本文へ移動
NEWS
画像生成AI

Google、Nano Banana 2.1を値下げ 4Kは0.113ドルだ

読了 約7分
Nano Banana 2.1」の文字の周りに、牛に触れる男性、海の絵画、Webサイトの画面を並べたコラージュの画像。Google、Nano Banana 2.1を値下げ 4Kは0.113ドルだ
この記事の要点

GoogleがNano Banana 2.1を公開し、APIの1K画像は1枚0.0336ドル(約5.31円)と前の版の半分になりました。ただ公式の料金ページでは4Kは0.113ドルで、半額にはなりません。同じ指示で試すと待ち時間は2.1のほうが長く出ました。

みんなの意見

画像生成をNano Banana 2.1へ切り替えますか?

まだ回答がありません。最初の1票をどうぞ

SHARE
0.0336ドル1K画像1枚の料金
1050画像生成のEloスコア
1.50ドル入力100万トークン

Nano Banana 2.1公開 1K画像は0.0336ドルになった

Googleは10月6日(現地時間)に画像の生成と編集のAIモデル「Nano Banana 2.1」を発表しました。2月に出した「Nano Banana 2」(Gemini 3.1 Flash Image)の更新版で、土台はGemini 3.6 Flashです。Geminiアプリ・Google検索のAIモード・Google AI Studioなどで同じ日から順次使えます。

Googleが人の比較評価で出したEloスコアでは、文章からの画像生成の総合で1050でした。前の版の990と上位の「Nano Banana Pro」の935をどちらも上回っています。図解の事実の正確さも0.521で、前の版の0.179から伸びました。

一方でモデルカードは、小さな文字や長い段落がぼやけることをまだ残る課題に挙げています。左右など位置の関係を取り違える場合がある、という断りも付いています。

Google の公式ページ
Google の公式ページ / 出典:blog.google / 制作:AInformation
これまでの流れ
  1. 2月Nano Banana 2(Gemini 3.1 Flash Image)を公開
  2. 10/6Nano Banana 2.1を発表しモデルカードも公開

半額は1Kと2Kまで 4Kは公式の料金ページで0.113ドルだ

APIの画像の値段が半分になったのは1Kと2Kだけです。10月7日に公式の料金ページを開くと、4Kは1枚0.113ドル(3,780トークン分)でした。前の版の0.151ドルと比べると4分の3ほどにとどまります。

1枚の解像度 Nano Banana 2.1 Nano Banana 2
1K(1024×1024) 0.0336ドル(約5.31円) 0.067ドル(約10.59円)
2K(2048×2048) 0.0504ドル(約7.97円) 0.101ドル(約15.97円)
4K(4096×4096) 0.113ドル(約17.86円) 0.151ドル(約23.87円)

ドルの値段は10月7日に見たGemini APIの料金ページの値です。円は10月6日の欧州中央銀行の参照値(1ドル158.09円)で直しました。ITmediaの記事は4Kを0.0756ドルとしていますが、料金ページの表記とは合いません。

入力は3倍になり無料ティアは無い

入力の単価は100万トークンあたり0.50ドルから1.50ドルへ上がりました。思考と文章の出力も3ドルから7.50ドルになっています。無料ティアは無く、有料ティアでしか呼べません。

まとめて流すBatch APIなら画像はさらに半分で、1Kは0.0168ドル(約2.66円)です。

Gemini APIでNano Banana 2.1とNano Banana 2に同じ日本語の黒板メニューを作らせた生成結果の画面。上の2.1は4行だけ、下の2は店名やのれんの文字を足している
同じ黒板メニューを3回ずつ作らせた結果(10月7日)

同じ黒板を3回ずつ作らせた 2.1だけが指示を守り切った

10月7日の13時ごろ、Gemini APIで2.1と前の版に同じ指示を3回ずつ送りました。解像度は1Kで、ほかは既定の設定のままです。

送った指示(要点):黒板にチョークの手書きで「本日のおすすめ」「ブレンドコーヒー 480円」「抹茶ラテ 550円」「ナポリタン 980円」の4行だけを書く。ほかの文字は入れない。

6枚とも4行の日本語と値段は崩れずに描けていました。差が出たのは「ほかの文字は入れない」のほうです。2.1は3回とも黒板の4行だけでした。前の版は3回とも店名の看板やのれんの文字を勝手に足していて、指示どおりにはできなかった形です。

待ち時間は2.1のほうが長い

返ってくるまでの時間は、2.1が16.7〜23.5秒(中央値20.3秒)でした。前の版は11.3〜23.7秒(中央値13.0秒)で、2.1のほうが7秒ほど遅く出ています。2.1は1枚ごとに827〜1,015トークンの思考を使っていて、前の版の応答には思考の数がありませんでした。

思考の分は100万トークンあたり7.50ドルで数えられ、この回の量だと1枚に約1円が上乗せになります。それでも1Kは前の版の約10.59円より安いままです。

入力の上限はAPIの一覧で65,536トークンだった

モデルカードに書かれた文脈の長さは最大100万トークンです。ところが10月7日にGemini APIのモデル一覧で「gemini-nano-banana-2.1」を見ると、入力の上限は65,536トークンでした。長い資料を丸ごと渡す使い方は、先に上限を確かめておきたいところです。

Gemini APIの料金ページの画面。Nano Banana 2.1の4K画像は1枚0.113ドルと書かれ、赤枠で囲んでいる
Gemini APIの料金ページ(10月7日)

Nano Banana 2.1へ移る前に 解像度と待てる秒数を見る

1Kと2Kの画像を大量に作る用途なら、モデルIDを変えるだけで請求はほぼ半分になります。4Kで納める仕事は4分の3ほどなので、見積もりは料金ページの値で作り直すと安全です。

  • 4Kの単価はニュース記事でなく料金ページで確かめる
  • 人が画面の前で待つ使い方は、7秒ほど延びる前提で試す
  • 写真を何枚も渡す編集は、3倍になった入力の単価も見る

単価の表だけで実費が読めないのは、Gemini 3.8 Flashのときも同じでした。写真風の出来をほかのAIと並べるなら、画像生成AIの比較も役に立ちます。

前の版を残すか2.1へ移すかは、自社の指示で10枚ほど作らせて秒数と仕上がりを見れば決められます。

画像1枚の料金を円にすると

2.1の1K 約5.31円
2の1K 約10.59円
2.1の2K 約7.97円
2の2K 約15.97円
2.1の4K 約17.86円
2の4K 約23.87円
1ドル158.09円で換算 / データ:Gemini API 料金ページ(10月7日) / 制作:AInformation
この記事に出てくることば
Eloスコア
2つの生成結果を人が見比べた評価から出す点数。Googleはこれで新旧のモデルや上位版と比べている
モデルカード
モデルの土台・入力できるもの・評価の結果・残る課題をまとめた公式の説明書。今回はPDFで出ている
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

広告やECのバナーを大量に作る会社には、1Kの単価が半分になるのは素直にありがたい。ただ納品物を4Kでそろえる制作の現場では4分の3にとどまり、思考のぶん待ち時間も延びた。画面の前で担当者が何度も作り直す使い方だと、この7秒が効いてきそうだ。発注や切り替えの前に、自社でいちばん多く作る解像度と1枚に何秒待てるかを先に決めておくと、見積もりの読み違いを防げる。

よくある質問
Nano Banana 2.1はAPIで無料で使える?
APIでは無料では使えません。Gemini APIに無料ティアは無く、有料ティアだけで呼べます。値段は1K画像が1枚0.0336ドル(約5.31円)からです。Geminiアプリや検索のAIモードでも10月6日から順次使えるようになっていますが、アプリ側の回数の条件は発表に書かれていません。
Nano Banana 2.1の4K画像はいくらかかる?
10月7日時点の公式の料金ページでは、4K画像は1枚0.113ドル(約17.86円)です。前のNano Banana 2の0.151ドルと比べると4分の3ほどで、1Kや2Kのように半額にはなりません。ニュース記事には0.0756ドルと書かれたものもあるので、見積もりは料金ページの値で作るのが確実です。
Nano Banana 2から乗り換えると遅くなる?
AInformationが10月7日に1Kで3回ずつ試すと、2.1の中央値は20.3秒で、前の版の13.0秒より遅く出ました。2.1は1枚ごとに827〜1,015トークンの思考を使っていたためとみられます。思考の分の料金は1枚に約1円で、合計ではまだ前の版より安く収まります。
Nano Banana 2.1は日本語の文字を描ける?
短い日本語なら描けました。喫茶店の黒板に4行のメニューを書かせる指示を3回送ると、3回とも文字と値段は崩れませんでした。前の版は頼んでいない店名やのれんの文字を足しましたが、2.1は4行だけでした。ただしモデルカードは小さな文字や長い段落がぼやけることを課題に挙げています。

この記事の出典

補助資料

  • [1]ITmedia AI+ITmedia AI+・補助的な二次資料・確認 2026-10-07この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年10月7日

次に読むNEXT
SHARE

広告を載せており、そこから申し込みがあると紹介料を受け取ることがあります。

よく読まれている定番ガイド60本
この記事に出てくるAIも、まとめて比べられます 497本のAIツールを、やりたいこと・料金・日本語対応で絞り込めるデータベースです。5日ごとに料金を取り直しています。 AIツールを探す

あわせて読みたいRELATED