字は8つ全部合っていたのに、千円を円と書いたまま整ったグラフになりました。見た目が完成品に近いほど、確かめずに貼ってしまいがちです。社内で使うなら、表の見出しに単位を書く決まりと、答えの軸と札を元の表と見比べる一手間をセットにしておくのがおすすめです。

よくある質問
ChatGPTのIntelligent UIは無料版でも使えますか?
開発者向けの告知では、FreeとGoは2026年10月8日からGPT-6 Lunaで順に使えるようになるとしています。PlusとProとBusinessとEnterpriseは10月7日からGPT-6 Solです。AInformation編集部が試したのはChatGPT Plusだけで、無料版で同じ答えの形が出るかはこの検証では確かめていません。
Intelligent UIを使うのに設定やモードの切り替えは要りますか?
今回の検証では要りませんでした。新しいチャットを開いたまま、入力欄に「その場で計算できるツールにしてください」と書いて送ると、20.5秒で入力欄つきの計算ツールが答えの中に出ました。答えの形はChatGPTが質問に合わせて選ぶので、ツールやグラフが欲しいときは頼む文にそう書くと出やすくなります。
図や計算ツールを出さずに文字だけで答えてもらえますか?
できます。頼む文に「図や計算ツールは使わず、文章と式だけで」と書くと、14.2秒で文字と式だけの答えが返りました。合計140,800円と1人あたり17,600円も正しく、3つの計算式が並びました。何も書かないとツールが出る場面があるので、文字で欲しいときは最初から一言添えておくと確実です。
添付したExcelの数字はグラフに正しく出ますか?
今回は数字の並びは正しく出ました。年間合計558,900や12月の49,800、四半期の8つの数字は正しい答えと全部合っています。ただし売上表は千円単位なのに、ChatGPTは軸や札に「円」と書きました。表に単位を書いていなかったことも一因です。答えの単位は元の表と必ず見比べてください。
Intelligent UIとCanvasは何が違いますか?
今回は編集部の操作の都合でCanvasのモードに切り替えられず、2つを並べて比べられていません。今回の画面で確かめられたのは、Intelligent UIのツールが横の別の画面ではなく会話の答えの中に出たことです。同じ文を2回送ると2回目はスライダーが付くなど、答えの形が毎回変わることも分かりました。
次に読むNEXT
SHARE

広告を載せており、そこから申し込みがあると紹介料を受け取ることがあります。

よく読まれている定番ガイド60本
この記事に出てくるAIも、まとめて比べられます 497本のAIツールを、やりたいこと・料金・日本語対応で絞り込めるデータベースです。5日ごとに料金を取り直しています。 AIツールを探す

あわせて読みたいRELATED